ヴェルニー公園からマイケル・モンスーアや体験航海の護衛艦あさぎりを眺めてきた

横須賀早朝撮影を終えた後、ヴェルニー公園へ移動。午前6時でもかなり明るく既に暑い!

この週末(19・20日)は32歳以下を対象とした護衛艦「あさぎり」と特務艇「はしだて」での体験搭乗が行われていました。

まずは朝日を浴びた米駆逐艦「マイケル・モンスーア」をじっくり観察。

TACANアンテナに足場が組まれていて、もうしばらく改修作業を行っているのかな?と思いましたが、執筆現在(22日)足場が外されているようです。もしかしたら出港が近いかもしれなく、この日に見られてよかったです。
やっぱり特異なデザインですよね。ただその分、不具合も多く、ステルス重視で砲身が隠れたAGSも、砲弾が高価過ぎて開発中止となり、今後取り外される予定。
新造時にはない衛星関係のアンテナやTACANなどのマストも、すべて平面アンテナだけで構成できずやむを得ない措置のようですね。

新旧潜水艦はおやしお型とそうりゅう型。背景にマイケル・モンスーア、やっぱり特異感半端ないですね~

そして護衛艦「あさぎり」(DD-151)は体験航海に向けて準備中。真後ろから見ると、煙害を避けるためにオフセットされた後部マストや射撃指揮装置2型のレドームが特徴的です。

ヘリコプター格納庫にはお起きは旭日旗をモチーフとした横断幕?が張られていました。
執筆時点で現役の護衛艦としてはもっとも古い1988年就役。一度練習艦となったものの、護衛艦不足により護衛艦籍に戻されました。2番艦「やまぎり」は2度目の練習艦となっていますが、本艦は古すぎるからなのか、現在も護衛艦籍のままです。2027年度までにあさぎり型護衛艦は1,2隻の退役が予定されています。
おそらく本艦も向こう2年で退役するでしょう。
ちなみに本艦は舞鶴所属で、なぜ舞鶴所属艦が横須賀で体験航海を行ったかは謎です。

午前8時頃から、体験搭乗者が乗艦し始め、8時半にはタグボートがぐるっと回ってきました。いよいよ出港です。
先に特務艇「はしだて」が出港。こちらはタグボート無しで行けるみたいです。

こちらは動画も撮りましたので、編集したらアップします。

1時間ほど経過し、先に護衛艦「あさぎり」が戻ってきました。
航行し、真正面を撮れる機会はなかなかないので。何なら動く「あさぎり」を見られる機会も今後ないかもしれないので。

個人的に優美なデザインが多い海上自衛隊の護衛艦の中で唯一、あさぎり型は野暮ったい感じであまりデザインは好きではないのですが、今や希少なVLS(ミサイル垂直発射装置)ではない、古典的な箱型発射機の護衛艦も良いですね。

そして特務艇「はしだて」も戻ってきました。こちらのほうが公開時間が結果的に長かったですね。YOKOSUKA軍港めぐりの船もちょうどそれに合わせたかのように戻ってきました。この時間の乗客はラッキーですね。

ということで、出港と入港を楽しめました。
もう体験航海なんて年齢はとうに超えてしまったので(笑)、こうして外野から眺めています。
今年(2025年)は観艦式の年ですが、既に艦艇不足で作戦任務が多く、観艦式の訓練に割く時間がないということから、中止が検討されているようです。
こればっかりは時代や情勢から仕方ないですね。

最後にもう一度、マイケル・モンスーアを眺めて帰りました。この艦艇も今後見る機会は少ないだろうな。

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