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偽物?旧版? Peak Design アンカーリンクスAL-4を再び買ってみたが…

以前、Nikon Directオリジナルカラー(標準が赤の対してイエローになっている)のPeak DesignのアンカーリンクスAL-4を購入しました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ND オリジナル peak design アンカーリンクス AL-4
価格:3300円(税込、送料別) (2022/4/27時点)


これが、カメラバッグに入れて運ぶ際に、ストラップを外せてかさばらないのが気に入って、今度はAmazonで買ってみました。

なんだか安くなっていて、3月末に注文しましたが、中国国内で滞留していたようで、予定より少し遅れて、先日到着しました。
しかし疑念が…

お前、配送元がおかしいぜ

配送元、Fromは「XIONGWEN WEN」と、どう見てもチャイニーズの個人名。検索すると、あちらの俳優さんの名前がヒットしました。
電話番号「8618928943683」を検索すると、そもそもPeak Designとは関係のない商品が届いているっぽい。

住所はここでした。

ようわからん…

でもって商品も疑念が。

なんだかちょっと雑な気がします。ただ、比較しないと、こんなものかー、という感じです。
ただ、バリがあったりと疑念はあります。

v4と書かれているが、左のNikon Direct正規品とアンカーの太さと質感が違う

最大の疑念は、アンカーの太さが明らかに違うこと、質感も違うことです。
曲げてみても、Nikon Directで買った正規品は太くてコシがありますが、Amazonで買ったものはコシがあまりなく、少し細い。これは手で触ると明らかに違いがわかります。
パッケージには、最新版のv4と書かれていますが、たとえ正規品でもv3以前の商品ではないかと思います。

Amazonでは今も割引販売されていますが、正規品を買うなら、Amazon以外が無難ですね。そして値引き品は怪しいということです。


※2022年5月5日追記:疑念は見事に悪い方向に当たりました

この件は、別途まとめて記事にしたいと思います。→偽物と判定し、記事にしました

ベランダの新芽

や~っと、やっと本日から外出可能になります。出勤できます。
コロナに感染した息子は、元気ですが今週いっぱいは保育園に行けず、妻も仕事に行けず。自分だけ取りあえず先に解禁となりました。

週末に撮ったベランダの新芽たち。

昔もらった花の種を植えてみたら、1つだけ芽が生えてきました。何の花かはわからない、そもそも花の芽かもわからない。取りあえず育ててみましょう。
もう3年目?の五色唐辛子、南国の暖かい場所の生物なので、東京とは言え外で冬は越せない…はずですが、枯れてもまた復活。葉っぱが出てきました。こいつの種から分家した五色唐辛子は冬に枯れましたが、こいつは結構強いようです。

ネギ坊主が出来てしまったネギ、妻によって鉢に刺されていましたが、あえなく撃沈。そら育たないよね…

【第一酒造】開華 Silky Whiteシルキーホワイト(遠心分離酒純米吟醸にごり)

2月末にお取り寄せしたお酒です。なかなか栃木、しかも佐野方面には行けないので、お取り寄せしてみました。ちょうど2本程度買えば送料がかからないというのもありまして。
栃木県で一番歴史の古い第一酒造のお酒です。

【第一酒造】開華 Silky Whiteシルキーホワイト(遠心分離酒純米吟醸にごり)

通常のにごり酒ではなく、遠心分離により酒と酒粕を分離した「最高の上槽システム」だそうです。

【第一酒造】開華 Silky Whiteシルキーホワイト(遠心分離酒純米吟醸にごり)

加水を一切しない生原酒ながら、アルコール度数は16度と平均的。
ラベルにはありませんが、日本名門酒会によれば、酒米は美山錦(長野)と五百万石(富山)を精米歩合55%で使用、酵母は栃木酵母、とだけ書かれていますが、栃木県で培養した酵母ですかね?
日本酒度は-2。確かにこれだけ濁っていますしね。キメの細かい濁りです。

