金曜の夜、混んでいましたね。お店に行ったら2人が階段下で飲んでるし(笑
まさか階段の下で飲んでいる奴らが同期だとはw
新宿ゴールデン街はほぼ外国人観光客。日本人は殆ど居ないカオス状態でした。今こんな感じなんだね。
そして2次会はラーメン。おっさんなのにね


でもラーメンは美味しかったよ。煮干し系は久しぶりだけど、煮干し感が強すぎないこのくらいがちょうどよいね。
長年XperiaユーザーだったYamaroが、思うところあってASUS Zenfone 11 Ultraに乗り換えて早5か月。
docomoショップで投げ売りだったXperia 1 IIを買って1年半で、バッテリの持ちがあまりに悪く嫌気がさしていたため、Zenfone 11 Ultraは発売時点で最新SoCの
Qualcomm® Snapdragon® 8 Gen 3でありながら、同スペックのXperia 1 VIより6万円近く安価ということで、発売と同時に購入しました。
これまで歴代Xperia、どれもバッテリは新品時に概ね1日持てばいいかなといった感じで、1日外出して、例えば1時間程度SNSやネット閲覧を行うと、それだけで20%近くバッテリを消費していました。
Xperia 1 IIはバッテリ容量4,000mAhに対し、Zenfone 11 Ultraは5,500mAhと容量自体も増えていますが、それ以上にZenfoneのほうが電力消費量が少ない印象です。
Xperia 1シリーズは、Vまでは4K有機ELディスプレイを搭載してきましたが、これが電力消費量の増大につながっていたとされ、最新のXperia 1 VIでは一般的なのフルHD+有機ELディスプレイに変更されました。
このためバッテリの持ちはよくなっているようです。
実際のところ、スマホサイズの7インチに満たないディスプレイで、4Kの解像度による恩恵があるかというと、ほぼないといってよく、正直なところ見分けはほぼつかないでしょうね。
Zenfone 11の場合、自分の使い方でほぼ1日使って、充電制限をかけている残80%の状態から、夜でも50%以上をキープしています。
Xperia 1 IIだと、同じ使い方で100%充電状態から40%程度にまで低下し、場合によってはさらに低下してモバイルバッテリによる充電が必要でした。
Zenfone 11にしてから、ほとんどモバイルバッテリのお世話になったことはありません。なので普段は充電制限でMAX80%までしか充電しないよう設定していますが、それでもXperia 1 IIよりもバッテリは長持ちです。
Snapdragon® 8 Gen 3のエネルギー管理がうまいのか、ディスプレイの消費電力がFHD+なので少ないためか、アプリの電源管理がうまくできているからかはわかりませんが、とにかく今までよりも減りが遅いので、ここぞというときに100%まで充電しておけば、かなり使い込んでも1日余裕でバッテリが持ちます。
もちろんゲームをガンガンやる人はまた別かもですが、全くゲームをしない自分にとっては少々過剰スペックだったかも?
USB電源入力時に充電をせず、外部給電で使えるモードもあるので、これと充電量制限(100%、90%、80%から選択可能)を併用すればバッテリの寿命をかなり伸ばせると期待しています。
特にカメラの性能は可もなく不可もなく、ジンバルカメラは手ぶれ補正の能力は高いですが、じゃあこのカメラが他に機種より格段に優れているかと言うと、そういうわけでもないですね。
望遠カメラのRAW撮影時の画質がおかしい(同時に撮られるJPGは問題ない)のはいまだ直らず。
何をしても発熱してしまう、カメラで動画撮影とか処理が重いとチンチンに熱くなるXperiaより余裕があるのか、時々少し熱くなることはあっても、その頻度はXperiaより格段に低くなりました。真夏でも熱くなりすぎることはなく使えました。最もこれが本来当たり前なんですよね。Xperiaはどうしてあんなに発熱するのか…
SIMは2枚入るけど、microSDカードが入らないのはZenfone 11の弱点。ここは今でもmicroSDカードスロットを備えるXperiaに軍配が上がります。
とは言え、内臓ストレージ512GBのモデルを選んだため(なのでメインメモリも16GB)、今のところ内蔵ストレージで間に合っています。
これまでSDカードに入れていたハイレゾ音源を入れたりすると、全体のストレージ使用容量はおおむね300GB程度でした。
256GBモデルと足りなかったことになりますね。今はデータや音楽はクライドが当たり前ですが、内蔵ストレージは多いに越したことがないので、512GBモデルを選ぶのが正解ですね。
Zenfone 11の欠点です。最近はSIMカード2枚挿しには多くのスマホが対応し、Zenfone 11も対応します。が、物理SIMを必要としないeSIMには非対応です。
eSIM対応なら、別回線を使いたい場合も、例えば申込したその日のうちに使えるようになりますが、物理SIMはSIMカードが送られてこなければ使用できません。
普段使いの回線なら兎も角、普段使いの回線とは別回線を急遽使いたい場合に、すぐに使えないことになります。
YamaroはIIJmioのDプラン(docomo回線)を使っていますが、職場周辺で昼夜問わず、非常に速度が低下することがあり、これは単にMVNOだからというのも無きにしも非ずですが、純粋なdocomo回線でも遅いことがあるようなので、根本的にdocomoの回線品質に問題があると思っています。
じゃあau回線のAプランも申し込んで、回線使い分けしようかと思いついたときに、eSIMだとすぐできるんですけどね。
最近はMVNOのような帯域制限がないネイティブau回線のpovo2.0の評判が良いようなので、これを試したいのもあるのですが、データ専用プランがeSIMのみなんですよね。
海外向けにはWiFi7(IEEE802.11be)に対応しているものの、日本向けには現時点ではWiFi6E(IEEE802.11ax)までとなっています。最も6GHz帯に対応するので、日本国内で認証が取れればWiFi7に対応する可能性はありそうです。もっとも、WiFi7はまだ対応ルータがあまり普及していないため、スペック的にWiFi6Eでも十分です。
うちはさらに古いWiFi6までのルータですが、実用上不満はないですね。
年式的にそろそろWiFi7対応ルータに代替えの時期でもあるので、来年には対応すれば良いな~と思っています。
