Manfrotto MVM500A ビデオ一脚を運動会で使ってみた雑感

Manfrotto MVM500A ビデオ一脚、昨日の運動会で大活躍でした。

すでに旧製品で、後継の現行品はMVMXPRO500となっています。

ビデオ雲台部分は新旧変わっていないように見えます。一脚とそのベースが現行品はFLUIDTECHなのに対して、旧型であるMVMXPRO500のベースはFLUID DRAG SYSYTEM (FDS) となっていて、改良が入っているようですね。

さて使い勝手です。いくつか気になった点を。

まずフルードベースついて。
小さな脚が3つ、その上に一脚を支えるボール雲台のようなベースに一脚が取りついているといった感じなのですが、脚の展開が小さいためやややりづらい、フルードと言いつつやや粘りが足りない印象かな。かなりスルスル動きますが、これはレンタル品が使い込まれた状態でフルードのかかりが甘いからなのかは不明です。
フルードベースの可動機構に対して一脚部分が190cm程度あり長いため、支点からカメラが遠いため、一脚自体に剛性がないとまずたわみが発生しますが、その点は問題なし。
一脚の剛性感はしっかりとしていて、Nikon Z 8 + Z 24-200mmとポータブルモニターをアームで取り付けた状態で問題なく、安物一脚にありがちな伸ばした時のたわみは感じません。
しかし、フルードの危機が甘いためスルスル動いてしまうきらいがあります。もう少ししっかりフルードの粘りがほしいですね。

あと、一脚自他の重量が重たく、雲台と合わせると2kgを越えてしまいます。とくに付属のフルード雲台自体がかなり重いようです。
そして雲台にはチルト機構はあれどパン機構はなく、それは足元側で行います。カメラから遠い支点でパンするので、動画のとおりスルスル動きます。
スルスル過ぎてもっと粘りがほしいです。なぜこういう機構かと言うと、一脚にモニターなどをアームなどでホールドしても、カメラをパンさせればモニタも一緒にパンされるので、コードが絡まる心配がないのです。あえて雲台にパン機構がないのはこのためなんですね。
なるほど、よく出来たビデオ雲台です。

現行品は粘りのなさは改良されているかもしれません。今度ショップで試したいと思います。
長めの一脚、欲しいけどなぁ、買ってまで必要かというと、そこまでの使用頻度はないですが、今回運動会で後ろの方から迷惑をかけずに高さを稼いで撮影出来たのは良かったです。とにかく機動性は良いですね。もちろん安定性は三脚以下であることは言うまでもないですし、常に手で支えなければならないので、撮影以外の作業は一苦労、バッグから予備バッテリ出すにも片手なのは大変です。

そういった点を踏まえると、これを活かせる現場はそう多くはないですが、必要なときは必要、なので今回レンタルできてよかったですね。

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