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横須賀で英45型駆逐艦「ドーントレス」とノルウェーフリゲート「ロアール・アムンセン」を見てきた【動画編】

2025年8月12日、英空母「プリンス・オブ・ウェールズ」は大きさの艦型で米海軍のバースに入りましたが、表題の英駆逐艦「ドーントレス」と、ノルウェーのフリゲート「ロアール・アムンセン」は海上自衛隊横須賀基地のバースに入港しました。

こちらも動画を撮りました。

動画は編集もさることながら、カラーグレーディングなどの知識がないと、N-RAW動画からの変換は難しいですね。
上の動画はそうやって試行錯誤した末のものです。
実はHDRでアップしたはずですが、どうもHDRにならないようです。HDRに再生可能になりました。どうやらHDR処理には時間がかかるようで、アップロードから半日程度経過しないとHDRにならないようです。

HDR環境があればHDRで再生可能です。Colorの項目がHLG/bt2020になっていますね

Media Infoでアップロードした画像は以下の通りになっています。

PQ形式を使っている人が多いようですが、SDR環境での互換性を考えてHLGを使用しています。
やっとHDR動画をアップできるようになりましたが、Windows環境でDavinci Resolveを使ったN-RAW動画をHDRでアップロードする方法、結構バラバラでまとまっていないので、近い内に備忘録としてまとめたいと思います。

スチルは今はWebでは8bitのJPG画像主体、10bitも対応可能なHEIFの普及はまだまだですね

写真のRAWの現像と比べると、色々設定するところが多く難しいですね。

横須賀で英空母プリンス・オブ・ウェールズを見てきた【動画編】

先日ヴェルニー公園で撮った、イギリス海軍空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の入港シーンの動画です。

4K HDR版をアップロードし直しました

4年前のイギリス空母「クイーン・エリザベス」も米海軍側のバースに停泊していたので、こちらまで来ることはなく、頭が見えればいいかなと思っていましたが、予想通りそういう感じです。
とはいえ、日本のいずも型護衛艦よりはるかに大型なので、アメリカ海軍の駆逐艦越しに艦載機や艦橋の様子は垣間見ることが出来ました。

中にはフェリーに乗って航行中のプリンス・オブ・ウェールズを撮影したツワモノもいらっしゃるようで。

全体像は既にブログにアップしましたが、YOKOSUKA軍港めぐりの船から撮影できました。
したは4K解像度でアップした写真です。昔はWordPressで大きな解像度のアップロードは4K解像度までは上げられなかったけど(解像度が落とされた)、今はできるみたいですね。


横須賀で英空母プリンス・オブ・ウェールズを見てきた(その2)

予約していたYOKOSUKA軍港めぐりの11便に乗りました。
お盆休みに英空母来港とあって、この日の便はすべて満員御礼だったようです。

本当は右舷側に座りたかったけど、まあよいか。
この日は風が強く、動画撮影も試みたのですが、風圧でカメラがブレにぶれてだめだったので、船上では写真中心です。

フネは動くので、パッパッと撮っていきますが、なにせ風が強くって体が持っていかれる…。

ファンネルや船体に紋章やイラストが描かれたフネは海外に多いですが、主砲に描かれているのは珍しいですね。

ノルウェーとイギリス艦艇、停泊後の式典か何かがあったのかな、ずらりと人が並んでなにかの準備中でした。
海上自衛隊の艦艇は右から護衛艦まや(DDG-179)、護衛艦くまの(FFM-2)、そして護衛艦あまぎり(DD-154)、新旧入り乱れていますね。特に古いあさぎり型護衛艦は、まだ数年以上使われるようで。ご苦労さまです。

そして英空母HMSプリンス・オブ・ウェールズです。しっかりアメリカ海軍横須賀基地のバースに収まっていました。

艦載機も見えますね。いずれ高い場所から拝みたいですが、さて行けるかな? 実は8月末に抽選で見学ができるということで申し込みしましたが、執筆時点では結果が出ていません。当たったら見学、当たらなかったら松島基地航空祭かな、なんて思っています。