外装デザインが普通で質感がもう一歩、といったところとeSIM非対応、USB端子からHDMI出力できない、Xperiaの用にAmazon Prime MusicのハイレゾをBluetoothのLDACでハイサンプリングのまま飛ばせない(これは逆にXperiaができるのが特殊なのですが)以外は概ね満足ですね。カバー類などのアクセサリが、どうしてもキャリア向け機種も販売しているスマホよりは少なめなのが残念ですが、値段もそこそこでハイスペックスマホが欲しいなら、選択肢に入れて良いスマホと思います。
Miyata Ridge Runner 6000(ってフレームに書いてある正式名称はわからない)、まだ20代の頃に職場の方から中古で買って17年。元々買った当時で十数年前の車体とは聞いていたけど、さすがに30年経過して、あちこちボロボロになってしまいまして。
ちゃんとレストアすればよかったのですが、タイヤとブレーキとチェーンは交換してきて、そろそろワイヤー類は代えないと思っていた矢先、フロントディレイラーが走行中ズレてチェーンを巻き込んでしまい変形。チェーンがチェーンリングに食い込んで、チェーンリングが削れて曲がってしまった…。応急処置したけど、ガタガタです。
シートもハンドルもグリップもシフトレバーもワイヤ類も、フレーム以外がもうボロボロなんですよね。新車で買って思い入れがあれば、多少お金もかけて直したかったけど、心が折れてしまいました…
ガチで乗るわけではなく、あくまでも普段乗りとしてライトに乗る感じです。MTBも欲しいなと思いましたが、重量がそれなりにあるので、たまに車に乗せて撮影地のちょっとした移動に…となるときに、積み下ろしが大変そうなのと、駐輪場で太いタイヤが難儀しそう。
ドロップハンドルのロード系は憧れるけど、そこまでガチに走るわけではないのと、走行場面が限定される、いろいろと気を使いそう(盗難とか乗る時の格好とかw)。
グラベルロードは高いし…
ということで、無難にクロスバイクにすることにしました。何だかんだでRidge Runnerは使いやすいですし、元々MTBだったRidge Runnerですが、自分が乗っているのはクロスバイク寄りなんですよね。そういやRidge Runnerって今はe-bikeとして出ているんですね。高級車だ!
クロスバイクで、程々の予算で目に付くブランドと言えば、Bianchiとか…
LOUIS GARNEAU(ルイガノ)とか…
FUJIは名前の通り元々日本のブランドだったのが、今はアメリカのブランドになったという…これも結構気になりました。ちょっと古めのMTB寄りで、Ridge Runnerに近いものを感じます。
自転車はさっぱりですが、案外国産ブランドってこの価格帯のクロスバイク、少ないんですね。
色々ショップも見て回りました。そんな中、目についたのがKhodaaBloomだったんですよね。
あさひサイクルで扱っていて、ブランド名はなんとなく見たことがある(読めないw)ような気がしていて、てっきり海外ブランドだと思っていたのですが、日本のホダカという自転車会社(ごめんなさい知りませんでした)が2007年に立ち上げたスポーツバイクのブランドなんですね。
ちゃんとレーシングロードバイクも出していたりします。一時期はGIANTの関連会社だったこともあって、スポーツバイクのノウハウはその辺りで獲得したのかもしれませんね。
調べるうちに、ここのクロスバイク、結構軽量にこだわっているなかと思って。スピードを出して走るより、乗り心地よくゆったり走る向けともあり、ライトな乗り方にはちょうどよいかなと思いました。あと国内ブランドというのも気に入りました。
そしてこれに決めました。
RAIL DISC EX LIMITED、ディスクブレーキ(ライトな乗り方ではあまりメリットはないみたいだけど一度試したかった)、カーボンフォーク、ベルやライトやスタンドと言った必要なもの一式は最初から付属(クロスバイクだと別売りの自転車がほとんど)。LIMITEDモデルは更に軽量化して完成車重量は10kgを切る9.9kg!(480サイズの場合)
今回は軽さにこだわりました。あと、あまり目立たない色ってのも良いな。なぜかノーマルとLIMITED、値段も同じなんです。
サイズは、身長が173cmなので、真ん中のサイズである440mmモデルを選択しました。
今回はホダカのB級アウトレットショップでの購入です。実際の車両は一部の商品以外は配送に対応せず(配送自体も直営店から20km以内)、公式ショップに引き取るに行くようです。この時点で近場に住んでいるか、車がないと難しいというハードルの高さはありますが、幸い東京住みで車があるので、その点助かりました。
ただ、注文してもすぐ引き取りに行けるわけではなく、注文から3週間後に納車となります。実際には2週間ちょっとで完成の連絡が入りましたが。
ということで、2店舗ある公式直営ショップのうち、土日も営業している稲城店に引き取りに行ってきました。
都内と言ってもほぼ川崎に近い場所です。
Ridge Runnerは廃車として引き取ってもらいました。廃車代は、新車購入1台につき1000円で引きとってもらえました。
ということで、ショップでRAIL DISC EX LIMITED、引き取ってきました。納車待ちのバイクもたくさんありましたね。用品もあるし、KhodaaBloomやNESTOのスポーツバイクも在庫豊富でした。スポーツバイクなら他メーカーのメンテもOKだそうです。
車載も、エスティマなら楽ですね。前輪だけ外してフォークマウントを取り付け、リアはスタンド使って、フロントはチェーンでシートのヘッドに固定することで、倒れずに運べました。この方法で、今後も車載したいと思います。フォークマウントの板は自作しようかな。
このあと帰宅してひとっ走りしましたが。その話はまた。
買っておいてよかった。フォークに傷をつけなくて済みますね。
ニコンミュージアム、お昼くらいに少しお客さんが少なくなったタイミングを見計らって、手持ち撮影をNikon Z 8とスマホ(ASUS Zenfone 11 Ultra)で行ってきました。
やっぱりカメラ単体の手持ち撮影は厳しいなぁ…。かといってジンバル買ってまで撮るほど気合が入っているわけではないので。
こういった撮影はアクションカメラのほうが向いていると思うけど、ジンバル内蔵のZenfone 11 Ultraでも撮ってみればよかったかな? 最後のNikon F3 + MD-4 +AI Nikkor 400mm f/2.8Sの連写シーンのみ、Zenfoneで撮影しています。
