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AF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6Gを日中試した

わずか2500円で手に入れたAF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6Gですが、高画素カメラのD850で、日中試すとどんなもんなのか、先日の銚子での撮影で使ってみました。

Nikon D850にAF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6Gという価格差ありすぎな組み合わせ

エントリー一眼レフのキットレンズの望遠として販売されていたAF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6Gは、新品でも販売当時は2~3万円程度だったかと思います。

AFモータも内蔵しない、ボディ側のAFモータ駆動レンズですが、さて実力は?

ワイド側の描写

逆光です。もちろんフードは取り付けています。
中途半端に70mmではなく78mmでの描写、中心部は絞り開放から解像力は高いですが、絞り開放ではわずかに球面収差と思われるにじみも少し発生しています。1段絞って、f5.6にするだけで、球面収差も解消され、コントラストも向上します。絞っても、画面周辺の解像力はあまり上がりませんね。ただ、この手の望遠では、中心付近の解像力が良ければ、写りは割とよく感じますので、1段絞るのが良さげです。

望遠側の描写

こちらはよく使うであろう300mmの描写です。

絞り開放では、周辺減光が大きいですね。これはこのクラスの望遠なら仕方のないところです。デジタルならヴィネットコントロール(周辺減光調整)で補正可能です。
この焦点距離になると、レンズの解像力そのものよりも、手ブレ補正の有無が聞いてきますね。手持ち撮影だと、微ブレが発生しています。三脚は欲しいですね。
絞り開放では、ごく僅かに球面収差が発生していますが、大きくは目立たないです。絞ると解像力は上がりますが、大きくは改善されないですかね。この辺りは値段なりですが、やはり先程も書いたように、手ブレ補正の有無、これが歩留まりに影響するのは間違いないです。Nikon Zのフルサイズ機なら、ボディ側に手ブレ補正があるので、望遠ではボディ側手ブレ補正の効きが悪くなりますが、もう少し歩留まりは上がるでしょう(ただしAFはFTZではレンズ側にモータがないと使えない)。

前ボケは良くない

AF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6G 前ボケはイマイチ

この手の安価な望遠、前ボケは重視されていないですね。ズームですし。滲むような前ボケは、あまり褒められたものではありません。うんと近距離の前ボケでもない限り、あまり作画に前ボケは入れたくないですね。


Nikon D850でお出かけする場合、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRは必ず持っていきますが、望遠はAF-S 70-200mm f/2.8G ED VRIIだと大きく重すぎます。でも、70-300mmクラスなら、むしろ24-70mmよりコンパクトだったりします。

今D850と組み合わせるなら、AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRが最適でしょうね。

価格もこなれてきました。

比較してはいけないですが、MTFも、 AF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6Gと比較したら全然別物ですしね。
※MTFはNikonのサイトより引用

値段の差と光学系の進化ってすごい…

ちょいと銚子に行ってきた

ぬれ煎餅欲しい! ということで、千葉県は最東端?の銚子に行ってまいりました。

回転寿司・魚料理 島武

到着時点でお昼だったので、まずは腹ごしらえ。島武は銚子電鉄の犬吠駅のすぐ近くのお店です。

もう15年ほど前に、初めて銚子に行ったときにもこのお店に行きましたが、当時少し狭かったお店は、最近改築されたようで、とてもきれいになっていました。

お店は、入り口右側が回転寿司、左側が魚料理で別れています。ここの回転寿司は、ネタが大きいことで有名ですが、今回は魚料理にしました。

調子に乗って「しまたけ定食」頼んじゃいましたが、個人的にはカレイの唐揚げがヒットだったな~。
12時前に入りましたが、12時過ぎたらどっと客が入ってきました。早めの入店がおすすめです。

銚子電鉄 犬吠駅

島武さんの斜め向かいにある犬吠駅。

銚子電鉄 犬吠駅

ここの風景は昔から変わらないですね。
駅内でもぬれ煎餅などのお土産が買えますが、あえてここでは買わず。

犬吠埼

犬吠埼、いや秋分の日でしたが、気温はかなり高かった…。
灯台の横に、犬吠テラステラスというモールもが出来ていました。きれいなので最近できたのかな?
2階にはハンモックコーナーもあって、エアコンも効いていて風景も見えます。暑い日は助かりますね。

