「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」タグアーカイブ

忙しいクリスマスでした

クリスマスの日。

朝から買い物に出かけ、その後は顎裂手術で入院中の息子の病院へ。ただし、お見舞いは保護者1名のみなので、自分は妻を送った後にフィルムを買ったりしていました。

こういう息抜きは必要よね…。もうカラーネガフィルムは買わないと決めていましたが、久しぶりに使いたくなって、モノクロとともに購入しました。
この年末年始で撮りたいと思います。

神奈川から帰宅して娘と親子スイミングに行く前に1枚。

雲がダイナミックなクリスマスの夕方

練馬区の光が丘清掃工場の風景を。

夜はクリスマスパーティ。いつもにぎやかな息子がいないので、娘と妻と3人で。

本日息子退院のため、お迎えに行ってきます。

【JJC】KIWIFOTOS USBレンズヒーター DHS-2を買ってみた

少しずつ秋の気配が訪れていますが、昼間はまだ暑かったりしますね。でもこれが10月になると、朝晩は一気に冷えてきたりもするので、その時の屋外長時間撮影に備えて、レンズヒーターを購入してみました。

KIWIFOTOS USBレンズヒーター DHS-2

去年の10月、屋外でタイムラプス用の撮影をしていたら、明け方結露でレンズが曇ってしまったんですよね。

今年はリベンジで、曇らないようにしたいと思いまして。
もっとも、後は天気次第なのですけどね…

見た目は、値段なりといったところ。でも機能を果たせばそれでOKですしね。

作りは値段なりですが、使用頻度が多くなければ大丈夫かな?

今回はやや大きめなレンズ外径80-110mm用のDHS-2を買いましたが、実際はこの数値より調整幅は広そうです。

最大外径88mm(メーカー公称値))のAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRに巻いてみた

割と太めな標準ズームのAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRに巻きつけてみました。メーカー公称値で最大外径88.0mmなので、余裕で装着できます。
一般的な標準ズームなら、80mmまでのDHS-1でも問題ないでしょうね。値段も安いので、2種類揃えても良いかもしれません。



発送は中国から直送でした。発注から1週間ちょっとで届きました。以前よりは物流は回復してきている感じですかねぇ。

USBバッテリなどに接続するだけ、温度は3種類選べる

JJC楽天店の説明には「発熱線が-40℃の温度に正常な使用し、寒い環境でも安全に使用できます。」という少々意味が伝わらない解説がありましたが、付属の説明書(英文、独文、中文)を訳してみると「低温環境下でも持続可能なように、-40℃の低温に耐えることができる低温ケーブルを採用しています。」と言う事みたいです。
-40℃は日本国内ではまず達しませんし、カメラやバッテリのほうが先に死んでしまうと思われるので、実質的には日本の冬でも問題なく使えるはず…です。謳い文句だけ見ればですが。

温度は3段階に設定でき、LOWでは24℃以上、MIDDLEで5-24℃、HIGHで5℃以下の環境での使用が推奨されているようです。
さて、10月以降に使用してみたいと思って言います。しっかり効果を発揮できると良いですね。

娘にリクエストされて東京大仏に行ってみた

先日ですが、娘が何故か行きたいです、と申すので、東京大仏を見に行ってきました。どうやら学校の社会科学集か何かの課題のようですが、それをチョイスするセンス(笑
せっかくなので家族で見に行きました。

東京大仏(乗蓮寺)

東京大仏は、何度も紹介していますが、東京都板橋区は赤塚の乗蓮寺にある、鋳造大仏としては日本で4番めの大きい大仏とされています。
我が家は何かと大仏に縁がありますな。いろんな大仏を見に行きたいですね。
ここは大仏以外に、池があったり蓮が育てられていたり、割と大きなお寺です。参拝者用の駐車場もあります。冒険家の植村直己の墓もあります。

