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武器学校・土浦駐屯地解説71周年記念行事に行ってきた その1

プライベート&仕事が忙しくて疲れは溜まっているし、この日の天気はイマイチとは分かっていたけど、行かない後悔より行こう、ということで行ってきました、土浦駐屯地。
入場までの待ち時間に雨が降り始めるも、今回はポンチョやらカメラの雨除けカバーなどの雨具を持っていったのが救われました。
ほんと、雨具大事ですね、外の撮影。

まずは記念式典。

しかし寒い! その上、ヒゲの隊長こと参議院議員の佐藤 正久氏がスピーチしたあたりから雨脚も強くなってきました。

さて、土浦駐屯地は武器学校であることから、陸上自衛隊のあらゆる装備品があります。装備アトラクションでは、各種兵器がパレードを行いましたが、それがなかなか良かったです。
実は土浦駐屯地祭は初めて見に行きましたが(土浦駐屯地自体は基地見学で昔来たことがありますが)、なかなかバラエティに富んでいます。

12式地対艦誘導弾に古参の87式自走高射機関砲96式装輪装甲車、「これは戦車ではなくて…」でお馴染みの16式機動戦闘車、最新装備の19式装輪自走155mmりゅう弾砲は間近で見たのは初めてです。そして今年度いっぱいで退役が決まり、今回が現役最後の公開となる203mm自走榴弾砲M11099式自走155mmりゅう弾砲と続きます。
いや203mmも最後なんですよね~。昔は花形のでっかい榴弾砲だったのですが。

続く…

数年ぶりに東京ディズニーランドに行ってきた

子どもたちの学校がナンチャラ記念日とかで休み、ということで、自分も妻も仕事を休んで、数年ぶりに東京ディズニーランドへ行ってきました。
何でもこの日は夜貸し切りがあるとかで、18時半で閉園、なのでハロウィンでディズニーランド40周年でも、比較的空いているかも、とのことでした。

行ってみたら、実際めちゃくちゃ混むクリスマに比べたら、比較的空いていましたね。

何せ子どもたちは5年ぶりなので、上の娘は前回はうろ覚え、下の息子は記憶にないですから、純粋に楽しめたかなと。
一番奥のロジャーラビットから見てきましたが、大人気のアトラクションではないのか、一番乗り! ディズニーランドでアトラクション一番乗りなんてのは、人生でもそうそう経験しないですね。

昔からあるイッツ・ア・スモール・ワールドも、リニューアルしていまして、子供らはああ言うのがいいみたいです。上の写真にあるような、和のテイストは昔はなかったような。

うちはガチなディズニーファンではないので、楽しめるアトラクションを、さほど並ばずに楽しみました。
この日は、ある程度人気トップレベルを外せば、並んでも1時間かからずだったので、やはりいつもよりは空いているのでしょうね。

最後に娘のリクエストで、「ミニーのスタイルスタジオ」で写真を撮って、娘は小遣いで買ったポーチにサインしてもらえて満足だったようです。

ミニーがサイン中

こういうのは嬉しいですよね。

ってことで、18時半と早めの終了でしたが、ハロウィン期間にしては空いていたので、割と多く回れて良かったです。疲労困憊ですけどね。

次来れるのは…お値段的に厳しいのもあるけど、娘も大きくなってきて、だんだん家族で行かなくなるのかな、と思うとちょっと寂しい気もします。


この日の撮影は、お気軽にPanasonic LUMIX GX7MK3にしようかと思ったけど、結局Nikon Z 8にZ 24-200mmとZ 40mm f/2のお気軽2本。
昔みたいにAF-S 24-70mm f/2.8を持ち出すより、お気軽に撮影したいなと思いまして。
ただ、やっぱり質のいい単焦点レンズは1本欲しいなと思いました。NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sがやっぱりスナップに1本欲しいなと思っています。40mmも悪くはないんですけどね。

