「自衛隊・ミリタリー」カテゴリーアーカイブ

令和4年度国際観艦式を見てきた(遠くから)

令和4年度(2022年度)の観艦式は、一般募集はなく、代わりに観艦式初のYoutube配信となりました。
最後に行われた観艦式は2015年で、運良くイージス護衛艦「きりしま」に乗艦できました。
2019年の観艦式は抽選から漏れてしまいましたが、台風の影響により中止となったため、観艦式としては7年ぶり、国際観艦式としては日本は20年ぶりの実施となりました。

さてどこから何を見ようか? 結構迷いました。
当初の案は、百里基地から観艦式へ向かうF-35Aを撮影後、千葉へ移動して観艦式帰りの艦艇を撮影する、というものでした。
これは安牌ですが、千葉への移動が距離が長く時間がかかるのと、今回の観艦式は一般客を乗せないために、従来までとの変化もあるだろうと思いました。スケジュール的に。ちょっと読めない。
結局、観艦式が行われる相模湾を拝める場所に行くことにしました。

8時、周辺は釣り客で賑わっていますが、同業者はまだ来ていない? ここから撮るのは初めてです。ここまで来るのに、ゴツゴツした岩場を、600mmと200-500mmに24-200mmレンズ、カメラボディ2台に三脚、かなりの重量の荷物を持って上がるのは結構きつかった…。
まあ、距離的にもあまり良い絵が撮れるとは期待していませんが、近場で見られるのは良いな。
無線は、観艦式用にプリセットをカスタマイズしていきましたが、これがビンゴ! よく入りました。

相模湾で準備に入る艦艇。先日木更津で見学してきた護衛艦「もがみ」型は、遠方でもそのシルエットが分かりやすいですね。
かなり遠方、かつ600mmの望遠レンズだと、視程はこんな感じ。なので雰囲気を楽しみましょう。

米軍のヘリやP-1哨戒機、鳶を撮りつつ、観閲艦となる、護衛艦「ひゅうが」と「いずも」が現れました。

動画も少し。この時、Z 24-200mmも使いたく、それが使えるボディはZ 9のみなので、AF-S 600mm f/4GにはD850を取り付けていました。なので動画もD850で撮りました。

4Kですが、元々視程が良くないので、あまり意味は無いか…。

この後観閲艦が受閲艦隊の列へ向かい、Youtubeの配信と無線を聞きつつ撮影はしましたが、何せ遠方過ぎる故に、目視では状況がよくわからないですが、そこはYoutubeの配信と無線で楽しみました。

国際観艦式の配信はアーカイブでも見られます

観閲艦内の放送も、無線でそのまま流していましたね。
航空機も小さく…小さすぎやね(苦笑 まあ見えたことは見えた。F-35Aらしき機体や、受閲を終えて帰投するV-22オスプレイも。
陸自の飛んでいるオスプレイは初めて見ました。しかもJG-1701は初号機ですね。
AH-64Dアパッチ・ロングボウも久しぶりに見ることが出来ました。陸自はE型にはアップグレードしないのかな?

受閲を終えた艦艇が横須賀に戻っていきます。

受閲を終え横須賀に向かうインド海軍フリゲート「シヴァリク」(F47)

インド海軍の艦艇、フリゲート「シヴァリク」、インドは武器システムをロシアからも西側からも導入して、政治的にはうまいことやっている(でもインテグレーション的に問題もありそう)感じですね。この艦も、ロシア系のレーダーや対空ミサイルを搭載する一方、イスラエル製のレーダーだったり、主砲がOTO76mm砲と言った具合に、西側の装備もあったりします。政治的に複雑な事情があるんでしょうね。就役が計画通りに進まないのはインドの常識です。

ブルーインパルスの展示

お待ちかねのブルーインパルスの登場! こちらも無線でバッチリ状況は聞けましたが…、やっぱり遠すぎた。観閲艦は、どんどんこちらから離れていくため、ブルーインパルスの距離も必然的にここからは遠くなります。
こちらも記録的写真にしかなりませんでした。

いやぁ遠い! おまけにお昼になり気温が上がったので、海上の水蒸気も増えたのでしょうね。視程も悪化しました。
受閲艦に向けての展示なので仕方ないですね。

恒例!?呼ばれていない米空母が見切れる件

以前も、呼ばれていない米空母が見切れる事案がありましたが、今回もでした。ロナルド・レーガンが現れた!

