【北島酒造】大入ひっぱりだこ 純米吟醸無濾過生

飲食店の新規開拓は最近あまりできていませんが、日本酒の新規開拓は続けていきたいですね。
ということで今回は初めてのお酒です。

【北島酒造】大入ひっぱりだこ 純米吟醸無濾過生

滋賀県のお酒はなかなか関東では見かけないのですが、このラベルにピピっと来て買ってみました。日本酒らしからぬネーミングにラベル。こう見えて辛口だそうです。
久しぶりに辛口系も飲もうと思って購入。

【北島酒造】大入ひっぱりだこ 純米吟醸無濾過生

酒米は滋賀県産の「吟吹雪」で、滋賀県で多く生産される酒米だそうです。これを精米歩合55%の純米吟醸無濾過生としています。
ラベルにはありませんが、買ったお店の情報によれば、このロットは日本酒度は+6の辛口です。製造ロットで日本酒度は変わるようですね。また酵母は7合酵母とのこと。
初めてなので味わいは全く想像のつかないです。では開栓してみましょう。

薄濁りで黄色みがかったお酒

瓶から見るとわからないですが、注ぐと薄濁りなのがわかりますね。冷やした状態でいただきました。
上立香は仄かですが何かの花っぽさ(何かはわからないw)を感じさせます。口に含むと、まずさっぱりとした酸味とドライさが出てきますが、その後ほんのり甘みが後から着いてきますね。全体としてさっぱりとしていて、辛口から想像するどっしりさはあまり感じません。
酸味→旨口→仄かな甘みでそれぞれがシャープです。こういうアプローチのお酒ってなかなかないんですよね。
調べると、北島酒造のお酒はすべて純米かつ生酛造りとのことで、このお酒も生酛造りならでは酸味と言えますが、生酛造りでも酸味がかなりシャープなんですよ。これが他にない味わいです。
ザ食中酒です。食事を問わずといった感じですね。


生酒なので要冷蔵ですが、温度が上がると甘みも素直に増します。キレもよいお酒、ぜひ。

大入ひっぱりだこ生 純米吟醸 無濾過生原酒 1800ml 期間限定 滋賀 北島酒造

DPREVIEWの記事やTKO氏退社に想うRICOHのPENTAX一眼レフの見えない将来

PENTAX K-rのカラバリモック 2011年に100円(笑)で購入

ちょっと前に見た海外のDPREVIEWの記事。RICOHのカメラ事業部のインタビューで、個人的にPENTAXのカメラは所有したことがない(上の写真のK-rはモックです)のですが、仕事が製造業なので、プロダクトに対する想いについて、ちょっと書いてみました。

https://www.dpreview.com/interviews/8811743241/ricoh-pentax-interview-monochrome-gr-kazunobu-saiki

「私たちは、写真撮影の結果だけに焦点を当てたいのではなく、人々に写真撮影のプロセスを楽しんでもらいたいのです」とリコーカメラ事業部のゼネラルマネージャー、斉木一信氏は言う。

Google翻訳そのままの文章ですが、RICOHが目指す写真撮影のプロセスを楽しむとは何か、ふと考えてしまいました。
この記事はRICOHのGRシリーズの焦点を当てていますが、同社が抱えるPENTAXブランドの一眼レフについても言及されています。

まずGRシリーズについては、コンパクトカメラ全体の販売総数が落ち込む中で、GRの需要が高いことを強調していますし、実際そうだと思います。
あのサイズのカメラでさっと撮れて高画質、というのは他にはないもので、長きにわたって需要があるのは、ブランドとして認知され成功している証だと思います。
何よりあの価格のカメラ、高価すぎず安すぎずの絶妙な価格で、長期間継続して売れるカメラはなかなかないでしょう。
現在のRICOHのカメラ事業は、GRシリーズで持っていると言っても過言ではないでしょう。

ところがPENTAXのデジタル一眼レフ(DSLR:Digital Single Lens Reflex camera)の話になると、何だかモヤモヤした回答しかしていないのが気になりました。

「DSLR 愛好家の一定のグループがまだ存在すると私たちは信じています。」

希望的観測でしかないですね、“信じています”では。
といういのも、今PENTAXはミラーレス一眼はやらない、一眼レフを続けるとしているのに、現時点で主軸をミラーレスに移したCanonやNikonよりボディのラインナップがさみしい状態です。

