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ITS Francesco Morosini (イタリア海軍哨戒艦モロシーニ)を見学してきた

イタリア海軍の最新鋭哨戒艦、ITS Francesco Morosini(フランチェスコ・モロシーニ)が横須賀に寄港したわけですが、今回なんと見学する機会を得ました。

イベントチケット制で募集がかかっていたのですぐに応募

たまたまTwitterで情報をえて、すぐに見学申し込みしました。無料ですが、eチケットで申し込むやり方、上手いなと思いました。
言い方は悪いですが、ITに疎い層はこれで跳ねられるわけです。
海上自衛隊横須賀基地に停泊しているので、基地内に入って見学することになります。

乗艦してまずはヘリ格納庫と搭載ヘリのNH90を見学。

ヘリ格納庫は広くて高さもあり、海自の汎用護衛艦のヘリ格納庫よりやや広く感じましたが、搭載ヘリもやや大きめのNH90だからかな(2機搭載可能)、と思ったけど、実は海自のSH-60Kとほぼ同じ大きさのようです。
機体の基本設計は海自のSH-60系より新しいだけに、先進的なデザインですが、NH90は技術的トラブルも多いようで、早期退役や導入停止している国もあるようで、この機体も実績が気になるところです。質問はしませんでしたが。NH90のNHは、NATO Helicopterの頭文字だそうです。
ヘリの移送装置やシャッターも、海自護衛艦と違って興味深いです。新人自衛官も見学に来ていました。

艦首へ

先進的な外観を近くで拝むことが出来ました。進行方向に対して対面する平面がほぼないのです。速そうです。
搭載砲ややはりイタリア製のOTOメララ127mm単装砲、砲塔は127mm方にしてはコンパクトに見えて、こんごう型護衛艦に搭載されている同じOTOメララの127mm砲より世代が新しいだけあります。
この艦艇は哨戒艦型だけあり、今後建造される重武装型が搭載するであろうミサイルの垂直発射装置(VLS)があるべき1層上がった甲板には何もありません。
続いて艦橋へ。

CICの見学もできた!

どこの海軍も、艦艇の中枢戦闘指揮所であるCIC(Combat Information Center)はまず一般人を立ち入らせることはなく、せいぜい雑誌などの取材での写真で見るくらいしかないのですが、人生初、CICルームを拝むことが出来ました。ただしここだけは撮影禁止でした。
甲板からCICまでの通路も、特に軍艦の階段は海自もアメリカ海軍も急なタラップ、といった感じですが、イタリア海軍は随分と緩やかで広く、安全面からもこうした普通の階段の採用は良いなと思いました。

CICルームは、最新艦艇だけあり、イタリアの軍事企業Leonard製の操作コンソールがズラリ。写真を見せられないのが残念ですが、共通コンソールは40インチ程度のディスプレイとキーボードが搭載されていて、共通とのこと。検索したら、コンソールの画像出てきました。

ログイン画面が表示されていて、各武器などの担当者がログインすることで、どのコンソールからでもレーダーなどの情報表示、砲撃や対艦ミサイルの発射など、各種管制ができるようです。これは海自の新しい艦艇も同様ですが、海自の最新鋭もがみ型護衛艦は、360度ディスプレイを搭載した円形のCICルームと、保守的だった海自にしてはいきなり冒険したデザインらしいので、それと比較すると、大型ディスプレイを進行方向側に敷き詰めたモロシーニは、配置としてはごく一般的なCICですね。
とはいえ、最新鋭艦艇には違いなく、こうした大画面の共通コンソール(以前は武器の種類で専用コンソールがそれぞれ搭載されていた)はトレンドなんでしょうね。

面白いのは、CICルームは艦橋(ブリッジ)のすぐ後ろに配置されていて、この辺りは日米艦艇のように、艦橋とは切り離して防御の面から別階層の場所に設置しているのとは違って興味深いですね。考え方の違いなんでしょう。
ちなみに、この共通コンソールや大型ディスプレイなども、Leonardのロゴが入っていました。

まるで航空機やスポーツカーのような艦橋

CICルームの前方に配置されている艦橋(ブリッジ)、さすがイタリアンデザイン。色使い、ディスプレイの表示や操舵輪など、これだけ見るととても艦艇の操艦をする場所には見えなかったです。

革張りシートにハンドルはまるで航空機。コンソールの間接照明は赤! とても日米の艦艇では真似できない(笑
ところでディスプレイに表示される艦艇のCG画像は、レーダーが1面あたり2枚となっていました。つまり、今後建造される対空ミサイルを搭載する重武装型は、レーダーアレイがもう1面増えるということでしょう。

操舵輪はMOMOステアリングだ!

軍艦史上、最もスポーティな操舵輪を見た!