逆光ですが、護衛艦「いずも」と意図せず並走(望遠レンズの圧縮効果で近いように見えますが、実際は両艦の距離は離れています)しているように見えました。

さて帰るとしましょう。
周辺の記念撮影。岩がすごいですね。長年の波の力でこうなったんでしょうね。

最後に横須賀で艦艇の入校を見ようと思ったけど…疲れた。時間もアレだし、帰ろうか~ってなりました。

インド海軍フリゲート「シヴァリク」(F47)とオーストラリア海軍補給艦「ストルワート」

最後に横須賀港を眺めて、この1枚を撮って本人も帰投しました。

次回は3年後ですが、そのときはまた一般客が乗れるようになっているといいですね。何しろ、動く艦艇に乗れて、しかも皮下の艦艇もたくさん見られるチャンスは観艦式だけですからね。

【3年ぶりの開催】令和4年度入間航空祭に行ってきた

コロナウイルスの流行で、2020年と21年は中止となっていた航空祭ですが、2022年は各地で復活し開催となりました。
ただし、基地によっては抽選入場となるなど、コロナ過以前と同様にはならないようで、入間基地についても、2022年は入場は抽選制となりました。
最初の抽選は外れてしまいましたが、敗者復活戦?キャンセル待ちを何とか取ることができたので、行ってまいりました。

3年ぶりの入間基地、まずかつての花形だったC-1輸送機の数がかなり減っていました。この日見ることができたのはわずか3機、029,030.031号機のみ。生産最後の3機のみとなっていました。
既に現役機は7機のみとの情報もあります。
うち岐阜の飛行開発実験団の機体や電子戦訓練機EC-1(021号機)を除けば、現役輸送部隊の機体はこの最後の3機のみなのでしょう。
輸送部隊のC-1を見られるのも、あと1,2年程度かもしれませんね。そしてC-2が主力輸送機となっていきます。


YS-11も、入間基地に残っている機体は、電子線訓練機のEA型と電子情報収集機(ELINT機)のEB型のみで、機密度の高い機体ゆえに展示されることはないため、この日は見ることはできませんでいた。
YS-11EB後継機であるRC-2は遠方に見ることが出来ました。

まずはCH-47J(LR)の展示から。

今回は消火バケットではなく、3つの貨物のスリングでした。

飛行点検隊では、退役したYS-11FCや事故で損失したU-125の代替として導入された、U-680Aが、入間航空祭初展示となりました。

入間基地、午前中は逆光なんですよね…ちょっと映えませんが。流石に飛行点検隊の機体、そんなに冒険はしませんね。

そして飛行展示のために中部航空方面隊司令部支援飛行隊(中司飛)のT-4″シルバーインパルス”、U-4多用途支援機、第2輸送航空隊のC-1, C-2輸送機が上がります。

まずはシルバーインパルスの展示飛行から。

今回、隊長機の赤いT-4を操縦した中司飛の隊長、渡辺信行2佐のラストフライトで、着陸後に消防車の放水アーチでお祝いでした。

ラストフライト後の放水。このアングルからは機体が見えなかったな…

続いて、C-1, C-2, U-4の飛行展示。

陸自の空挺部隊の展示は例年通りですが、最後に降りた隊員さんも、空挺降下が今回でラストだったそうです。空自のイベントですが、陸自にもこうして華を添えるよい機会となりましたね。

例年キレッキレの高機動を披露するC-1ですが、C-2も負けじと高機動を披露。
そして029号機はこの日野展示飛行を持ってラストフライトとなることがアナウンスされました。感無量ですね。

放水アーチをくぐるC-1 (98-1029)

飛行展示は例年より規模をやや縮小、飛行展示もお昼で終了(基地内食事NGのためかな?)でしたが、C-1の029号機もラストフライトで、演目終了後の消防車の放水アーチを浴びるといった演出もありました。人も機体も、何時かは引退するのです。