是非足を運んでみてください。写真や動画では分からない、あ、こんなのもある、とか色々気付きがありますよ。古い商品の当時のカタログなんかも以前より大きな画面で見られます。
いずれ企画展もあるでしょうから、機会を見てまた行きたいと思います。
Zenfone 11 Ultraのカメラレビュー、最後はRAW画像です。
標準カメラアプリでは、カメラ解像度の設定からRAW+JPGを選択します。
生成されるRAWファイルの拡張子は汎用RAWデータの.dngとなります。今回はRAWデータを未調整のままAdobe Lightroom ClassicでJPGに変換し、ブログ用の解像度に落として出力したものと、個人的に調整したものを掲載しています。
また今回は基本的にメインカメラである5000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9) 6軸ジンバルスタビライザー&アダプティブEIS で撮影しています。
息子のサッカーの練習試合の風景です。
まず未調整ファイル、解像度はしっかり5000万画素(50MP)あります。そして発色は相当あっさりめで、ある意味レタッチ向けな出力とも言えます。
ただカラー出力はフラットとは言えず、やや癖がありますね。
一眼カメラのRAW出力では、彩度はむしろ落とし気味にすることが多いのですが、このデフォルトの発色は相当あっさりめなので、彩度はかなり持ち上げて調整。
色々調整したものの、やや黄色っぽい発色となりました。
等倍で見た限り、手持ちのNikon Z 9/Z 8やD850の4500万画素を超える画素数とは言え、登載するイメージセンサは1/1.56型のSONY IMX 890センサ、流石に実際の解像感でフルサイズセンサと比較してはいけませんね。IMX 890は多くのミドルクラスからハイエンドスマホに搭載されている主力のセンサだけに、実力は悪くないはずです。後継のIMX 906も登場していますが、Zenfone 11 Ultraは先行するROG Phone 8をベースとしているため、共通した1世代前のセンサを採用していると思われます。
このセンサは、4画素をピクセルビニングにより混合して12.5MPで出力でき、JPGの場合はこれを使用していますが、RAWの場合は混合せず生データとして出力しています。
ただ、この画像を見て思ったのは、ピクセルビニングで生成した12.5MPのJPGのディテールの潰れっぷりは、RAWのJPG変換に関しては発生していないんですよね。
うーん、これを見る限り、50MPのRAWから”HyperClarity AIアルゴリズムでRAWファイルを直接処理”なんて謳っている割に、JPGのディテールの潰れっぷりは何なのかと思ってしまいますね。
これは想像でしかないですが、50MPのセンサ出力からピクセルビニングで12.5MPに変換した後に画像処理しているフシがあるんですよね。
確かにZenfone生成のJPGは小さな画面ではそれなりに解像感があるように見えて映えるので、ベタ塗りしてでもパッと見の良さを優先しているのかな?
こちらは夜の電車を撮ってみたもので、ISO748まで上がっています。基本感度がISO25とわりかし低いセンサなので、ISO748はそれなりに高感度なんですよね、このセンサにとっては。
このデータはなかなか手強かったです。蛍光灯による緑被りをモロに受けていますが、さらに高感度ノイズ発生、暗所潰れにハイライト飛びもあります。
この緑かぶりが相当強く、ホワイトバランスだけでは調整しきれず。とにかく緑の成分が強く、他の色に乏しいんですよ。
最終的にLightroomのAIノイズリダクションで仕上げたのが調整済の写真です。RAWとは言え、無いデータは復元できないですし、カラーバランスの崩れを完璧には補正できないですね。
よく、RAWなら色味なんて後からどうにでもなるなんていうのは幻想に過ぎないのがわかります。
驚くほどよく撮れたのがこちら。夜明けの花輪SAです。これは50MPセンサの出しうるディテールをなかなか良く出していると思います。
露出落とし気味で撮りました。
あっさり目の発色が良い方向に行っていますね、色の調整がこれに関してはしやすかったですね。
空にゴミのような黒い点が写っていますが、フルHDサイズではそう見えますが、等倍で見てみると…
細部表現はもちろん一眼カメラのセンサには敵わないとしても、ちゃんとトンボが飛んでいるのが分かるくらいにはディテールが出ています。木の葉もややシャギー掛かっている部分も見受けられるものの、どのみち素の50MPで使う用途なんてのはスマホに求めないので、解像度を落とした時にディテールがあればそれで良いです。
感度はISO25ですが、暗部はそれなりにノイズが出ていますね。ただ、このくらいは許容範囲でしょう。
函館のスープカレー吉田商店にて。
1枚目は店内の様子。店内の木造とコンクリートの質感、よく出ていると思います。あっさり目の発色は、こうした調整に都合が良いですね。レタッチ向きの特性です。
2枚目はスープカレー。これが調整が難しくって。店内の電球照明、スープカレーの色、同じような色合いなので難しいですね。
感度はISO370、やや上がっているけど、この程度は許容範囲です。
こうした接写に近い撮影は、案外スマホのレンズの苦手な領域ですが、こうした撮影領域におけるモヤッとした収差の影響があまりないのはこのカメラのレンズの美点です。最近のスマホは接写の質が良くなってきましたね。
それにしても色を出すのはなかなか難しい。美味しいさを伝えるのは、ちょっとRAWをいじったレベルでは難しいです。
RAWとは直接関係ない話ですが、函館にある六花亭で撮った写真なんですが、写真の下側の像が流れてしまっています。
この現象はこれ以外にももう1枚あったのですが、原因不明です。
思うフシもあり、とっさに構えてさっと撮った際に、ジンバルスタビライザーが最大限に動作して、レンズの周辺を使ったせいではないか? 一般に、レンズは中心ほど解像度力が高く、周辺に行くに従ってその性能が低下していく事が多いのですが、近年レンズ交換式カメラのレンズは高性能で周辺も綺麗、更に手ぶれ補正を見込んでイメージサークルより広い範囲もカバーしているんですけど、強力なジンバル手ぶれ補正を備えたZenfone 11 Ultraも、最大限に手ぶれ補正を発揮するとこうなる?