この操舵輪を見た瞬間、上はカットされているけどMOMOステっぽいと思いました。ロゴは入っていないけど、どうやらMOMO製のようです。どう見てもMOMOです。
ある一定年齢より上の車好きには響くでしょうね。まさか船にMOMOステアリングが装備されているとは! さすがイタリア、デザインの国、フェラーリやアルファロメオの国だけあります。これで艦艇ドリフトも(笑

あらゆる配色がイタリアン

前方のコンソールはまるで航空機のような操作盤ですし、せり上がるディスプレイとか、もうすべてがいちいちカッコイイです。革張りシートにはビジネスクラスのシート宜しくLEDライトも装備されています。
こんな艦艇なら快適でしょう。合理的デザインの日米とは一味違いますね。いやはや楽しい時間でした。

30分の見学はあっという間に終了。ちょっと物足りないくらいがちょうどよい? 見学者の皆さんも名残惜しそうに外観写真を撮っていました。
日米の艦艇以外はなかなか見る機会、まして中を見学する機会はないので、CICルーム含め見学できて、貴重な体験でした。

横須賀にイタリアを感じに行ってきた

横須賀に、イタリアの最新鋭艦、パオロ・タオン・ディ・レヴェル級哨戒艦「フランチェスコ・モロシーニ Francesco Morosini」(P-431)が寄港したので、めったに見られないイタリアの艦艇を拝みに行ってきました。
2022年10月に就役したばかりの最新鋭艦です。

モロシーニは、このクラスの艦艇の哨戒型で、この後建造される同型は、対空ミサイルが搭載され戦闘機能が強化されるようですが、モロシーニは哨戒艦として、武装は5インチ/3インチ砲と対艦ミサイルのみとなっています。

朝、横須賀に到着しました。特徴的な艦橋が目に付きますね。すぐ後ろには、これまた海上自衛隊の最新鋭もがみ型護衛艦「くまの」(FFM-2)が。こちらも2022年4月に就役したばかりの新鋭艦で、同じ時期に就役した両者の違いが見て取れます。
もがみ型も、護衛艦としては、従来と大きく異なりよりステルス対策に踏み込んでいて、掃海艦機能を付与するなど、これまでやや保守的だった護衛艦からは一線を画しています。

せっかくなので、モロシーニを見つつ、ヴェルニー公園から艦艇を散策。

朝のヴェルニー公園はのんびりしていていいですね。
そしてやはり哨戒艦モロシーニの外観、ステルス対策による平面を複雑な構成で成り立たせていて先進的ですフェーズドアレイレーダーが取り付けられた部分に、不自然にくうかんがあいているのは。恐らくこの次の重武装型で対空ミサイルが搭載されるため、その誘導用レーダーが追加装備されるスペースなのでしょうね。

海上自衛隊も、艦艇不足により、武装を大幅に簡略化した哨戒艦を建造予定ですが、同じ型の船で武装違い、という伊のやり方は合理的にも感じます。
そういえばもがみ型護衛艦も、当初予定の建造数22隻から減らして12隻となり、次の型に移行するようなので、もしかしたら哨戒艦と同じ型にして武装の違いで任務を分ける…なんてことも考えているかもしれませんね。

もちろん、これだけのために来たわけではありません。ということで、実際に哨戒艦「フランチェスコ・モロシーニ」の内部を見学する機会を得ましたので、行ってきました。
続きはまた。写真も動画も編集全然進んでないけど…。

Nikon Z 8のカメラ内タイムラプスは10bit HLG対応

Nikon Z 9ジュニアと呼ばれるNikon Z 8ですが、部分的に超えるものもあり、その1つが階調モードでHLGを選択できることです。

Nikon Z 8はHLGを選択可能

動画、静止画(スチル)ともに適用でき、静止画の場合はHLGに設定することで、圧縮画像はJPGからHEIF形式に変更されます。
ただ、HEIF形式の画像は、未だWebでも表示できず、Windowsでも扱いが難しく、まだまともに使える段階にないと言えます。。

タイムラプス動画、結構好きですが、これまではNikon D810でインターバル撮影し、そのJPEGファイルをDaVinci Resolveで生成していました。
最近のカメラは、カメラ内でタイムラプス生成できるモノが多く、D810ならフルHD、D850なら4K、Z 9に至っては8Kでカメラ内生成可能です。
ただ、カメラ内生成の場合、編集でズームアップ、ズームダウンしたい場合など、最終出力が4Kの場合、それ以上の解像度が欲しいところで、そうなると、インターバル撮影した静止画を重ねるほうが、解像度的にもよかったりします。
Z 9は8.3Kで生成可能となりましたが、メイン機で使っているカメラだけあって、長時間タイムラプスに占有できないため、結局D810を使用してJPEGの静止画から生成していました。これが割と手間なんですよね。

近年動画も10bit HDRも登場し、HDRかSDRかはさておき、10bitで最終出力したいとなると、スチルのJPEGは8bitしかないため、諧調面で不満が出てきます。
JPEGだと、どうしても動画編集段階でガンマカーブを調整したりすると、諧調飛びが発生する場合もあります。
JPEGは90年代に登場した古い規格故、編集耐性の面からも限界があります。
かと言って、TIFFで撮るとものすごい容量を食いますし、RAWで撮ってもDaVinci ResolveではDNG形式のRAW静止画以外は読み込めません。DNGに変換してまでやるのは手間ですし、データが重すぎることに変わりないです。
そこまでするかって話なんですよね(笑

で、表題の件です。
実はNikon Z 9は8.3kまでのタイムラプス動画を生成できますが、この時出来る動画はH.265 8bitとなります。そう、10bit記録は出来ないのです。
対して、Z 8では、諧調モードをHLGに設定することで、タイムラプス動画はH.265 10bit HLGでの生成が可能となりました。
8Kで撮れば、4Kで最終出力するのであれば、画面の一部切り出しやズームアップダウンの編集耐性が大幅に高まることになります。
今回は4Kと8.3Kで撮った動画をアップしてみました。8K動画は、最終出力は4Kですが、編集でズームアップしてもなお、解像度を維持できていますし、多少のガンマカーブの調整でも、トーンジャンプなど破綻が殆どないのも良いですね。