そしてNikon Z 8のバッテリ、予備で2本持っていきましたが。ものの見事に3本が空に。最後の写真を撮った時は残量6%でした…。モバイルバッテリも電池切れだったので、割とヒヤヒヤでしたね。
途中までGPSアダプタを付けていたので、余計にバッテリ消費は大きかったけど、1日撮影なら予備バッテリは3本欲しいと思いました。撮影枚数自体は900枚もないのですが、連続撮影でないと、撮影枚数に対する消費が大きいですね。EN-EL15c、買わないとなぁ…

プロの動画機材が気になる

高校生の頃放送局(放送部+放送委員会的な扱いだったので部ではなく局でした)に入っていたこともあり、音声のみの番組収録や音響編集、自分は主担当ではなかったけど、ビデオ撮影&編集(当時8mmビデオからデジタルビデオへの移行期)をやっていたので、今でもそうした映像機材は好きです。

最近は動画もよく撮るようになったので、プロが使っているような機材も気になります。
スチルカメラと違って、動画の場合はプロ用とコンシューマ用、明確に機材が分かれていますし、お値段も桁が2つ以上違ったりします。

ただ、アナログビデオの時代と比べると、そうしたプロの機材とコンシューマの機材の差は、縮まってきているように思います。もちろん明確に違う部分は多々ありますが。
例えば、3CMOS(あるいは3CCD)のように、レンズを通した光をプリズムでRGBの3原色に分光し、それぞれのイメージセンサで撮影できるシステムはスチルカメラにはなく(SIGMAのFoveonセンサも3原色分離だけど、見かけ上1枚のセンサで色分離する垂直色分離方式なので、やり方が異なる)、このあたりはビデオカメラならではですね。
3CMOSのビデオカメラ自体は、上級のコンシューマ向けビデオカメラにもあるけど、レンズ交換式となると、もう業務用の世界になってきます。

先日娘が合唱をやってきた会場にあったビデオカメラ。
ケーブルテレビなどで放送するのかな? ビデオカメラ本体はSONYのXDCAMフォーマットで、PDW-850辺りかしら? 3CCDのハイビジョンモデルです。4K放送しなければコレで十分なわけです。
レンズはFUJINON、アームで別途プレビューモニターと、進行表を表示のためiPadも取り付けています。

三脚の雲台はザハトラーのVIDEO 18SBのようです。ザハトラー、最近は野鳥撮りのスチル分野でも使われていて人気ですが、業務用と考えれば良いけど、一般人にとっては高級品ですからね。手が出ません。

プロのマネは出来ないけど、参考にはできるので、なるほど、こうして撮っているんだな~ってなってます。
そろそろマイクを新調したいな。

なお、この写真を撮ったNikon Z 8で、そのままN-RAWで動画撮影をこの後行いました。ちょっと前まで、気軽にRAW動画なんて考えられなかったもんなぁ…。

【陸上自衛隊木更津駐屯地】木更津航空祭2023 その2

午後は駐屯地内を散策。

横浜消防のヘリは先にお帰りでした。
オスプレイはローターを前に向けた固定翼モード、更にその状態からローターと内側に畳んだモード、ローターを上に向けた回転翼モードの3形態で展示されていました。
こうしてみると、固定翼モードはローター直径は機体規模に対して大きく見えますね。逆に回転翼モードでは小さく見えるのが不思議です。ティルトローター機にとって、ちょうど良い塩梅の直径ということなんでしょうね。

木更津駐屯地と言えば、古い建物が結構多いのも魅力。

結構古い建物が残っていますね。海沿いだけあって、いい感じの錆びっぷりも観られます。
羽田空港も近いので、上空をひっきりなしに羽田へ向かう旅客機が飛んでいました。ここの雰囲気、個人的に好きです。

さて展示機エリアに戻ります。オスプレイを近くでじっくり見てきました。まだスペマはないですが、デカールを貼られていたりと、今度少しづつ独自のマーキングを入れたりするかもしれませんね

海上保安庁のボンバルディアDHC-8-300は、2010年前後にYS-11の代替として導入した機体で、長距離捜索救難を任務としています。

後部ドアから救難物資を透過するため、風よけが付いているんですね。
こういう風よけは、軍用の輸送機では空挺部隊が降下する際におなじみなのですが、海保の機体にもあるとは知らなかったです。
YS-11より少し小さめの機体で、全高が低いため、YS-11より小型に見えますが、実質的にほぼ同規模の機体とのことでした。

