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【横田基地】日米友好祭2023 その1

忙しくて写真の編集が進んでいませんが…
去年午後ですら入場に3時間並んだ横田基地の日米友好祭。今年は行こうか迷っていたけど、息子も一緒に行くと言ってくれたので、行ってきまして、結果的にほぼ並ばずに入れたのは前回書いたブログの通り。

飛行展示が終わった午後3時過ぎの入場だったので、地上展示機を見るだけでしたが、お店も去年と同様たくさん出ていて、お祭りっぽさはさすがアメリカ。規模は自衛隊の航空祭よりも大きいです。

自衛隊の航空祭と違うのは、民間機もそこそこ展示されているということ。

いきなりカッコイイ黒の水上機が。これってどうやって来たんだろう? 陸送? 飛んできたのかな? ニセコアビエーションのCub Crafters CC19-180 XCub(JA42XX)という機種のようです。これは乗ってみたいな。
ホンダジェットも去年に引き続き展示。この機体は青森空港をベースにしているようです。コイツもいつか乗ってみたいですね。

息子はヨコタアエロクラブ所有のCessna172乗りました。Cessnaでも基本中の基本の機体ですね。

機内は狭く、今どきの軽自動車よりも狭いですね。隣と方がぶつかるくらいで、体格の良いアメリカ人が乗ったらさぞ窮屈でしょうね。

UH-1系のヘリ、UH-1NツインヒューイととUH-1Yヴェノムが展示されていましたが、随分印象が違いますね。
半世紀以上前の基本設計のヘリで、よく性能アップに限界が…などと言われていますが、こうして今でも改良されて現役なのは、基本設計の良さでしょうね。
UH-1をベースとしたAH-1Zヴァイパー、こちらも半世紀以上前の基本設計ですが、グラスコックピット化された最新型、陸上自衛隊は旧式のAH-1Sは更新せず、攻撃ヘリは今後運用を辞めるようですが、AH-64系より安価なこうした機体の検討はしても良いのではと思っていますが、予算がないのでしょうね。

そして下のMH-53E、西側最大級のヘリコプターは、やっぱり近くで見るとでかい! 海上自衛隊もかつて掃海ヘリとして運用していた機体で、海自の機体が退役した際の予備部品が、アメリカに売却され、こうして今も現役の機体に利用されているようです。
一度乗ってみたかったなぁ。

さて戦闘機は、今ウクライナに引き渡す事で話題のF-16戦闘機と、その仲間であるF-2の展示が。機体構造は似ていても実は結構違うF-16とF-2ですが垂直尾翼はほぼ同じ感じですね。
ちなみに展示されていたF-16Cは、レーダー波を吸収する塗装を施した機体だそうで、もちろん機体設計自体はステルスではないですが、改良を重ねて今も現役のF-16、F-35が導入されてもまだまだ活躍しそうですね。展示機には中距離レーダー誘導ミサイルAMRAAMも搭載されていました。

そしてF-35Aは、去年は自衛隊の301SQと302SQでしたが、2023年は何とテールコードAK、アラスカ州から来た機体です。日本で見る機会、ましてこのようなお祭りで近くで見られることはあまりないですからね。

さて、次回は給油機KC-10をご紹介。今回中に入って見学してきました。って、まだ全然写真見きれてないわ…

行ってきたよ~ 横田基地 日米友好祭2023

息子と2人で横田基地の日米友好祭2023に行ってきました。

アメリカ人はゴルフカートがお好き?