加えて「露出平滑化」もかなり優秀になりました。夜から日の出、日中から日没においても、明るすぎず暗すぎず、露出が安定しています。
後は面白い題材を見つけて、色々撮ってみたいですね。

Nikon Z 8のタイムラプスを使って4Kと8K動画を生成してみた

上の動画は、HLGで撮ったZ 8のタイムラプス動画に、LOGを適用しています。後半は8Kで撮ったものを編集でズームアップ、ダウンしたものを収録しています。
8Kの解像度があると、最終出力が4Kでも、デジタルでトリミング、ズームが出来るので、4K解像度を崩さずに編集できます。
ダウンサンプリングになるため、4Kでもより解像感が増す感じです。

上の画像はH.265 8K 10bit HLG動画から静止が切り出しして、フルHDまで解像度を落としたものです。静止画切り出ししても、スチルのJPGに近い画質です。
いやぁすごい時代になりましたね。

Nikon Z 8のHEIF画像はHLGとセット、現時点で使えるのか?

iPhoneやSONYやCanonの一部のミラーレス一眼で採用されている新しい圧縮画像形式の[HEIF]

その特徴として、階調幅がJPEG画像の8bitに対して10bitであること、JPEGに対して2倍の圧縮効率を実現し、同等画質ならJPEGよりも低容量で記録できること、カラーサンプリングが4:2:2に対応すること(4:2:0でも記録可能)、HLGやPQ形式のHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応するのが特徴です。
非可逆圧縮なのはJPEGと変わらないものの、1992年に登場した古い規格のJPEGに対して、HEIFは2015年に規格制定されて、2017年より最初にAppleがiOSとmacOSでサポートしました。
Windowsは2018年より拡張機能として有償サポートしています(ただしこれが曲者で、後述します)。

大昔からあるJPEGは、四半世紀以上Webなどの主力画像形式ですが、近年動画ファイルは10bit HDRや高色域のRec.2020、解像度は4Kや8Kといったものも登場し、特に階調面や色域の点では、静止画よりも進んだものになっています。
こうした中、動画の高画質圧縮技術が静止画に降りてきた、というのがHEIF形式です。

NikonもZ 8でHEIF形式をサポートしました。
ではJPEGに置き換わるものとして使えるのか、という話です。

Z 8のHEIFはHLGに設定しないと使えない

まず、Nikon Z 8のHEIFは、階調モード[HLG](ハイブリッドログガンマ)に設定しないと使えません。
Z 8の画像記録は、[RAW+FINE★] [FINE]といったように、RAWではない方の圧縮画像形式の場合は、従来のカメラと同様、単純に圧縮率の設定でしか表示されません。
つまり、画質設定では、JPEGかHEIFかは選べず、階調モードを[SDR]か[HLG] で、JPEGかHEIFかが切り替わる方式です。

HDRの1つであるHLGは、対応のディスプレイでないと正確に表示できないのですが、PCのモニタもテレビもスマホも、ここ何年かでやっと対応のものが出ているのと、特にPCの場合はOSやディスプレイの組み合わせ、とりわけWindows OSと市販ディスプレイの場合、Windows側でもHDR設定しないと出力されず、しかもそのHDRも正しく作動するのか怪しいケースも有り…とまだまだ敷居が高いですね。

そんな我家も、メインモニタであるEIZO CS2740は、10bit入力対応ですが、HDRは非対応です。この上位機だと対応なんですけどね、こんなので差をつけないでほしいのですが…。一方、サブモニタのDELL SS2721QはHDR400対応です。こっちのほうが圧倒的に安いのに。
ただ、Windows S上ではHDR設定できるのですが、HDRに設定して、対応ソフトのNX StudioでNikon Z 8のHLGを表示させると…HDR表示されない上に、色味がおかしくなります。HDR自体、規格もまちまちで、輝度も高くなりがちで、比較的画面に近づいて見るPCディスプレイで本当に必要なのか…。そもそもガンマカーブの話だよねと思いつつ…。
なぜかNikon Z 8も、Canonも、HEIFはHDRとセットでしか使用できません。SONYはSDRとHDRがHEIFであっても選べます。

そしてHLGに設定すると、Nikon Z 8の最低感度は、ISO64からISO400となります。ピーカンで絞り開放、という状況では使いづらくなりそうです。

WindowsではHEIFは標準サポートしない

さらにHEIF、Windowsでは標準でサポートせず、拡張機能を入れているにも関わらず、うまく表示できなかったりします。
HLGで撮ったRAWをHEIFに変換する機能が、NX Studioでサポートされましたが…

RAW(HLG)からの変換だと、HEIFはHLGとPQ形式のHDRを選択可能

残念ながらそのHEIFファイルをPhotoshopで開こうとしても…

開けなかったりします。ということで、現時点でWindows環境では、HEIF形式のファイルは持て余します。これがJPEG並みにどこでも編集可能になり、Webでもネイティブにサポートされない限り、普及は難しそうです。
iPhoneも、写真を撮るとデフォルトでHEIF形式になりますが、SNSなどWebにアップロードする際は、自動でJPEG変換するそうで。こうしたユーザーに意識させない所はiOSの巧みなところですね。

いずれにしろ、現時点ではHEIFはJPEGの代替にはならない、ということになります

HLG(HDR)とSDRのRAWをJPEGに変換してみる

JPEGに変換した時点で、残念ながらHLGにはならなくなります、が、元々HLGは従来のSDRのモニタでも違和感が少なくなるよう、ピークの輝度は機器に依存するようなガンマカーブになります。これがPQ形式だと、ピーク輝度は固定となっているため、表示デバイスの最大輝度が合わないと、ガンマカーブがおかしくなります。互換性の点では、HLG形式のほうが有利です。詳しくはEIZOのサイトで