シルキーホワイトにふさわしい、澱が細かい濁り

上立ち香は華やかで甘そう。澱はゆっくりと混ぜましたが、かなり多めですね。
開栓時にわずかにガス感あり。冷酒で口に含むと、青りんご系の酸味と甘味~からの苦味と辛さが! 妻も飲んだら「甘いと見せかけて辛い」なんて言っているので、確かに口に含んだ直後のシルキーさはあるけど、思いのほか辛さも来ますね。
割りと甘いからの辛い・苦味がスピード感を持ってやってきます。これは購入後少し置いてしまったからかしら? 冷蔵庫で1ヶ月ほど寝かせてしまったけど、多分本来の狙いはもう少し甘みが継続するはず。

そして2日経過すると、結構辛さが強くなりました。開栓後は早めに飲んだほうが良さそうです。このお酒本来のシルキーさよりも辛さが立ってしまいます。
これはあまり寝かせちゃいけない系でしたね。最近火入れ酒もよく飲むし、何なら古酒も飲むので、寝かせる、というのが当たり前になっていましたが、これはお酒によりますね。

お外に出られないので、Nikon Z 9の設定を詰める

飛行機撮りのAFモードは何が良いかな~と、Nikon Z 9のFW Ver2.00で増えた設定を見ながら、色々いじっています。
あとは、実際に撮りに行くだけなのですが、月曜日まで外出できないわけで…。
とりあえず、新たに追加された機能を色々割り当ててみました

ワイドエリアC1,C2モード追加

AFモードに新たに追加された、ワイドエリアのカスタムモード、被写体検出機能を併用可能、かつAFエリアのカスタマイズが出来ます。

とりあえずC1に[13 X 3]、C2に[C19 X 7]を割り当ててみました。
オートエリアだと、背景によっては引っ張られることもあるし、ただ2機以上の編隊の場合、中央に被写体が入らないこともあるので、色々考えた結果です。多分正解はないでしょう。Fn1にダイナミックAF[M]+AF ONを設定してあるので、適宜切り替えつつ、という感じにしたいです。

プリキャプチャ

フルサイズ一眼では初めての搭載というプリキャプチャ。ハイスピードフレームキャプチャ撮影時(C30/C120)に、シャッター半押しから全押しでシャッターを切った場合に、最大1秒遡って記録することが可能です。

この手の機能は、実はNikonはかつてのNikon 1シリーズに搭載していました。私も以前持っていた、初代モデルのNikon 1 V1(2011年発売)には、最大90秒の「先撮り」機能がありました。またOM-SYSTEM(旧OLYMPUS)のM4/3のカメラでもおなじみの機能です。
なぜこの機能が今までフルサイズ機なかったかは不明ですが、やはりセンササイズと読み出し速度とかが関わってくるのかな?
遡れるのは最大1秒だけですが、これがあれば、例えばこう言うのは↓簡単に撮れますね。

2012年の富士総合火力演習より Nikon D300 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VRII + TC-20EII

戦車の発砲炎を捉えられるのはごく一瞬、単に連写しているだけでは、コマとコマの間のタイミングとなってしまって、撮れなかったりします。
もう10年前の写真ですが、うまく撮れたのはごくわずか。
ちなみに2022年の富士総合火力演習も、コロナウイルス感染対策のため、一般客を入れずにYoutube配信実施されます。
今後、一般客を入れる演習が再開されるか、微妙そうな感じですね。あれは相当自衛隊側にも負担がかかっていましたので。

話を戻すと、ハイスピードフレームキャプチャ撮影(C30/C120)では、画質はJPGのNOMALに固定され、RAWで撮影できない、C120ではサイズSのみ(11.4Mピクセル)になるなど、制約はあります。ただ、実際にハイスピードフレームキャプチャで撮影しても、撮って出しで割りと使えそうな画質なので、とにかくチャンスを狙いたい場合には使えそうな機能です。

