午後イチの上がりを撮って移動、久々に行ったポイント。常連さんたちと和気あいあいとしつつ、撮影スタンバイ。
遠くにF-2の機影が見えてきました。まずはタッチアンドゴー。
あれ?松島の21SQのF-2Bも来てるんですね。
この33-8118号機は、東日本大震災による津波で水没被災した機体で、被災した18機中修復された13機の中の1機です。当初の予想より修復できた機体は多かったものの、それでも5機は修復できず処分されています。
この場所で、しかもランディングなので、うまいことRW/03のL側(手前側)に降りてきたら嬉しいなと思っていましたが、そうでないと、そんなに面白い絵が撮れる場所ではないのも承知しています。
が、こういう絵が撮れました。
イヤ派手に捻ったな! しかもこちらはAF-S 600mmにテレコンTC-14-EIIIで850mm、フレームに収まらない!
そしてこのあとは、何とAGG (Air-to-Grand Gunnery)訓練でした! 撚るポイントはこの撮影地の反対側のほうがよく撮れそうですが、この時間だと逆光となりきれいに撮れないため、こっちで良かったかな?
久々に高機動が見れたのと、この場所でのF-2のAGGは初めて見たので、運が良かったな~。
周辺の常連さんによれば、ここまでは爆撃を想定した高度だそうです。
その次がGun(20mm機関砲)による対地攻撃を想定した訓練、やや高度が下がります。低空侵入からの機種上げ~捻りと、繰り返し行っていました。
久しぶりの撮影なのに、AF-S 600mm f/4GにテレコンTC-14EIIIで850mmの手持ち撮影はしんどかったけど、Nikon Z 9のReal-Live Viewfinderで、ブラックアウトせずシャッターを切っても常時被写体を見られるので、歩留まりは一眼レフより確実に良いですよね。腕はともかく(笑
AF-S 600mm f/4G搭載の手ぶれ補正(VR)は初期型故にSportsモードがなく、一眼レフではシャッター毎に露光前センタリングが行われていましたが、Nikon Z 9ではメカシャッターがなく常時EVFに表示しているのと同じ状況、つまり露光前センタリングはシャッターを切った最初の1回目のみで、連写し続ける限り露光前センタリングされないため、実質Sportsモードで撮っているのと同じ感じになります。
元々CIPA規格で2.5段分の補正能力しかないのですが(自社基準ではこのレンズの販売当初4段分補正としていた)、それでも無いよりは良いです。ずいぶん撮影が楽になりました。
最新のNIKKOR Z 600mm f/4 TC VR Sでは、Z 9とのシンクロVRで5.5段分の補正が可能で、レンズ重量もAF-S 600mm f/4Gより2kg近く軽いので、より歩留まりよく撮影できそうです。テレコンも内蔵していて理想のレンズです。いつかはZ 600mmに乗り換えたいですね。
200万円する高額レンズなのに、人気でお金があってもなかなか手に入らないのです。
最後に降りてきた機体を撮って、この日の撮影を終えました。
久々に撮れて、良いストレス解消になりました。