そして珍しいゲスト機としては、海上自衛隊の多用途機U-36Aがわざわざ山口県の岩国基地から来たことです。
普段は岩国基地にいるため、関東圏のミリタリファンにとっては珍しい機体です。


今回は隊員さんが熱心に解説してくれました。
何でも、木更津飛行所に来たのは二十数年ぶりだったので、前回フライトしてきたときの隊員は引退していて、本当に着陸できるのか?(木更津飛行場の滑走路は短いため)、また離陸できるのか検討した所、着陸は出来るが、燃料満載で離陸できないため、この後の帰投は最小限の燃料で、同じ千葉県内の海上自衛隊下総航空基地を経由して帰るとのことでした。


自らが対艦ミサイルをシミュレートする機体ですが、搭載機器の多くが老朽化し、アンテナや通信機器類は他の機体からの転用も多いとのこと。
そして2022年にはU-36Aは防衛力整備計画にて削減対象となることが閣議決定したため、今後用途廃止となるようです。
既に初号機が7月に退役し、残り3機のうちの1機である本機も、遠からず退役になるようです。
機体自体は頑丈で、特に主翼は胴体を突っ切った一体品で頑丈であることから、まだ何十年も飛ぼうと思えば飛べるそうですが、残念ですね。
個人的に、この機体は民間ビジネスジェットのゲイツ・リアジェット35ベースで、昔遊んだMSフライトシミュレーターで馴染みがある機体なのと、翼端に取り付けたミサイルシーカーシミュレータなど特徴のある機体だっただけに、ちょっと思い入れがあります。何しろ近くで見たのは、二十年以上前の千歳基地の航空祭以来ですし。

チーバくんに君津市のきみぴょん、固定翼モードで疾走するオスプレイもw

チヌークの気象レーダー、レドーム開けてるの初めて見ました。小さいなぁ…。

さて、いよいよ終盤。ゲスト機が帰投します。

ラストの百里救難のUH-60Jは、いつも通り(笑)派手に上がっていきました。

晴れてよかった!

初めての木更津航空祭でしたが、登場機体が多く楽しめました。
オスプレイも、今後の飛行展示に期待したいですね。

【陸上自衛隊木更津駐屯地】木更津航空祭2023 その1

天気予報では曇り時々雨。行くかどうか悩んだ木更津航空祭。

9時頃には晴れました!

木更津駐屯地の中に入ったことは以前ありましたが、航空祭で入ったのは今回が初めてです。そしてV-22オスプレイも、陸上自衛隊の機体は初めて間近で見ることが出来ました。
航空祭と言っても、航空自衛隊のように戦闘機やブルーインパルスが来るわけではないため、観客数も多すぎることはなく、比較的のんびりしているのがいいですね。
天気も、夜明け前に雨が降ったようですが、航空祭が始まる頃には少しづつ晴れ間が見えてくる状態で、天気予報では曇り時々雨だったので、良い意味で天気予報が外れた形です。

まずは続々とゲスト機がやってきました。ゲスト機は1/2トントラック(通称パジェロ)がお出迎え。

飛行展示する機体の移動が始まりました。オスプレイもエンジン始動、普通のヘリコプターよりエンジン音は低音寄りですね。ローターをわずかに前方に傾けて前進。
大きな機体ですが、全長はCH-47JAチヌークよりは短いです。

今回の目玉は、先に動画だけ出してしまいましたが、何といってもV-22オスプレイを初めて展示、飛行することでしょう。
オスプレイは、一時期欠陥機だとして反対運動など報道を賑わしていましたが、騒いでいた反対派、今は福島原発の処理水を汚染水と称している連中と同じでしょうね。

展示飛行したオスプレイの写真を見返すと、一番新しい機番は末尾が17となっていて、これは陸上自衛隊が導入を決定した数と一致しています。
つまり、17番機は最新鋭にして最終納入機で、まさかそれを飛行展示するとは思いませんでした。