像が流れる方向が画面の角ほど斜めになっていて、レンズ中心軸に向かう方向ではあり、やはり手ぶれ補正が最大限に動作した際のレンズの周辺性能限界が写っただけかな、と今のところ思っています。
でも、そうだとすると、なぜ下側だけなのか?左側はもっと像が流れないのかとか、思うところもありますが、左側はまだ最大限に補正されていないからなのかな?
いずれにしろ、スチルの場合はラフに撮らずしっかりカメラを構えよう、という基本は変わらないですね。
最後に、3200万画素 望遠カメラ (35mm換算:65.3mm相当/F値2.4) で撮ったRAWデータ。
こちらはZenfone 11 Ultraで生成されたRAW+JPGのデータをまず見てみましょう。
おいおい全然別物になってるよ!
本当に同時に生成された写真かと思いますが、同じタイミングです。あまりにも色が違いすぎますし、JPGのほうが実はわずかにトリミングされています。
雲は緑がかっています
トリミングされている理由は不明で、RAWで撮影できる状態ではズームできないのです。
しかしRAWが素の未調整状態の色調だとすると、一体どうやって同時生成JPGの色合いに持っていけるのか?
調整してみました。結論から言うと無理でした。
まずはLightroomでの調整結果を見てください。
シャドウは最大限に持ち上げて、何ならトーンカーブでも持ち上げてみたけど無駄でした。そこには真っ黒のデータしか残っていませんでした。でもZenfoneが同時生成したJPGは、暗部にちゃんと人影が写っているんですよね。このRAWにはまるで階調がないんですよ。
このRAWデータは本当にRAWなんだろうか? センサの吐き出した出力を全てデータ化しているのだろうか? いずれにしろ、Zenfone 11 UltraのRAWデータ、全データを残しているわけではない、もしくはJPGのみは複数枚撮影して合成しているとか、何かしらの違いはありそうです。
決して真っ暗な状況ではなかったんですけどね。明暗差が激しいとこうなってしまう?
ということで、Zenfone 11 UltraのRAW、一筋縄ではいかなそうですね。
さてこの1ヶ月、ASUS Zenfone 11 Ultraのカメラで撮影してみたので、レビューしてみたいと思います。
基本的にはアスペクト比4:3の標準モード(12MP)で撮影、適宜RAWでも撮っています。
広角メインカメラは50MPの解像度を持っていますが、超広角は13MP、望遠で32MPということを考えると、基本的には12MPの出力で使うことを前提としていると思います(個人的に)
メインカメラです。
当ブログは残念ながらWordPressの制約で、高解像度の写真は掲載できません。いつもの通りブログ用のフルHDに落とした写真がこちらです。
一見すると解像感が良い写真に見えます。実際、フルHD程度にさらに解像度を落としているので、ブログやSNSに掲載する程度であれば、何ら問題なさそうに見えます。
ただ、よく見ていくと、写真によってはかなり絵がベタ塗りであることがわかります。
1枚目の切り出しです。
こちらについてはベタ塗り感はさほどありません。元々全体が遠景に近いフォーカス、かつ葉っぱという高周波成分が多い写真ですが、スマホカメラとしては問題ないレベルではあります。しかし元が50MPのセンサということから考えると、解像度を落としたとしてもややこのディテールは不満が残ります。スマホのセンササイズの50MPはデジタルズームや画素混合で使うためのものなんですね。
そしてサッカーの写真、こちらの切り出しではサッカーコートの芝、人物のディテールが出ていなくてベタ塗りになっているのがわかります。これは12MPのカメラとしては不満が残る結果です。
そしてこちらは空にバンディングが発生しています。
また木の葉もよく見ると、葉っぱ1枚1枚がベタ塗りです。
ただいずれの写真も、スマホサイズで見る限りは問題なく見えますし、むしろ見栄えは悪くないのです。Zenfone 11 Ultraのカメラはスマホ画面やSNS程度の解像度での見栄えを重視したチューニングと言えます。
良いなと思ったのは、接写した時の画質が良いことで、9cm程度まで寄って撮影した際のディテールは悪くありません。
Xperiaもそこまで寄ってフォーカスは合うのですが、描写の線が太くなってしまうのです。一般的なカメラレンズは、最短撮影距離の画質は遠景より劣る傾向にありますが(マクロレンズ除く)、Zenfone 11 Ultraは寄っても描写があまり悪くならないですね。
スマホはわりかし寄って撮ることが多いので、フォーカス位置による収差変動が少ないのは良いことですね。
超広角カメラは1300万画素、この画素数は画素混合などのリサイズをせず、ほぼそのまま出力(電子手ブレ補正分の領域は多少考慮しているのかな?)しているっぽいですね。
超広角は文字通り超広角過ぎて、手持ちの一眼カメラの広角ズーム(NIKKOR Z 14-30mm f/4S)よりさらに広角なので、使い道があまりなかったり。超広角ほど撮影は難しいのです。2枚しか撮っていない(笑
ここでもサムネイル、フルHD解像度で見る限りは、それなりに解像しているように見えますが…
やはりディテールが潰れてベタ塗り感はありますね。暗部描写は悪くなさげなので、やはりSNS映えを重視した画作りに感じます。
ある意味スマホカメラとしては正しい方向ではありますが、Xperiaはベタ塗りはここまでなかったので、ちょっと違和感があるのは確かです。
HyperClarity AIアルゴリズムというAIでの積極的な画作りはしているようですが、やはり素のセンサのディテール以上のものは出せないということでしょうね。
スマホカメラの伸びしろは望遠カメラにあると思っています。このカメラは光学3倍ズームまで対応、それ以上はデジタルズームですが、例によってデジタルズームの領域はHyperClarity AIによる補完でディテールを保つようです。
そして面白いことに、望遠カメラが一番ベタ塗り感が少なく、細部のディテールが良く出ています。
どうでしょう? 1,2枚目の田んぼの写真、メインの広角カメラのようなベタ塗り感が少なくいですね。3枚目の飛んでいるOH-1ヘリはズームしていますが、流石に光学ズームを超えるとディテール低下が見て取れます。4枚目(左下)の写真では、きちんと木の葉の葉脈が見えているのがわかります。なんで望遠カメラだけがここまでちゃんとディテール出せてるんだろう? メインの広角カメラでもこのくらいのディテールを出してほしいですね。
やはりズームするほど解像感がなくなり、ベタ塗り補完の傾向はありますが、素の絵が3つのカメラの中で一番素直なのにびっくりです。