赤塚植物園

乗蓮寺のすぐ近くにある赤塚植物園。ここも少しだけ行ってみました。
せっかくなので、古いTamron SP AF 90mm F/2.8 Macro(Model172E)で撮ってみました。
マクロレンズ(マイクロニッコールも)、普段は60mmばかり使っていますが、屋外ではやはり90mmの中望遠が便利です。
早くZマウントのタムキュー出て欲しいですね。

古いTamronをAFで使いたいのもありましたが、カメラは”軽さ”を求めてZ 9ではなくD850のグリップを外して持っていきました。
Nikon Z 9の何が不満って、メカシャッターレスのミラーレスなのに、重量がたいして軽くないところ。こうした普段のスナップは、連写速度もいらないし、軽くて軽快に撮れるカメラが良いです。
ぶっちゃけ、素のD850程度の重量であれば重いと感じないため、このくらいの重量とサイズ感のフルサイズミラーレスがほしいです。Dで一桁機を買わなかった理由でもあります。

ただ、Z 9になれると、一眼レフのミラーアップによる像の消失は気になってしまいます。ああ、慣れって怖いです。一方、フォーカスはシングルAFだとむしろ、Z 9よりD850のほうが確実性があるというか、AF-S 24-70mm f/2.8Eとの組み合わせでは、一瞬にしてフォーカスが合うので、シングルAFの性能はD850に軍配が上がります。逆に言うと、Z 9のようなメカシャッターすらないミラーレスでは、もうシングルフォーカスではなく、常時コンティニュアスAFで問題ないですし、むしろシングルAFの存在意義は、相手が静止被写体で三脚に据えて撮る、以外には不要だったりします。

ミラーレスカメラは、メカシャッターを廃してブラックアウトフリーとなってこそ、存在意義があるのではと思っていたりするので、Z 9ジュニア、欲しいですね。
Z 8の噂はでていますが、これを書いている時点では、まだ何とも。
画素数がZ 9と同じならむしろ、Z 8ではなくZ 7IIIで出して欲しい。Z 8は3000万画素程度の高感度連写番長で、D一桁の置き換えになってほしいと個人的には思いますね。

Medical-NIKKOR 120mm F4(IF)を入手した

一度使ってみたかったレンズです。

Medical-NIKKOR 120mmF4(IF)は、その名称の通り、医療用、医学用の記録撮影のためのレンズとして開発されたレンズです。
おもに外科手術や、口腔内の記録撮影の為、リング状のスピードライトを内蔵させたレンズです。現在でこそ、チャイナレンズで見かけたりもしますし、マクロリングライトが一般的ですが、1960年代にはまだ一般的ではありませんでした。
最初に販売されたのは、1962年のMedical-NIKKOR Auto 200mm F5.6で、焦点距離200mmと割と望遠マクロでした。何度かのマイナーチェンジ後、1981年12月に、焦点距離120mmの本レンズが発売されました。

Medical-NIKKOR 120mm F4(IF)

120mmという焦点距離、Macro-Nikkorなど非Fマウントのレンズを除くと、単焦点のFマウントではこのレンズのみのとなっています。元々一般向けレンズではなかったからか、Nikonの現行のデジタル一眼レフやミラーレスの中級機以上の非CPUレンズ装着時に設定できる焦点距離に、120mmは存在しません。105mmの次は135mmとなっています。
しかし、何故かズームレンズでは、24-120mmというのがFマウントからZマウントに至るまで存在しているので、120mmという一見中途半端な焦点距離には、Nikonは何かしらの考えがあるのでしょうね。

なお本レンズは、AC UNITのLA-2と専用コード、および取扱説明書が付属していましたが、残念ながら2倍までの撮影を可能とするアタッチメントレンズと、DC UNIT LD-2、3ピンシンクロコードSC-22は付属していません。SC-22以外は今後入手してみたいと思います。