今年は並ばず入れました

子供は午前中予定があったため、参戦したのは午後。
今回は最後の花火が、2022年の時は土曜日でしたが、今回は日曜日となっていたのと、天気も土曜日は悪かったので、とてつもなく混むことを予想していました。

2022年、初めて家族で参戦した時は、福生駅から国道16号に出て、そこから並んで3時間! クタクタでした。
今回も意味それを想定していましたが…

何と! 去年は一体何だったのか?というくらいに、スムーズに人が流れていて、少なくとも福生駅から歩いての入場は、並ばずスムーズでした。
もちろん入場はチェックがあるので並びますが。
午前中から入って午後3時以降は飛行展示も終わっているためか、むしろ帰宅者のほうが多かった感じですね。

去年は午後3時でも入場列をなしていたので、正直スムーズに入れたのは想定外でしたが、今回は妻と娘は別件があったため、息子を連れてだったので、良かったです。
結局、最後の花火まで見て帰りました。

みんな大好き3発機! KC-10も見学してきた

写真はぼちぼちアップしていこうと思います。

バッテリ電圧で見る、Z 9からZ 8への内部電源の進化

Nikon Z 8では、バッテリはこれまでの多くのNikon Zフルサイズミラーレスや、ミドル級一眼レフで使用されているものと同じ、EN-EL15系のEN-EL15cが採用されています。

Nikon Z 9EN-EL18dバッテリと比較して、電圧、容量とも小さいのですが、最も多くの機種で使われているだけあって、汎用性が高く、価格もEN-EL18dの1/3以下と購入しやすくなっています。

EN-EL15cEN-EL18d
価格(2023年5月中旬Amazon)¥5,700¥21,600
電圧7.0V10.8V
容量2,280mAh 16Wh3,300mAh 36Wh

EN-EL15cは18dに対して容量は半分以下となっています。
これは撮影枚数のスペックに現れていて、静止画の連続撮影枚数がZ 9では5310コマに対し、Z 8は2280コマとなっています。これは、バッテリ容量的に見ても、EL18dの36Whに対して、EL15cの16Whですから、比率的にもそのくらいだろうな、という計算ができますね。

Z 8の電装は省電力化されている?

上のバッテリ容量の話だけで見ると、電装品の電力消費はトータルでは大きくは変わっていないのかな、と言えなくもない。
ただ、Nikonの中の人が言うには、電装系は改良されて省電力化されているとのことです。カタログスペックの撮影枚数と実際の撮影は違うので、実用として、どの程度撮影可能化は気になるところです。
Z 9は、私の使い方では航空祭レベルの5千枚ほど撮影、ほぼ1日、バッテリ1本で撮ることが出来、残量も1/3ほどありました。果たしてZ 8はその半分は使えるのか、それとも実際はもっと使えるのか。

使用するバッテリの電圧が変わりますから、Z 9と全く同じ回路を使い回すことは出来ません。一般に、電装品に使われている駆動電圧は、12V, 5V, 3.3Vといったように決まっている事が多いので、内部で電圧を変換するDC/DCコンバーター(いわゆるデコデコ)が入っています。
特に電装品は回路の引き回しの距離が長くなるほど、電圧低下やノイズの影響が無視できなくなるのと、電源電圧が低いということは、流す電流は多くなるため、回路はそれなりに改良が入っているはずです。
電源的には電圧が高いほうが有利です。最終的には、基盤回路内で、それぞれの半導体など電装品に対して適切な電圧に減圧(場合により昇圧)しますが、いずれにしろバッテリの電圧が高いほうが効率が良くなります。
特に、ドッと一気に大電流が流れた際の電圧変動は、バッテリ電圧が高いほうが変動耐性は高いです。
つまり、搭載バッテリの電圧が低いということは、それだけ電装品にとっては不利になる要素が増えるのですが、Z 9と同等の性能をZ 8で実現しているのですから、安定して動作できる回路設計が出来た、と言うのは意味のあることだと思います。

後は実用上どうなのかが気になるところです。

電源の観点で見ると、EOS R5やSONY α1ってすごいなと思う

とは言え、同価格ではライバルとなるCanon EOS R5も、Z 8より小型の筐体で、バッテリもLP-E6NH(7.2V 2,130mAh)を採用しているので、Z 8が特段優れているわけでもないですね。ただ、動画の撮影時間は、筐体が大きい分Z 8に余裕があるようで、ここは放熱にはある程度サイズが必要、というのも分かります。R5ももう3年前の機種で、MarkIIの話もチラホラ出ているので、このサイズのまま、より高性能化していくはずです。