2025年3月時点のPENTAXの一眼レフはわずか3商品 製品 | RICOH IMAGING


レンズはパッと見た限りCanonの一眼レフ用EFマウントレンズよりは多いのですが、元々PENTAXはデジタル一眼レフはAPS-Cを主軸に展開していたため、1機種のみのフルサイズ機であるK-1IIのフルサイズ用レンズがNikonと比べても少し寂しい状態、特に望遠レンズはラインナップがもともと少なかっただけに、今や風前の灯火状態です。

300mmを超えるレンズは今やこの1本のみ HD PENTAX-D FA150-450mmF4.5-5.6ED DC AW

Canonは既に一眼レフ用のレンズはかなり整理が進んでいて、単焦点レンズはかなり減ってしまいましたね。Canonももう一眼レフ用の単焦点望遠レンズがなくなってしまいました。つまり、スポーツ報道プロ向けももうミラーレスに軸足があるということです。その点、Nikonはまだ一眼レフ用望遠レンズはフルラインナップですね。(2025年3月現在)

CanonもNikonも、ミラーレスが今後は主体であり、また一眼レフ用レンズもアダプター経由で使えることから、資産も無駄にはならないでしょう。
しかし、ボディもレンズも新しいものが出ないPENTAXは、一眼レフかミラーレスか以前に、このシステムに将来があるのか?となっている状態です。

一眼レフもミラーレスも、レンズ交換式カメラはシステムとして成り立っています。GRシリーズやPENTAX 17のようなコンパクトカメラは、基本それ1つで完結するので、ユーザーも気軽に購入しやすいのに対し、レンズ交換式の場合は、レンズやアクセサ含めたたシステム上に成り立っていて、PENTAXの新しいボディが出ないからと言って、CanonやNikonなどの他メーカーのボディでPENTAX Kマウントレンズが使えるわけではないし、フラッシュその他のアクセサリも同様です。
今PENTAXユーザー、特に昔から使っていてレンズを多く持っているベテランは、そして望遠レンズ主体で撮影しているユーザーは、もうはっきり言って他に移らざるを得ない状況ではないかと思うんですよね。

「レンズを通して本物の光を見たいと思っているデジタル一眼レフ愛好家のグループがまだいると私たちは考えています。」

この考え方がもう後ろ向きではないかと思うのです。本物の光を見たいユーザーは一定数いるとは思います。が、それはPENTAXというシステムの光が見えない状況で、果たして今後も使いたいと思うでしょうか?
厳しいことを言うと、CanonやNikonにも一眼レフは残っていて、果たしてそれらのカメラと比較して、PENTAXがそれらのメーカーとは違う何かがあるのか?に尽きるのではと思います。
本物の光はCanonやNikonの一眼レフでも見られるし、PENTAXの未来が見えないことにはシステムに投資できない。さらに言うと中古市場でいくらDSLRが賑わったところで、それはPENTAX一眼レフの売り上げにはほとんど貢献しないでしょう。
写真の撮るプロセスを重視していると言う中で、PENTAXの一眼レフに果たしてライバルに対して抜きんでたものがあるのでしょうか?

「市場を注意深く調査し、ユーザーやデジタル一眼レフファンの声に耳を傾けます」と斉木氏は言う。「その後、事業ロードマップを描きます。」

このペースがあまりにも遅いのではないかと思うんですよね。あるいは、もうロードマップを描けないほどに事業縮小をしてしまっているのかもしれません。
動画よりも写真を楽しく撮るプロセスを提供するために動画に注力しないというのも、裏を返せばそんな余裕も能力もないのではと思いますね。

もちろん少ないリソースで動画を捨てて写真に注力するのは理解できます。ただ、それが果たして今のPENTAX一眼レフでなければ出来ないのか?と問われると、それに対する説得力のある物がないと、ただの遠吠えになってしまいます。
全体として、PENTAX一眼レフの話が後ろ向きのことしか発言していないわけで、存続か否かの瀬戸際になっていないでしょうか?