絞りリングはなし

特殊用途レンズ故に、使い方や使い勝手は特殊です。
まず本レンズに絞り機構はなく、常に絞り開放となります。開放f値はf4ですが、これは最長撮影距離1.6m時(撮影倍率1/11倍)の場合で、撮影倍率が上がるほどf値も暗くなります。アタッチメントレンズなしの状態では、最短撮影距離0.35mで最大撮影倍率1倍、この時のf値はf32となります。
これは記録撮影のためのレンズですから、できるだけピントの合う範囲は広いほうがよく(被写界深度が深い)、明るさよりも優先事項だからと思います。
そして内蔵するスピードライトを発光させることが前提のレンズのため、暗いf値、何よりフィルムカメラの時代のレンズですから、デジタルのように簡単に感度を変えられないフィルムでも問題なく撮影できるようになっています。
また、f値は撮影倍率(フォーカス位置)、すなわち被写体までの距離で決まるため、内臓のスピードライトはレンズ側でフィルムのASA/ISO感度(デジタルカメラのISO感度)を設定すれば、自動でGN(ガイドナンバー)も決定され、適正露出で発光が可能となっています。
フィルムでは現像するまで結果がわからないため、こうした機構は撮影難易度を下げる有効なものでした。

フォーカスリング、というよりは撮影倍率を決定するためのリングは、クリックストップ付きです。これは、GNの設定にも影響するため、あえてクリックストップが付いており、微妙なピント合わせは、被写体またはカメラを前後させることで決めるようです。

レンズとカメラボディは、シンクロコードでつなぐことで、シャッターを押すとリングスピードライトが発光する仕組みです。

AC UNIT LA-2は残念ながら動作せず

さてレンズ側には別途電源供給が必要ですが、残念ながら、付属してきたAC UNIT-LA2は動作しませんでした。

AC UNIT LA-2は動作せず

元々動作未確認ということで期待していませんでしたが、やっぱりダメ。パイロットランプはいつまでも点灯せず。これが動作しないと、レンズ側のスピードライトは発光しません。恐らくチャージのためのコンデンサあたりが容量抜けしてしまっているのでしょう。
本レンズのS/Nは180945でした。このレンズは180***からS/Nが始まっているのと、付属してきた説明書が81.10の版であることから、80年代初頭の、本レンズ発売当初の個体であると推定します。古いので動かなくて当然です。
ちなみに本レンズ、1998年までと案外長く発売されていたようで、それなりに中古でも流通個体は多いですが、その多くが電源ユニットや専用コードなしだったりします。今回は動作しないものの、コード類や説明書付き、レンズもカビなどの問題はないものが1万円程度でしたので、これは掘り出し物だったと思っています。
とあるサイトによれば、最後期のS/Nは203***で、約2万3千本製造されたらしい(根拠はありませんので念のため)ので、それなりに流通はしているということになります。

LA-2はいずれ分解して、コンデンサ交換など修理可能か確認してみるとして、乾電池を使うDC UNIT LD-2を入手してみたいと思います。90年代まで売られていたので、この年代の部品なら、まだ希望はあります。

素のレンズで撮影してみた

内蔵スピードライトは使えずとも、マクロ専用レンズとしては使えます。120mmという焦点距離も、実はワーキングディスタンスを取りつつ撮影するのに、最適な焦点距離なんですね。とくに外科手術では、あまり被写体にカメラを近づけられないですしね。
撮影倍率が大きくなるほど暗くなるレンズのため、今回は外部スピードライトに頼ってみました。

モアレが出ているのは仕方ないですが1/2倍ともなると、液晶ディスプレイのドットがしっかり写っているのがわかります。
マニュアルレンズなので、当然歪み補正は入りませんが、線がピッタリ出ていて、ほぼ湾曲が見当たりません。120mmという中望遠なのもありますが、素晴らしい結果です。

1倍での撮影

1倍ではf32と暗くなるため、一眼レフではピント合わせが難しいですが、D810のファインダでなんとかピントの山を見つけて撮影。
500円玉をやや斜めにして撮りましたが、素晴らしい解像力です。もう少し低い撮影倍率より解像力は落ちるものの、これがフィルムであればフィルムの解像力を超えているかなと思えます。D810の3625万画素で少し回折の影響があるかな、と言った程度です。