Zenfone 11 Ultraでは、積極的に望遠カメラを使って撮ることをお勧めしたいです。
超広角・広角カメラはソフト改良でベタ塗り感をもっと減らしてほしいですね。それともセンサの特性なんでしょうかね?
今回各カメラの比較をして、望遠カメラが一番マトモに描写できることがわかりました。面白いですね。
では広角カメラのベタ塗り感は果たして画像処理によるものなのか、はたまた素のセンサの特性なのか、RAWで撮影した写真で考察してみたいと思います。
次回はRAWでの撮影データを見てみます。
これまで使っていたXperia 1 IIのカメラアプリPhotography Pro はSONYのαシリーズのUIを踏襲していて、スマホ本体の物理シャッターボタンと相まって、使いやすく気に入っていました。操作系は一眼ユーザーにとっては馴染み深いので、何だかよいもので撮っているような感じがします(笑
一応Carl Zeissレンズですし、スマホカメラとしては出来が良く、特段大きな不満はありませんでした。以前のXperiaに比べて、熱で落ちにくくなったのも良いです。ただ、やっぱり熱の影響は無視できず、真夏はカメラが使えないこともありましたが…。
今回初めでのASUS Zenfoneですが、カメラがどんなものか、ある程度使ってみたので、純正カメラアプリと共にレビューしましょう。
搭載カメラは、アウトカメラは今となっては一般的なトリプルカメラ構成です
・5000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9) 6軸ジンバルスタビライザー&アダプティブEIS
・1300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.7mm相当/F値2.2)
・3200万画素 望遠カメラ (35mm換算:65.3mm相当/F値2.4)
超広角カメラは、今や一眼カメラの一般的な広角ズームよりもさらに広角です。
インカメラは3200万画素カメラ (35mm換算:22mm相当/F値2.05)となっています。
メインカメラは5000万画素、これは手持ちの一眼カメラ、Nikon D850/Z 9/Z 8を超える数字です。もちろん、センサとレンズの小さいスマホカメラですから、センサの大きい一眼カメラと同列には語れないでしょう。
「10倍ズームでも映像が荒れる心配はありません4!HyperClarity AIアルゴリズムでRAWファイルを直接処理することで、写真の細部を損なうことなく、被写体のありのままの姿を撮影可能。」
とあり、光学ズームではないものの、AIによるRAW画像からの処理により、10倍ズーム(メインカメラ比、135判換算238mm相当)に対応します。
これはXperiaも標準アプリはそうでしたが、PROモードは別アプリでした。ASUSのZenfoneは1つの共通アプリの中に標準カメラもPROカメラも統括されています。
この辺りは別アプリで操作性を差別化したXperiaに対して、あくまでカメラアプリは1つのアプリ内で完結させたいZenfoneとの差が見て取れます。
ただ正直操作性は、PROモード(写真)もPROビデオ(動画)も、操作しようとすると別の項目に触れてしまうなど、やや使い勝手は悪いですね。
PROモードでは、露出補正は驚くことに、1/3EV単位ではなく1/6EVと細かく設定可能。ただ一眼カメラでも殆どの機種は1/3EV単位なので、スマホレベルでそこまで細かく設定できる意味はあまりないかもしれません。むしろ細かすぎるのに操作性がシビアなのが残念です。
その他インターフェイスはPROモードでも一般的なスマホカメラアプリに準じていて、XperiaのPhotography Proのような一眼カメラライクな操作性ほどは良くはないかな、という印象。
PROモードでは、どの調整も円環風のUIを動かすので操作しづらい。ちなみにISO感度の設定を開くと、ISO25から設定できるのは地味に良いですね。XperiaはISO64からでした。
絞り機構のないカメラだけに、ピーカンの撮影で低感度を使えるのは良いですね。ただ、高感度はマニュアル設定でもISO3200と、やや物足りないです。もっとも多くのスマホ・カメラはISO3200程度までなんですけどね。
これはいいなと思ったのがホワイトバランスのマニュアル設定です。Xperiaはマニュアル設定でK(ケルビン)を指定することはできなかったのですが、このアプリでは可能です。直感的でよいですね。
RAWは一見して純正カメラアプリで出来るのかわかりませんが、なぜか画像サイズ設定の中にあります。
RAWの場合はRAW+JPGしか選択できません。
まずはフラッシュなどの設定項目を出してから、更に設定モードを開く必要があります。
設定項目からさらに「カメラ解像度」を開くと、一番下にRAW+JPGという項目があります。
解像度設定でありながら、メインカメラではフルの50MP以外は8MP主体となり、アスペクト比の設定、全画面表示、RAW+JPGと続き、なんだか一貫性に欠けますね。この辺りがカメラメーカーとは一線を画すカメラアプリですね。とにかく分かりづらいです。
ここが一番純正カメラでの不満な点ですが、XperiaのPhotography Proのような、被写体検出時の細かいAFエリア表示がない事ですね。
瞳認識時の表示もなく、ここはカメラメーカーでもあるSONYとPC/IT機器専門メーカーのASUSとの違いが出ています。
顔認識した時の枠が太すぎる気がしますし、四角い枠の角が丸められているのも、なんだかそれっぽくないんですよね。だめではないですけど
ただ、認識しそのものは正確で、ペットも認識するとのことです。ペットと言っても幅広いので、具体的にどの動物ならOKかNGなのかは不明ですが。
さて実写編は別記事で書きたいと思います。
スマホ引っ越しの何が面倒って、今や生活に欠かせなくなって、銀行やクレジットカード系の認証から各種電子マネーの移行ですね。
以前より操作自体は簡単になったとは言え、Felica系は一度データのセンター預かりと受取操作があったり、かと思えばIDとパスワード入れればOKだったり。セキュリティとか近い勝手とか、それぞれ考えてのことでしょうけど…
ということで、先週金曜日に届いたASUS Zenfone 11 Ultraを、週末で前のスマホであるSONY Xperia 1 IIから引越作業&カスタマイズして使ってみた雑感を。
まずは写真で比較しましょう。
左のXperia 1 IIは6.5インチ、アスペクト比21:9、解像度3840×1644の4K有機ELディスプレイですが、Zenfone 11 Ultraは6.78インチ、解像度2400×1080です。