犬吠埼の灯台は現在公開中止です。浜に降りて、子どもたちは貝殻を集めていました。
もう少し夏なら、磯遊びもできそうですね(実際磯遊びされている方も結構いました)。

ウオッセ21

銚子港へ移動。ウオッセ21は、海産物の販売店がいくつか入っていました。お魚の缶詰セットを購入。

ウオッセ21

屏風ヶ浦

銚子マリーナや千葉科学大学のある公園から見える屏風ヶ浦。家族皆さんお疲れモードなので、ちらっと見ただけ。

銚子マリーナから望む屏風ヶ浦

銚子電鉄 ぬれ煎餅駅

犬吠埼や銚子電鉄の路線からは結構離れていますが、銚子電鉄のぬれ煎餅駅、ここも昔はなかったですね。お土産はここで買いたかったので、最後に寄っていきました。が、家族は車で熟睡…

銚子電鉄 ぬれ煎餅駅

ここは、崩れせんべいや等外品のせんべい、その他銚子電鉄で作っているお土産を購入できます。
残念ながら、コロナ禍なので手焼きコーナーはお休みでしたが、色々買って帰りましたよ。

ということで、日帰り弾丸ツアで銚子まで出向きましたが、千葉でも銚子ともなると、都内からはちょっと遠いですね。
でも、久しぶりに遠出できたので、満足満足。

【茨城】クリスタルウエディング 湖畔荘

ネタがない時の、今から〇〇年前に撮った写真シリーズ(笑

今回は、今から15年前、2006年9月23日に茨城で撮影した写真です。
当時、ぷらっとドライブしながら写真を撮ることが好きでした(自由時間は減ったけど、今もかな?)。
そんな中見つけたのが、結婚式場の廃墟。

クリスタルウエディング 湖畔荘

今見ると画質とホワイトバランスがイマイチなのは、撮影に使っていたNikon COOLPIX 5400の限界ということで。
クリスタルウエディング 湖畔荘だそうです。「KOHANSO」とここだけローマ字なのが何とも…
外観は、シャッターがあって、なんだか結婚式場というよりは、一般の会社っぽい印象です。
庭木は剪定されているので、この撮影当時、廃墟化してからはまだそれほど年月は経過していなかったのかもしれません。

そのお隣には古びた日本家屋が

隣には屋根の瓦が落ちかかっている日本家屋が。よく見ると、結婚式場の建物と渡り廊下でつながっているようです。あるサイトでは、こちらは別館とされていました。和装の結婚式はこちらで行っていたのかもしれませんんね。

写真はこれだけ。当時はデジタルカメラといえども、無尽蔵に撮れる感じではなかったですね。それでもフィルム2本分くらいは撮れるので、たくさん撮れるという印象でしたけど。
まだフィルムがメインだった時代ですし、COOLPIX 5400もAFも遅ければ、撮った後のデータ書き込みも遅くて、パシャパシャ撮れる現代のデジカメとは別物でした。レスポンスだけなら、当時のデジタル一眼レフは別として、コンパクトデジカメは、まだ遊牧的なカメラと言う感じでした。
そんな時代からしたら、1000枚なんてあっという間に撮れてしまう現代はすごいですね。

なお、クリスタルウエディング 湖畔荘は、2020年に解体されたとのことです。
Googleストリートビューには、2018年時点の写真が上がっています。

斜め上空からの写真では、まだ建物が見えますが、引き気味で見た最新の写真では、建物が解体されているのが分かります。
2006年にはまだ剪定されていてきれいだった庭木も、2018年にはぼうぼうに伸び放題となっています。外壁も劣化が進んでいますね。



クリスタルウエディング湖畔荘、名前のとおり湖畔にあり、霞ヶ浦から東にある北浦沿いにありました。
当時乗っていたアコードユーロRの写真を撮っていました。まだノーマル車高だった時代、やっぱり少しタイヤハウスが空き気味ですよね。この後、無限のサスキットで、ぐっと見た目の良い車高に落としました。
また乗りたいな。5zigenのマフラーにBBSのホイールもお気に入りでした。