私も製造業の端くれとして、開発に携わっていますが、商品として開発するには何年かが必要で、仮に次の一眼レフの新機種が今年出るとしたら、もう3,4年前から企画としては決まっていて、昨年には試作機が出来ていて、テストとファームウェアなどの改善をしつつ、商品化の目処が立てばまずは小ロット生産に移行する、と言う流れではないかと思うのですが、果たしてそれが出来ているのかですね。

DPREVIEWの記事に対する反応を見ると、確かにカメラそのものが高価になり、もっと撮影するプロセスを楽しめる、何もかもがオートではないカメラを所望するような発言はチラホラ見かけます。でも次に出てくる言葉が「シンプルで安いカメラ」なんですよね。
現実にはシンプルで操作性を楽しめるようなカメラは、M型Leicaのような究極に高価なカメラなんです。
フィルム時代の末期の90年代、Nikonにはシンプルで安価なMF一眼レフのFM10が存在しました。が、それは一番売れたカメラかというとそうではなく、現実にはAFエントリー機のF60Dのほうが売れました。
結局、そういう発言をするユーザーは中古を買い、企業に貢献はあまりしない、なので売れないし、物が安価だとよほど数を出さない限り売り上げにつながらないわけです。
ニッチなものは高価にならざるを得ない、大衆向けほど安いし、大衆ほど知識がないから機能を求めるのが常です。

個人的にPENTAXがまずやるべき一眼レフは、Nikon D850を超えるK-1IIIの開発、Nikon D500を超えるK-3IVの開発じゃないでしょうか、まずは。一眼レフの究極を目指すなら、まずはライバルで売れた機種を超えなければ。それはカタログスペックだけではない、部分も含めてです。
その上で、PENTAXが考える、撮る楽しみと操作する楽しみのある一眼レフを出せばよいかと思います。
とにかくニッチになりすぎると、Leicaのような高額路線にならざるを得なく、それはPENTAXが目指すべきところではないでしょうから、しっかりとボディを出し、レンズもリファインする、その上でPENTAXが考える操作する楽しみを追求したカメラを出すべきじゃないでしょうか?

今レンズ交換式カメラが高価になりすぎたせいか需要が伸び悩み、代わりにコンパクトデジカメがまた伸びてきています。
ただコンパクトデジカメの内訳をみると、かつて日本メーカーが出していたけど撤退した1,2万円クラスの安価なデジカメをKodakが販売し、日本や欧州のメーカーは高価なレンズ一体カメラ(あえてコンパクトデジカメとは呼びません)にウェイトを置いている感じですね。コンパクトデジカメも二極化が進んでいます。
そういったところの間にPENTAXも一石を投じられればと思うのですが。

そしてPENTAXのプロダクトプランナー・デザイナーのTKO氏が退社するとのポストが御本人のXに投稿されました。

PENTAX 17Jlimitedなどを手掛けたのが最後なのか、実はこの後に続くプロダクトもある程度描いての退社なのかわかりませんが、きちんと後継者が継続できれば良いなとは思っています。何せ今の企業は、こうした後継者がなかなか育たないので。
さてPENTAXブランドの次なる手がどうなるのか、ユーザーではない自分も(会社ではPENTAXのコンデジ使っていますが)気になるところです。


最近多い垂直船首のEVER CORE

飛行機も好きですが船も好きです。何せ世界の艦船誌は30年愛読しています。

城南島海浜公園は、飛行機も船も見られてよいですね。貨物船にモーターボートがこんなに重なって見られるのもここならでは。

EVER CORE (3FHV8)

よく見かけるEVERGREENのコンテナを積んだEVER COREは、台湾の長榮海運股份有限公司(長栄海運)の所有する貨物船で、EVERGREENの海運子会社です。
EVERGREENはエバー航空も傘下に持っていますね。

このEVER COREは今治造船で建造されたコンテナ貨物船で、船籍はパナマです。
最近多い船首が垂直に立っている形状が特徴で、水面を切り裂く際に波を前方ではなく左右に受け流すためにピッチング(船体が前後に揺れること)が発生しにくいのが特徴です。これにより波浪中の抵抗を従来船首より低減しているのだそうです。
実はこうした形状は100年以上前の船にも採用されていて、決して新しいものではないのですが、解析技術の進歩で実は昔使われていた形状が見直されている、あるいは改良されて採用されているのは興味深いですね。