そして、価格は違いますが、SONYのフラッグシップ機、α1もまた、Z 8より小型の筐体ながら、8K30p動画(この点は8.3K60p RAW内部記録できるZ 8に部があるけど)、30コマ/秒の高速撮影、LAN端子も搭載し、バッテリは小型のNP-FZ100(7.2V 2,280mAh)を使用しています。小型化に関してはさすが、ウォークマンやハンディカムで培った小型化省電力技術が優れていますね。


さてNikon Z 8の実際のバッテリの持ち、発熱は気になるところですね。熱の話は、先行ユーザーの話を聞く限り、特に動画ではZ 9より厳しいような話もチラホラ見かけますが、それでもZ 9に対しての話で、実用上は結構長回しはできそうな感触。
去年9月の運動会では、Z 9で4K60p動画を1時間長回しして、熱など何ら問題なかったので、Z 8でどこまでそこに迫れるかですね。

天覧山と能仁寺に行ってきた

主目的は、ここでお酒を買いたかったのですが、ついでに観光したり写真を撮ったり、ということで埼玉県飯能市へ行ってきました。

あんまりこういう奇特な組合わせで撮る人は居ないだろうな Nikon Z 9 + AI AF Nikkor 20mm f/2.8D

バルサム切れが発生して曇ってしまったレンズを、修理が効くうちにと全交換したAI AF Nikkor 20mm f/2.8Dを、FTZ IIを介してNikon Z 9に組合せました。
せっかくのコンパクトな20mmも、FTZ IIをつなげるとサイズが大きくなってしまいますね。
そして、こんな撮影ならZ 9でなくていいんですよね。もっと小型のボディで良いです。でも、どうせ2台めを買うなら…となってしまうのです。

それはともかく、ここではAI AF Nikkor 20mm f/2.8Dと、もう1本のお気に入り、NIKKOR Z 40mm f/2で撮影しました。
40mmは、この値段とは思えない写りをします。Sシリーズほど完璧な描写ではないけど、この2本に共通するのは、なんだか「ホッとする」描写なんですよね。完璧ではないからこそ、レンズの美味しい所を使って撮る楽しさがある気がします。

天覧山

この名前はなぜか酒の名前で知ってるんですよね。五十嵐酒造のお酒。五十嵐酒造はここ埼玉県飯能市の酒蔵なんです。当ブログでも、五十嵐酒造の「五十嵐」は何度か紹介していますが、ここの酒造の昔からのブランドは「天覧山」なんです。
ってのは登ってから気づきました(笑

十六羅漢像のある場所はかなりの急斜面。よく作ったものです。

能仁寺

なかなか立派なお寺ですね。
下の写真の1枚目だけ40mm、他は全て20mmで撮影です。

本命の?お酒も買いまして、それはまた後日紹介ですね。

入園料無料だからってわけではないけど上野動物園へ行ってきた

ええ、行こうと思った日がたまたま入園料無料だったってだけなんですが。

サイって大きいね

あえて混んでいるであろうGWに行くこともないのですが、夏は暑くていられないし、この時期が案外ちょうどよい気温だったりもします。

すんなり入園するなら池之端門から

今回は、混むであろう上野駅からの正面入り口を避けて、池之端門から入場しました。

東京メトロ千代田線の根津駅から、徒歩で6,7分で行けます。今回は無料だったこともあり、門は開放状態で、特に並ばず入ることが出来ました。もちろん園内は混雑していますが、入場で並ばなくてよいのはストレスフリーですね。

池之端門からだと、小獣館や爬虫類館など不忍池側からの見学となりますが、ザ・動物園を最初から楽しむなら、やはり正面から入ったほうが良いですかね。でもたまには池之端門から入って楽しむのも良いですね。