プリ記録を最大の1秒、レリーズ後も1秒に

自分は上記の設定にしました。この手の機能で欲しいのは、本来レリーズしたいタイミングより遅れてレリーズしてしまうことでの撮り逃しを防ぐことが多いので、レリーズ後記録時間は短めの1秒に設定。3秒や最大記録時間も設定できますが、C30でも100枚以上一気に撮れてしまうので、ムダを省くためにもこの設定に。
本当は、RAWで秒30コマまで撮れればよいのですが。8.3K60p動画に対応できるのだから、スチルもRAWで秒30コマは行けそうな気がしますが、動画とスチルではセンサの使い方が違うのでしょうね。でもFW3.00があるとしたら、ぜひネイティブにRAWで秒30コマまで撮れれて欲しいですね。そのポテンシャルはあるんじゃないかな。

ファインダーの高フレームレート表示

なんだ、120fps表示できる実力はあったのか…

ファインダーの高フレームレート表示で120fpsの標示が可能となった

デビュー時、Z 7/6と同じ解像度、60fps表示で、フラッグシップ機の割に低スペック。もちろん見やすさはかなりよく、一眼レフから乗り換えて違和感ない感じでしたが、動き物を見ると、場合によってはカクカク感がなくもないな…という感じでしたが、EVFの実力としては、120fps表示が可能だったのですね。なぜ最初からなかったのかは不思議ですが、こういう部分もファームウェアの調整が必要なんですかね。

とりあえずONにしていますが、これにより解像度が目減りすることはないようです。また、バッテリ消費が多くなるという記載もマニュアルにはないようです。特に弊害がないなら、高フレームレートで問題なさそうです。

その他、少しずつカスタマイズして行きたいと思います。早く飛行機撮りに行きたいな。


全然記事と関係ありませんが、濃厚接触者で只今小学校に投稿できない娘、なにやらリビングでブツブツつぶやいているので見てみたら、デジカメの動画で実験の解説を撮っていました。YouTuberごっごね。時代やね。

家から出られないのでベランダフォト

なんだか2年前の今頃と同じです。ちょうど2年前に、COVID-19感染が広がり始め、職場もしばらくテレワークになりました。ほとんど外出しない日々でしたが、今は息子のコロナ感染の影響で濃厚接触者のため、外出自粛中。

ということで、Nikon Z 9 Ver2.00の変更点を確認しつつ、設定を変えたり、機能を試したりしています。良かったのはこれですね。

[ファインダー優先]に設定している場合

  • カメラの電源をONにしたり、半押しタイマーをオンにしたときはファインダーに顔を近づける前に数秒間ファインダーが点灯するようになりました。
  • ファインダーを見ている間は常に撮影画面が表示されるようになりました。メニューや再生画面は、ファインダーから顔を離して画像モニターに表示させてください。
  • 再生メニュー[撮影直後の画像確認]を[する]に設定した場合、ファインダーから顔を離すことで撮影画像が画像モニターに表示されます。

https://onlinemanual.nikonimglib.com/z9/ja/18_added_functions_200_20.html

一眼レフに近い動作になります。
個人的に、Z 9のような大きさのカメラでは、ミラーレス機とは言え背面液晶を使って撮るよりも、ファインダを見て撮るほうが圧倒的に多く、意図的に背面液晶を使いたい時以外は、むしろ背面液晶はプレビューとメニュー表示に徹しいてほしいと思っています。

ファインダを見ているときは常に撮影画像が表示というのは、一眼レフに慣れていれば当たり前ですし、撮影直後の画像確認をするの状態でも、EVFにはプレビュー表示せず、背面液晶のみ表示させるのは、ファインダに集中している際には機能切り分けができて良いですね。

ということで、設定は「ファインダー優先」にして、ベランダフォトです。

うん、ファインダー優先は前からあったけど、FW2.00で快適になりましたね。理想としていた、EVFは撮影画像の表示のみ機能し、プレビューとメニューは背面液晶、という切り分けがしっかり出来ています。
相変わらず、時々半押しタイマーの復帰で時間がかかることは直っていない気がしますが、このあたりはマイナーバージョンアップで何とかして欲しいところです。

羽田空港へのアプローチ、JALのB767のアマビエJET、機体の下にアマビエが描かれているんですね。
2枚めは久々にLuminar3で現像。最新の1つ前のバージョンで、無償公開されたものですが、Z 9のRAWも現像できるようです。不思議~。
あまり不自然にならない程度に、調整してみました。