Xperia 1 IIは縦長で横幅は細身な分手で握りやすいのですが、Zenfone 11 Ultraは幅が5mm近く大きいため、やや手に余るサイズです。スペックを比較してみましょう。
ガルマックスさんのサイトより引用しました。
製品情報Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3) | ||
---|---|---|
端末名 | Xperia 1 II ※国内キャリアモデル | Zenfone 11 Ultra |
型番/別名 | ドコモ版:SO-51A au版:SOG01 | |
発売年 | ドコモ版:2020年6月 au版:2020年5月 | 日本:2024年7月 海外:2024年4月 |
発売地域 | 日本:ドコモ/au | 日本:SIMフリー 海外:SIMフリー |
メーカー・ブランド | SONY | ASUS |
備考 | ドコモ版、au版モデル | |
対応バンド・周波数・ネットワークXperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3) | ||
3G | ▼ドコモ版↓ W-CDMA:1 / 5 ▼au版↓ 非公表 | 【日本モデル】 W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 【海外モデル】 W-CDMA:800 / 850 / 900 / 1700 / 1900 / 2100MHz |
4G LTE | ▼ドコモ版↓ FDD LTE:1 / 3 / 4 / 5 / 7 / 12 / 13 / 17 / 19 / 21 / 28 TD-LTE:38 / 39 / 40 / 41 / 42 ▼au版↓ 非公表 | 【日本モデル】 FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 32 / 66 TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 43 / 48 【海外モデル】 FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 32 / 66 TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 43 / 48 |
5G NR | ▼ドコモ版↓ Sub6:n78 / n79 ▼au版↓ 非公表 | 【日本モデル】 Sub6:n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79 ミリ波:非対応 【海外モデル】 Sub6:n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n18 / n20 / n25 / n26 / n28 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n77 / n78 / n79 ミリ波:非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.1 | バージョン:5.4 コーデック:SBC / apt-X / apt-X HD / apt-X Adaptive / apt-X Lossless / LDAC |
SIMサイズ・スロット | シングルスロット(Nano SIM) | デュアルスロット(Nano SIM×2) |
ネットワーク関連備考 | SIMロックあり 2回線同時待ち受けは非対応(シングルSIMのみ) | |
本体仕様Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3) | ||
ディスプレイ | 6.5インチ/有機EL/画面占有率非公表 | サイズ:6.78インチ 材質:有機EL 画面占有率:非公表 形状:パンチホール(中央) 最大リフレッシュレート:最大144Hz(LTPO:1-120Hz) 最大タッチサンプリングレート:非公表 |
解像度 | 3,840×1,644(4K+) 画面比率21:9 | 2,400×1,080 |
画素密度 | 643ppi/超高精細!ドットの粗さは気にならない | 388ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ | 高さ:166mm 横幅:72mm 厚さ:7.9mm | 高さ:163.8mm 横幅:76.8mm 厚さ:8.9mm |
重さ | 181g | 225g |
本体色 | ▼ドコモ版↓ ブラック系/ホワイト系/パープル系 ▼au版↓ ブラック系/ホワイト系 | ブラック系、グレー系、ブルー系、オレンジ系 |
システム仕様Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3) | ||
OS | Android 10 | Android 14 |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 865 | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 |
AnTuTuベンチマーク | 総合スコア約568,000点 GPUスコア約220,000点 (参考値) | 総合スコア:2,174,278 GPUスコア:915,359 (AnTuTu v10実機スコア) |
メモリ/保存容量Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3) | ||
組み合わせ | メモリ8GB+容量128GB | メモリ12GB+容量256GB メモリ16GB+容量512GB |
ストレージカード | MicroSD対応(最大1TB) | 非対応 |
カメラXperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3) | ||
背面カメラ | クアッドカメラ ①12MP(メイン、f/1.7) ②12MP(超広角、f/2.2) ③12MP(望遠、光学3倍ズーム、f/2.4) ④ToFセンサー AI:対応 ナイトモード:非公表 手ぶれ補正:対応 センサーサイズ:メイン1/1.7、超広角1/2.5、望遠1/3.4 PXサイズ:非公表 | トリプルカメラ ①5,000万画素(メイン、f/1.9/IMX890) ②1,300万画素(超広角、120°、f/2.2) ③3,200万画素(望遠、光学3倍ズーム、f/2.4) 手ぶれ補正:光学式 センサーサイズ:1/1.56(メイン) PXサイズ:2μm(メイン) |