そしてさらに珍しいのが、何と攻撃原潜が停泊していたこと。

米海軍のヴァージニア級攻撃原潜「ミズーリ」(SSN-780)で、ヴァージニア級は初めて見ました。コネチカット州グロトンのニューロンドン海軍潜水艦基地所属ですが、横須賀に来ている目的は不明。船体にワイヤー状のものが巻かれているようで、消磁作業中でしょうか? 吸音タイルの継ぎ目が見えていて、それなりに痛みはあるようです。
この艦はヴァージニア級のBlockIIで2010年就役、15年経過していますが、現在アメリカでは原子力潜水艦の整備拠点が減って整備が間に合っておらず、ずっと整備待ちの艦艇があるくらいなので、こちらは酷使されていそうですね。

遠方に米海軍補給艦が。1隻離れて停泊中の潜水艦は「たいげい」で、最新型にも関わらず、試験潜水艦となっていて、新装備品のテストの従事しているそうです。
なぜ名前がっわかったかと言うと、ハッチの横に建てられた隊員の名簿が入った看板に「たいげい」と書かれていました。
もちろん作戦に従事する艦艇ではないから、見えても問題ないんでしょう。

掃海母艦「うらが」の窓に貼られた海将補旗(左の桜2つ)と第一代表旗(司令不在の意)

掃海母艦「うらが」(MST-463)の窓には、海将補旗(左の桜2つ)と第一代表旗が、第一代表旗は、司令不在を意味し、港内停泊時のみ使用されるものだそうです。
お盆ですしお休みなのか、陸でのお仕事があるのでしょうね。
この掃海母艦「うらが」、当初は機雷破壊用に退役艦から外した76mm砲を搭載する予定だったのが、砲の状態が悪く見送りとなり、以後搭載予定のまま28年を迎えます。
おそらく今後10年程度で退役するでしょうけど、後継艦の話は聞かないですし(なさそう?)、砲を搭載することも恐らくないでしょう。そのための人員と予算を確保してまで、といったところなんでしょうね。

新井堀割水路を通って戻ります。

その時時で見られる艦艇は違いますし、何なら入出港するタイミングのものも見られたりしますので、ぜひYOKOSUKA軍港めぐりを体験してみてください。

賑やかで観艦式のようでした。ノルウェーのフリゲートは、8月19日から22日にかけて東京国際クルーズターミナルを訪れる予定。行きたかったけど平日なんですよね。近くで見たいのですが。

横須賀で英空母プリンス・オブ・ウェールズを見てきた(その1)

2025年8月12日、横須賀にイギリス海軍空母「プリンス・オブ・ウェールズ」と随伴の45型駆逐艦「ドーントレス」、そしてノルウェー海軍のフリチョフ・ナンセン級フリゲート「ロアール・アムンセン」が入港しました。

ということで、前日は栃木県の足尾や日光東照宮に出向いていたのですが、その話はまた今度にするとして、先に横須賀の写真を。3時間睡眠で夜のうちに出発し、夜明けの横須賀へ。

天気は曇り、時々雨もぱらつく。東京湾へ入ってくる英空母プリンス・オブ・ウェールズをどこで撮るか悩みました。観音崎あたりか、馬堀海岸か。ただ天候が悪く、視程もいまいちかもしれないと思い、安牌のヴェルニー公園へ。ただ、ここからだと、英空母はどうせ米海軍側に停泊するだろうから、頭しか見えないかなと。
かといって某公園は既に脚立で場所を占領している輩がいて治安悪い。そこで撮りたくはない。煩わしいことは嫌なのでね。

日も昇り、と言っても曇りですが、先に護衛艦「ゆうぎり」が出港。かなり船体にサビが出ていて、任務が忙しいんだろうなと。昔はこんなにサビサビの状態の護衛艦にお目にかかることはまずなかったのですが。

朝撮った護衛艦「おおなみ」では真っ白の制服を着た隊員が登檣礼のスタンバイ。

そして午前8時、やっと英空母プリンス・オブ・ウェールズが入港しました。

予想通り、頭しか見えませんね。これは数年前に来た英空母クイーン・エリザベスと同様ですが、さすが空母だけあって船体が大きいので、米艦艇や建造物の隙間から、艦載機はよく見えました。統合電気推進の通常動力空母で、アイランドを前後に分けているのが独特ですね。
英国の艦艇はかっこいいですね。

動画はXにNikon Z9のN-RAWで撮ったときに同時生成されるHDプロキシ動画を貼っておきました。N-RAWの動画データは後で編集してYoutubeにアップしますね。

1時間弱経過後、随伴艦である英駆逐艦ドーントレスが入港。こちらは空母を守るための艦隊防空を任務として、日米のイージス艦と同様、長射程の防空ミサイルアスター30を搭載しています。