そして12時過ぎには展示も終了し、ゲスト機の帰投準備が開始されました。

まずは、百里基地3SQのF-2A (43-8530)と、小松基地306SQのF-15J (72-8963)がENGスタート。

Nikon Z 9の動画、H.265ですが、非常に綺麗です。4K60pでオーバーサンプリング対応、流石に良いですわ。でも望遠レンズ手持ちで撮るのはキツイ…。

入間基地は戦闘機部隊がないだけに、こうしたゲスト機の帰投がまた、楽しみの一つです。F-2!派手にかましたね! これぜひ百里基地航空祭でも頼みますよ🙏

Xperia 1でも4K動画は撮れるけど、画質がアレ。Xperia 1 IIIがもう少し安くなったら買い替えかなぁ。もう3年半使っていますし。

最後に、ラストフライトを終えたC-1 (98-1029)を拝んで帰路につきました。
先に引退した、2018年の入間航空祭で歌舞伎塗装を披露した026号機のエンジンカバーが使われていました。
1979年(昭和54年)製造の機体で、総飛行時間17,880時間、029号機に因んで通称”ONIKU”の愛称だった機体の引退に立ち会えたのが、今回最大の収穫でした。

お疲れ様でした~

【観艦式2022】フリートウィーク 木更津新港で護衛艦を見学してきた2

10月30日(日)の国際観艦式2022のフリートウィークの第1弾として開催された、木更津新港での護衛艦展示。
最新鋭の「もがみ」型護衛艦に続き、護衛艦隊の防空、そして弾道ミサイル防衛の任務も追加付与された、イージス艦も見学してきました。

イージス護衛艦「あたご」(DDG-177)

イージス護衛艦「あたご」(DDG-177)は、海上自衛隊で5番目に就役した、イージスシステムを搭載する護衛艦です。2007年就役当初は、イージスシステムのバージョンはベースライン7.1でしたが、現在はベースライン9.0とアップグレードされるとともに、就役時になかった弾道ミサイル防衛のBMD5.0も付与されました。
就役から15年たち、従来の概念いえば、艦齢半ば、といったところですが、折からの予算不足により、1993年にに就役したイージス護衛艦「こんごう」も、まだ後継艦の話は聞かないことから、「あたご」もまだまだ長く使われることでしょう。

「こんごう」型よりも踏み込んだレーダーステルス対策がされていますが、最新鋭の「もがみ」型護衛艦を見たあとでは、ステルス対策はもう一歩というところです。
最も、戦闘艦のステルス対策は、敵レーダーやミサイルからの探知を遅らせることが目的なので、やりすぎると使い勝手の悪いフネとなるので、そのあたりのトレードオフが難しいですね。

それにしても、久しぶりに近くで見るイージス艦、やはり大きいですね。重厚感が違います。いかにも強そうです。

乗艦してすぐに、前甲板で62口径5インチ砲と高性能20mm機関砲ファランクスの動作展示がありました。

5インチ砲の旋回、ちょっと油切れっぽい音がしますが、こんなものなのかな?
ファランクスは、ちょうど見づらい位置で、空発射したとき見えなかったのが残念(音だけで楽しみました)。

22隻と大量建造予定で、今後の護衛艦隊のワークフォースとなる「もがみ」型護衛艦、防空の要として今後も長きにわたって活躍するであろうイージス護衛艦「あたご」を両方見られるのは、なかなかないだけに、木更津の展示は非常に良かったと思います。
横須賀より交通アクセスが限られる分、並んだとは言え30分掛からない程度でしたので、じっくり見学できました。

され今週末はいよいよ国際観艦式。今回は一般非公開となってしまったのは残念ですが、どこからか眺めたいなとは考えています。

【観艦式2022】フリートウィーク 木更津新港で護衛艦を見学してきた1

先週末、妻が腹痛で救急搬送となって、本当は土曜日に行こうと思っていた、国際観艦式2022のイベントの一環である、フリートウィークはパスしようと思っていましたが、日曜日、ある程度回復してきてお出かけして問題なさそうな感じだったので、息子を連れて木更津新港に行ってきました。

駐車場430台、混むだろうけど止められるだろうと甘く見ていたら、なんと駐車待ち1時間以上と言われ、結局近隣駐車場に停めてからの移動となりました。
同日横須賀でも艦艇公開を行っていて、そちらよりは人は少ないのですが、それでも大盛況でしたね。

護衛艦「もがみ」(FFM-1)を見学

個人的に横須賀をパスして木更津に向かったのは、最新鋭の護衛艦「もがみ」型2艦が来ているから。横須賀の護衛艦「いずも」は見学したことがあるし、並びの列もすごそうですからね。