ということで、今回はHLGとSDRで撮ったRAW画像(HEIFは編集も出来ないので)をそのまま単純にJPEG変換してみました。色域はそれぞれBT.2020、AdobeRGBですが、sRGBに変換しています。
三脚を使っていないので、微妙に画像の位置は変わっています。写真は百里基地撮影後、百里神社にお参りに行って撮りました。

HLGは、確かに暗部の階調は持ち上がっているのがわかります。ちょっと色が薄く、色味が黄色っぽい気はします(WBはRAW現像時に揃えています)。ただ、それほど不自然にならないのは、HLGの互換性の高さでしょうか。
SDRのほうは、ピクチャーコントロール含めオートですが、少しサイドが高め、そしてコントラストも高いですね。
実際に画像のヒストグラムを比較してみましょう。


HLGは暗部をだいぶ持ち上げている一方、白飛びはありません。SDRのほうは白飛びが多く発生しているのがわかります。
これを見る限り、最終的にJPEGに変換するとしても、RAWであればHLGに設定する意味はありそうです。

どの画像でも言えますが、HLGはやや彩度が下がり、WBを揃えていますが暖色系、そして白飛び黒つぶれがなく撮れています。SDRは従来のガンマカーブで、白飛びを許容する感じです。
ちなみにZ 8の先行体験会で中の人に質問しましたが、RAW画像におけるSDRとHLGの差はガンマカーブで、画像が持つダイナミックレンジ自体は同等とのこと。あくまでHLGは白飛び黒つぶれをできるだけ発生させないガンマカーブで記録するということですが、これは撮影時に処理されるようで、HLG設定の場合は最低感度がISO400に上がり、暗部は持ち上げて撮影するため、RAWからHEIF(HLG/PQ)に変換は、元のRAWもHLGで撮影している必要があるとのことでした。

試しにSDR設定のRAW画像をNX Studioを使ってHEIFで書き出そうとした所、対応していない旨表示されました。
Lightroomでも、SDRとHLGのRAW画像は同様なガンマカーブでした。

前述のZ 8先行体験会で、中に人に「Z 9でもファームアップでHEIFに対応できるようになるか?」との質問に「現時点ではその予定はないです」と言われましたが、やはり撮影時に最低感度を上げる、暗部を持ち上げると言った処理がされている以上、イメージセンサの出力するファイルを後からいじるというより、イメージセンサ自体にHLGモードがあるのかなとも勘ぐったり。そうすると、単純にFWのバージョンアップでHEIFに対応するということは難しいのかもしれませんね

最終的にJPEG出力するにしろ、HLGで撮る意味はありそう、ただしHEIFは…

Nikon Z 8 の場合、HEIFで撮るにはHLGもセットになります。そしてRAWで同時に撮る場合のRAW画像自体にもHLGが適用されます。
仮に明暗差が激しい被写体を撮影する際に、HEIFを使う使わない如何に関わらず、RAWのHLGで撮っておけば、RAW現像である程度イジる必要ありますが、最終的にJPEG変換する際にも、白飛び黒つぶれを最小限に出来ます。
であれば、通常の撮影でも、明暗差が大きな被写体でHLGで撮る価値はあると思います。ただ、暗部を持ち上げるということは、ノイズも増えるのと、低速シャッターが使いにくくなるというのもあるため、状況に応じて設定するのが良さそうです。
1つ問題があるとすればm「最低感度もISO400まで上がるため、センサ自体のダイナミックレンジはISO64の基本感度より下がります。ガンマカーブで見かけ上はハイダイナミックレンジですが、実際のダイナミックレンジは基本感度よりは落ちることになります。そこをどう捉えるか、というのはありますね。

そしてHEIFは、少なくとも現時点では編集できるソフトも限られ、特にWindows環境では表示すら難しいため、あまり積極的に使える感じではないですね。

Nikon Z 9 C:Ver.4.00公開開始!

Nikon Z 8登場から半月、Z 8で新規追加された機能がNikon Z 9にも反映される? と思いや、Z 8で搭載されたHEIFや飛行機専用被写体認識モードの追加はありませんでした。
とはいえ、メジャーバージョンアップでVer3.10から4.00になり、さらなる機能追加と改善がありました。

とてもたくさんあって追いきれないくらいです。

オートキャプチャーがFW C:Ver4.00最大の目玉かな?