最近では欧州の軍艦にも採用されている形状ですが、自衛艦ではまだ採用はないですね。
個人的には従来からある船首のほうが見た目は好きです。

神加丸 (JD3630)

栗林商船のRoRo船、神加丸、こちらは従来船首です。確かに波を切る際に船首で反射波による白波が立っていますね。

【濱田酒造】だいやめ~DAIYAME~

普段日本酒ばかり飲んでいますが、たまには芋焼酎も、ってことでストックが切れたので買ってきたのがこちら。

【濱田酒造】だいやめ~DAIYAME~

最近は焼酎もこうしたシックなラベルのものが増えてきましたね。パッと見は日本酒と区別がつかないですが、濃い色の瓶が多いのが焼酎です。

【濱田酒造】だいやめ~DAIYAME~

なんだかいろいろな賞を取ったらしいですよ、このだいやめ。世界三大酒類コンペティションである「IWSC」と「ISC」のSHOCHU部門で賞を取ったそうです。
独自製法で「香熟芋」でライチを思わせる香り? 日本酒がメロンやら果実の味わいになるように、芋焼酎もライチになるんですね。ほんとこれがお酒の不思議であります。
アルコール度数は一般的な25度。さてどんな感じかな?

まずは水割りで

私の焼酎宅飲みの基本は水割り1:1です。ラベルには炭酸割りや冷やしてストレートともあり、今度試してみましょう。
ってことでいただきました。
凄いわ、開栓しただけで漂うライチの香り。フルーティな芋焼酎はたくさんありますが、ここまで見まごうことなきライチの香りがするのはなかなかないですよ。
独自製法でこの香りを出しているそうで、もう芋焼酎とは思えない、ライチ焼酎じゃないかと思わせるくらいです。本当にお酒の不思議です。

口に含むと、なんと爽やかな味わい、さつまいもの味わいよりもやはりライチっぽさが強調されますね。水割りでも普通どっしりさは残るのですが、これに関しては皆無です。スルスルいけます。
確かにこれは炭酸割りするとより爽やかさが増しますし、冷やしてストレートなら、濃厚なライチの香りと味わいを楽しめそう。
ただ、一般的な芋焼酎が少な人にとっては、これは芋焼酎じゃない!となるかもしれませんね。さつまいもらしさはあまり感じられません。このあたり好みが分かれそうではありますが、これはそういうコンセプトで作られたお酒なのだから、そういうものと受け止めればよいかと思います。
とにかく重苦しさ皆無です。これから暖かくなる時期に、さっぱりした炭酸割りが良さそうなお酒ですね。


この味なのにごく普通のお値段なのが嬉しいですね。

【城南島海浜公園】たまには広角で飛行機を撮るのも悪くない

昨日持ち出したNikon D850AI AF Nikkor 20mm f/2.8Dの組合せ、これでスナップするのも案外悪くない。何よりレンズがコンパクト(AF-Sよりもずっと軽量コンパクトで全長も短い)なので、持ち出ししやすい。
ということで、娘を早朝塾の講習に送り出した後、午前中まだ早い時間帯だったので、城南島海浜公園に行ってきました。

まだ潮干狩りのシーズンではないので、やっている人も見かけなかったけど、もう水遊びできるくらいに気温が上がっていましたね。
そして花粉?黄砂?で空が霞みがちだったので、あまり抜けの良い絵にはならなかったですが、広角レンズと飛行機、悪くないですね。

AI AF Nikkor 20mm f/2.8Dは、元をたどるとAI Nikkor 20mm f/2.8Sという1984年発売のMFレンズから同じ光学系でAF化したレンズなので、今時の広角ズームと比べても、色収差が出るし、解像力もいま一歩ですが、でもこうやって持ち出しやすいのは魅力です。
フレア、ゴーストも出ますが、太陽光を入れた時の光芒が良い感じです。
あと、一眼レフのD850に着けて撮りましたが、ミラーレス機だとこういう太陽が入るような撮り方って、センサ焼けが心配で、どうも気を使ってしまうのですが、一眼レフならそこまで気を使わなくて済むのもよいですね。そういった点で、一眼レフも手放せないです。