こういう撮影ではマクロ撮影スタンドが欲しくなります

接写スタンドがほしいな~。ベローズ撮影でも、あると便利なんですよね。

これも外部スピードライトを使いましたが、ISO感度を調整すれば、適正露出を探せるので、露出については(ライティング自体は別として)デジタルならそれほどハードルは高くなさそうです。
今度はもう少し立体感のある被写体を撮ってみたいと思います。


ところで、RED BOOK NIKKORのHPで、なかむら小児歯科の中村先生のMedical-NIKKORが紹介されています。
また、なかむら小児歯科のHPにて、ご自身も紹介されています。

実は本レンズを手に入れたのは、この冬に口唇顎裂2回目の手術予定の、息子の歯茎の撮影をしようと思っていたから。なので、なんとしても内蔵スピードライトで撮ってみたいのです。
スピードライトを復活させたいな。

牛久大仏を見に行ってきた

週末行ってきたところ。茨城の世界一といえば牛久大仏。当初行く予定の場所が、勘違いによって行けなかったので、急遽変更しました。

入場前から圧倒的な存在感

でっかいよね…。子どもたちと来たのは3年ぶりくらい。妻と来たのは10年近く前かな?

コロナ禍とあって、入り口のお清めの水の柄杓は撤去されていました。

それにしても暑い! ってことで大仏の中に入りました。

子どもたちが願い事を書きたいというので。

6歳時は不思議なことを書いていましたが(笑) でも書きたいことはしっかり書いていました。そしてちゃんと結べました。成長したね。

3階は、胎内仏に法名(戒名)等を納めて永代供養が出来ます。宗派は問わないそうです。うちも実家の墓は青森にあり、墓参りが次第に困難になりつつあります。
そもそも墓も要らないのでは、という考えもあると、こうした胎内仏での永代供養は理に適っているのでは?と思うことも。
親もいい歳になってきたので、色々考えなければならないですね。

息子が大爆笑のおサルのステージを2回も見て…

夕方まで楽しみました。人も密にならなくて、良い場所ですね。暑さにはまいりましたが…

すぐ近くのあみプレミアム・アウトレットからも存在感を放つ大仏。

あみプレミアム・アウトレットから望む

夜は頭上の衝突防止灯が光るけど、全体ライトアップすると面白いのに~。
ということで、1日遊んで疲れました。あみプレミアム・アウトレットでもお買い物を。適度に空いていて良かったです。

カメラは久しぶりにD850とAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRで。この組み合わせはやっぱり安定感ありますね。ただ、Z 9のブラックアウトフリーに慣れると、D850のミラー動作ですらかったるく感じます。サブ機にもブラックアウトフリーのZが欲しい所です。

富士山と御殿場の夜明けをタイムラプス化してみた

先日御殿場旅行した際に、コテージからインターバル撮影した富士山と御殿場市街です。
カメラはNikon D810、レンズはAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRです。別にD850でも良いし、むしろD850なら電子シャッターも使えるので、シャッター消耗もないのですが、このカメラで慣れてしまっているので。壊れるまで使い倒します。

夜明けが一番ドラマチックなのに、夜中から撮影開始してしまったのがちょっと失敗。
AC電源供給のため、電源コードも持っていったのですが、残念ながら外にコンセントがなかったため、本体とバッテリグリップのエネループでまわしましたが、午前6時半にバッテリが切れてしまいました。

たとえバッテリ駆動だとしても、エネループではなくEN-EL18系のバッテリと組み合わせれば、もう少し持ったかもな…とちょっと後悔です。
そして撮影開始も午前2時位から、もう少し撮影間隔も刻んで(今回は45秒毎でした)撮ればよかったなと思います。
たまにしかやらないので、前回の教訓が結びついていない悪い例ですね。

ともあれ、そもそも着いたときには濃霧で視界不良状態だったので、翌朝富士山が見えただけでもラッキーです。自然が相手なので、一期一会です。難しいですね。

午前3時後半から午前5時くらいに掛けてが一番ドラマチックに風景が変わります。上の写真は、午前3時10分から午前5時17分まで、これだけ変化します。
ここだけもう少し刻んで撮ればよかったな。

バッテリが切れなければ、尻切れトンボ感がなくてよかったんだけどなぁ…。

次回行けるのはいつかな?