Nikon COOLPIX5400のオートホワイトバランス、今見ると酷いな

COOLPIX 5400の撮って出しの空。オートホワイトバランス、駄目ですね。黄色いNikonのAWBそのものです。この後買ったFujifilm FinePix F200EXRは逆に真っ青なAWBでした。まともになったのは更に後のCOOLPIX P7000からかな。
ということで、15年前の蔵出し写真でした。

【せんきん】モダン仙禽 無垢 2021

久しぶりの「仙禽」です。栃木県はさくら市の酒造、ここは米作りからこだわる酒蔵です。

酒米は「ドメーヌさくら」を冠しており、全て栃木県さくら市で、仕込み水の水源で育てた酒米を使用しています。
「ドメーヌ」とは、フランスのワイン用語で、ブドウの栽培から醸造、熟成、瓶詰めまでを行う生産者のことを指すのだそうです。
これの日本酒版を「仙禽」シリーズでは採用しています。全てがさくら市産の酒米なのです。ここまで「ドメーヌ」にこだわった酒蔵は、なかなかないですね。

モダン仙禽は、酸味と甘味を主体とした酒造りとなっています。

【せんきん】モダン仙禽 無垢 2021

というわけで、2021年のモダン仙禽 無垢です。モダン仙禽は、ラベルからしておしゃれですね。

【せんきん】モダン仙禽 無垢 2021

裏のラベルは、仙禽らしくポエムっぽいです。英語も併記されているのも仙禽のラベルの特徴ですね。日本人だけではなく、諸外国の人にも飲んでほしいということでしょうね。
酒米はドメーヌさくらの山田錦、精米歩合は麹米が50%、掛米が60%、アルコール度数は15度で加水なしの無濾過原酒です。酵母など、その他のスペックは非公開です。

さて、開栓すると、ポンとガス感。そして気づく。裏ラベルの下に「要冷蔵」と書かれていることを…。

実はこの酒、購入した酒店(その酒店のラベルがうっすら見えるので、分かる人には分かりますね)では、冷蔵庫ではなく、常温の棚に置かれていました。なので、購入後も自宅に常温保管していました。
日本酒の場合、火入れしていない「生酒」では、発酵が進んでしまい味が変わってしまう(変質してしまう)ため、冷蔵保管は必須。ただし、この「モダン仙禽 無垢」は、せんきんのHPによれば、瓶囲い瓶火入れ、つまり生酒ではないため、品質には問題ないと判断します。

ということで、今回常温で飲みましたが、爽やかな吟香、そしてプチプチと微発泡です。火入れ酒とはいえ、わずかに熟成は進んでいます。
そしてモダン仙禽らしい、熟成したりんごのような酸味と甘味、旨味がバランスよく融合しています。軽快な味わい、そして後味のキレの良さも持ち味ですね。
本来は冷やして飲むべきでしょうが、常温もまた、この酒の持ち味を十分に引き出していますね。

というわけで、開栓後は冷蔵庫へ。仙禽は冷やしても、味はしっかりしているので美味しいですから。

Nikonのもう一つのRAW画像 NRWとは?

Nikonのデジタルカメラ、一眼と一部のコンパクトカメラでは、一般的なJPG画像の他に、RAW(生データ)画像の形式として、Nikon独自のNEF形式、またはNRW系形式が採用されています。

このうち、一眼レフとミラーレス一眼(ZシリーズとNikon 1シリーズ)は、例外なく前者のNEF形式が採用されています。
また、コンパクトカメラのCOOLPIXシリーズのうち、COOLPIX A, COOLPIX 8800, COOLPIX 8700, COOLPIX 8400, COOLPIX 5700, COOLPIX 5400,COOLPIX 5000についても、RAW画像の形式はNEF形式となっています。
ちなみに、かつてのNikonのフィルムスキャナ、COOLSCAN用のNikon ScanもNEF形式で保存が可能でした。