望遠も持ってきました。こちらはZ9とZ 180-600mm、さすが現代のズームレンズ、ちゃんと撮れます。でも単焦点のロクヨン持ってくればよかったな…

あとはもうダラダラとスナップしながら浜辺を歩きました。もう春を通り越して、いきなり初夏が来た感じの気温でしたね。

望遠と広角の両極端ですが、楽しいですね。広角は今はスマホでも撮れるし、あえて古い広角レンズで撮るメリットはないけど、いいんです。撮っていて楽しければ。
広角なんかもうAF使わず(空主体だと返ってAFが迷って撮れない)、すべてMFで撮っていますが、どうせパンフォーカスなのでシビアなフォーカシングも必要ないですし。
ただ、モータ非内蔵のこの時代のAF Nikkorって、MFにするとフォーカスリングがスカスカなので、すぐフォーカスズレちゃうのが玉に瑕です。
そういう点だけは、AF-Sレンズや最新のZレンズに部がありますね。


最新のNIKKOR Z 20mm f/1.8 Sともなると、MTFも昔のレンズとは大違い。

AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-EDは良品探すの難しいなぁ

妻が衣類を売りたいと言うことで、初めて行ったセカンドストリートで、こんなのを見つけました。

AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-EDの中古、安い

あると便利な単焦点のサンヨンことAI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED、昔から欲しいとは思っていました。写りはよく、現行のAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRと比較して手ぶれ補正はないけど、ZボディならIBIS(ボディ内蔵手ぶれ補正)が使えるので良いかなと。

ただちょっと古いNikonのAF-Sレンズ(超音波モータ内蔵レンズ)の場合、確実にAF動作時にキーという異音が発生する、いわゆるAF鳴きの症状があるんですよね。
AFは動くようでしたが、カメラ専門店ではないので店員の知識は…。ハードオフより後発のお店ゆえに、良くも悪くも昔のハードオフ感が残っている感じではあります。

やっぱり気になりまして…

Nikon D850 + AI AF Nikkor 20mm f/2.8DならTHE NORTH FACEの肩がけバッグに入る

一旦帰ってD850を普段持ちのTHE NORTH FACEのバッグに無理やり入れて(入った!)、いざお店へ。
キーキー鳴るなら買わない縛りをした結果…

見事にキーキー言っていました。外観も割ときれいなAB品ですが、このキーキー音でAB評価はないわ…。AF自体は動くし、動作が遅いこともないけど、このキーキー音が出ているということは、遅かれ遠かれAFの突然死が待っています。
現状このレンズはまだ修理が可能(2025年3月時点)で、6ヶ月返金保証なので、一瞬考えたけど、やっぱり辞めにしました。軽量なPFレンズの300mmも今や週子で10万円代前半からあるので。

とは言え、このレンズは画質自体は良いし、PFレンズのような逆光時のフレアもないので、また機会があれば。まだ修理可能なレンズなので、できれば修理保証付きかな?


せっかくD850とAI AF Nikkor 20mm f/2.8Dを持ってきたので、信号待ちでパシャリ

Nikon D850 + AI AF Nikkor 20mm f/2.8D

案外この組合せでスナップ、悪くないな。

ホンダの青山ビルが建て替えということで見に行ってきた

事務用鉄筋コンクリートビルの法定耐用年数は50年とされています。
1985年8月に完成したホンダの青山ビルは、まだ築年数40年に到達していないのですが、この春でその役割を終えて建て替えるのだそうです。
ええっ、もったいないな~。今のビルは取り壊して、2030年頃に新しいビルに生まれ変わるのだとか。

Hondaの青山ビル

ということで見に行ってきました。個人的にも何度か来たことがある場所です。
実は地上17階建てと、それほど高いビルではないんですね。

初めて来たのは2003年、高校の同期のT氏と来ました。当時はアコードユーロR欲しいなぁとか言っていた時期で、結局2人ともその後買いました(笑

昔ASIMOが踊っていた大型スクリーンの前のステージは、今はなくなってしまったようですね。

Honda 0のシャシーとASIMOが映るスクリーン


ここではよくイベントなども開催されていたと思いますが、何でステージなくしちゃったんでしょうね?