御殿場へお泊まりお出かけしてきた3【富士山とめんたいパーク伊豆】

今回泊った場所の良いところ、ベランダから富士山がよく見えるところですね。

タイムラプス用にNikon D810を設置したが…

着いた当初は濃霧で富士山は諦めかけていたのですが、夕方から少しずつ晴れて見えるようになってきたので、タイムラプス用にインターバル撮影しました。
一応、AC電源取れたらと思って、EH-5b+EP-5Bも持っていたたけど、コンセントは外になかったので、やむなくバッテリのみで撮影。ただ、本体搭載とバッテリパック(単3エネループ8本)だけでは、明け方までに電池残量が尽きてしまいました。
こうした撮影でも、Z 9なら大容量モバイルバッテリを併用することで、バッテリでも長時間撮影できるので、そろそろそういう撮影方法も検討しないとですね。
最も、D810でもEN-EL18系のバッテリを使えば、もう少し持つとは思います。そろそろエネループでの運用も潮時かな…。

一応明け方までは撮れたので、そのうちタイムラプス動画にするつもりです。

しかし富士山周辺、御殿場周辺は天候がコロコロ変わるのがよくわかりますね。

午前中の3時間でこれだけ表情が変わるのです。最後の写真なんか、まるでその雲の中にUFOでもいるのか!?って感じですね。
お面白いです。

めんたいパーク伊豆へ

めんたいパーク、茨城県大洗は行ったことがありますが、伊豆にも出来ていたのですね。ということで、御殿場から車で40分、行ってきました。
いや~、めんたいパークってこんな感じだったっけ? 子供が遊べる展示がたくさんありました。
明太子をここでキャラクター化してテーマパークにしてしまうとは、かねふく、恐るべし。

明太子に顔が付いてるんですよ(笑 そしてここの2階は子供の遊べる屋内の広大なスペースがあります。暑くて外で遊ぶのが危険になるくらいな昨今、こういう場所は助かりますね。
おみやげも買いました。まんまとかねふくの戦略に乗りました(笑)。子どもたちは楽しかったようなので、良かったとしましょう。

御殿場へお泊まりお出かけしてきた2【富士山の見えるコテージ】

週末の御殿場旅行、お泊り先は、どことは言いませんが、3年ほど前にも来た、富士山の見えるところです。

ホテル棟とは別の、コテージをとりました。と言うのも、ベランダでBBQができるから。
しかも炭の着火などは全てやってくれて、こちらは後は焼くだけでOKです。
ホテル棟と違って、子供が多少騒いでも心配ないし、何より部屋が広い! 6人まで泊まれるタイプなので、4人家族には十分な広さです。
ベランダも広いし、雨が降ってもできるので、良いですよね。この日は、雨ではないけど、ずっと霧が出ていて、残念ながら着いた当初は富士山は全く見えませんでした。

が、子供らとホテルにあるプールで泳いだ後、BBQを始めると、少しずつ霧が晴れてきました。富士山が所々で顔を出すようになってきました。

気がつけは、御殿場市街も見えるように。本当にこのあたりの天候はコロコロ変わりやすいです。富士総合火力演習が、この場所なわけですが、コロコロ天気が変わってたっけなぁ。一般公開はもうやらないのかな?
ということで、買ってきた御殿場高原ビールとともに、BBQを楽しみました。やっぱり炭火で焼くと美味しいね。