■ 静止画撮影関連

  • 静止画撮影メニューに[オートキャプチャー]を追加しました。
    キャプチャー条件としてモーション距離被写体検出を設定し、設定した条件でカメラが被写体を認識すると自動で連続撮影を行います。
    ※ キャプチャー条件[距離]は NIKKOR Z レンズ装着時に使用できる機能です。NIKKOR Z レンズ以外のレンズを装着している場合、動作しないことがあります。
  • ハイスピードフレームキャプチャー撮影時でプリキャプチャー機能を使用する場合に、プリキャプチャー機能がキャンセルされるまでの時間を 30 秒から 300 秒に延長しました。
  • 静止画撮影メニュー[スロット2 の機能]で[JPEG+JPEG 分割記録]選択時の画像サイズ設定に[サイズ L]を追加しました。
  • オートブラケティング撮影時に選択できる補正ステップ幅を追加しました。
    ※ [オートブラケティングのセット]を、[AE・フラッシュブラケティング]、[AE ブラケティング]、または[フラッシュブラケティング]に設定している場合です。この変更は、[インターバルタイマー撮影]>[オプション]>[AE ブラケティング]>[補正ステップ]にも適用されます。
    ■ 動画撮影関連
  • 動画撮影メニューに[オートキャプチャー]を追加しました。
    キャプチャー条件として、モーション距離被写体検出を設定し、設定した条件でカメラが被写体を認識すると自動で動画記録を行います。
    ※ キャプチャー条件[距離]はNIKKOR Zレンズ装着時に使用できる機能です。NIKKOR Zレンズ以外のレンズを装着している場合、動作しないことがあります。
  • N-Log 動画撮影時に[ISO 感度設定]>[M モード時の ISO 感度]に低感度を追加しました。
  • ハイレゾズーム速度の設定内容を変更しました。
  • スローモーション動画機能を追加しました。
    ■ 再生関連
  • 再生時の i メニュー項目[送信指定(PC)]、[送信指定(FTP)]の機能を変更しました。また、同メニュー項目に[優先送信指定(PC)]と[優先送信指定(FTP)]を追加しました。

    ■ 操作関連
  • レンズのパワーズームに対応しました。
  • [カスタムメニュー]に d6[露出ディレーモード]を追加しました。
  • 以下の[カスタムメニュー]に割り当て可能なボタン、割り当てられる機能を追加しました。また、設定のリセット機能を追加しました。
  • f2[カスタムボタンの機能(撮影)]
  • f3[カスタムボタンの機能(再生)]
  • g2[カスタムボタンの機能]
    ※ f2[カスタムボタンの機能(撮影)]と g2[カスタムボタンの機能]に割り当てられる機能に追加した[瞳の切り換え]を割り当てると、左右の瞳を切り換え可能になります。
    ※ f3[カスタムボタンの機能(再生)]に割り当てられる機能に追加した[画像送り時の拡大位置]>[ピント位置優先]に設定すると、拡大再生してコマ送りする際、各画像の撮影時のフォーカスポイント位置を中心に拡大表示できるようになります。
  • [セットアップメニュー]の[レンズ情報手動設定]の機能を変更しました。
  • IPTC プリセットの[Category]で登録できる最大文字数を変更しました。
  • [セットアップメニュー]の[電子音]のメニュー構成を変更して、電子シャッター音の音量や音の種類を選べるようになりました。
    ■ 表示関連
  • マニュアルフォーカス撮影時に表示されるフォーカス距離指標に距離表示機能を追加しました。
  • [セットアップメニュー]の[ファインダー表示サイズ(静止画Lv)]を[ファインダー表示サイズ]に名称を変更し、動画モードや再生モードにも適用される様にしました。
    ■ ネットワーク関連(NX Field にも関連)
  • [ネットワークメニュー]の[FTP サーバーと接続]に機能の変更と追加をしました。
  • 連動レリーズモードの設定方法を変更して、登録できるグループ数を 20 に増やし、グループ内でマスターカメラから制御できるリモートカメラの台数を 16 台に増やしました。
  • [ネットワークメニュー]の[カメラと接続]に[著作権情報の上書き]を追加しました。
    ■ アプリケーション関連
  • NX MobileAir との組み合わせで機能を追加しました。
  • カメラの静止画ライブビューに NX MobileAir の状況を表示する様にしました。
  • カメラの[メニュー設定の保存と読み込み]でメモリーカードに保存したカメラの設定データをスマートフォン(NX MobileAir)に保存したり、スマートフォンからカメラのメモリーカードに送信したりできる様にしました。
    ■ その他
  • [3D- トラッキング]において、[AF 時の被写体検出設定]で[オート]、[人物]、[動物]、[乗り物]を選択し、かつ被写体が検出できていない場合における小さく動きの速い被写体の捕捉精度を向上しました。
  • 低輝度・低コントラストの被写体のフォーカス精度を向上しました。
  • 低速連写でフリッカー検出時の AF ロックオンを改善しました。
  • これら以外のオートフォーカスの動作や安定性も改善しました。
  • 人物撮影時のオートホワイトバランス性能を向上しました。
  • [ファインダーの明るさ]が[オート]の時に再生モードのファインダー表示が暗くなる場合がある現象を改善しました。
  • インターバル撮影において、輝度差のあるシーンや、スターライトビューを使うような暗いシーンでも 1 枚目から適正露出で撮影されやすくなりました。
  • スターライトビューが ON の時は、ヒストグラムを表示しないようにしました。
  • 動画記録可能な残り時間が少なくなった場合の警告表示を、残り時間が 1 分未満のときに残り時間表示部が赤背景に白文字となるよう変更しました。また、動画記録中でない場合でも警告表示が出るようにしました。
  • 動画の再生画面で、タッチ操作によるプログレスバーの再生位置変更時により細かく送れるように改善しました。
  • メニュー項目などの「キャプチャ」を「キャプチャー」に変更(長音を追加)しました。
  • 以下の不具合を修正しました。
  • [モニターモード]を[ファインダー優先 1]または[ファインダー優先 2]に設定し、[レリーズモード]をハイスピードフレームキャプチャーに設定した状態で半押しタイマー OFF から復帰すると、カメラが操作を受け付けなくなる場合がある。
  • カメラで RAW 現像する時にピクチャーコントロールの調整を行うと、操作を受け付けなくなる場合がある。
  • 連続撮影中にファインダー内のフォーカスポイントの表示がまれに異常になる場合がある。
  • [画像サイズ設定]>[画像サイズ(DX)の適用]>[ON]に設定した状態で、DX フォーマット対応レンズ装着時に QUAL ボタン+サブコマンドダイヤルで[画像サイズ]の変更ができない。
  • スピードライト SB-800 を装着して発光禁止で撮影した後に、SB-800 が操作を受け付けなくなる。
  • [ヴィネットコントロール]を[しない]以外に設定した時、周辺光量低下に対する補正が適切でない場合がある。
  • 動画のフレームレートを 120p または 100p に設定して Camera Control Pro 2 で撮像範囲を DX に変更すると、FX に戻すことができない。
  • [カスタムメニュー]>[フォーカスリングの角度設定]を[ノンリニア]以外に設定している場合、[カスタムメニュー]>[AF 設定時のフォーカスリング操作]の設定が[無効]でも、フォーカスリングを操作するとピント位置が移動する。
  • [ネットワークメニュー]>[スマートフォンと接続]の[Bluetooth 通信機能]と[電源 OFF 中の通信]をいずれも[OFF]に設定して[Wi-Fi 接続]が[ON]の時、カメラの電源を OFF にしている間に通常よりも電池残量が早く減少してしまう。
  • ドイツ語、韓国語のメニュー項目やヘルプの一部に誤記がある。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/download/fw/494.html

