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【百里基地】21/6/25の記録

気がつけば、COVID-19の緊急事態宣言やら仕事が忙しくて休みが撮りづらいとか、天気が不安定とか、いろいろな理由で、百里基地撮影は前回から3ヶ月以上経過していました。

梅雨入りし、既に夏っぽい蒸し暑さもありましが、仕事の谷間で休みが取れたので行ってきました。
ただ、行く前の天気予報も、道中も曇り時々雨な状況、ほとんど撮影自体は期待していませんでしたが、着いてみれば、雲も薄くなり、ところどころ晴れ間も見え始めてラッキーでした。

ひばり?

着いてみると、誰もいない…。ファントムラストイヤーの盛況ぶりがが嘘のように。機体は並んでいるから、飛ばないってことはないだろう。
誰もいないので、鳥さんを撮ってみたり。ひばりなのかな?
撮りはさっぱりわかりません。これ、10mも離れていない所に留まっていたのだけど、850mmの超望遠でこれですから、野鳥撮影っていくら望遠があっても足りないのがよく分かります。こうした小さな被写体は、マイクロフォーサーズの分野ですね。

そんなこんなでお昼を食べて待っていたら、やっと動きがありました。

前半2機は何も搭載せず、後半2機は左のみAAM-3を搭載して上がりました。
こちらはAF-S 600mm f/4Gにテレコンつけて850mmです。被災sぶりにテレコンつけて撮ったら、最初はブレブレ?
3ヶ月以上撮っていないと腕が鈍ってます。

雲は多いけど晴れた!

晴れました! 雲は多いけど。雨予報だったので、良い意味で天気予報が外れてよかったですね。

上がったので、降りを撮るのに移動します。そちら側はギャラリーはいましたが、いつもより全然少ないですね。

しかし、久しぶりに望遠で流し撮りしようとしたら、やっぱり腕が明らかに落ちている…。

しかし、百里も戦闘機部隊がF-2の第3飛行隊のみになってから、あまり飛ばないですね。この日も早い時間早々に終わっていました。
民間機も、今はスカイマークが朝と夜しか来ないそうです。春秋航空もしばらく来ないですしね。
それでも、幸運にもこの撮影時間は天気が良かったのが幸いですね。
さて来月は撮りに行けるかな? ちょっと厳しいかな。

【百里基地】21/3/5の記録

仕事が忙しくて、なかなか休みを取りづらい状況ですが、その合間を縫って百里基地に行ってきました。

ファントムラストとなり、お祭り騒ぎだった去年を考えると、今の百里基地は、平常運転といった具合。ギャラリーもまばら、天気もこの日微妙だったのですが、午前中は運良く晴れ間もあって、雲もいい塩梅に出ていて、これが良かったですね。

03R上がりでした

10時過ぎ、天気予報を基に行ってみたポイント、残念ながら読みが外れて03R上がりでした。
ま、上がるということは降りるということで、気長に待ちます。

すると、チェッカーの機体がやってきました。
おおっ、飛んでいるところを初めて見ました。入間基地の飛行点検隊U-680A、YS-11FCの後継機として昨年導入された2機のうちの1機ですね。

ベースとなった機体は、セスナのサイテーションラティチュードで、この機体にも、窓に下に「CITATION LATITUDE」と民間機での名称がそのまま入っていますね。ビシネスジェットで、YS-11よりもずっと小型のジェット機ですが、このサイズの機体でも用途として問題ないのでしょうね。
セスナのモデル名は680Aで、それがそのまま自衛隊の機種名のU-680Aになっています。この辺りは、BAe125がU-125/U-125Aとして自衛隊で用いられているのと同じですね。

この時間、風もほとんどなかったのが、少し南風に。そして無線でランチェン(着陸する滑走路変更)を知るも…ちょっとタイミングが遅いので、そのまま留まることに。
結果的に、タッチアンドゴーを行って、そこそこの絵が撮れたかな?
このとき、晴れ間も良い感じで、雲が絵に立体感を出してくれました。F-2はベイパーが胴体横と翼端からきれいに出て良いですね。

計8機。556号機のみJ/AAQ-2を搭載していました。

お昼を挟んで…

午後、U-680Aがお帰りに。撮影ポイントを移動。ここで撮るの久しぶりだな。

3SQの降りを撮影。この頃には一気に雲が来て曇天に。天気の状態も怪しくなってきました。
タッチアンドゴーとランディング、後半は少しずつシャッター速度を落として流し撮りして、この日の撮影を終えました。


今年度の百里撮影は、これで終わりかな?