さて、各機移動はしたものの、飛行展示は10時半から。ところがそれを過ぎても動きなし…。会場はアナウンスも音楽も流れない、周辺は飛ぶの?飛ばないの?といった感じでしたが、自分も木更津航空祭は初めてなので、どんな展示なのかがよくわからない。そして数分遅れて、オスプレイを始めとした機体が上がり始めました。

展示飛行の主役は、数の上でも木更津駐屯地で一番多いCH-47JAチヌークでしたね。いやわんさか上がるわ(笑
しばらく待って、編隊飛行が始まりました。

ちょっと雲も多かったけど、晴れてよかったね! V-22オスプレイは、ここぞとばかり固定翼モードで飛行。速いですね。
通過飛行をこなした後の演目、音楽が流れたり開設のアナウンスが流れることなく、淡々と進行しました。

やはり主役はチヌークであることに間違いないです。AH-1SコブラもOH-1も、今回は脇役でしたね。
オスプレイは今回初展示でしたが、まだ見せ方という点では熟れていない感じはありました。今後に期待したいですね。

今回航空祭デビューさせたレンズ、NIKKOR Z 180-600mmがうまくはまり、画質もなかなかでした。もうズームだから単焦点より落ちる、なんてことはないですね。
特に後ろの機体にピントを合わせて、手前の機体はぼかす、なんて絵を撮っても、前ボケは煩くないですし、ちゃんとピント面が解像し、そして何よりピント面の線の描写が決して太くならない、繊細さがちゃんと出ている、これが本当に解像力のあるレンズなのです。
線の太い描写になるレンズ、一見解像しているように見えて、実はそうではなく収差が多いレンズなんです。従来望遠ズームは線の太い描写のものが多かったけど、ここまで繊細に描写できることに驚きです。
ただ、このレンズの欠点としては、一度フォーカスを外すと戻ってくるのに少し時間がかかること。ここは上級レンズとの明確な差ですね。

淡々と演目をこなし、各機着陸。お昼となりました。
続く…

【木更津航空祭】オスプレイ祭り? エンジンナセルローテーションの動画

土曜日の運動会に続き、日曜日は千葉は陸上自衛隊木更津駐屯地の木更津航空祭に行ってきました。
今回ポスターに初めてV-22オスプレイが載り、これを見たくて、天気予報は曇り時々雨ながら行ってきましたが、結果的に薄曇り~晴れとなりました。

さて写真はまだまだ見切れていないので、先に動画を。
V-22オスプレイ、今回は4機駐機され、うち2機が飛行展示を行いました。米海兵隊や米空軍の期待は何度か見ていても、近くで陸上自衛隊のV-22オスプレイを見るのは初めて、そしてかなり展示も気合が入っていたと思います。
動画はオスプレイの特徴である、エンジンナセルをローテーションするシーン。その前にローターを内側に折りたたんでいましたが、気づくのが遅れて動画を撮り始めたので、ほぼ畳む直前からのスタートです。


ローテーションさせるだけでもエンジンはかけるようです。結構なパワーが必要そうですしね。

今回はどっちつかずになるので、動画はあまり撮らずスチルメインでしたが、そのほうが自分の撮影スタイルに合っているかな?
ということで写真はもう少しお待ち下さい。

晴れてよかったね

運動会でした

あまり秋を感じられない、まだ暑い日が続くこの時期ですが、子供たちの運動会がありました。
ずっとコロナ禍で縮小開催でしたが、今回はやっとまともに実施となりました。自分はムービー担当ゆえ、スチルは部分部分でしか撮っていませんが。

ムービーをNikon Z 9、スチルはNikon Z 8とD850でしたが、スチルは久しぶりにAF-S 70-200mmがメイン、Z 8との組み合わせでした。
掲載写真は横位置ですが、やっぱり縦位置写真はグリップがないと撮りづらいですね、Z 8。グリップを買う気はなかったけど、やっぱり必要なのかなと思い始めています。

