【静岡】沼津海浜訓練場にLCACの訓練を見に行ってきた(25/9/24)

おおよそ四半期後ごとに実施される、海上自衛隊のLCACの上陸訓練を、沼津海浜訓練場に見に行ってきました。

前回見に行ったのが2024年5月待末、その時は雨後曇りというあまり良くない天候でしたが、今回はスッキリ晴れました。気温も暑すぎずちょうどよい訓練日和wでしたね。

何せ前回の天気がアレだったので、今回は念願の晴れ間での撮影ができました。
LCAC上陸前、搭載艦の輸送艦「くにさき」(LST-4003)の横を、まもなくクルーズ船「飛鳥II」が接近。ちょうど日本一周クルーズを行っていたようで、事前に訓練が予告されているので、LCACが展開する様子を乗客は間近で見ることが出来たと思います。

午前9時半近くになって、最初の1艇(LCAC-2105)が上陸と離岸訓練を開始しました。

前回ブログに書いた通り、早朝の海岸を事前に自衛隊員が掃除したとはいえ、ご覧の通り海岸は流木とゴミだらけですが、近くで警備をしていた自衛官の方が話しかけてくれて、「このくらいの流木なら問題なく上陸できますよ」とのことでした。
エアカーテンのエアが効果的にゴミを吹き飛ばしているんですね。

訓練中は旗を立ててその内側に近づけないのですが、とはいえ実際見ると結構間近で見ることが出来ますし、ギャラリーは多くもないので、ゆっくり見ることが出来ます。
警備で立つ自衛官の方には、「本格的な機材っスね」と言われましたが(笑)前回同様動画撮影のため三脚や外部モニタも持ち込んだので、割と仰々しく見えたでしょうね。

結構大きな流木もあり、流石にここまで大きいのは避けていましたが、掃除していない海岸ってこんなに流木が多いんだなと。

LCACの2艇目、LCAC-2106も上陸、発進と上陸の訓練を繰り返していました。

当日は無線も聞いていましたが、かなり飛行機に近いやり取りなんですよね。基本的に英語ですし、上陸してエアクッションのエアを抜こことをタッチダウンと呼ぶのも飛行機っぽいです。
搭乗員は、左側にパイロットとコパイロット、エンジンなどの調整を行う機関士、露天の搭載スペースを挟んだ反対側にロードマスターが配置されていて、パイロットから死角となる側の監視と、荷物の積み下ろしの計算や指示を行うのだそうです。

午後、お昼休みを挟んで、この日は将来の自衛官になることを期待される若者の体験搭乗が行われました。
自分も一度でいいからLCACに乗って輸送艦に行ってみたいですね。
陽の位置も変わったので撮影ポジションを変更しました。

このあと、3時半くらいまで来ないですよ~と監視の自衛官に言われて、少し立ち話。何と輸送艦「しもきた」のタオルなんかもいただきました。ただ撮っていただけなのに!ありがとうございます。
色々お話聞かせていただいてありがとうございました。訓練は21時半まで予定されていたので、休憩時間にも関わらずありがとうございます。

やはり荒れている日に乗るのは結構きついそうで、慣れない隊員は長年乗っていても慣れない、だそうです。そしてロードマスター側に一般乗員も乗るのだそうですが、窓があるのはごく一部なので、窓のある席はジャンケンwだそうです。

この撮影ポジションは風向き次第ですが、かなりLCACの送風ファンからの潮風を浴びます。よって着るものや機材保護はしたほうが良いです。
三脚なんかは白く塩がついてしまいました。カメラも出来ればカバーなど保護をしたほうが良いですね。

陽も傾いてきました。
カメラもレンズも三脚も、潮だらけです。

17時、訓練も一旦休憩。この後次の訓練は1750から始まるようです。夜の訓練も見てみたいですが、そろそろ帰ることにします。

動画も撮ったので、こちらもそのうち編集してアップしたいと思います。