先週土曜日に行ってきた横須賀の帰りにちょこっと寄ってきた横浜の磯子。
ジャパンマリンユナイテッド(JMU)の横浜事業所磯子工場で建造中、あるいは整備中の艦船を見てきました。場所はいつもの火力発電所のところです。釣りスポットですね。
タイミングによっては新型艦船の進水式の様子もちらっと見えたりしますが、さすがにそれは平日ですね。
まずは遠方に見える新旧イージス艦2隻。

左が写真を拡大して何とか艦名が見えたイージス護衛艦「きりしま」(DDG-174)で、今年(2025年)で艦齢30年を迎えます。以前であればそろそろ退役が見えてくる頃ですが、現在艦艇不足もあり、あと10年程度は現役でいるはずです。護衛艦もかつては25年でお役御免でしたが、延びに延びて40年運用する時代に。
兵器のシステム化が進んで、システム更新で生きながらえる時代になったとも言えます。もっとも船は塩害との戦いであることに変わりがないので、40年運用は一筋縄ではいかないでしょうけど。
右側は最新のイージス護衛艦「まや」(DDG-179)です。2020年就役で5年目、後35年は活躍することに。退役する頃にYamaroは生きているかな…
そして乾ドックでは潜水艦「そうりゅう」型が整備中。目隠しされていますね。当然機密となるスクリューが見えないよう配慮もされています。逆に言うと、見える範囲に機密となるものはないということです。

新造船の姿も。1978年就役で未だ現役(巡視船最長齢)ですが老朽化が進む巡視船の初代「そうや」の代船として、昨年秋に進水し艤装が進む新型の巡視船「そうや」(PLH01)、かなり完成してきていますね。

そしてその反対側にも海洋研究開発機構(JAMSTEC)向けに建造中の北極域研究船「みらいII」の姿が。

こちらは2025年3月に進水したばかりです。これまでの「みらい」は、元は日本初の原子力推進船「むつ」として1972年に就役した船ですが、90年代に原子炉を降ろしてディーゼルエンジンに改装して運用されていますが、いかんせん船齢50年を超える老朽船のため、代船として建造中です。
隣の巡視船「そうや」と比較し、かなり背の高い船ですね。
こんな感じで、いろいろな艦船を見られるのがJMU磯子工場の良いところ。撮影には望遠レンズ必須ですが、艦船好きにはたまらない場所ですね。