で、今回もそのT氏と来てみました。彼と来るのは23年ぶりだ!

T氏、もう家族の意向でお金があっても絶対買えないシビックType R

お互い今は家庭を持ち、アコードユーロRも降りています。T氏はもうMTでマフラー左右出しの車には奥様の意向で乗せてもらえないそうです(笑) EV買うしかないですかね。お互い歳を取りました(笑) やっていることは変わりませんが。

自分の年齢より若いビルとはいえ、それだけの期間ですからいろいろな歴史が詰まっています。
まだ本田宗一郎が存命だった時に建てられたビルですが、いよいよそのビルの一般公開されているウェルカムプラザ青山も2025年3月いっぱいで一旦閉館です。

スーパーカブやMOTO GP、F1などのミーティングイベントもたくさん行われたこの場所もいよいよラストです。3月は別れの季節ですね。
ASIMOもいましたよ。動いて!

夢、ありますか?

DREAM、Hondaっぽいですねぇ

ニコンプラザ東京にて50mm f/1.2 Sやら各種望遠レンズを試す

この日は予定があったので、あまり多くの時間は取れなかったものの、せっかく来たのでできるだけいろいろなレンズを試してきました。

やっぱりF1.2シリーズはNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sかなぁと。バランスがいいんですよ。f1.2という開放f値と50mmの焦点距離が。
個人的に35mmが標準レンズなのですが、ボケ味とのバランスを考えると、50mmの画角が一番しっくりくる気がして。
あと純粋に手持ちのAI NIKKOR 50mm f/1.2Sと比較して遊びたいというのもありますしね。

そして望遠レンズコーナーへ。

NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S(中央)はテレコン内蔵で一番欲しいレンズ

憧れのNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sを試しました。せっかくなので自分の撮影スタイルで手持ち撮影させていただきました。

ビルのガラス越しの情景なのでコントラストや解像力は差し引くとして、絶対的に軽いわけではないにしろ(それでも自分が使っている古いGタイプからしたら2㎏以上軽いのは魅力!)、やっぱりこの重量バランスの良さは手持ち撮影しやすい。
そして右手で切り替えられる内蔵1.4倍テレコンバーターも魅力です。本当に便利ですよこの内蔵テレコンは。

そして実際購入するとしたら現実的なレンズを。
こちらも窓越しなので、所々色が変だったり解像力がもう一歩なのはご容赦を。

NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sの軽量さは魅力です。が、自分の撮影では600mmだけでなく1.4倍テレコンも使います。
となったときにf/4に1.4倍テレコン挟んでもf5.6と1段暗くなるだけですが、元々1.5段暗いf/6.3の望遠レンズに1.4倍テレコンだとf9になってしまいます。
これがどの程度AFスピードや速いシャッターを切れるか否かに影響するかといったところです。ニコンプラザでは窓越しになってしまうので、実際の撮影状況で試してみないと何とも言えません
が、これがまともに動いて画質も悪くないなら、軽量でフットワークもよくなりますからね。
ミラーレスになって考え方も一眼レフの価値観から改めないといけないとは思っていますが、やっぱり明るい単焦点望遠レンズは魅力なんですよね。古くても一度使うともうね…。

NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、この焦点距離なので、自分の撮影ならテレコンいらずなんですが、戦闘機撮影ではちょっと長すぎるシーンが多くなりそうです。
野鳥撮影なら迷わすこのレンズを買うでしょうね。

最後に、今自分が最も使用頻度が高いレンズ、NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRに2倍テレコンのTC-2.0xをつけてまともに動くのか、試してみました。
f13ですからね…。

さすがにやや球面収差の影響が見て取れます。それでも一昔前のズームレンズにテレコンよりはずいぶんまともに撮れるものだなと感心しました。
窓越しで薄暗かったので、感度が目一杯上がってしまっていますが、晴天下ならそこそこ撮れそうな感じではあります。AFもちょっと遅くなるけど迷わず動いています。
個人的にこのクラスの望遠ズームにテレコンは今でも抵抗があるのですがちょっとしたお遊びなら十分かなとも思います。もちろん日中撮影限定ですが。