とにかく機能追加と改善項目の多さに驚くとともに、ならZ 8の機能も入れてよ~と思わなくもないですが、これを見ると、ほぼ同じような性能と思われるZ 9とZ 8も、全く同一のFWではないことから、ロジック回路の違いもそれなりにあるのかなと思われます。

動画から切り出したFWアップデート中のZ 9、ピンボケやん…

実は昨日Z 9のFWアップデート前後のAF挙動や、アップデート中の動画をZ 8で撮ったのですが、見事にピンボケ…
いや正確に言うと、絞りを開きすぎて、背面モニタの「Nikon」ロゴにはちゃんちピントが合っているのですが、そこにしか合っていない…被写界深度が浅すぎた。大失敗でした…。動画撮影に使ったNIKKOR Z 40mm f/2自体、最短撮影距離付近だと、やや球面収差が多めになるのも影響していますね。
ただし、Z 9自体でFWアップ前後で、やや暗い場面でのAF挙動比較動画を撮ったので、それは後日アップしたいと思います。

何やってるんだオレ…

Nikon Z 8 + AF DC-Nikkor 135mm f/2Dでまったり撮る

Dタイプのレンズを、マウントアダプタのFTZ IIを使ってNikon Z 8に装着。

AFが使えないZボディでも使いたくなるAF DC-Nikkor 135mm f/2D

周知の通り、旧来のボディ駆動AFのFマウントレンズは、FTZ / FTZ II経由ではAFが使用できない。けれど、フォーカスエイドは使えるので、フォーカスポイントを被写体に合わせておいて、レンズのフォーカスリングを回すと、フォーカスが合った際にフォーカスポイント枠が赤から緑に変化します。
何故かNikon Zマウントボディでは、このフォーカスエイドはCPU内蔵レンズでのみ機能します。CPUのないレンズでは、このフォーカスエイドが機能しないのです。
AFのFマウントボディなら、CPUのないレンズであっても、フォーカスエイドが機能します。何故なんでしょうね? 像面位相差AFは、一眼レフの位相差AFセンサほど検出力がないから? 
とはいえ、CPU搭載レンズなら、フォーカスエイドが使用できるため、あとはAF駆動させるモータをマウントアダプタに内蔵すれば、スピードや精度はともかく、AFは使えると思うのですが、AFモータ内蔵FTZ、過去のメーカーインタビュー記事などを見ても、Nikonにはあまり作る気はなさそうです。実際作っても高価で売れない、と危惧しているかもしれません。実はこっそり開発中とかなら嬉しいのですが。

SONYのAマウントアダプタも制約はある

SONYでは、MINOLTAやSONYのAマウント時代のボディ駆動AFレンズを、EマウントボディでAF使用可能なマウントアダプタ、LA-EA5が存在します。

このサイズでモータ内蔵するのはさすがSONY

マウントアダプタ内にAFモータとカップリングを搭載して、旧来のMINOLTA時代のレンズもAFで使えます。
ただし、全てのEマウントボディでAFが使えるわけではなく、制約も存在します

例えば、Aマウントのテレコンバーターは使用不可能です。(NikonのFTZ / FTZ IIはテレコンバーター使用可能)
また、α9やα9II、α7SIIIなど、一部のボディではモータ非内蔵レンズのでAFが使用できません。せっかくマウントアダプタにAF用モータを内蔵していても、それを事実上使用できないボディも存在するのです。
こうした、ボディによりできる出来ないがあるのも、Nikonも同様な商品を発売するのが難しい理由の1つなのかもしれませんね。

ミラーレスの像面位相差AF、あるいはコントラストAFは、一眼レフ内蔵の位相差AFセンサと同じではないため、AFのアルゴリズムなどカメラボディに合わせてマッチングさせなければならず、こうした特定のボディで使える、使えないと言った差が出てくるものと推察します。もちろん、将来ファームウェアアップデートでAFが使えるようになる可能性も残されていますが、今SONYのEマウント機ユーザーで、MINOLTAやSONYのAマウント時代のAFレンズを現役で使用する人が果たしてどの程度いるのか?
MINOLTA時代の一眼レフは、シェアで言えばCanonやNikonよりは低かったため、こうした旧来のレンズを現在でも所有するユーザーはそれほど多くない印象です。