混んでいましたが、最近はカメラ片手に動物を撮る人も多い。ただ、一部、ずーっと同じ場所を占拠するカメラマンもいました。子どもたちのために空けてあげましょうよ。
もしくは混んでいない平日に、って思いますけどね。

前回来た時はまだ稼働していたモノレール、老朽化により2019年11月から運休しています。既に3年半運休していますが、車両更新するにも設備等含めてお金がかかるため、現時点で動きもないことから、モノレールが再開することは難しそうですね。営業距離がたったの300mという日本で最も短いモノレールでしたが、確かに300mだと…並ぶ時間を含めて、トータルで歩くほうが早いという…。エスカレーターみたいなものの設置も、客の数の多さを考えると難しいかな?

結局1度も乗ったことがなかったですね。

1日歩いてクタクタですが、たまには電車で出かけるのも良いかな。

PC-Nikkor 28mm F3.5をZ 9で使ってみた、快適!

Zマウント用のシフトレンズ、以前AstrHori 18mm F8 FULL-FLAME Ultra wide angle TS Lens (Shift)を購入したもの…

上の記事の通り、実質APS-Cフォーマット(DXフォーマット)のカメラでないと、シフトレンズとして機能せず、持っていても仕方ないので早々に売却してしまいました。
薄いレンズと言う特徴は大きいものの、それ以上のものではなく…
それに考えてみたら、自分にはPC-Nikkor 28mm F3.5があるではないか!

Nikon Z 9 + FTZ II + PC-Nikkor 28mm F3.5

そう、このレンズであれば、蹴られる心配なし! 絞りもある! ダイヤルによるシフト量微調整可能。そりゃ値段が違いますもの。安物中華レンズと一緒にしてはいけません。
堂々とした佇まいは、Z 9との組合せでも違和感なし。というか、フルサイズまでカバーするシフトレンズって、そりゃぁこのサイズになりますよ。
いつかネイティブなZマウントのシフトレンズも出してくださいね、ニコンさん。

実は一眼レフよりミラーレスのほうが使いやすい、古いPC-Nikkorレンズ

シフトレンズはちょっと特殊です。古いシフトレンズであるPC-Nikkor 28mm F3.5は、絞り機構はマニュアルです。
一眼レフにおいて、自動絞りのないレンズは、ファインダで構図確認しピントを合わせる、という過程は絞りが開放でないと、絞り込んだ場合はファインダが暗くなってしまいます。
このため、最新のPC NIKKOR(PC-E NIKKOR)は電磁絞りを搭載しており、カメラボディからの機械伝達によらず、撮影前は絞り開放、撮影時に自動絞り込みとなります。
これまでのプリセット絞りより大幅に撮影が楽になりました。

が、これは一眼レフの話。ミラーレスのNikon Zシリーズであれば、電磁絞り以前のプリセット絞りのPC-Nikkorも快適に撮影可能です。
というのも、ミラーレスの場合は、EVFならファインダの明るさは感度を上げることで調整可能、絞ったから暗くなることもないのです。
ですから、こうしたプリセット絞りでも、最初から設定したい絞りに絞り込んでも、被写体が明るいままなので、構図確認が容易です。

しかもピント合わせも、画面を簡単に拡大出来るので、ピント合わせも容易です。ピーキングでも出来ますが、細かいピント合わせはピーキングより拡大表示のほうが正確です。
個人的には、Z 9ではMFレンズ用のカスタム設定で、AF ONボタンで100%拡大を割り当てています。これを押すだけで一発で拡大、もう一度押すと元に戻ります。これでMFも快適なのです。