インカメラ | ベゼル内蔵式インカメラ 画素数:8MP(メイン、f/2.0) ビューティーAI:非公表 手ぶれ補正:対応 センサーサイズ:非公表 PXサイズ:非公表 | パンチホール式インカメラ 画素数:3,200万画素(メイン) センサーサイズ:非公表 PXサイズ:1.4μm |
カメラ備考 | ソニー製カメラと連動の有無は非公表 | 6軸ジンバル手ぶれ補正対応 |
機能仕様Xperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3) | ||
GPS | 搭載(詳細は非公表) | GPS、A-GPS、GLONASS、BDS(BEIDOU)、GALILEO、QZSS、NavIC |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:対応 顔認証:非対応 | 指紋認証:対応 顔認証:対応 |
センサー | 加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス | 赤外線センサー:非対応 加速度センサー:対応 近接センサー:対応 ジャイロセンサー:対応 電子コンパス:対応 光センサー:対応 その他:ホールセンサー |
防水/防塵・タフネス等級 | IP68 | 防水/防塵:IP68 耐衝撃:非対応 |
イヤホンジャック | あり | あり |
NFC | 対応(FeliCa/おサイフケータイにも対応) | 【日本モデル】 NFC:対応 FeliCa/おサイフケータイ:対応 【海外モデル】 NFC:対応 FeliCa/おサイフケータイ:非対応 |
その他機能 | ゲームモード、PS4リモートプレイ機能の搭載有無は非公表 ワンセグ、フルセグ対応 | デュアルスピーカー搭載 |
バッテリーXperia 1 II キャリア版(Snapdragon 865) : Zenfone 11 Ultra(Snapdragon 8 Gen 3) | ||
バッテリー容量 | 4,000mAh | 5,500mAh |
充電 | 有線充電:W数非公表(急速充電対応) ワイヤレス充電:対応(W数非公表) | 有線充電:65W ワイヤレス充電:15W 逆充電:非公表 |
ポート | USB Type-C | USB Type-C |
バッテリ容量がXperia 1 IIの4000mAhから5500mAhになっているのも大きいですが、画面サイズも写真で見る限り、縦にも横にもZenfone 11 Ultraのほうが大きい事がわかります。
本体だけで観ると、Xperia 1 IIのほうが少し大きいのですが、ベゼルサイズが上下に大きいためで、純粋に有効な画面の大きさで言うと、Zenfone 11 Ultraのほうが大きいですね。
このサイズ感は、片手で持った時にXperia 1 IIがしっくり収まるのに対して、Zenfone 11 Ultraはカバーを付けた状態ではかなり手持ちが難しいです。持てなくはないけど、少し手に余ります。
そして重量は表にはありませんが、Xperia 1 IIが181gなのに対し、Zenfone 11 Ultraは225gとかなり重くなっています。実際手にずしりと来るんですよね。ここは評価の分かれるところだと思います。
なお、4KからHD+と解像度が落ちたことによる弊害はほぼ感じません。元々スマホサイズのディスプレイに4Kは過剰スペックで、人間の目で判別することはほぼ不可能でしょう。
Xperia 1 IIの画面密度643ppiは過剰スペックで、Zenfone 11 Ultraの388ppiでも全く問題ないですね。Xperia 1 VIで4Kディスプレイを辞めてHD+にしたのも、無駄な高解像度による電力消費が無視できないからでしょうね。スペック坊にはがっかりかもですが。
300ppi以上は人間の目は見分けがつかないという研究結果もあるようなので、この点は不満はないですね。
Xperia 1 IIは自動で残像低減する設定があり、画面のリフレッシュレート自体の設定項目はありませんが、Zenfone 11 Ultraは、60Hz, 120Hz, AUTO(可変1~120Hz)と選択でき、ゲームによっては自動的に144Hzになるようです。
AUTOで使ってみましたが、ちょっとした単純なネットゲームで、時々やや画面がカクつくことがありました。
Xperiaはこの点非常に滑らかに表示しているので、この辺りはZenfoneのアップデートによる改善を望みます。FPS系のゲームをするのでなければ、それほど気になることではないレベルではありますが。
あまり目に良くないですが、暗がりで操作した場合に、適度に画面の輝度を落とせるのはXperia 1 IIでした。
Zenfone 11 Ultraにも、Andoroid 12以降に搭載されている(Zenfone 11 Ultraは現時点でAndroid 14)「さらに輝度を下げる」があり、これをONにしてもまだXperia 1 IIの最低輝度より明るいです。
一般に最大輝度がクローズアップされがちですが、暗い場面での最低輝度も重要なんですよね。この辺り、ディスプレイの使い方が上手いのはSONYだなと思います。ただ、Xperia 1 IIは最低輝度にすると、階調表現はやや悪化しますが。
最大輝度は新しい分Zenfone 11 Ultraのほうが明るいのは確かです。
Xperia 1 IIはもう最新から4世代前のハイエンド機です。実はdocomoオンラインショップで投げ売りで買って1年半経っていないのです。
ただ発売は2020年4月で、もう4年経過し、発売当時Android 10で2度のメジャーアップデートでAndroid 12になり、それが最後の更新となっています。
Zenfone 11 Ultraは最新機種であり、Snapdragon 8 Gen3を搭載した機種としては後発の発売もあって、出荷時から最新のAndroid 14(執筆時点)となっています。
スマホはハードの性能以上にOSによる機能改善が大きく、Zenfone 11 Ultraはちょっと使っただけでかゆいところに手の届く機能が多いと感じました。
バッテリに負荷をかけない低速充電機能は、睡眠時の充電で重宝しますね。バッテリは急速充電では発熱が大きく寿命を縮めるので、これが設定できるのは良いですね。ただXperiaは昔から充電パターンを把握して、自動で充電速度を調整する機能があるので、ここ自体に特に優位性はないのですが、「充電制限の選択」ができるのはとても良い!