見学の列に並びつつ、最新鋭の護衛艦のディテールを外から眺めるとします。
就役直後、横須賀に配備されてすぐに、軍港めぐりの観光船から眺めたりしましたが、今回は乗艦できるとあって楽しみです。

2022年に就役した護衛艦「もがみ」(FFM-1)と「くまの」(FFM-2)

一見して、これまでの護衛艦よりもステルス性を重視した、外壁を大幅に傾斜させ、かつ突起物を減らした外観が印象的です。
これまでもステルス対策は護衛艦も行っていたものの、欧州のものと比べると控えめでした。単純に船としての使い勝手や取り回しも悪くなるため、トレードオフとなる点も多いようです。
「もがみ」型は、係留具なども極力船体に格納しているため、整備性や使い勝手は気になるところです。

やはり従来の護衛艦とは一線を画すデザインです。かなり欧州のステルスフリゲートを意識している感じがあります。
特徴的な複合空中線「ユニコーン」は、内部に複数のアンテナを搭載し、メーカーもうこれを海外に売りたい感じですね。もう専守防衛、国内専売の時代ではない感じですね。
「ユニコーン」アンテナの根本を見ると、カメラが6方向に搭載されています。これで360度周りの状況をCICのスクリーンに映し出して確認できるようです。その上にあるものは、光学複合センサーでしょうか?
とにかくアンテナ周りは色々興味が湧きます。

それでは乗艦します。2艦のうちのどちらに分散乗艦となり、今回は1番艦「もがみ」を見学できました。

最新鋭の護衛艦とあって、艦内の撮影は禁止でした。ステルス性重視のため、多くの装備を艦内に収めていますが、まだ装備されていないものや、艦内壁の材質など、従来うと結構違うな、という印象でした。
旧型の汎用護衛艦「あさぎり」型と比較しても、実際には排水量が大きく、見た目も中身も、乗ってみると思ったより大きいという印象。それでも、この後に乗ったイージス護衛艦「あたご」と比べると、艦内の通路などやや狭く、このあたりはイージス艦の余裕のある大きさと比べると、ギリギリのサイズなのかなという感じもしました。

とにかく随所に、これまでの護衛艦とは違う流れを感じさせ、これは自衛隊だけでなく海外にも売りたい、という考え方が現れているようにも感じました。

続いてイージス護衛艦「あたご」を見学しましたが、その話はまた。

【2022年9月28日】LUFTWAFFE in HYAKURI

やっとRAW現像が終わった、百里基地へのドイツ空軍初訪問の写真。2022年9月28日(水)のことであります。

当初防衛省発表では、27日(火)から30日(金)までの訪問ということと、28日に百里基地3SQのF-2戦闘機3機とドイツ空軍のEF2000(ユーロファイター)3機が共同訓練を実施するとの内容でしたが、27日はドイツ空軍機は日本に訪れず、28日(水)に飛来するだろうということで、元々28日狙いでしたが、仕事も休みを取れたので、行ってきました。

ADS-Bのデータより、日本時間9時過ぎにシンガポールを飛び立ったドイツ空軍の給油機A330 MRTT、時間的には16時前後くらいに百里基地に到達できるかな、との予測の元、午前は築城基地の8SQのF-2の上がりを撮影。

あんまり捻らないね…。天気はすこぶるよかったので、まあ良しとしましょう。8SQのクロヒョウマークも久々に見れましたしね。

ところが、その後上がった百里の3SQの上がり、なぜかカメラのカスタム設定が変わっていて、AFがシングルAFになっている!? RAWでなくJPG-Sになっている!
撮り逃しました…

かろうじてまともに撮れた1枚 F-2A (43-8530)

1枚だけまともに撮れたけど…。これはJPGからの撮って出し(Web用に解像度は落としています)。
Z 9のバグなのか、うっかり設定を触ってしまったのか、謎です。でも触った覚えないんだけどなぁ…。

撮影ポイントを移動し、ドイツ空軍機のお出迎えのため練習がてらの撮影。

そしていよいよドイツ空軍機のお出ましです。まずは戦闘機に随伴する給油・輸送機のA330 MRTT。正確にはドイツ空軍所属ではなくNATO所属の機体となります。
パッと見は旅客機みたいですね(そもそもベースがA330旅客機)。