私も以前使っていたCOOLPIX 5400でも、Firmware 1.4でRAW画像で撮影ができるようになりました。ただ、あの当時、ただでさえ撮影レスポンスが悪かったCOOLPIX 5400、RAWで撮ろうものなら、1枚撮って記録するのに10秒はかかっていたのと、当時のメモリーカードはせいぜい256MB(GBではないですよ!)なので、デーッタを食うRAWで撮ることはめったになかったですけど。

Nikon COOLPIX5400のRAW画像はNEF形式(Firmware 1.4で搭載)NX Studioで現像 かつての足尾銅山精錬所(2005年11月)

COOLPIX 5400はNEF形式ですが、RAW現像で調整できる項目は限られます。
現行のNX Studioで開くと、ピクチャーコントロール採用以前のカメラなので(当時の一眼レフでも未対応)、色の濃さや【輪郭強調などは大雑把にしか調整できません。アクティブDライティングも搭載していないので、RAWでも調整項目はブラックアウトします。

ただし、露出やコントラストなどは微調整できますし、D-ライティングHSはカメラに依存せず調整可能、カラーコントロールポイントも設定できるので、全く調整できないわけではなく、割と調整できるな、と言う感じです。ただ、ダイナミックレンジも狭いので、暗部を上げると画像が破綻しやすいのも事実です。

COOLPIX 5400のNEF形式は、NX Studioでは設定できる項目が限られるが、全く使い物にならないわけではない

数少ないNRW形式のカメラは?

RAW画像に対応する多くのNikonのカメラがNEF形式を採用しますが、ごく一部のカメラのみ、NRW形式ということなる形式を採用しています。
NRW形式を採用したカメラは、以下の機種です。

COOLPIX A1000、COOLPIX P1000、COOLPIX P950、COOLPIX B700、COOLPIX P7800、COOLPIX P7700、COOLPIX P7100、COOLPIX P7000、COOLPIX P6000、COOLPIX P340、COOLPIX P330

このうち、執筆時点(2021年9月)で現行機種なのはP1000P950の2機種です。
最初に採用されたのが、P6000で、なぜNEFではなく、別形式のNRWなのかは不明です。

私がかつて持っていた、P7000もNRW形式でした。

COOLPIX P7000でRAW(NWR撮影した画像)NX Studioで現像

なんとなく、NEF形式よりは設定項目が少ない簡易RAW画像、と言うイメージのNRW形式ですが、COOLPIX P7000の場合、むしろかつてのCOOLPIX 5400より設定できる項目は多いです。

最新のピクチャーコントロールと明瞭度以外選択可能

ただし、最新のピクチャーコントロールは適用できず、あくまでカメラ互換のピクチャーコントロールのみとなります。カスタムのピクチャーコントロールは適用可能ですが、最新のピクチャーコントロールにある「フラット」やクリエイティブピクチャーコントロールは適用できません。
それ以外は、アクティブDライティングなど、NEF形式の一眼とほぼ遜色なく現像可能です。
そういうちょっと至らない部分が、簡易RAW画像たるNRW形式なのかもしれません。

あえてNEFとNRW形式を分けた意図は?

結局の所、NRW形式を採用した理由はよくわからないですね。実は、他社も複数の形式があり、CanonはCR2/CR3形式、SONYはARW/SR2/SRF形式があり、やはり機種や世代で形式が変わっているようです。
形式を変えることで、RAW現像側の処理の仕方を変えているのかもしれませんね。

それでいうと、マイノリティなNikonのNRW形式も、そういう事情があるのかもしれませんね。画層ファイルのサイズが小さいのかと思いきや、上のP7000のNRW形式のデータ量は1枚で15MBもあります。10Mピクセルとしては、特段小さくはないですね。不思議です。

それと比べると、フィルムスキャナソフトののNikon Scan時代から、現在に至るまで、多くのRAW画像でNEF形式を採用しているのは、ある意味懐が深いRAW画像形式なのでしょうね。