これは近年のノートPCで多く搭載されるようになった機能で、あえて満充電にせず特定の充電量で充電を止めることで、バッテリの寿命を伸ばす機能です。
一般にリチウムイオンバッテリーは、満充電付近ではセルが高圧になり負荷が高くなるため、満充電近くのまま維持することはバッテリの劣化が早まってしまいます。
なので、こうして充電制限できるのはありがたいです。普段は80%までに充電量を抑えて、必要なときだけ100%までの満充電が設定できます。これは欲しかった機能だけに、ありがたいですね。
更にありがたいのは「バイパス充電」ですね。
これは自宅でUSB充電をしたまま使用する際に、明示的にバッテリ充電せずにUSB電源供給のみで使用できるため、バッテリへの負荷を抑えることが可能です。出先でも、例えば先にモバイルバッテリで給電させて、必要に応じて内蔵バッテリを使う、なんてことも可能になりました。ゲーミングスマホを出しているメーカーだけありますね。
とにかくバッテリへの負荷を最大限に減らせる機能は、今後4,5年使う上でも重要ですね。
この機能があるだけで、十分Zenfone 11 Ultraには満足です。
Xperia 1 IIは購入後1年半も経過していないのに、もうバッテリの満充電性能が新品時の80%未満になってしまい、バッテリが全く持たなくなってしまいました。性能自体は不満がないだけに、この点が非常に残念で、何ならその前に使っていて、今も娘が使っている5年経過したXperia 1 初代が、4年目でやっと満充電性能80%を切ったのとは雲泥の差です。たった1世代しか違わないのに、こうもバッテリの劣化が早くなったのは、ワイヤレス充電を多用して発熱が多かったから、くらいしか思い当たらないんですけど、ホント不思議です。
Xperia 1 II(SO-51A)はdocomoでの発売期間が長かったせいか、2026年2月末まで修理が可能なので、頃合いを見てdocomoショップでバッテリ交換を依頼したいと思います。そして娘用に入れ替えかな~。
金曜日に届きまして、早速開墾、いや開梱しました。
箱はシンプルそのものです。何気に海外ブランドのスマホは初めての購入、さらにいうとキャリア向けではないSIMフリー端末購入も初めてです。
SIMフリー端末も最近は選択肢が広がってきました。そろそろキャリア向け、なる商品の立ち位置は考えなければならない時代かもしれませんね。無駄な消せないキャリア向けアプリのオンパレードはもううんざりですし。
ASUSは、昔から自作PCをやっていて、何なら前世紀にASUSTeK Computerと言われていた時代からマザーボードなどPCパーツで有名な台湾企業ですが、自作PCユーザーでない一般人にとっては少し馴染みの薄いメーカーかもしれません。
Zenfone自体は2014年からZenfone 5が日本で発売されていますが、大手キャリア向けでの発売は過去になかったような? なので、今でも日本国内において一般にはそれほど有名なブランドではなかったりします。
そういえばいつも話題になるASUSの読み方、日本では「エイスース」何だそうですね。ASUSTeK Computerの時代は、「アサステックコンピュータ」とぁ「アサス」って呼んでいましたし、2007~08年にアメリカ出張によく行っていた頃現地のテレビCMでは「アスース」と発音していましたね。日本人には「アサス」が一番発音しやすいんだろうなぁ。
2万円安いストレージ256GB/メインメモリ12GBのモデルもありますが、2万円差でしかないし、microSDカードが使えないので、内蔵ストレージは大きいに越したことはなく、ストレージ512GB/メインメモリ16GBのモデルを選択しました。
スカイラインブルーの筐体が爽やかでよいですね。ただ結局カバーを付けてしまうので、色なんてのは関係なくなったりします^^;
さてXperia 1 IIからデータ引き継ぎを。このやり方、毎回違っていて、今回はUSBケーブルで画像や動画、音楽データもコピーするようです。
ところが、このやり方、なぜかZenfoneからXperiaに給電もしてしまうようで、Xperiaはみるみる充電されていき、Zenfoneはどんどんバッテリを吸い取られていくという…。
結局Zenfoneのバッテリが切れそうなので中断しました。このあと充電しながらPhone Cloneというソフトで、ワイヤレスでバックアップできたので、じゃあ有線接続は何だったのかと(笑
上の写真の通り、Xperia 1 IIのほうが少し縦長である半面、横幅は圧倒的にZenfone 11 Ultraのほうが大きいです。この点など長年使ってきたXperiaとの比較は追々書いていきます。
それにしても…
USB端子が中央ではなく左にオフセットしているのはちょっと違和感。ホルダーで使う人は、写真のようなL字のUSBケーブルも検討を。
昨今何でも手に入りにくい世の中ですが、Zenfoneは日本での知名度がまだそんなにないからか、ごく普通に手に入りました。
こちらはPD100W給電に対応するUSBケーブル。L字です。急速充電には対応するケーブルもお忘れなく。なお、USBケーブルはZenfoneに付属しますが、L字はあると便利です。