最大シフトの場合はf16まで絞り込んだほうが良い

上の写真は最大限シフトして撮影。鉄塔の上の方はやや解像力が落ちていますが、f16まで絞れば許容範囲。絞り込んだ際の回折による全体の解像力低下は、Zシリーズのカメラは回折補正を備えているのと、このレンズ自体の特性か、f16まで絞り込んでも回折による影響はほぼ感じません。なので、絞り込むのが正解かもしれません。
これだけの描写力なので、レンズ自体の実力はかなり高いと言えます。

ハレ切りは必要

残念ながら、純正のレンズフードHN-9は持っていなくて、しかももう販売終了。そして中古ではプレミア価格となっています。このフードに8千円以上払えないわ…。
なので現状フードなし。ただフードがあってとしても、逆光ではそれなりにフレアが発生します。

さすがに古いレンズ、最新のナノクリスタルコートのPC NIKKORのように、逆光でも高コントラスト、とはならず。
ただ上の写真だと、フレアも味になっている気はします。手でハレ切りすると、これだけコントラストが向上します。
それにしても、接写性能も良いですねこのレンズ。

28mmマニュアルレンズとしても逸品

ということで、このPC Nikkor 28mm F3.5、シフトすることが前提なのでイメージサークルが大きく、シフトしなければレンズの中心部の美味しい所を使えます。
その解像力は、Nikon Z 9のような(あるいはZ 7シリーズ、D850)4500万画素クラスのカメラでも余裕があります。

欠点を挙げると、やや色調が寒色系で、色温度設定が少々デジタルでは難しいことかな? 
面白いのは、上の写真の太陽が入っている写真は、フレアもゴーストもあまり出ていないのですよね。

ということで、普通の28mmレンズとして使ってもよし、もちろんシフトしてよし(水準器が出る機種ならなお使いやすい!)、こうしたレンズはぜひZマウントでも継続してほしいですね。特に広角は、Zマウントの恩恵が大きいはずです。もっとコンパクトなPCレンズが作れることでしょう。

【厚木基地】23/5/1の記録

毎年恒例、GW休み期間中の平日は何故か厚木に行っています。
どちらと言うと、撮れ高なら横田基地のほうが…と思うけど、どうも最近横田基地方面に足が向かないのは、撮影環境が年々厳しくなっているからですかね。色んな意味で。

厚木はその点、のんびりうというか、空母艦載機が来ているとき以外は、実に静かなものです。のんびり撮影したい時もあります。

この日動きがあったのは、米海軍のHMS-77 SABERHAWKSのMH-60R、ラッキー7な機体と、海自のP-1哨戒機(5524)ですね。

P-1哨戒機、某軍事評論家もどきや某元マル防関係者のブログでは叩かれていますが、何だかんだで順調に配備されています。
確かに、調達当初の機材不具合や、調達先の撤退などあるようですが、そこは改善していくしかなく、叩いていても仕方ない。仮にアメリカのP-8Aを調達していたとしたら、海上を低空飛行しての偵察観測は難しかったでしょう。
P-1はP-3Cの運用の延長線上で現代化したもの、P-8はそれを辞めて高高度からの哨戒に徹して、海上低空はUAVに任せる手法のようですが、まだP-8と組み合わせるべきUAVの実用化はされていないので、もしP-8を海自も導入していたら、哨戒のやり方は変えざるを得なかったでしょう。それが良いか悪いか別として。

P-1は現状で50機近くが調達もしくは調達予定となっています。全部で70機の調達予定となっていましたが、ここに来て哨戒機と哨戒ヘリの調達数削減と一部のUAV(無人機)への置き換えも考えられているようです。

残念、P-3Cはこの日、派生型を含め飛ぶのを見ることはできませんでした。

さて帰ろうかと準備していたら…

UC-12FにMH-60R(HMS-77の707)、そして入間に向かうC-2輸送機が厚木の上空通過しました。
これにて撮影完了。たまには戦闘機ではない機体をのんびり撮るのも良いですね。

【百里基地】2023年4月19日の記録2

午後イチの上がりを撮って移動、久々に行ったポイント。常連さんたちと和気あいあいとしつつ、撮影スタンバイ。
遠くにF-2の機影が見えてきました。まずはタッチアンドゴー。