少し雨がぱらつく曇の天気でしたが、何とか無事に終わってよかったです。
動画の編集が大変だな(笑

Nikon Z 8の2つのリコール修理、最速で完了

Nikon Z 8、発売早々に2つのリコールが発生してしまいました。

●ニコンミラーレスカメラ「Z 8」ご愛用のお客様へ(レンズが装着できない件)

https://www.nikon-image.com/support/whatsnew/2023/0623_02.html

1つ目は、レンズが装着できない件。2023年6月23日に発表。一部ボディとレンズで、装着出来ない場合があるとのこと。
こちらは、少なくとも手持ちのZ 8のボディとレンズでは発生していないため、何かの機会についでに出せば良いかなと放置していました。

ところがもう1つについては、ちょっと怖いカメラ落下の可能性があるお話です。
レンズ装着できない件は、X(Twitter)上でも発生した人の書き込みは見かけませんでしたが、ストラップ取付部が外れる件は、先に中国のSNSにアップされていた件から発覚しました。

●ニコンミラーレスカメラ「Z 8」ご愛用のお客様へ(ストラップ取り付け部の対策に関して)

https://www.nikon-image.com/support/whatsnew/2023/0807.html

ストラップ取付部外れはカメラやレンズ落下につながる深刻な話です。
この件はX(Twitter)上では対応が遅いという意見も出ましたが、7月後半に出始めてから(実際にNikonへの報告があったのはもっと早い可能性はあります)リコール発表までは2週間程度。
この不具合の発生率や発生原因究明と対策、修理対応方法、修理体制(世界規模です)を敷くまでの時間を考えると、むしろかなり早いと言えます。
X(Twitter)のフォロワーさんの中には、対応が遅すぎるという意見もありました。
もちろんリコールが発生すること自体がいけないことで、Nikonの品質保証体制が問われますし、その点を擁護する気もありませんが、それとリコール発表までの期間は別の話です。別に遅いとは思いません。
まあ、製造業の仕事をしていないと、こういうのは感覚としてわからないのでしょうけど。

炭素繊維複合材料(CFRTP)の正面カバーによる影響!?

Z 8の今回のリコール、自分なりに検証してみましたが、今回Z 8ではNikonボディでは初めて、ストラップ取付部のある上面カバー側に、炭素繊維複合材料(CFRTP)を採用しています。
Nikonはそれ以前のボディ、D750で初めてモノコックボディを採用し、CFRTPを採用しています。
Z 8では、D750とはボディの材質がマグネシウムとCFRTPの配置が逆になっています。

あくまで個人的な推察に過ぎませんが、今回始めて上面カバー側にCFRTPを採用し、ストラップ取付部もその部分に取り付けられています。
材質としてはマグネシウム合金と同等の強度を確保しているとのこと。
ただ、ここで言う「強度」は帝人化成のHPでは「耐衝撃性」となっています。
たわみが極めて少ないマグネシウムに対して、CFRTPは炭素繊維強化樹脂であることから、マグネシウムよりはたわみます。ただし炭素繊維は簡単に割れたり塑性変形はしません。
個人的に思ったのが、力がかかってたわんだときに、ストラップ取付部の固定が外れてしまうケースがあるのではないか?ということです。

今回始めて上面カバーに採用しただけに、取り付け方法に問題があった可能性が考えられます。
ただ、割と早く対策されたということは、構造そのものというよりは、取り付け品質の歩留まりの話なのかなと思います。

いずれにしろ、2つのリコールは良いことではないですし、Nikonの品質保証体制はしっかり見直してもらいたいと思います。

2つとリコール対応は実質1日で完了

先週金曜日午後にZ 8ボディをNikonの修理センターへ発送。月曜日に到着と修理開始のメールがあり、火曜の午前中には修理完了のSMSが入っていました。
そして水曜日にカメラが戻ってきました。修理でこんなに早いのは初めてのことです。