この後温泉に入り、ラウンジで妻と娘を待ち(ついでにウイスキーを嗜む)、卓球したりFUJINON双眼鏡で御殿場や星を見たりしました。

ちょうどタイムラプス用に、ベランダに三脚据えて、D810を設置していたので、この時は三脚なしでしたが、Z 9の、というよりZ 24-200mmの内蔵手ぶれ補正がよく聞くので、案外手持ちでも星は何とか撮れました。まあZ 9の高感度耐性はそれなりなので、ISO25600まで上がるとノイズだらけですが…。この辺り、もう少しノイズ耐性は頑張ってほしいな。SONYのα1は、より高画素ながら、もう少しマシみたいなので。

ともあれ、家族で宿泊を満喫したのでありました。

Nikon Z 9に旧型のNissin Air 1が使えるか試した

Nikon Z 9用のアクセサリは、概ねNikon Fマウント時代のものが使用可能です。
そのうちスピードライトについては、ちょっと古い純正のSB-900、サード製ではNissin Di866 MarkIISIGMA EF-610 DG SUPERが問題なくTTL調光できることを確認しています。

では旧製品のワイヤレスコマンダーのNissin Air 1は使えるかな?というのが今回のお題です。
せっかくなので、ワイヤレスコマンダーを使う状況でもある、マクロ撮影を行ってみました。

ベローズのPB-4にEL-NIKKOR 80mm F5.6を引っ張り出してきました。
まずベローズの方ですが、Z-F変換のマウントアダプタのFTZ IIを装着し、中間リングのPK-12を挟めば、問題なく使えました。
ただし、Z 9は縦側の寸法が大きいため、バッテリ室の部分が当たらないよう、ベローズのマウント側はレールの後ろ側にセットしておきます。

そして、旧型のワイヤレスコマンダーNissin Air 1、問題なく使えましたね。この手の撮影ではマニュアル発行し調整が基本です。マニュアル発光での光量調整も問題ないようです。
受信側は、Nissin Air R、フラッシュはNissin Di866 MarkIIの組み合わせです。受信機が1個しかないので、そのうちもう1個は増やそうと思っています。
せっかくなので、お花を撮ってみました。

難しい…。色々角度や距離を変えてみましたが、難しいですね。
一方、ミラーレスとベローズの組み合わせはなかなか勝手がよく、特にZ 9はスターライトビューがあるので、f16に絞っても、プレビュー画面上で明るく見えるのが有り難いですね。

たまにはこういう撮影も楽しいものですね。

動画や日常スナップ用にNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRを導入

レンズやアクセサリ類を売却し、新たに導入したのが、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR。Zマウント用の高倍率ズームレンズです。
既に先月より、本ブログの写真でも、このレンズを使っています。

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR ブラック 01
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

高倍率ズームは、これまでマイクロフォーサーズ用のLUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.や、FマウントDXフォーマット用のAF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR IIは使用経験がありますが、フルサイズ用は、フィルム時代からを含めて初めての導入となります。
高倍率ズームは、フィルム一眼レフがAF全盛期に入った1992年に発売したTamronの28-200mm(Model 71D)が有名ですが、実はNikonは1985年にMFレンズでAi Zoom Nikkor 35-200mm F3.5-4.5S、という高倍率ズームを発売しています。しかも解放f値はF3.5-4.5と、高倍率ズームにしてはかなり明かるめです。なので、案外Nikonにとって高倍率ズームは歴史が長いのですね。

Zマウントレンズは、安価なものから高級レンズまで、どれも評価が高く、S-Lineではない本レンズも例外ではないようです。
Twitterのフォロワーさんの作例や、いろいろなブログを見て、これまでの高倍率ズームとは一線を画す画質、そして軽量コンパクトというのが決め手となりました。
動画撮影にも高倍率ズームがあれば便利かなと思いまして。
スナップ写真でも、純粋な記録写真の場合、明るい解放f値も必要ないですし、それよりもレンズ1本で様々な画角をパッパッと撮れることを第一とした場合、こういうレンズは便利ですからね。
それでも今までFマウントでこの手の高倍率ズームを使わなかったのは、やっぱり画質に対するネガが大きいのと、暗いズームでファインダが見づらくなるのが嫌だったからで、ミラーレスのZならその点を払拭してくれると期待した上での購入です。