こちらは海上自衛隊側のバースに入っていきました。

こちらもXにプロキシ動画を貼っておきました。

英45型駆逐艦は防空艦ですが、既に各国トレンドになっている3~4面固定アレイではなく、回転式のレーダーを搭載しています。
でも船体が今どきのステルス艦型なので、古臭さは感じないのが不思議です。

煙突部分に入っているマークについては、軍事評論家の岡部いさく先生が解説されています。

こういうマークは欧州の艦艇ではよく見られます。

続いてノルウェー海軍のイージスフリゲート、ロアール・アムンセンが入港。

主砲には熊のマークが。こちらも岡部いさく先生が解説されています。

こちらはあまり詳しくはわからなかったようです。どなたか取材で明らかにしてください(笑

フリチョフ・ナンセン級フリゲートはスペインのイージス艦をベースとしているものの、レーダーがフリゲート用の小型のSPY-1Fを搭載していて、他のイージス艦よりも探知距離は低下しています。採用例はこの艦型のみです。既にAESAレーダーが主流の中、古いPESAはあまり魅力に写らなかったのでしょうね。
搭載ミサイルもSM-2のような長射程の艦隊防空用ではなく、個艦防空レベルのESSMとなっています。

こちらも簡易に入港シーンを。

小型化したSPY-1Fレーダーとはいえ、パッシブなので内部は導波管でそれなりにスペースをとっていると思われます。結構頭でっかちなマストです。

これらの海外艦艇のホストシップだった護衛艦「てるづき」も入港しました。

この後はあらかじめ予約していたYOKOSUKA軍港めぐりの船に乗ってきましたが、その写真は次回に。
この日の軍港めぐりは全席満員御礼だったようです。夏休み期間ですしね。

HMS Queen Elizabethを撮りに横須賀に行ってきた

仕事が立て込んでいて、休みは難しいし、残業もしています。先週土曜日に横須賀港に入港した、イギリス海軍空母「クイーン・エリザベス」(HMS Queen Elizabeth R08)、見に行くのは諦めていたのですが、これを逃すと次に見る機会がないのではないかと思い、仕事が終わって一旦返って夕食をとった後、横須賀に向かいました。

ヴェルニー公園から

クイーンエリザベスは、米空母が停泊するバースに入港しているので、ヴェルニー公園からは全景は見えないものの、部分的には見ることが出来ます。
23時、暗い! 近視のYamaro、最近は老眼も入ってきて、肉眼では全然見えません。ですが、三脚に600mmレンズを据えて、イチかバチかで撮ってみると…撮れました。艦載機のF-35Bも写っています。

英空母クイーンエリザベスは、通常動力(統合電気推進)のSTOVL空母で、艦橋を前後に分けた設計です。
このアングルからは、前部のみと後部のみの艦橋と艦載機を撮ることが出来ました。
よく見ると、こんな時間ですが、F-35Bの点検をしている様子も見ることが出来ました。

Nikon D850 + AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR

こんな感じで三脚で撮影。SIGMAの150-600mmと迷いましたが、このくらい状況では、できるだけ明るいレンズで、絞り開放で撮るのが正解のようです。重いけど持ってきてよかったな。

ヴェルニー公園では他にもスナップ撮影してみました。

某公園にて

横須賀港全体を見渡せる某公園へ。まあ有名ドコロです。別にふせなくても、ちょっとGoogleマップで見ればわかります。クイーンエリザベス他入港時は、脚立がものすごく並んでいたようですね。密は避けたいところ。
真夜中ですが、3人ほど撮影していました。さすがですね。

日米艦艇の向こうに、クイーン・エリザベスが見えますね。STOVL空母の特徴的な艦首のスキージャンプも見えました。
護衛艦「いずも」型は、空母化改造後、スキージャンプは搭載せずにF-35Bを離発着させるようですが、やはり最大離陸重量の面からは、スキージャンプがあったほうが有利でしょう。この辺りは、強襲揚陸艦にスキージャンプを搭載せず運用している米海軍もあるので、使い勝手や考え方の違いなんでしょうね。


急遽思いつきで行ったので、今日も仕事ですが、2時間半しか寝ていない…。でもこれを見れたので満足です。
そして夜のスナップは楽しいですね。また撮りに行こうかな。夜中なら人も殆どいないし、密にならずじっくり撮影できますし。