【百里基地】飛行始め 21/1/5の記録2

2021年1月6日の百里基地の飛行始め、生憎の曇り空で、時々少し晴れる程度で、かなり寒かったけど、おかげで陽炎の影響がほとんどなく、記録写真的には、かなり解像力の高い絵が撮れました。腕は別として(笑

流し撮りも少し。テレコンは外しています。解像力はやっぱり素のレンズが一番ですね。
しかし、4Kディスプレイにしてから、編集時に微ブレがよく分かる。もちろん、フルHDディスプレイでも、拡大すれば同じことですが、拡大せずとも、違いがわかる。逆にぴしっとハマった写真は、ものすごい解像感で表示できます。27インチでは4Kはギリギリかも。これより小さければ、4Kの恩恵は殆ど感じられないです。できれば31.5インチ以上が望ましいですけどね、なかなか置けませんよね。

U-125A (82-3007)

雲の薄い部分と厚い部分がいい感じに入って、救難の機体に緊張感のある絵が撮れた、ような?

今日は時間がないのでここまで。

【百里基地】飛行始め 21/1/5の記録1

昨年末で301SQのファントムが飛行を終えて退役し、百里基地の戦闘機は3SQのF-2のみとなりました。
F-2も嫌いではないのですが、やっぱりファントムが居ないというのはちょっと寂しいものがありますね。

午前の最初の上がりは少し遅めでした。小中学校の始業式もありましたしね。

曇っていたので、こういう場面ではF-2の洋上迷彩は撮影が難しいですね。
563号機はJ/AAQ-2 FLIR(赤外線前方監視装置)のポッドを搭載しています。ナイトビジョンゴーグルに対応した機体ですね。

午後はタッチアンドゴー訓練でした。

撮影も1ヶ月ぶりなので、リハビリを兼ねて。少しずつ歩留まりが上がっていく感じですね。それにつれて、シャッター速度を少しずつ落としていく感じでした。

しかしまあ、ファントムが居なくなったというだけで、飛行始めの割にはギャラリーは少なめ。まあこれがいつもの感じなんですよね。去年が異常だったというか…。

続く…

【百里基地】20/12/1の記録4

今回でラストです。Yamaroにとってはファントムの見納めとなります。
ハイスピードタキシーを行うようです。ハイスピードタキシーは、エンジン出力を上げ加速し、飛び上がらず減速します。ファントムのように、一般的に戦闘機には逆噴射機構はないため(トーネードやJ37ヴィゲンのように装着した例もありますが)、ファントムだとドラッグシュートで減速、F-15だとエアブレーキで減速ですね。

355号機、395号機に続き、スペマの436号機もタキシング開始し、まずは355号機からスタート。

355号機のハイスピードタキシーは、動画で撮ってみました。

F-4EJ改 (57-8355) ハイスピードタキシー

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRで、手持ちで動画を撮る! 腕が!腕が厳しい! 本気で動画撮る人は、3m近く足が伸びるGITZOのGT5563GS辺りを使っているのでしょうけど、こちとら手持ちです。腕がつるかと思いました(笑
最初からちょっと斜めになっているし、後半グダグダなのは腕がつりそうだから(笑
雰囲気をお楽しみいただければ。

ハイスピードタキシーは、動画のほうが良いなぁと思いました。写真だとちょっと映えないね(笑
スペマ436号機が動かない…先に上がっていたF-2が降りてきたから、それ待ちでした。

そして動き出す436号機。アラハンからは、ディテールを楽しむのが精一杯ですが、ちょうど順光になるので、個人的には436号機の素晴らしい塗装を楽しめる、最後の機会となりました。

ありがとうファントム! そして301SQの皆様、お疲れさまです! これにて、個人的に動くファントムの撮り納めとなりました。

最後に、3SQのF-2の降りを見て、今年の百里基地撮影は終了となりました。
ここでは少しシャッター速度を落として、流し撮りを。ま、流すってほどは落としていないですけど…。

さて、ナイトまでは居られないので帰ろうかな、と思った15時過ぎに、陸自のチヌークが降りてきました。

CH-47JA (52960)

実は、この撮影の前の週から、既に2機の陸自チヌークが展開していて、何だろうと思ったら、もしかしたらピットファイヤー訓練のためだったのかな?

