2月8日、たまたま朝早く行けたので、久しぶりに朝の写真です。
いよいよ、スーパーマーケットの建造が本格化してきました。重機も搬入されて、掘削と杭を入れる工事を行っているようです。
当たり前だけど、もうここに写研があった面影は全く無いですね。
唯一、手つかずの厚生棟の存在のみが、かつてここに写研があったことを示しています。
モリサワ OpenTypeフォントの共同開発で株式会社写研と合意
ところで、先月の話になりますが、今や日本のトップフォントメーカーとなったモリサワが、写研の保有する書体を、両社共同でOpenTypeフォントとして開発することに合意したそうです。
写研創業者の石井茂吉氏とモリサワの創業者である森澤信夫氏が、1924年に写植機の特許を取得してから100年目となる2024年に、写研フォントをリリース予定とのこと。
2024年は、ISDN回線終了の年でもあり、写研の電算写植機の課金カウントシステムもISDN回線の終了とともに、事実上使用できなくなります。
写研はそのタイミングで会社を閉じると噂されていましたが、写研フォントをモリサワがOpenType化することは感慨深いものがあります。
元々写研もOpenType化に向けて動いていた時期もあり、しかし、すでにデザイナーなど多くの技術者が退社していた写研だけでは、もはや実現できなかったと思われるだけに、写研フォントがこのまま消えることなく、モリサワに引き継がれて、本当に良かったですね。
元々は1つの会社で写植機を開発した両者が、この先、事実上モリサワに統合されるのでしょうね。
かつては1つの会社で、2つに分かれてからはライバル同士だった両者が、2024年に向けて動き出している、素晴らしいことですね。