ちょっと遊ぶなら、Zマウント望遠にテレコン、Fマウントよりは解像力の低下や収差の発生が少ないですね。
Z 180-600mmにTC-2.0x、割と使えますね。そこまでの超望遠、何に使うかと言うと微妙なところではありますが。

自衛艦最年長の練習艦(旧護衛艦)「はたかぜ」除籍

1986年の竣工以来、長年護衛艦としての任務を全うし、その後5年間練習艦となっていた「はたかぜ」が2025年3月17日除籍されました。

2012年観艦式における護衛艦「はたかぜ」(DDG-171)


練習艦時代を含め、自衛艦としての運用期間は約39年となり、これまでのどの自衛艦よりも長く運用された艦艇となりました。

2009年観艦式における護衛艦「はたかぜ」(DDG-171)

最後のターターシステム搭載艦

はたかぜ型護衛艦は、艦隊防空のためのスタンダードミサイルSM-1MRを搭載するDDG(ミサイル護衛艦)で、元々は4隻建造する計画でしたが、最終的には2隻の建造に留まりました。というのも、計画時点で画期的な防空戦闘システムであるイージスシステムの導入の算段がついたことから、飽和攻撃への対処限界に達しつつあったターターDシステム搭載艦をこれ以上導入しないという方針になりました。
今回退役する「はたかぜ」、そして1988年竣工の2番艦「しまかぜ」が今後除籍されると、自衛隊からはターターシステム搭載艦は姿を消すことになります。

「はたかぜ」型護衛艦は、ターターDシステムを搭載した護衛艦では初めて、スタンダード対空ミサイルの単装発射機Mk.13 Mod.4を艦橋や主砲よりも前に搭載し、前方射界を重視した設計で、これまでのターターシステム搭載艦よりも艦橋構造は後退しています。
艦橋前方艦首側からMk.13発射機、射界確保のため1階層アップした構造物上に5インチ速射砲、そして艦橋構造物手前にアスロック発射機を搭載していて、これがほかの護衛艦にない独特の重厚感のあるシルエットを形成しています。
また、対艦ミサイルハープーンは従来艦がスタンダードミサイルと併用でMk.13からの発射となっていたのを、専用発射筒とした他、新造時からファランクスCIWSを2基搭載しています。

エンジンはミサイル護衛艦では初めてオールガスタービンとなり、また自衛隊ではガスタービン艦初のCOGAG(COmbined Gas turbine And Gas turbine)の構成で、しかも巡行機と増速機のエンジンの種類が異なる異機種混合の構成となっているのも特徴です。

7年後にはアメリカ海軍以外では初めてとなる高度な防空システムを搭載したイージス艦「こんごう」が導入されたため、「はたかぜ」型は新造時からわずか7年で旧式となってしまい、その後ターターシステムを搭載したアメリカ艦のようにNTU改修など近代化改装を受けることなく長年運用されてきました。この辺りはイージス艦導入に費用が回されたのと、20世紀末以降の不況もあって、予算的も実現が難しかったのでしょうし、ここまで長く運用されることも想定外だったからでしょうね。
搭載しているスタンダード対空ミサイルSM-1MRも陳腐化し、練習艦となってからは防空任務に就くこともないので、実際にスタンダードミサイルを搭載していたかも不明ですが、今やこのシステムをそのまま使用する海軍も少なくなったため、実際に運用能力維持できていたのかは不明です。

ともあれ、恐らく当初想定していた艦齢よりも長く運用され、役目を終えたことは感慨深いものがありますね。
残念ながら、練習艦となってからは呉を母港としていたため、その間コロナ禍もあって、ついに練習艦の時の姿を見ることは叶いませんでした。

残る同型艦は練習艦「しまかぜ」となりますが、こちらもあと1,2年で恐らく退役となるでしょう。

2015年の観艦式における護衛艦「しまかぜ」(DDG-172)

練習艦としての代替は今のところ決まっていないようです。今後は練習艦を割り当てず、練習航海は護衛艦の中から割り当てる運用に変更するのでしょうか?
3月17日に練習艦隊が近海練習航海を終えて呉に戻ったそうですが、このときの艦艇が、掃海母艦「うらが」、護衛艦「てるづき」、護衛艦「うみぎり」、練習艦「しまかぜ」でした。
護衛艦が練習航海にあてがわれるのはよくあることですが、掃海母艦が練習艦隊にあてがわれるとは…。

練習艦「かしま」はメンテナンス中かな?
順当に行くと、「はたかぜ」の代替艦は、護衛艦「あさぎり」型のいずれかになるとは思いますが、さてどうなるのでしょうね?