あれ?松島の21SQのF-2Bも来てるんですね。
この33-8118号機は、東日本大震災による津波で水没被災した機体で、被災した18機中修復された13機の中の1機です。当初の予想より修復できた機体は多かったものの、それでも5機は修復できず処分されています。

この場所で、しかもランディングなので、うまいことRW/03のL側(手前側)に降りてきたら嬉しいなと思っていましたが、そうでないと、そんなに面白い絵が撮れる場所ではないのも承知しています。
が、こういう絵が撮れました。

近い!

イヤ派手に捻ったな! しかもこちらはAF-S 600mmにテレコンTC-14-EIIIで850mm、フレームに収まらない! 

そしてこのあとは、何とAGG (Air-to-Grand Gunnery)訓練でした! 撚るポイントはこの撮影地の反対側のほうがよく撮れそうですが、この時間だと逆光となりきれいに撮れないため、こっちで良かったかな?

久々に高機動が見れたのと、この場所でのF-2のAGGは初めて見たので、運が良かったな~。
周辺の常連さんによれば、ここまでは爆撃を想定した高度だそうです。
その次がGun(20mm機関砲)による対地攻撃を想定した訓練、やや高度が下がります。低空侵入からの機種上げ~捻りと、繰り返し行っていました。

久しぶりの撮影なのに、AF-S 600mm f/4GにテレコンTC-14EIIIで850mmの手持ち撮影はしんどかったけど、Nikon Z 9のReal-Live Viewfinderで、ブラックアウトせずシャッターを切っても常時被写体を見られるので、歩留まりは一眼レフより確実に良いですよね。腕はともかく(笑

AF-S 600mm f/4G搭載の手ぶれ補正(VR)は初期型故にSportsモードがなく、一眼レフではシャッター毎に露光前センタリングが行われていましたが、Nikon Z 9ではメカシャッターがなく常時EVFに表示しているのと同じ状況、つまり露光前センタリングはシャッターを切った最初の1回目のみで、連写し続ける限り露光前センタリングされないため、実質Sportsモードで撮っているのと同じ感じになります。
元々CIPA規格で2.5段分の補正能力しかないのですが(自社基準ではこのレンズの販売当初4段分補正としていた)、それでも無いよりは良いです。ずいぶん撮影が楽になりました。
最新のNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sでは、Z 9とのシンクロVRで5.5段分の補正が可能で、レンズ重量もAF-S 600mm f/4Gより2kg近く軽いので、より歩留まりよく撮影できそうです。テレコンも内蔵していて理想のレンズです。いつかはZ 600mmに乗り換えたいですね。
200万円する高額レンズなのに、人気でお金があってもなかなか手に入らないのです。

最後に降りてきた機体を撮って、この日の撮影を終えました。

久々に撮れて、良いストレス解消になりました。

【百里基地】2023年4月19日の記録1

先日、何ヶ月かぶりに百里基地に行ってきました。前回の撮影は、1月のインド空軍のSu-30MKI訪問だったので、あれから3ヶ月も経っているのです。
せめて月イチは行きたいのですが、去年年末から今にかけて、仕事が詰まりに詰まっていて、なかなか休みが取れずでした。
今も忙しいのですが、さすがに腕がなまってしまいそうですから、なんとか休みを取っていってきました。

が、1st上がり、無風で風向きが読めず、SKYMARKがR/W03上がりだったので、午前は03上がりを期待したら、何と反対のR/W21上がりとな! 慌てて移動しましたが間に合わず、こんなに遠くの写真、トリミングしてなお遠い…。
せっかく良い捻りを撮ろうと思ったのに、不甲斐ない結果でした。