もう少し軽い600mmほしいね

ベランダフォトはこんな感じで撮っています。旧型のロクヨンGですが、あまりに重いので、手持ち撮影は結構大変。ベランダなら三脚使えるので楽ですけどね。
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sが発売されました。重量は2,385gで、以前使っていたSIGMAの150-600mm Sportsより軽く、今使っているズームのAF-S 200-500mmとほぼ同じなのです! 800mmでこの重量は軽い! ただ、戦闘機撮影には少し長すぎる焦点距離なので、ぜひ600mm f/4.5あたりを出して欲しい。0.5段暗くなっても、軽量であれば買い替えたい! Nikonさんぜひお願いします!

被写体認識精度上がった? Z 9のFW.200

息子がコロナウイルス陽性となり、家族全員濃厚接触者となって、只今絶賛自宅軟禁中であります。

ということで、Z 9の大幅機能追加されたFW Ver2.00も、まだ試せていないことが山盛り。ベランダから写真を撮るくらいしか試せません。
まずは目下の課題だった低輝度の被写体認識の向上は、さほど大きくなかった、という感想でしたが、日中の被写体認識は、結構改善されている気がしました。
例えばこんなに遠くの被写体。

Nikon Z 9 + FTZ II + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR + TC-14EIII(NX Studioのプレビュー画像をキャプチャ)

600mmにx1.4テレコンで、焦点距離850mm相当の超望遠でもまだ遠い、多分航空自衛隊のCH-47J(LR)ですが、オートエリアAFですが、こんな小さな被写体も、ちゃんと認識出来ているようです。でも、これくらいなら、一眼レフのAFでも認識できるとは思いますが。

海保のベル412EP(JA6756)

ドン曇りだと写真も映えないですね…。ベランダから撮った海上保安庁のベル412EP、ベル204以来、改良を重ねながら脈々と続くシリーズです。
この機体は1995年就役、そろそろ引退が近そうな年式です。

この週末は外出もできないので、Z 9の新機能のセッティングをしてみたいと思います。一眼レフに近い表示の仕方が出来る「ファインダー優先」は、一番使いそうな表示設定で、特に飛行機撮りには良さそうな機能です。
動画関連は…RAW動画なんかは、もう高機能すぎて一般ユースでは過剰性能ですね。

Nikon Z 9 ファームウェアVer2.00が出たので低輝度AFの改善具合を試してみた

2021年末の発売以来、小改良のファームウェア(以下FW)アップデートに留まっていたNikon Z 9ですが、発売当初より予告されていた8K60pを超える8.3K60pのRAW動画内部記録対応(N-RAWおよびProRes RAW)の他、8Kオーバーサンプリングの4K60p動画に対応(従来はオーバーサンプリングは30pまで)、フルサイズミラーレス初の「プリキャプチャ」対応(C30,C120のみ)、カスタムワイドエリアAF、ファインダーの高フレームレート表示対応、比較動合成など、多岐にわたる新機能追加と改善が入りました。

以前指摘した、慌てて戦闘機が飛んできてカメラを構えたらEVF真っ暗、というのも、アイセンサが事前検出してEVFを起動できるなど、一眼レフの使い勝手の良い部分(逆に今までのミラーレスの良くなかった部分でもある)を継承できる機能追加がなされました。これらは、EVF撮影が主体の撮影に於いては、大きな改善につなりそうですね。

今回のFWアップデートの中で、最も改善を望んでいた「オートフォーカスの安定性、追従性と低輝度での被写体検出性能を改善しました。」が、スチル撮影で最も気になる部分です。

スペック上はD850よりZ9のオートフォーカスの暗所検出性能は上だけど…

Z 9のオートフォーカス検出範囲は、

-6.5~19EV(スターライトビュー有効時:-8.5~19EV)
※静止画モード、シングルAFサーボ(AF-S)、ISO 100、f/1.2レンズ使用時、温度20°C

https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z_9/spec.html

となっています。

これに対してD850の場合は、

-4~+20EV(ISO 100、常温(20℃))

https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d850/spec.html

となっていて、スペック上では2.5EVの差があることになります。
しかしこれまでのZ 9では、暗所になるとAFが遅く迷った挙げ句に合わない、ということが結構ありました。同じレンズ、条件でD850ならスパッと合うのに。