2014年に当時護衛艦だった「はたかぜ」を見学した様子も以下のブログに記載していますので、合わせてご覧いただけると幸いです

ニコンプラザ東京で3種類のNIKKOR Z 35mmを試してみた

週末土曜日、久しぶりにニコンプラザ東京に行ってきました。じっくりレンズを試せますからね。

試したかったのは、新しいNIKKOR Z 35mm f/1.2 Sです。何せ、これの光学設計者は50mm f/1.2 Sと同じ方のようですからね。
そして普段使っているf/1.8 Sとの比較もできました。

サイズ感がほぼ同じf/1.4とf/1.8 S、その倍近い全長のf/1.2 S

同じ35mmが3種類も! Nikon Zマウントで最初に発売されたf/1.8 S、その後f/1.4とさらに明るいのにコンパクトなレンズが登場(ただし非S Lineレンズ)、そして今回NIKKOR史上もっとも明るい35mm f/1.2 Sが発売されました。

では試してみましょう。後ボケと前ボケを比較してみました。いずれも各レンズの絞り開放です。手持ち撮影なので厳密な同じ構図ではないのはご容赦ください。

NIKKOR Z 35mm f/1.2 S

NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

NIKKOR Z 35mm f/1.4

それぞれの特徴や個性がよく出ていると思いますね。

まずf/1.2 Sですが、大きく太いレンズながら、その大きさよりは重量を感じませんでした。とはいえ重量は1,060gもあり、これはf1.8 Sの370gの3倍近い重量です。普段持ちするには大きく重いレンズではあります。それだけに撮影に持ち出すには相応の気合は必要でしょう。
しかしの描写は圧巻で、前ボケも後ボケも見事です。35mmでここまでボケを出せるとは! 特に前ボケの柔らかさと非点収差のなさが見事です

次にf1.8 Sですが、3本の中で最もボケ量は少ない(当たり前)ですが、ボケの質感そのものは悪くないですね。2018年のZマウントカメラとともに発売された最も古いZマウントレンズではありますが、その描写力は健在です。そしてこの3本の中で重量や大きさ、価格と描、最もバランスが良いレンズであることも確認できました。f/1.2 Sはこのレンズの3.5倍もの価格です。f/1.2のインパクトは大きいですが、その価格差と大きさを考えると、このf/1.8 S配膳魅力のあるレンズだと思いますね。

最後にf/1.4です。このレンズのみ特に描写にこだわったS-Lineレンズではないので、名称末尾に「S」が入りません。ただf/1.4のは魅力でしょう。f/1.8 Sよりも少し安価なのも、どちらを買うか迷われている方も多いでしょうね。ただ、S-Lineではないので、例えばレンズにAF/MF切り替えスイッチすらなく、質感もS-Lineレンズより劣りますね。
ボケ量はf/1.4らしいのですが、そのボケの質がS-Line2本とは明らかに異なります。球面収差や非点収差による影響が見られ、ボケ方はやや古いレンズを思わせますね。特に写真右の前ボケが、非点収差によるものと思われるぐるぐるボケの傾向が見られますね。また、ライトの光のフチに色づきも見られます。
とはいえ、解像力そのものは良いですし、一眼レフ時代の基準だったら、まあこんなもんでしょうと言われるでしょうね。多分、一眼レフ用で最も明るい35mmだったAI Nikkor 35mm f/1.4Sよりもトータルでの描写は上でしょう。なのにAFで安いのだからびっくりですね。

この3本試せてよかったです。f/1.2 Sにあこがれを抱きますが、やはり普段使いしやすいのはf/1.8 Sだと再認識した次第でもあります。でもこの35mm f/1.2 Sはいつか欲しいし、50mm f/1.2 Sとも迷うところです。今となっては50mm f/1.2 Sの値段も決して高くないですからね。


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