ということで、降りはちょっと撚るか真正面を狙うか、ということで行ってみたこの場所。

この場所も悪くないね…。ただ真っ直ぐ降りるのを真横から撮ってもつまらないので、撮影場所は色々開拓したいですね。
飛行機のお腹も、アップで見ると、普段あまり見られない構造がよくわかりますね。
エアインテイクの後ろ、ARMAMENTの欄にはM2 CAP x1と書いてあるのまで見えました。実際、90式空対空誘導弾(AAM-3)のキャプティブ弾(訓練弾)が1発搭載されています。
それより古いAIM-9Lは、さすがにもう見かけないですね。より新しいAAM-5もF-2への搭載開発は行われたようですが、まだ部隊配備はされていないのかな?
最新のAAM-5Bは、沖縄など最前線のF-15J MSIPの改修機に割り当てられているでしょうから、当分AAM-3が主力なんでしょうね。

F-2の翼端に赤外線誘導ミサイルを搭載した時、空力的な影響で翼が捻れることにより、機体レーダーで追尾した目標位置と翼端に装着される赤外線ミサイルシーカーが捕捉している目標位置に差異が生じる。このため、翼が捻れた場合においても、機体レーダーと赤外線ミサイルシーカーの目標捕捉位置が一致するように補正する必要がある。

https://www.mod.go.jp/asdf/adtc/second5/third1/PDF/hizitudan/F-2-tuinin.pdf

搭載試験の結果も、このように公開されています。機体搭載レーダーと、ミサイル搭載のシーカーヘッドの目標位置に差異が生じる…。こういうのは試験してみないとわからないですね。


午後はまず上がりを撮ってから…

移動しました。

ちなみに、ずっと純正のRAW現像ソフトのNX Studioを使っていましたが、今回は重い腰を上げて、Adobe Photoshop Lightroom Classic(LrC)を購入したので、そちらを使っています。
なかなか思う色を出せずに、ちょっと苦労しています。自分の思う色を出しやすいのは、慣れているNX Studioの方ですね。結果的に、LrCで現像したほうが時間がかかってしまっていますが、慣れたらもう少し早くできるかな? 書き出しはLrCのほうが圧倒的に速いですね。ここはGPUを積極的に使うLrCに軍配が上がります。
NX StudioはGPUはほぼ使っていない感じなので。

続く…

息子の小学校入学式でした

早いもので、息子もまだ幼児だと思っていたら、あっと言う間に小学生になりました。
小学校の入学式は、上の娘に続いて2回目。娘の時は、COVID-19が蔓延し始めた時期だったので、式もかなり簡略化されていましたが、今回はもう少ししっかりと行われました。
それでも、このコロナ禍以前よりは簡略化されているようです。

とりあえず、家族皆健康で入学式を迎えられたのが何よりです。

今回はカメラはZ 9にレンズはAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRメインで撮りました。
動画も少しだけ撮ったので、式典のみNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRでしたが、やはりスチルでは一眼レフ用のレンズとはいえ、24-70mm f/2.8クラスのレンズの自然な立体感のある描写が良いですね。改めて良いレンズだなと思った次第です。
スチル前提で設計されているAF-S 24-70mmのAF用超音波モータは、動画でのコンティニュアスAFは小刻みにフォーカスが動くので苦手ですが(スチル用に設計されたAF-Sレンズは爆速だけど、動画用のゆっくりとした動作は苦手)、スチルであればそういったネガは動態撮影を含め殆どないので、快適に撮れます。

式典で来ていたプロのカメラマンは、Canon EOS 5D MarkIVでした。三脚は意外にもVelbonのカーボンに、SLIKの雲台。フラッシュはCononmarkのモノブロックをお使いでした。まだまだプロの世界では一眼レフが主流ですね。この手の撮影では、ミラーレスのメリットもあまりないですしね。

あとはイベントがかつての日常のように行われてくれたら、と思うけど、またCOVID-19の第9波なんて言われ始めていますからね。マスク着用緩和で感染者が少し増えてきているようです。爆発的に増えなければよいのですが。