新しいZ 24-120mm f/4Sも気になりましたが、まだ出たばかりでややお値段高め(それでも予想よりは安かった)のと、VR(手振れ補正)非搭載(フルサイズのZならボディ内手振れ補正があるのでまず問題なさそうだけど)、せっかくなら高倍率ズームを試したかった、ので、見送りました。どうせ標準ズームを買うなら、頑張ってf2.8が欲しいですし。

軽量コンパクトなレンズ

Fマウントの大三元の標準ズーム、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRと並べてみました。


それぞれ設計思想が異なるので、単純に比較はできませんが、24-200mmの方が二回り位コンパクトなのがわかります。AF-S 24-70mm f/2.8Eは、ミラーボックスがあり、かつ口径の小さいFマウントで、最高の性能を得るために、光学性能を最優先で設計されているため、ちょっとした望遠レンズ並みに大きくなっていますが、Zマウントの24-200mmでは、大口径のマウントを生かしつつ、f値を抑えて軽量コンパクトに仕上げています。
両者の設計思想はだいぶ異なるといってよく、この両者で優劣を決めることはできませんが、望遠端200mmまで使えて、これだけコンパクトなのは、レンズ1本で済ませなければならない場合には重宝します。
AF-S 24-70mmが1,070gもあるのに対し、Z 24-200mmは半分近い570g! この差は大きいですね。
Z 9がそこまで軽くないので、全体としてのバランスはややカメラ側に重心が行く感じですが、バランスは思ったほど悪くないですね。

光学断面図を見ると、レンズマウントギリギリまで後玉があり、かつ径も大きく、このレンズはZマウントだからこそ出来たレンズと言えます。

逆に、それだけFマウントは光学的に制約が多かったということでもあります。

特にライバル他社と比較して、ズーム倍率を若干抑えた24-200mm(CanonやSONYは24-240mm)としているのも、小型化と高画質化に寄与しているように思います。

速くはないが静かで滑らかなAF

AF-S 24-70mmf/2.8Eは、超音波モータを採用し、従来のG型の超音波モータより1.5倍にAF速度がアップ、爆速AFを実現していますが、Z 24-200mmは、Zマウントの殆どのレンズで採用されている、STM(ステッピングモータ)をフォーカス駆動に使用しています。
STMはパルス制御により、回転速度を自在に変えるのが得意なモータです。このため、動画撮影も重視されるミラーレス一眼用のAF用モータとして採用例が多く、特にNikonはNikon 1シリーズやZシリーズでは、多くのレンズにSTMを採用しています。
ただしSTMは、超音波モータより瞬発力は劣るようで、超望遠レンズのような大型のフォーカシングユニットを駆動するモータには、超音波モータやリニアモータの採用が多いようです。

この焦点距離くらいだと、STMでもAF速度に問題はなさそうです。無音でスーッと合います。動画も滑らかに被写体を追従する印象ですね。
動作音もほぼ無音です。スパッと切れの良いAFではないです。ここは価格なりです。
AFは、速くもなく遅くもなく、といったところですが、滑らかにスーッと合う印象です。特に動画撮影では、ウォブリング(AFが行ったり来たり)もなくスーッと合うので、不自然さがありません。
Fマウントの超音波モータの場合、スチル撮影前提なので、動画撮影しようとすると、カメラ側で速度を抑える設定にしても、AFが不自然に速くて行ったり来たりを繰り返すのと、カタカタ動作音も発生するので、このレンズのAFの滑らかさは動画撮影にも向いていますね。

S-Lineレンズではないため、レンズ鏡胴部にAF/MF切り替えスイッチがないのが不満ですが、このレンズでMFが必要なのは、かなり周辺が暗い状況でAFが合わないとき、位でしょうね。
もちろん、コントロールリングのフォーカス割り当てで、フルタイムMFが可能です。