AF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6Gを買ってみた

先日、ニコンミュージアムに行った帰りに、四谷の我楽多屋さんで買ってきたAF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6G。我楽多屋さんは、基本一般中古店に流せないようなジャンク品を販売するお店なので、2500円でした。
ただし、特にカビが生えているとか不具合もなく、外観はズームリングのゴムローレットが少し劣化気味(ベタつきはなし)なので、軽い望遠が欲しいと思っていたので、買ってみました。

Nikonの望遠ズーム初の絞りリングなしGタイプレンズ

AF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6Gは、2002年から販売されていた、望遠ズームレンズの70-300mmの廉価版です。
当時は、デジタル一眼レフが世に出回り始めていたものの、まだまだ高価だった時代で、一般にはまだフィルムカメラが使われていた時代です。

このレンズが販売された2002年は、組み合わせが想定された普及価格帯の一眼レフ、Nikon UUSが販売されていました。CanonでいうEOS Kissクラスに相当するカメラで、それに組み合わせる望遠レンズとして、標準ズームのAF Zoom Nikkor 28-80mm F3.3-5.6Gがあり、Nikonでは初めて絞りリングを廃したレンズでもあります。

AF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6Gも、Gタイプレンズ、絞りリングを廃した望遠ズームの第1段でした。
NikonのAF一眼レフの操作系は、80年代から迷走しており、クラスや機種によって操作系がバラバラでしたが、Nikon Uに至って、ようやく普及機は1コマンドダイヤル、中級機以上は2コマンドダイヤルに統一され、絞りリングは使わずとも、コマンドダイヤルで操作できるようになりました。

絞り羽根自体も、以前は上級レンズのみに採用されていた円形絞りとなり、絞った際の円形を保つことが出来ました。

Nikonは、MF以前の一眼レフとの互換性を持たせるため、それまではAFレンズにも絞りリングを装備していましたが、まずは廉価レンズから、こうした互換性を捨てて、絞りリングを廃することで、コストダウンと誤操作防止(絞りリングを最小にしないとプログラムオートやシャッター優先オートではエラーとなるが、初心者には何故エラーが出るのかがわかりづらい)を兼ねていたと思われます。

ただし、AFモータはレンズ側に内蔵せず、カメラボディ側のモータで、AFカップリングを介してAF駆動するモータなので、AFはあまり速くはありませんね。
この辺り、80年代から既にUSM(超音波モータ)などレンズ内にAFモータを搭載したCanonのEFマウントは、先見性の明がありました。もっとも、CanonはEFマウント化にあたって、それまでのFDマウントをバッサリと切り捨てましたけどね。

Nikonがレンズ側に超音波モータを持たせた、AF-Sレンズレンズが一般になるのは、この後デジタル一眼が普及しだした辺りからです。

マウントはプラスチック

この時代から廉価レンズにはプラマウントが採用され始めた

それまで、他社も含めて廉価レンズであっても、マウント部は金属でした。マウントは、レンズとボディを結合する重要な部分で、構造的に負荷がかかりやすいため、マウントは金属というのが常識でした。

しかし、プラスチックも時代とともに進化しています。昔はプラスチックは強度が弱くて割れやすい、と言う代物でしたが、20世紀末辺りからだいぶ強度的にも耐久的にも進化したプラスチックが出回るようになりました。本レンズも、20年近く経過していますが、強度は問題なさそうで、もはや軽量なレンズでは、プラスチックでも見劣りは殆どないのでしょうね。

とまあ軽く紹介しましたが、作例は、前日のブログの、暗くて条件の悪い撮影だったので、次はもう少し明るい晴れた日に使ってみたいと思います。
ついでに、90年代のSIGMAのAPO 70-300mmとも比較してみたいですね。

埼玉の鉄道博物館に行ってきた

2007年に開館した時は、混んでいてとても行けそうもないなぁと思っていた鉄道博物館。あれから14年、転勤で、埼玉の大宮は簡単に行ける距離となりましたが、鉄道博物館のことはすっかり忘れていたのですが、雨の日でも行ける、広い屋内施設を調べていたら、そういや行ったことなかったじゃん!となって、前日にチケットを取って、家族で行ってきました。