そんな状況でも、アップデートを重ねてマウントアダプタを進化させているSONYには脱帽です。開発力があるからこそ出来ることですね。

動態を撮らないなら、MFだって苦にならない

そんなわけで、NikonもAFモータ内蔵のマウントアダプタ作ってくれないかなと思いつつ、現状はそうした古いレンズはMFで使っていますが、前述の通り、CPU搭載レンズならフォーカスエイドも使えますし、何よりミラーレスなら、確認したいポイントで一発で拡大表示できます。
私はカスタム設定で、MFする際にAF-ONボタンを100%拡大表示に割り当てているので、これを使えばバッチリピント合わせは可能です。まあ、拡大しなくても、大体のピントは見えますけどね。

ちょっとノスタルジックに仕上げました。この辺りは田んぼがまだ残っていて、その奥にマンションが立ち並ぶのが印象的。
ただただ絞り開放で撮るのが楽しいDC-Nikkor。AFはZボディで現状使えないけど、それでもいいのよ、楽しいレンズだから。

Nikon Z 8 + AI AF DC-Nikkor 135mm f/2D

SmallRig Nikon Z 8専用L型ブラケット 3942 アクセサリポートも使いやすくなった

私はカメラより先に予約して購入できましたが、執筆時点で在庫切れ、今買うと第3段の予約受付中で、7月末発送予定だそうです。

こういうアクセサリが、日本のアクセサリメーカーではなくチャイナから一番に出ることに、製造業を仕事としている身としては複雑な気持ちを抱かざるを得ませんが…
それだけチャイナが工業大国になった証です。そして下請けさせていた日本のメーカーが、今や風前の灯となっている所も多いですね。

着けっぱなしで違和感ないデザイン

このブラケットはバッテリグリップなしボディに適合しますが、バッテリグリップ付き用のケージも存在します。ホント、恐れ入ります。

ブリップ部分(バッテリが入っている箇所が底上げされるので握りが良くなった

Nikon Z 8は、Z 6/7シリーズよりグリップも大きくなっていますが、それでも若干手の方が大きいので、ホールディングではもう少しグリップの高さが欲しいと思っていました。
このL型ブラケットを取り付けることで、実質グリップの高さが11mmほど嵩上げされるので、ホールディングが良くなりました。
ブラケット、着けっぱなしでも問題ないですね。三脚ネジとローテーション防止ピンの2箇所で取り付けで、剛性も問題なしです。

何のレバーかと思ったら、バッテリの蓋が干渉するので、避けるためのもの

若干バッテリは取り出しづらいです。レバーは蓋を開けた時の干渉避けのためでした。

アクセサリポート側はスライドできるので、蓋を開けやすくなった

個人的に良いと思ったのは、アクセサリポート側をスライドできるようになり、ポートカバーを開けやすくなったこと。Z 9のL型ブラケットは固定式(ボルト固定で取り外しは可能)なので、アクセサリポートのカバーが開けづらかったのです。これは地味に改良ポイントですね。

ということで、Z 8ユーザーに広くおすすめしたいアクセサリです。現状は在庫切れで予約販売なので、すぐには買えませんが…。


錆びついた煙突がジブリ感を引き立たせる、某廃工場の煙突

埼玉県某所。東北道沿いに古い煙突が存在します。
東北道を通るたびに気にはなっていましたが、行ってみることにしました。

埼玉県東北自動車道沿いの廃工場の煙突

天気はどんよりしていますが、幸い雨は降らず。関東も梅雨入りしたので、この時期は撮影が難しいですね。

監視カメラの電源配線は切断されていた

川と廃煙突、東北自動車道はこの向こう側にあります。廃工場は不法投棄も多いせいか、監視カメラが設置されていたようですが、電気メーターボックスのメーターは外され、現状は通電されていない模様。
実は東北自動車道をまたいでここへアプローチする橋は、廃止が決定されたようです。この廃工場と煙突も、いずれ撤去されるのでしょうか?

いいサビ具合です。ジブリアニメにに出てきそうな錆びっぷりです。
レンズをお気に入りのAF DC-Nikkor 135mm f/2Dに切り替えました。Nikon Z 8ではMFでしか使えませんが、サビの質感がよく出ています。

流石に中に入ってまで見ようとは思わなかった、というかこの煙突で十分楽しめます、わたし的に。

東北自動車道と川に挟まれた場所に佇む廃工場と廃煙突、一体何の工場だったのでしょうか。ぱっと周辺を見た限り、名前も工場のジャンルも不明でした。鉄くず処理工場だったとの話もありますが、詳細不明です。
さていつ頃出来て、何時廃墟になってしまったか? 国土交通省の国土地理院の航空写真で大まかに調べてみました。

70年代に作られ90年に煙突が出来た?