見た目には変化なしです。気持ち剛性感が増した感じがあります。
ネジ山が傷んでいたと言う方もいるようですが、今回自分のボディに関しては、よく見るとちょっと潰れがある程度、M2程度のネジならこの程度は許容範囲でしょう。私、仕事でこれより小さいネジを扱いますが、こういう黒いネジだとちょっとしたことで傷や潰れは出来るので、この程度は仕方ないかな。
もちろん舐めそうなくらいは駄目ですけどね。

今回相当な台数なだけに、特別な修理体制をとっているのでしょう。
重ね重ね、本来製造上の品質保証をしっかり担保できていれば、こんなことは発生しないのです。

ちなみにマウントのほうは、調整シート(シムシート)4枚と修理書に書かれていたので、調整は入ったようです。手持ちのレンズの装着感は特に変化なしでした。
これ以上品質問題が起きないことを願います。

品川駅上空を飛ぶ旅客機

夏休み中に行ったニコンミュージアム、品川にありますが、ちょうど午後3時以降南風のときの羽田空港への着陸航路となっているのですね。
真上を旅客機が飛んでいったので、撮影してみました。

おー、結構近いね。
品川、羽田空港に近いので、この時点でかなり高度は下がっています

国土交通省のHPより引用

国土交通省の新羽田航路の地図見ると、品川区の次はもう空港なんですもの、そりゃ近いです。

この写真は3枚ともNIKKOR Z 40mm f/2で撮影。画角で言うと標準レンズですから、それでこれだけの大きさで写るんですもの、結構近いですね。
ビルに吸い込まれていく様が印象的でした。

この日の撮影をもって、Nikon Z 8はリコール修理のため旅立ちました。前代未聞の、レンズ装着できないかもストラップ環外れちゃうかも問題への対応です。
ほんと近年のNikonの品質、どうかしていますよ…

Nikon 35Tiのデモ機を動かしてみた

先日行ったニコンミュージアム、コロナ禍で一時撤去されていた、触れる歴代カメラの展示が復活していました。
以前あったF2 Titanの触り心地には痺れましたが、今回はなく、高級コンパクトカメラの28Tiや35Tiがあったので、動かしてみました。

動画で撮ってみました。

アナログ表示のメーターがかっこいいですね。ただ、カメラのファインダーを覗いていると見ることができないのです。
このカメラの特徴的なギミックであるとともに、実用性皆無(笑)なのもまた高級機らしいですね。

残念ながら、Nikonはこの手の高級コンパクトがあまり上手ではなく、ライバルほどは売れなかったようです。
1993年に発売された35Tiは、その機種名通り35mm f/2.8の単焦点ニッコールレンズを搭載、チタン外装にリバーサルフィルムでも安定の露出を得られるマルチパターン測光を搭載、1年後に28mm f/2.8の単焦点ニッコールを搭載した28Tiも発売され、こちらはボディカラーがブラックでした。

この時代は京セラのCONTAX T2、MINOLTA TC-1を始めとする、高級コンパクトAFカメラが各社から発売されていました。
Nikonもその流れに乗って発売した35Tiと28Tiでしたが、結局その後に後継機種を発売することはありませんでした。Nikonは昔からコンパクトカメラが苦手でしたが、このカメラも中々のギミックを搭載しながらも、残念ながらブームに乗ることはできなかったようです。

現在では、この最大の特徴であるアナログ表示の不具合が出ている個体も多く、まともに動作する個体は減っています。特にこの時代のAFコンパクトは、機構的にもコンパクト機ゆえに耐久性で否一歩だったり、電子基板が駄目になるものも多く、機械式カメラと違って簡単に直せないため、中古でも手出ししづらいですね。
Nikonもすでに修理受付はしていませんが、こうした展示機は状態の良いものを整備して展示しているのでしょうね。中古市場でもめったに出てこないため、高値安定している印象です。
自分も一時期欲しかったけど、やっぱり当時から値段が高かったというのあって、手を出すことはありませんでした。
そもそも、これだけフィルム価格が高騰してしまうと、フィルムで撮ること自体のハードルが高いですね。

でもやっぱり欲しい気はします。まともに動くなら、CONTAX T2とかT3も良いですけどね。