入館する前から、色々楽しめます。床が時刻表になっている! 実は妻は時刻表マニアだったことが発覚。興奮しておりました。
ちなみにYamaro、乗り物系は色々好きですが、鉄道だけはあまり興味がなく、全く詳しくないです。○○系とか言われてもさっぱりです。車・飛行機なら分かるのにw
485系583系のみ知っているかな。ザ・国鉄って感じで好きです。
ということで、まったくもって詳しい解説は出来ませんが、鉄道マニアでなくても楽しめる場所でした。小さな子供も大人も楽しめる施設ですね。

シミュレータ体験はアプリで抽選

無料で楽しめるシミュレータもありますが、基本シミュレータ系は有料、数百円で楽しめます。面白いのが、アプリでシミュレータの抽選予約が出来るところでしょうか。2021年4月から導入されたシステムで、そ予約した維持ミュレータの時間帯をタッチすると、すぐに抽選で結果がわかります。

まずは「運転士体験教室【初級】」が当たったので、小学生の娘がチャレンジ(小学生以上となっています)。
かなり精巧に作られていますね。

ちょいとのんびり屋さんの娘、1回目は少しオーバーラン、2回目は5m手前で停止。でも思ったより上手いじゃん。

一方、D51[シミュレータにも当選し、ここは鉄オタ(時刻表マニア)だったことが判明した妻に譲りました。
シミュレータ自体が振動してリアルです。前方視界は悪いですが、ちゃんとスクリーンに映像投影されています。

D51シミュレータ

妻が運転士、何故か反対側に5歳息子が、汽笛を鳴らしまくってファンサービス(笑)していました。
まるで知っているかのようにその辺のレバーを操作してて笑っちゃいました。

これ以外のシミュレータは残念ながら外れました。また今度だな~。

広くて屋内で駅弁を食べられる場所もある

展示エリアも、実車を展示しているので相当広いですが、屋外では車両の中でご飯を食べられる場所もありました。残念ながら、現在コロナ禍のため、閉鎖されていましたが、屋内で持ってきたお弁当や販売されている駅弁を食べられる休憩スペースも多々あり、レストランも2箇所あって、小さな子供連れにも十分配慮されていますね。

子どもたちは、鬼滅の刃の格好をしていったのですが、無限列車に出てくる大正時代の客車がそのまま転じて中に入って座れたので、これが一番楽しかったようです。

美しいステンドグラス

何故か子どもたちがじっと見ていたステンドグラス、刺さるものがあったのかな?

ジオラマ展示

これだけ広い場所でのジオラマ展示、(周りの)子どもたち大興奮ですわ。うちの子供らはじっと見ていましたけどね。

ところで、この撮影では、以前我楽多屋で2500円で買った、AF Zoom-Nikkor 70-300mm f/4-5.6Gで行いましたが、超音波モータじゃないボディ駆動のAFよりも、VR(手ブレ補正)がないことのほうが辛い…。一度手ブレ補正を手にすると、もうついていない望遠レンズはこういう場面では使えないな…。
画質は悪くないですけどね。

閉館まで楽しめました

コレクションギャラリーやら載せきれないほど色々見て、お土産も買って、結局閉館近くまで楽しみました。
天気は、閉館までは雨も殆ど降らなくて、運が良かったです。

うちからもそう遠くない大宮なので、また行ってみたいと思います。
何より、久々に家族全員揃って行けたのが良かったな。妻が土日勤務の時に、子供らを連れて出かけることが多いので。一番楽しんでいたのが妻だったり(笑

ただただ光が丘清掃工場の煙突を撮り続けてタイムラプス化した

久しぶりにDavinci Resolveでタイムラプス化してみました。

秋になってきたので、そろそろ富士山がきれいに見える季節になってくる…はずですが、このところ天気が悪くて、スカッと晴れないですね。
ということで、近場の光が丘清掃工場にレンズを向けてみました。
ズームダウンどうやるんだっけ?と思って、検索して、ああなるほど…となりました。こういうタイムラプスだと、軽いズームダウンがある方が効果的ですね。
これが大幅にズームを使うとなると、やはり静止画時点である程度画素数に余裕があったほうが良いです。そういうわけで、最終的に4Kの800万画素にするとしても、元の画像の画素数があったほうが、解像力に余裕が生まれますね。