こうやって掘り下げていくのが楽しいですね。まず1969年。この時点では、まだ東北自動車道はなく、川に掛かる橋は既に存在しています。

1975年には、既に現在と同じ東北自動車道が出来ています。ほんの数年でこんなに道路ができてしまうとは! 用地買収とか、ほんと早かったのでしょうね。東北自動車道が出来たため、高速道路をまたぐ橋も建造されたようです。この橋は前述の通り、今年の5月に廃橋となり、通行止めとなっています。

1979年には、廃工場のある土地が開拓されていて、この時点で何かしらに使用されている形跡がありますね。

そして1990年、ついに煙突と工場が出来ているのが確認できました。ということで、この煙突と工場は80年代半ばから1990年までに建造されたようです。業務拡張したのか、会社が変わったのかは定かではありません。

しかし21世紀に入った2003年には、1990年のように敷地がフルで利用されている感じがなく、緑が増えていますね。この時点で既に使用されていない可能性がありそうです。
バブル末期に工場を設置したけど、バブル崩壊で今来立ち行かなくなった? そんなストーリーを想像させます。

2007年以降は、産廃置き場(不法投棄?)のような感じになっていて、2019年にはついに緑に覆われて、廃棄置き場としてすら機能していない感じがありますね。

この周辺はあまり開発がされていないのも面白いです。この航空写真の外側はかなり開発されている場所もありますが、現在も田んぼが多い地域です。
こうやって、あまり注目されていない建造物を掘り下げるのも、なかなか面白いですね。


よこすかYYのりものフェスタ2023に行ってきた【スチル編】

よこすかYYのりものフェスタは初めてだったりしますが、着いたのが13時半過ぎ。そこから昼ごはんを食べての会場入りだったので、見学は海上自衛隊横須賀基地の護衛艦ひゅうがに的を絞りました。

会場の奥の艦艇のほうが空いているらしいというのと、一緒の息子は物心がついてから初めて乗るヘリコプター護衛艦、エレベーターに乗せとけば楽しめるしね。

お隣の護衛艦やまぎりも見たかったけど、時間の関係で断念。こちらも艦齢がかなり古いので、見られるうちに見ておきたいという気持ちです。
ということで、護衛艦ひゅうがに乗艦しました。

案の定(笑)息子はエレベーターが気に入ったみたいです。
ということで、エレベーターで甲板へ。

「ひゅうが」型護衛艦は、サイズの成約でF-35B搭載はしないので、ファランクスCIWSも甲板に設置されています。光学照準器のコーティング、結構剥げていますね。
機関砲部分は住友重工がライセンス生産しているようです。

ひゅうが甲板は高い場所にあるので、周りがよく見えてよかったです。
一番のトピックは、昨日の記事にある、潜水艦入港と哨戒ヘリの飛行がセットで見られたことですね。
激混みということもなく、前世紀のこの手のイベントってこのくらいの込み具合だったよなぁ…という感じでした。見学時間ギリギリだったのが返って良かったです。

ひゅうがの甲板から見えたこの潜水艦、一見「そうりゅう」型と区別がつきにくいですが、船体の切り欠きの形状から、最新の「たいげい」型のようです。
そして、たいげい型はまだ2番艦までしか就役していないのと、2番艦は呉に配置されていることから、この写真の潜水艦は、ネームシップの「たいげい」(SS-513)であると推察されます。

たいげい型潜水艦「たいげい」(SS-513)

下艦して、その他の艦艇も外から観察。

特に潜水艦をこんなに間近で見られる機会はあまりないので、じっくり見てきました。
吸音タイルがかなり多くの面に貼られています。アメリカやイギリスの潜水艦の吸音タイルは、水圧による船体伸縮の影響なのか、結構剥がれている写真を見たことがありますが、海上自衛隊の潜水艦の吸音タイルは、剥がれているのを見たことがないです。剥がれないような付け方をしているのでしょうね。
そして、海上自衛隊の潜水艦は、就役直後や練習艦となったもの以外の現役艦艇は、艦番号や艦名を表記せず、どの艦艇がどこで作戦行動を行っているかがわからないようになっていますが、展示の潜水艦は艦名「せいりゅう」と銘板が掲げられていました。
そうりゅう型潜水艦の9番艦で、まだ新しい潜水艦ですね。

横須賀基地を出て、ベルニー公園で息子とベンチでおやつを食べつつ、艦艇を眺めて帰路につきました。

このくらいのんびり見られるなら、また来年も行こうかな?

よこすかYYのりものフェスタ2023に行ってきた【動画編】

子どもたちの週末が、テストで忙しくなってきて、なかなか家族で遊びに行ける機械が少なくなってきましたが、なんとか時間を作って、今回も息子と2人で横須賀に行ってきました。
予想通り渋滞はしていたけど、なんとか護衛艦の見学のラストに間に合いました。というか、ラストに護衛艦ひゅうがに乗れたのは運が良かったです。
今回は、スチルより先に、動画を編集してみました。
動画は護衛艦ひゅうがの甲板上から撮影。

Nikon Z 8の動画も、Z 9譲りで非常にきれいです。動画からのスチル切り出しでこのクオリティです。もちろん動画ならではの欠点は無きにしもあらず(露出など)ですが。
4Kなので800万画素ですが、むしろスチル化してブログに掲載する際にはフルHDに落としているという矛盾(笑
今や動画のほうがクオリティが高いというのもおかしな話ですが、Webで未だ主流のJPGが前世紀からのものなので、仕方ない部分はありますね。

実は展示されていた哨戒ヘリSH-60Kが15時半に離陸するのは事前に公表されていたので、ちょうどその時間前に護衛艦ひゅうがに乗れたら、甲板上から見ることが出来るだろうとは踏んでいたけど、まさかそのタイミングに合わせて、そうりゅう型潜水艦が入港してくるとは思いもよらず、ラッキーでした。
なかなか航行中の潜水艦を、高い視点から、しかも艦尾のX舵の動きも見ることは出来ないので、貴重な体験でした。

動画、手ぶれ補正の設定が課題だな…