陸上自衛隊と共同訓練だったようです。

というわけで、今年の百里基地撮影は、今度こそ終了。
COVID-19に翻弄された1年でしたが、来年はある程度収まってくれることを祈りつつ、撮り納めとなります。
301SQのラストフライトは、仕事がもう休めなさそうなので、他の皆様の写真に期待したいと思います。

【百里基地】20/12/1の記録3

百里基地、すっかり第3飛行隊(3SQ)のF-2ランドですね。3SQが来るまでは、301SQ、302SQ、501SQという3つのファントムの飛行隊を抱えるファントムランドでした。それが今や、ファントムは退役寸前で、F-2が主力です。

実は前回来たときは、ちょうどF-2Aが飛んでいなくて、複座のB型のみでした。理由は不明ですが(噂的な話はここではあえて書きません)、単座のA型も今回は元気に飛んでいました。

F-2はランウェイに来ると、ファントムのように一旦停止せず、一気に加速して上がっていきます。

午後もAGG訓練だ!

ちょっと遠いし、捻った背中が逆光なので、ここからは写真的には映えないけど、この機動を見れたので良しとしましょう。
600mmにx1.4テレコン、掲載写真はクロップして、更にトリミングしています。雰囲気をお楽しみいただければ。実際はかなり上空で、遠いですね。

単焦点望遠にしてよかったと思うのは、絞り開放で背景をぼかせること。SIGMA 150-600mmでは、開放も暗いし、600mmでは開放は像が少し甘いので、1段絞りたい感じですが、単焦点なら開放から使えて、シャッタースピードを上げられます。流し撮りを無理にしなくても、背景がぼけるので、良い感じに被写体との距離感を出せますね。

続く…

【百里基地】20/12/1の記録1

F-4EJファントムII440号機のラストフライトの後は、平常運転の百里基地の写真を。

といってもこの日、F-2も主役だと言わんばかりに、AGG(空対地射爆撃訓練)を実施しました。

AGG(空対地射爆撃訓練)で急角度で新入するF-2A

F-2のAGGは久しぶりに撮ったけど、今まであまり良く撮れたことがなかった…だけに、今回スッキリと晴れて順光で撮影できて、かなり満足でした。

この撮影ではロクヨン(AF-S 600mm f/4G)にx1.4テレコン(TC-14EII)を装着して、850mmでの撮影でしたが、上の写真の2枚めはノートリミング、ほかも少しだけトリミングで、こんな感じで撮影できました。

やっぱりF-2の場合は、ファントムより機体が小さいだけあって、600mmでは少し足りないな、という印象。その代わり撮影難易度も上がり、ファインダからロストすることもしばしば…。もっと腕を鍛えないと(技術と腕力ともに)。

とにかく、久々に青空の下で撮影できて、大満足でした。
続く…

【百里基地】20/9/29の記録2

前回の続き。29日の午後は、雲がかなり厚くなってきてしまいました。
写真映えしませんが、ファントムの写真、恐らくもう右手で数えるほどしか撮影に行けないと思い、どんな天気であれ、記録と記憶に残したいなと言う気持ちです。あのターボジェットエンジン独特のパワフルな爆音も、後少しで聞けなくなります。
あと半年いっぱいでファントムの運用は終了しますが、仕事の状況次第では休みも取りづらくなりますし、航空祭も今年度は全てキャンセル(百里基地は今年度航空観閲式の予定で、航空祭は元から予定なし)なので、ファントムを見るには、関東圏だと百里以外ありませんからね。

そらの駅そ・ら・らで昼食。ポイント移動したら、ちょっと出遅れた感じでしたが、タッチアンドゴーを行っていました。

午前中、ハイレート、TACデパーチャーをカマしてくれた301SQのファントムがフォーメーションでフライパスしタッチダウン。

そういや357号機は久しぶりに見たような。

続いて3SQのF-2B (33-8121)、この1機のみでタッチアンドゴーを繰り返していました。只今、F-2は複座のB型のみ飛んでいる状況です。

陸自のUH-1Jもお出まし。

UH-1J (JG-1780)