Nikon D810とSIGMA 150-600mm Sportsで撮影しました。

【濱口醤油】お試し100円セットが届いた

先週末、たまたまTwitterでこんなツイートを見つけました。

※注:現在お試しセットは販売終了しています

濱口醤油さん、パチンコに負けたつもりで大奮発、だそうです。元々、写真の醤油や白だしは、1本200~300円のようですが、4種類セットで100円! 送料がレターパック代520円! 安い!
ということですぐに発注しました。

数日後、届いたのがこちら。

濱口醤油のお試しセット (玉萬寿醤油・あまくちうす塩しょうゆ・これ一本味付け醤油・いりこの白だしこれ一本)

3種類の醤油と白だしのセットです。レシピ集もついてきました。
醤油、昔ショップブランドの某なんとかバリューのを1度だけ買ったことがあるのですが、びっくりするほど不味くって。調味料はケチってはいけないというのを実感しています。かと言って、常々高級品は買えないし、難しいところです。
でもこの濱口醤油さん、値段を見てもべらぼうに高くないし、何なら一升瓶で買えば、その分お安くなります。今や、スーパーでは一升瓶の醤油を見かけなくなりましたが、昔はそれが当たり前でしたよね。子供の頃は、殻になった瓶を酒屋に持っていけば、1本5円とか10円くらいで引き取ってもらえたものです。
一升瓶のリサイクル、見直しても良いのではないかと思います。通販の時代ですし。

まずは看板商品の「玉萬寿醤油」を試してみました

濱口醤油の看板商品、「 玉萬寿醤油 」を湯葉につけてみました。

お、しょっぱくない! その辺で売られている有名メーカーの醤油は少量でもしょっぱいですが、この醤油はしょっぱさは少なく、旨味がしっかり出ていますね。

塩辛さを抑えて、醤油本来の味を引き出しているそうです。江戸時代からの歴史のある醤油屋さん、さすがですね。


日本酒もそうですが、醤油も醸造製品、ちょいとこだわってみたい感じもします。今度は一升瓶を買ってみようかな?

【松屋酒造】流輝 Melissa メリッサ ~ver. 収穫期 a harvest season ~

久しぶりに流輝を買ってみました。流輝は生酒を買うことが多いですが、今回は一回火入れです。

【松屋酒造】流輝 Melissa メリッサ ~ver. 収穫期 a harvest season ~

チャレンジタンクという実験的なタンクで作られた火入れ酒ということ。
精米歩合は60%で酒米は非公開、アルコール度数はわずかに低めにな15度、いつもどおり濾過を最小限にとどめている、情報はそれだけです。

メリッサは、ギリシャ語でミツバチのことだそうです。ラベルにも描かれていますね。

【松屋酒造】流輝 Melissa メリッサ ~ver. 収穫期 a harvest season ~

香りは流輝らしく、吟香は強くはないけど、華やかです。

が、口に含むと、辛口だ! いつもどちらかというとジューシーとかフルーティ系な流輝をよく飲んでいるので、落ち着いたどっしりとした辛さ、そして程よい酸味です。その酸味もキレはよく、そして余韻に独特のもち米のような甘みがわずかに残ります。

以上は冷やした状態でしたが、これは温めてみるとどうだろう?

ということでぬる燗にしてみました。
これは良いね。冷えた状態では、やや辛さが立っていて、少々攻撃的に感じたのが、ぐっとバランスが良くなりました。基本は辛口系ではあるけれど、流輝らしいジューシーな甘みがより引き立ち、酸味とのバランスが良くなりますね。食中酒としてよく合います。
個人的には、冷酒よりも、常温からぬる燗あたりのバランスが良いと感じました。


だんだん気温も下がってきていて、ひやおろしの酒も出回る季節。ぬる燗も良いですね。お燗キットも欲しいなぁと最近思っています。