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修理完了した1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6

妻のカメラのレンズの 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 、絞り不具合と思われ修理に出していましたが、修理完了して戻ってきました。

Nikonから返送されたレンズの箱
Nikon 1 J3に取り付けた1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 

結局無償修理に

1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6  結局修理代は無料でした

Webでの修理見積もり当初、¥8,769の金額でしたが、レンズ到着後に¥0表示となり、結局そのまま修理されて戻ってきました。

不具合時開ききらなかった絞りは、しっかり開放になっている

実はこの修理対応、かなり前から無償修理となっているようで、アサブロでは有名なHaniwa氏のブログでも、3年前全く同じように絞り不具合となり、無償修理になった経緯が書かれています。

他に検索しても、同様の記事が出てくることから、どうやら 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6は構造的に絞りの耐久性がないのではないかと勘ぐりたくなります。Nikonも、それを承知しているからこそ、6年前に買ったこのレンズでも無償修理にしているのでしょう。修理部品は、果たして不具合対策の設計変更されているのか? それとも、全く同じ部品で、不具合が出たら交換という対処療法なのか?

このレンズ2011年のNikon 1デビューと同時発売で、2014年には後継の 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOMにバトンタッチされています。つまり、生産完了から2020年で6年経過していて、この手のレンズは修理部品の最低保有期間は6年から8年でしょうから、次壊れたら終了…な感じがします。

動作不具合のため2群部組を交換したようです

私も、仕事柄機械修理をしていますが、修理って一般的に人件費がかかる割に、利益は出ないどころか赤字になることも。今どこのメーカーも修理部門を縮小したり、外部委託でマニュアル通りのASSY交換がほとんどなのも、量産商品に対して修理は1点1点なので、モノによっては部品まるごと、あるいは商品まるごと替えたほうが安上がりなんですよね。
そのくせお客は、技術料高過ぎといいますからね…。解析修理ともなると、ほとんどが技術料(工数=人件費)なのです。そういう意味では、無償修理で、何も考えず不具合部品を交換する、というのは、メーカーとしても精一杯なんです。Nikonを擁護するわけではないですが、無償修理は相当良心的なんですよね…。

もちろん、不具合が起きない設計に越したことはないんでしょうけど。


不具合箇所は2群部

「2群部組」を交換したようです。「組」は、機械業界では、「ASSY(Assemblyの略)」と表記しますが、2群とはどの部品でしょうか?

1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 の光学断面図(NikonのHPより引用)

このレンズは、安価なキットレンズですが、光学的には9群12枚という構成になっています。単純に2群部、というと、レンズ正面から2枚目が2群に当たるのかと思います。ここは凹レンズで、正面側がフラットに見え、ここに絞りユニットも入っているのかな? いや、レンズを見ると絞りはもっと奥にあるように見え、マウント側、つまり図では右から2枚目のレンズに、絞りユニットが組まれているのか? いずれにしろ、レンズと絞りがASSYになっているのだと思います。

いずれにしろ、次壊れたら、後継レンズのPD-ZOOMにするか、いっそM4/3に移行するか。
自分はサブ機を先にM4/3に以降したので、妻のカメラもいずれはそうなりそうですね。

さらばM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

先日導入した、LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.に押し出される格好で放出したM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

無事、売却完了しました。入れ替えの差は数千円と行ったところでしょうか。4年程度使ったので、十分モトは取れたと言えるでしょう。

コンパクトな標準レンズ、OLYMPUSかPanasonicか

結局、パナLEICAに落ち着きましたが、OLYMPUSのM.ZUIKO 17mmが悪かったわけでは決してなく、むしろ画角は17mmのほうが好みです。15mmと17mm、たった2mmの差ですが、計算サイトで比較すると、15mmは水平画角で約60°、17mmは約54°、角度にして6°の差があり、これは作画にかなり影響します。

15mmは、自分にとってはやや広角で、スナップでは割と近づかなきゃならないなぁと言う感覚です。かといって、25mm(フルサイズ換算50mm)は室内ではやや狭すぎる印象です。

画質に関しては、パナLEICAのほうが若干上かなぁという印象。M.ZUIKOのほうは、開放にした時のボケ味とコントラストがもう一歩なんですよね。なので、このレンズのときは、絞り開放よりは1/3~2/3段程度絞って撮っていました。

この点、パナLEICAについては、絞り開放から安定して使える感じです。ピントを合わせた場所のコントラストがあまり落ちないのと、ピント面からボケのグラデーションが滑らかにつながる、そして線が繊細(ZUIKOは少し太めな線)なのがよいですね。

パナLEICAは、中々じっくり撮影できていないので(食べものと酒の写真ばっかりだw)、いろいろな作例を撮ってみたいと思います。

別売りのレンスキャップLC-48B

別売りのメタルレンズキャップも一緒にお付けしました。このキャップ、フジヤカメラでアウトレット価格980円だったので購入しましたが、定価は4千円以上するんですよね。レンズフードも別売りだったりと、こういうのがOLYMPUSのあまり好きじゃないところなんだよね…。

