2023年、やっと世間はコロナ禍の規制緩和を受けて、様々なイベントが以前に戻りつつあります。
自衛隊関連のイベントも、航空祭や駐屯地祭は昨年からは復活してきていますが、陸上自衛隊の最大イベントでもあった富士総合火力演習、2023年も一般公開はなく、Web配信が決まりました。
2022年の海上自衛隊の観艦式もそうでしたが、こうした大きなベントは、受け入れ側の自衛隊や関連する自治体などに大きな負担をかけていたのは事実で、もちろん宿泊や飲食、交通機関などの経済的効果は大きいものの、特に自衛隊側の負担は大きく、今回の一般公開なしとした事情については、
なお、令和5年度以降の富士総合火力演習については、我が国を取り巻く安全保障環境がますます厳しく複雑になる中、防衛力を抜本的に強化していく必要があることを踏まえ、部隊の人的資源を本来の目的である教育訓練に注力するため一般公開を行わないことといたしました。
https://www.mod.go.jp/gsdf/event/fire_power/index.html
としているように、一般公開とすることによる訓練目的以外のリソースをできるだけ割かないように、という配慮のもとです。
元々、富士総合火力演習は新入隊員へ見せることが主目的、そして使用期限の近い弾薬をただ処分するよりは、実弾演習することでの訓練効果の向上を期待するものです。
さて、2014年の富士総合火力演習は、自分の撮った写真が広報の1つとして、とある地本の募集ポスターに採用されたお礼として、特別な席に招待していただきました。この場所は、自衛隊の関係者や企業、政治家やその家族が見るための場所で、政治家で元自衛官の佐藤正久氏もお見かけしました。
場所はベストでしたが、全く撮影の腕が追いついていない…。ただ発売したばかりのNikon D810を使用しての撮影(サブにNikon 1 V1を使用)だったので、さすがD810、今でも一線級の画質ですね。
今回はNX StudioではなくLightroomで再現像してみました。処理速度は流石にNX Studioよりキビキビしていますね。
この年は、早朝は晴れていたのに、展示中は曇ってしまい、ゲストの戦闘機は見えず、訓練終了後にスカッと晴れるという、実に富士山の麓の御殿場らしい天候でしたね。
今後も生で見る機会は恐らくなさそうな感じです。このとき行けてよかったなと思っています。