そして、301SQの3rd上がり。

よく見ると、見学者らしき人の姿があり、基地モニターさんかしら? 間近で見られて羨ましい限りです。
さらにプロっぽい方がビデオ撮影もしているのがちらっと見えますね。
でもって357号機はハイレートでした。天気が良ければ、北門あたりではハイレートきれいに見れたんだろうな…

アホみたいに写真上げてしまった…。F-2Bのコパイさん、上る前に手を振ったりピースしたり。
タッチアンドゴーまつりだったので、シャッタースピード変えたりして、練習がてらの撮影ですかね。未だ、ロクヨンはレンズの持ち方が定まらなかったりですが、今回タッチアンドゴーまつりを利用して持ち方を見直したりして、安定して保持できるやり方は見つけました。ただどちらにしろ、重量があるのは如何ともし難いですね。
1kg以上軽量になった、最新のロクヨンE型が羨ましいぞ。

301SQが戻ってきました。やっぱり3機フォーメーションですが、これ何かの展示用訓練なのかな?

そしてタッチダウンも向こうで撮っている一般人がいて、羨ましいなぁ。

残念ながら、スペマファントムは見られなかったけど、残り少ない現役ファントムの姿を見られてよかったよかった。最新ファントム440号機も、最後の日まで飛んでくれるかな?

【百里基地】20/8/25の記録2

3SQが上がった後は、しばし静寂が訪れます。

それよりこの撮影ポイントでずっと、スズメバチに付きまとわれていまして…。戦うと刺されるので、基本無視しますが、カメラの周りをグルグルと…。結局帰るまでつきまとわれました…。

そろそろ上がったF-2が戻ってくるかなぁ、と思っていたら、戻ってきました。タッチアンドゴーではなくて、着地せずに足上げして上がります。
この撮影では、試しにTC-14EIIを外して、600mmで撮影しています。歩留まり的には、600mmで撮ってトリミングで整えたほうが画質は良いかもですね。

鳥がいっぱいいるなぁ。バードストライクが心配です。

一周してタッチダウン、ドラッグシュートを展開します。ベースのF-16戦闘機は、ドラッグシュートはオプションですが、F-2は航空自衛隊の要望で、全機搭載しています。

ドラッグシュートが展開する時、結構大きな「ボフッ」と言う音が出るんですね。

F-2A (63-8537)

天気は良かったんですが…中々ファントムは上がってくれないですね…。退役に向けて、フライト時間も削られているのかな?

青スペマ、飛んでいるところを見たいですね。
ということで、この日の撮影を終了しました。

【百里基地】20/8/25の記録1

仕事が忙しくなってきて、休めるタイミングが微妙になってきた中、何とか休みをとって行ってきました。が、この日外環自動車道は、事故で大渋滞。そう、出発時、ナビが何故か首都高経由で行こうとするので、渋滞があるのかなぁとは思っていましたが、まさかこんなに遅れるとは…。

というわけで、いつもより1時間程度遅く到着。ところが、幸か不幸か、午前中はノーフラだったようです。

そしてこの日行った撮影ポイント、先客は2人でしたが、ノーフラで手持ち無沙汰な感じでした。

午前中に、すでに301SQの青スペマファントムは並んでいたようです。実は青スペマを見たのは初めてだったりします。
航空祭が今年あったなら、各地を行脚したかも知れません。

そしてお昼過ぎ、格納庫からF-2とファントムが並べられ、ファントムもエンジンスタート! が、その後全ての機体はエンジンストップし、再び静寂に。基地司令交代があったせいか、色々普段と違う様子です。
COVID-19による影響からか、民間機すら来ません。

 FODチェックし、今にも飛ぶかな…という感じでしたが、そういやこの時点では消防車が展開していないですね…。

格納される青スペマ (07-8436)

4機並んでいエンジンスタートしていたファントムですが、エンジン停止後、格納庫に戻っていきました…。残念。ああ、今日は運がなかったか。

先に来ていた2人も帰っていきました。このポイントでは自分1人です。

それでも粘り待ちした甲斐がありました!

ええ、午後2時半過ぎに、やっとF-2が動き始めました! 粘り勝ちですね。

シャッタースピード微妙に遅かったな…。ブレちゃった。
気を取り直して…

陽炎の影響、かなりありますね。そしてやっぱり捻らないと、F-2はファントムより見栄えの点でもう一歩。絵の切り取り方はまだまだだなぁと痛感。

続く…