スペックをよく見ると、Z 9ではf/1.2レンズの場合で記載されていますが、D850ではどのレンズの場合なのか、特に記載がありません。常識的に考えると、NikonのFマウント用AFレンズで最も明るいのはf/1.4なので、 f/1.4レンズでの数値と考えられます。
それでも、f/1.4とf/1.2は1EVの差しかないので、Z 9にf/1.4のレンズを装着した場合は、-5.5~20EVの範囲でオートフォーカスの検出が可能ということになるはずです。
これで行くと、同じ明るさのレンズで1.5EVのオートフォーカス検出のアドバンテージがあるはずですが、実際にはD850のほうが暗所でもスパッとAFが合っていました、これまでは。
なので、Z 9の暗所AFのチューニングが未完成だったのかなと思っています。なにせ、EVF上ではしっかりコントラストも出ている被写体(肉眼ではほとんど真っ暗)でAFが合わないのだから、これはAF処理の問題だろうと思っていました。

Z 9のFWをVer2.00にアップデート

一眼レフのファームウェアと比較すると、ミラーレスのZ 9のファームウェアの容量は非常に大きく、如何にソフトウェアの性能がカメラの性能を左右するかが分かりますね。

Nikon Z 9のFW Ver2.00のファイルは95MBもある

なお、今回はこれまでのFW Ver1.11と2.00を比較するため、比較用動画の撮影途中でFWのアップデートを行っています。

前回のZ 9のファームウェアアップデートもそうでしたが、プログレスバーがなかなか進まないので、大丈夫かなと心配になりますが、実際は問題なく進行し、5分程度でバージョンアップは完了しました。

FWで低輝度AFは改善されたか?

今回は、FWアップデート前のVer1.11と、アップデート後のVer2.00で、暗所のAFがどれだけ改善されたかを試してみました。
Z 9は1台しかないので、ファームアップ前と後で、同じレンズ(AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR)を使って、AFの速さを比較してみました。
もちろんスチルでは伝わらないので、動画で試してみた。
動画の場合は、AFは遅めに設定していますが、今回はスチル撮影をシミュレートするため、最速設定としました。

改善傾向は見られますが、劇的には改善していないようです。

1つ目のマンションは、Ver1.11ではAFが行ったり来たりするウォブリングが僅かにありましたが、Ver2.00ではスパッと合焦しました。
2つ目の煙突では、Ver1.11では全く合焦せず、Ver2.00では何度か行ったり来たりを繰り返して、最後に合焦しました。
3つ目の給水塔?は、どちらのバージョンでも合焦せず。画面上では、マニュアルフォーカスできるくらいにコントラストは出ているのですが。

ちなみに同じ被写体を同じレンズで、D850の位相差AFセンサで合焦させたところ、1つ目と2つ目は一瞬でスパッと合焦し、3つ目は少し行ったり来たりしつつも合焦しましたので、改善されているとは言え、低輝度被写体ではまだD850に追いついていない感じです。

今回のFW Ver2.00は機能的にも大幅に改善されているため、これまで今一歩だった部分がどの程度良くなっているか、おいおいレポートしてみたいと思います。

BRONICA S2用 NIKKOR-P 200mm F4の描写 その5

本シリーズもこれで最後にします。

ふと、前ボケはどんな感じだろうと思ってこんな写真を撮ってみた。

BRONICA S2 + NIKKOR-P 200mm F4 (RVP50)

前ボケは二線ボケの傾向はあまりないですね。絞り開放での球面収差は少々過剰補正気味なのでしょうか。
一般に、絞り開放では球面収差はやや補正不足気味になっているレンズが多いのですが、中判カメラではフィルムの平面性もそうですが、その昔フィルムがメインだった時代は、今ほどボケ味ボケ味なんて感じではなく、三脚に据えて絞りは絞って撮る、というのがセオリーだったような。その時代の考え方なのでしょうか?