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米無調整生 おりがらみ

新規開拓もいいけど、定番もたまには飲みたくなる。

ということで、今回はアサブロ時代から度々紹介しています、東京は東村山の豊島屋酒造、屋守(おくのかみ)の純米無調整生 おりがらみを。

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米無調整生 おりがらみ

自分がよく言う、うすにごり系は「飲む前から美味い」。このおりがらみもまさにそうで、透明な瓶越しに見えるうっすらとした米の澱を見ながら飲めます(飲めていないw)。

とまあ冗談はさておき、屋守の定常酒として、普通に買えますし、爽やかな吟醸香で、飲み口も甘みも辛さも強すぎずバランスが良い。日本酒入門にピッタリのお酒なんです。

酒米は八反錦

広島県産の八反錦を使用し、精米歩合は麹米50%、掛米55%と純米吟醸と言っても良いのですが、あえて吟醸とは呼んでいないようですね。お値段も高くなく、いつでも買えて美味しい。最高じゃないですか。

なかなか手に入りづらい日本酒も、手に入れた時の喜びは大きいですが、結局は味ですからね。普段から買えるなら、それに越したことはないわけです。

【利守酒造】酒一筋 赤磐雄町 純米大吟醸

職場の派遣さんから頂いたお酒です。ありがとうございます。

【利守酒造】酒一筋 赤磐雄町 純米大吟醸

岡山県のお酒です。関東では見かけない、地元流通がメインなのかな?

名前の通り、酒米は雄町、精米歩合40%の純米大吟醸です。火入れ酒です。

爽やかな香りが広がります。純米大吟醸にありがちな、スッキリし過ぎな感じはなく、割とどっしり系。米感が強く、辛さが先に来て、後から甘みがついてくる感じです。最近のお酒によくあるフルーティな華やかさではなく、あくまで正攻法で作るお酒、といった印象です。

【利守酒造】酒一筋 赤磐雄町 純米大吟醸

お値段見たら、四合瓶で三千円…。かなりお高いお酒です。恐縮です。今度奢ってあげないとですね。

【新政酒造】新政 Colors 生成(エクリュ)2018 別誂中取り

昨年末買ってきたお酒。新政の生成(エクリュ)は、新政では火入れをしない、また酒米非公表の生酒のNo.6シリーズと違い、火入れをするColorsシリーズのボトムラインとなっています。

秋田産の酒米「酒こまち」を使用しています。今回のものは、生産量の少ない中取りです。

精米歩合65%ですが、はっきり言って新政については、スペックを気にせず飲んだほうがよいなと思います。

【新政酒造】新政 COLORS 生成(エクリュ)2018 別誂中取り

Micro 60mm f/2.8Dは寒色系の写りですね…。娘が見切れていますがお気になさらずw

生酛造りの新政、前回飲んだNo.6のR-Typeと比べると、木桶の香りは少なめ。そして米の香りが押し付けがましくないくらいにきれいに香ります。

冷えた状態では、非常に複雑な味です。

百合 S/N:228/516

数年の熟成がより高い完成度へと導くだろう。

無理~! 既に新政は 陽乃鳥(ひのとり) を我が家の冷蔵庫で貯蔵中なので、これ以上は無理です。

中取りは、熟成させることでより味の深みが増すそうですが、難しいですね。

それはともかく、タグにあるようにミネラリーな香りとありますが、実際に苦味は感じられますが、それがただ苦いのではなく、柑橘系の酸味、そして甘みと複雑に絡み合います。とにかく形容し難いです。もちろん美味しいです。

温度が上がると、甘みも増しますが、酒らしいどっしりさも増す印象。より濃厚差を感じさせます。

なるほど、これは寝かせてみるのも面白そうですが、もうこのロットは手に入らないでしょうから、私は飲んじゃいますけどね(笑

【冨士酒造】榮光冨士 森のくまさん おりがらみ

すっかり酒ブログと化していますが、書きたいことを書きたいときにがコンセプトなのは、アサブロ時代から変わっておりませんので、お付き合いいただければと思います。

山形の老舗酒造、冨士酒造の榮光冨士(えいこうふじ)、こちらも日本酒好きには人気のブランドですが、「森のくまさん」はすごかった!

【冨士酒造】榮光冨士 森のくまさん おりがらみ 純米大吟醸 無濾過生原酒

使用米が「森のくまさん」。これ、いわゆる「山田錦」とか「美山錦」など、お酒専用のお目(いわゆる酒米)ではなく、飯米、つまり食卓に出回るお米を使用しています。

飯米を使った酒は、一般的に糖分が酒米より多いため、甘口の酒になる傾向ですが、このお酒もやはり日本酒度-5.0と甘口。

でもただ甘いだけではありません。

まず開栓時はポンという音ともに、ガスが開放されます。かなりの発酵具合です。

注ぐと、もうおりがらみの薄濁、おちょこの底は見えなくなります。

飲み口は、プチプチ系で、開栓初日はメロンジュースw それでいて酸味と辛さも適度にあるので、決して甘いだけのジュースではないですが、純米大吟醸らしくすっと後味は引いていきます。したがって、スイスイ飲めるお酒で、初日で4割消費してしまいました…

数日後も、ガス感はかなりあります。横置き厳禁ですが、我が家では冷蔵庫の関係上、横置きせざるを得ないです。

熊本城復興のため、熊本の米を使い、売上の一部を寄付

熊本城復興のため、熊本産の飯米を使用し、売上金の一部を寄付するということです。

福島県の復興もそうですが、熊本も相当被害がありましたので、酒を買って貢献したいと思います!