自衛隊や米軍の給油機と異なり、窓が機体後ろまでついているので、余計に民間機っぽく見えますが、主翼にあるプローブアンドドローグ方式の給油システムの格納部の存在と、お尻のフライングムーブ方式の給油システムの2種類の給油可能なのが識別点ですね。
一時期は、米軍や自衛隊も本機の導入を検討したこともあったようですが、結局は双方ともB767ベースのKC-46Aが採用されました。
とにかく、日本国内ではなかなか見られない機体なので、見られるのは貴重な体験でした。

続いて、午後位置で上がった3SQと8SQ(こちらは撮影していません)の降りを撮影。

そしてさらにドイツ空軍機。次に来たのはA400M輸送機。機体規模は自衛隊のC-2輸送機に匹敵しますが、C-2がターボファンエンジン2発に対し、A400Mは4発のターボプロップです。
ということでシャッタースピードを落としたら、ブレの連発(苦笑

撮影の難しい機体ですね。まあこちらもこんな大きさの機体を望遠AF-S 600mm + TC-14EIIIで850mm相当で撮るのもどうかという感じですが…
一応、D850とAF-S 200-500mmもスタンバイしていましたが。

ユーロファイターはと言うと、富士山上空でF-2Aの528号機、F-2Bの128号機とフォトミッションを実施。山梨県からは目視できたそうですね。

そしていよいよ、富士山上空でフォトミッションを終えた、ドイツ空軍のユーロファイター(あちらはタイフーンという名称は諸般の事情で使わず、EF2000またはユーロファイターと呼ぶのだそうです)が視界に入りました。
まずはF-2とのフォーメーションです。

まずチェイス機のF-2Bが先に降ります。

128号機はフォトミッションの写真に納まっていた機体なので、112号機がフォトミッションを行ったのかな?

その後、タイフーンのみのフォーメーション!

しかし欧州ってデルタ翼機が好きよね~。ミラージュシリーズやラファール、グリペンなど、デルタ翼ばっかり(笑
なのに日本や周辺国では採用されていないので、米軍の訓練用で民間が飛ばす機体以外、なかなか見られないですからね。

そしてフォーメーションからのブレイク。スペマのタイフーン、夕日がきれいに当たったところでAFが抜けた! Z 9のAF、肝心な時に信用ならんな~。これ、自分が職業カメラマンだったらD6にしていますね。なんでAFポイントも被写体も中央にいるのにすっぽ抜けるのかな?

ちょっと日陰になってしまったアングルで撮り直し。鬼トリミングでこんな感じ。こういうトリミング耐性がNikon Z 9の救いでしょうか…。でもこれは流石に遠かったな~。

ユーロファイター3機のアプローチ。
最後の機体は複座、ちょっとずんぐりな感じですね。

茨城空港から

百里基地はお祭り状態。周辺もでしたが…。

時間切れにてここで終了。もう少し見たかったですけど、遅くなるので退散しました。ご一緒させていただいた皆様、大変感謝です。ありがとうございました。

30日のお見送りは出来ませんでしたが、皆様の写真で楽しませていただきました。
ロシア、中国、北朝鮮に囲まれる日本ですが、欧州勢との協調は大切ですね。

只今RAW現像中 LUFTWAFFE in HYAKURI

昨日展開の皆様、お疲れ様でした。そして撮影ご一緒させていただいた皆様には感謝です。

LUFTWAFFE ドイツ空軍 A400M (54+29)

昨日は帰宅後、データをパソコンに移して、RAW現像までやる余力はなく寝てしまいました。
只今、RAW現像中です。明日にはお見せ出来るかな?

Nikonと潜望鏡

Nikon(旧日本光学工業)と旧海軍、及び現在の海上自衛隊のの結びつきは非常に長く、というより国産兵器の光学系の国産化を目指して設立された会社なので、当然と言えば当然ですが、現在でも、海上自衛隊の潜水艦に搭載されている光学潜望鏡はNikon製です。

上の写真は、2008年に行った海上自衛隊呉史料館「てつのくじら館」の退役潜水艦「あきしお」に搭載されていた光学潜望鏡で、1984年製とあります。ゆうしお型潜水艦「あきしお」は1986年に竣工していますが、その2年前に調達されたようですね。
塗装の質感や、塗装が剥がれて真鍮が見えている感じが、Nikonの初代一眼レフ、Nikon Fを彷彿とさせます。