BRONICA S2 + NIKKOR-P 200mm F4 (RVP50)

こちらはやや露出不足になったので、硬めの絵になってしまいました。それでも、半逆光ながら、暗部の階調はちゃんと出ていますね。

BRONICA S2 + NIKKOR-P 200mm F4 (RVP50)

二線ボケは、このくらいの距離だと気になりませんね。そしてボケのつながりが良いですね。立体感がよく出ています。
よく見ると、やや輪郭が出ているボケも見受けられなくもないけど、あまり気にならないですね。

さて、写真の彼はまだ38℃の熱が上がったり下がったり。PCR検査の結果はまだ出ないのですが、この感じだと怪しいかな。
そうなると、家族も濃厚接触者になってしまうので、しばらく学校や会社には行けないですね…。

BRONICA S2用 NIKKOR-P 200mm F4の描写 その4

すっかり気に入ってしまったこのレンズ。
わざと逆光で撮るとどうなるかな?

BRONICA S2 + NIKKOR-P 200mm F4 (RVP50)

スキャンでは、ちょっと無理やり暗部の階調を持ち上げていますが、逆光にも関わらず、割とヌケの良い絵が得られています。
このときは若干曇ってしまったので、Velviaでも彩度は冴えないですね。この撮影は2月だったので、珍しく東京でも雪が降ったときの残雪が写っています。

BRONICA S2 + NIKKOR-P 200mm F4 (RVP50)

天気がコロコロ変わって、晴天になると、Velvia50の本領発揮です。やはりこのフィルムは、順光で晴れたとき、あるは夕暮れなどドラマチックな光で威力を発揮します。

BRONICA S2 + NIKKOR-P 200mm F4 (RVP50)

この状況では、二線ボケは気にならず、背景の立体感がよく出ています。
絞り開放では、ややハイライトににじみはありますね。やっぱりVelvia50、順光では濃厚な色合いが出ていて良いですね。

写真の息子、只今保育園でコロナの濃厚接触者になってしまい、本人も発熱中。PCRは結果待ちの状態です。
さてどうなるか…。

BRONICA S2用 NIKKOR-P 200mm F4の描写 その3

ややローキーな露出だけど、返ってそれが良かったかな。

自転車の練習中、だいぶ乗れるようになったね

地方暮らしだった自分の子供の頃と違って、今東京に住むと、なかなか練習が難しいのが自転車。袋小路の道路ならいくらでも練習できるけど、こちらだとある程度広い公園じゃないと難しい。まして家の前の道路は幹線道路なので、なおさら無理。
こうして機会を作って練習しないと。

そして、中望遠なのに左右逆像ファインダで、しかもマニュアルフォーカス。これで自転車に乗る子供を追う。でも昔はこれが当たり前だったんだよね。

だんだん調子に乗ってきた顔w

最初うまく乗れなくて半べそだった息子も、慣れたらこの顔。しかしVelviaの50の方は、やはり露出が難しいね。ちょっとアンダー気味。やっぱり露出計が示した値の+0.5段くらいは絞りを開けたほうが良いですね。
ただコントラストが高いので、露出を上げるとハイライトが白飛びしちゃう。こういう撮影では、VelviaよりもかつてのASTIAのほうが向いているのですが、もう無いフィルムの話をしても仕方ないですね。

やはりこのレンズ、ボケの輪郭が出てますが、不思議と硬い感じはしないです。背景を選びますが、1枚目はコマ収差の影響が見られるのは奥の建物(LIVIN光が丘店)に、見られる程度です。
時間帯が時間帯だったので、ほぼ絞り開放で撮影していますが、このレンズは積極的に絞り開放で撮って良さそうなレンズです。
前期と後期で光学系が変わっていますが、描写はどう変わるのだろうか? 気になるのですが、もはやこのレンズ、なかなかネットに作例がなくって。
Flickerに作例がありますが、背景ボケ、どうも違う気がしますね。ここでは前期か後期かがわかりませんが、どうやら描写は異なる感じですね。出物があれば、世代の違うものも試してみたいですね