ダイヤモンド富士? タイムラプスで日没を

10月からずっと撮り続けていた、富士山の日没、ちょうど我が家からは12月4日に富士山頂に日没する、ダイヤモンド富士となりました。

ただ、ぶっちゃけダイヤモンドか?と言われると、そんなにダイヤモンド感はないですね。

Nikon D810で、ひたすら静止画をインターバル撮影し、Davinci Resolve 16でタイムラプス化してみました。ズームアップ+スローも挿入してみましたが、スローはなかなか難しいですね。有償版ソフトだと、AIにより違和感のない画像挿入ができるのですが、無償版だとそこまでは出来ません(ただAIは処理も相当重たいです)。

また来年も同時期に撮影に挑戦ですね。次回はカメラ2台で、画角とフレームレート変えてチャレンジしたいです。

まあ、来年も同じところに住んでいれば…ですが…

百里基地航空祭2019 最後のファントム祭り

2019年12月1日に開催された、航空自衛隊百里基地航空祭の写真です。

ファントム部隊最後の航空祭となった今回は、今年度いっぱいで解隊され、全機退役する、第501飛行隊のRF-4E/RF-4EJ偵察機、そして2020年度いっぱいで退役となるファントム最後の戦闘機部隊、第301飛行隊が主役です。

ファントムファンにとっても特別な航空祭で、国内のみならず、海外からのファンも多く訪れていました。

ファントムを現在も運用する国は、自衛隊以外ではお隣韓国、トルコ、ギリシャ、イランがありますが、とりわけカメラを向けやすいのは、自衛隊のファントムが随一と言っていいでしょう。

早朝は、地上展示機を中心に撮影。生憎の曇り空で、時折晴れ間が指す微妙な天候、前日の事前特別公開では晴れだったので、やはり本番は曇るというジンクスは、昨年に引き続きあるようです。

午前中のフライトは、まずファントム2機による気象状況確認、そして戦闘機型と偵察機型ファントム6機による経過飛行、捜索救難隊のU-125とUH-60Jの救難捜索展示、ゲスト機のF-15Jの機動展示でした。

部分的に晴れたりする場面もありましたが、やや残念な天候ながら、303SQのイーグルもなかなかどうして、ファントムに負けない前回飛行で展示してくれたのが良かったです。A/B全開での展示でした。

途中、飛ばしてはいけないはずのドローンを飛ばした観客がいたようで、予定時間が変更され、一時はどうなるかと思いましたが、演目自体はやや時間がずれたものの、全て行われたようです。

そしてブルーインパルス。昨年は来なかったブルーインパルスですが、今回は百里基地にも訪れました。しかも、午前中最後の時間でのプログラム、つまり、ファントムに花を持たせて、アンカーを譲った形になります。

口の悪い人に言わせると、ブルーインパルスが来ることで、観客数が増えてしまう、他にフライト時間が短くなる、なんて声もありましたが、まあこれはこれで。

残念ながら、雲が厚く、お割くらいに晴れ間が出てくるという、やや残念な展開となりました。それでも、区分はいくつか知りませんが、割とよく演目をやってくれたように思います。

そして午後、晴れました! 時々雲が来るので、状況によりけりでしたが、元々曇りの予報で飽きられめていましたが、晴れただけでも満足。ただし、百里基地の場合、エプロンからの撮影は、午後は逆光になってしまうため、写真的には辛い部分もあります。

とは言え、機動飛行、スクランブル発進を模した展示とAGG、リコンファントムによる偵察飛行、どれも良かったです。

色々撮影位置を移動した結果、撮り逃したものもなくはないですし、失敗も多々ありましたが、最後のファントム主役の航空祭、思う存分撮れたと思います。

今回は地上展示に、昨年度いっぱいで解隊、退役した第302飛行隊のオジロスペマファントムも展示されていて、これらに再び会えたのが良かったです。また、リコンファントムのスペマも、航空祭直前に退役した905号機を含め展示されていました。

終わってみれば、後半は晴れて予想外によく撮れた(天候的に)印象です。

これでファントムがメインの航空祭は終了。第301飛行隊は来年度いっぱいまで飛ぶので、来年度も他の基地の航空祭では見ることができると思いますが、百里基地は2020年度は航空観閲式のため、航空祭は実施されないため、今回が最後となります。そして2年後には、F-2の基地として、F-2メインな航空祭になることでしょう。

ファントムの一時代が幕を閉じる最後を、今後も見届けたいと改めて思った航空祭でした。