光学潜望鏡と電子潜望鏡

潜水艦の潜望鏡は、潜水艦物の映画なんかでよく見かけますが、潜水艦内の発令所に設置されています。その上には、潜水艦特有のセイルがあり、潜望鏡は使用時にセイルの上に伸ばして、海中の潜水艦から会場の様子を見ることが出来ます。

海上自衛隊初代潜水艦「くろしお」(旧米海軍ガトー級ミンゴ)の模型 中央の2本の筒状のものが潜望鏡とその格納部分

潜望鏡は常に露出しているわけではなく、使用しない時は、潜水艦の艦内に格納します。潜水艦は海中に深く潜航するために、強靭な鋼の船体(耐圧殻)を持ちますが、潜望鏡が通る部分は船体に穴を開けているわけですから、ここから如何に水漏れさせないかが最大の課題でした。
光学式潜望鏡の場合、潜望鏡を格納しても、ある程度の光学系は長さを必要とするため、格納時は発令所より下の部分まで格納スペースを必要とします。
これが光学式潜望鏡長年のデメリットでした。内部に複雑な光学系とミラーがあるため、格納スペースを要しました。
上の写真で分かるように、潜望鏡の筒は船体の下まであるのがわかります。

しかし、スチルカメラの世界と同様に、近年は潜望鏡のデジタル化、ミラーレス化がなされています。
21世紀に入って、電子潜望鏡とよばれる、デジタルカメラや赤外線などの各種センサを搭載した潜望鏡が登場しました。これらは筒の上部にカメラやセンサが搭載されているため、従来の潜望鏡のようにミラーはなく、潜望鏡で見た画像は艦内のモニタに表示可能です。このため、耐圧殻を光学系が貫通する必要もなくなっています。デジタルなので、映像をデータに残すことも可能です。
もっとも、従来の光学潜望鏡も、カメラを取り付けてデータを残すことは可能ですが。

海上自衛隊では、1世代前のそうりゅう型から、従来の光学潜望鏡(Nikon製の13m光学潜望鏡B型改5)にプラスして、電子潜望鏡として、英タレス社製CMO10を三菱電機がライセンス生産した非貫通式潜望鏡1型を搭載しています。

そして最新の潜水艦たいげい型では、ついに光学式潜望鏡はなくなり、非貫通式潜望鏡1型改1にプラスして、三菱電機製(光学系はNikon製)の光学センサA型が採用されています。主契約は三菱電機のようですが、光学系はNikonのようですね。
国産の電子潜望鏡が英国製より良ければ、次の世代では搭載品が変わるでしょうね。

【百里基地】22/7/25の記録 4

これでラスト。午後3時過ぎに上がった3SQ、周りのギャラリーは降りを見ずに早々に消えてしまい、自分一人。ファントムラストの頃を考えると…
自分も帰ろうか悩んだけど、せっかくなので降りも見ることに。

ちょっと遠いけどいい捻りだ! これを午前中に反対側から順光で撮りたかったな~。撮影ポジションはいつも悩みます。以前ほどの頻度では来れないし、安牌でつまらない写真になってしまうか、一か八かに賭けるか、難しいですよね。(そして安牌を選びがち)

そして6機の帰投。

ロクヨンのレンズの重量をずしりと感じ、披露しつつ本日の撮影は終了。やっぱり軽いレンズ欲しいな。悩ましいです。レンズも替えると、Zのボディももう1台欲しい…。Z 8? Z 6IIIの噂もちらほら聞こえてきます。Z 9のサブ機としては、Z 7IIもZ 6IIも動態撮影には性能不足な気がするので、普段遣い兼用のボディ、もう1台欲しいですね。
そうすれば、一眼レフはD850のみを残して、D810は引退させられるのですけどね。

【百里基地】22/7/25の記録 3

忙しくて更新が滞っています。ってことでボチボチ続き。

またまた飛来したT-400。

そして3SQ本日午後2度めの上がり。

あー、この上がりなら、撮影場所、移動しなければよかったな。あるいは逆光気味だけどひねりポイント行けばよかったな~。

UH-60J (SP) (08-4590)

帰るか迷ったけど、降りを見て帰ろうと、少し待機。続く…