ズームリングも適度な重さがあり滑らか

スチルと違って、動画ではズーミングしながらの撮影も多くなります。
これまで、動画はLUMIX GX7MK2/3にG.VARIO 14-140mmを使用してきましたが、ズームリングの動きがぎこちなく、グリスが抜けたような印象で引っ掛かりがあったりします。値段なりと言えば値段なりの作りですし。
その点、Z 24-200mmは、完ぺきとは言わないまでも、ずっと滑らかにズーミングできます。重さも適度で、引っ掛かりもありません。重心移動も少ないのもよいですね。
広角端でズームロックするスイッチがありますが、ロックせずカメラを下に傾けても、自重でレンズが伸びてしまうこともないです。

最大5段分の手振れ補正はよく効くが、動画では少し不満も

Nikonの24mmからのズームレンズでは、今のところ唯一、手振れ補正(VR=Vibration Reduction)を搭載。
一般にレンズ内蔵の手振れ補正は、望遠側ほど効果が大きいため、200mmまでの本レンズでは、ボディ側の手振れ補正では不十分と判断したのでしょう。
今のところ、その他のZマウントの標準ズームには、VRは搭載されていません。
5段分の手振れ補正は、望遠側ほど補正能力の高さを感じる一方、広角側はもう一歩と思うことも。
他メーカーなら、ボディとレンズ双方の手振れ補正を協同させる機能がありますが、現時点で、NikonはZ9とのシンクロVRは24-200mmは非対応で、レンズ側のVRに依存します。
特に望遠側では効きを実感できますが、広角側ほど弱くなる印象です。ここは、早くシンクロVRにも対応してほしいところです。

また、動画撮影時は、手振れ補正がよく効く分、補正の範囲を超えると、いきなり大きくフレーミングするような挙動をすることもあります。
Z 9は4K60pまでなら、電子手振れ補正も併用できるため(そのぶん画角は狭くなります)、併用ならそのあたりもう少し滑らかに動作します。
手振れ補正はCanonに後れを取っている感じがあり、シンクロVRはぜひ早めに対応して欲しいですね。

外装は値段なりだが防塵防滴

見た目は正直…、高級感はないです。安っぽくもないですが。ただし、防塵防滴(に配慮)となっているのはよいですね。

フードも大三元レンズのようなガッチリさはなく、そこまで剛性のないごく普通のタイプです。もっともこの値段だとこんなものでしょうね。
かつての一眼レフ用AF-S 28-300mmよりも定価では若干安くなっていて、コスパもよいです。

画質インプレ

外れレンズがない、どのレンズも画質が驚くほど良いZマウントとは言え、所詮高倍率ズーム、便利さや動画撮影優先で考えていました。
撮りました→ナニコレ本当に高倍率ズームなの!? となりました。絞り開放でも抜けが良いですね。

逆光でもなかなか抜けが良い描写

f値が暗く、f5~f6.3とは言え、過半数のズーム域で開放f値はf6.3となる、かなり暗いレンズです。Fマウントではまずあり得ないスペックです。
こんなに暗いレンズだからなのか、f値を欲張らなかったからなのか、開放で撮って割と立体感が出ます。もちろん暗いので大してボケませんが、ボカす必要のない被写体ならこれで十分です。
暗いレンズなので、殆ど開放か、せいぜい絞ってもf8までしか使わないので、絞りはほぼ開放でも問題なさそう。
広角側も中間も望遠側も、どの焦点距離でも絞り解放からしっかり解像力があるのが良いです。基本高倍率ズームは、望遠側ほど1段絞って使いたいな、と思わせる位の解像力低下と収差があるものですが、このレンズはどの焦点距離でも、画質が安定しています。

歪曲は、Z 14-30mmと同様、自動補正が入っていて、切ることはできません。なので、素の状態では、恐らく歪曲はあるでしょうけども、補正をされていても画質や解像力はほとんど気にならないですね。

湾曲補正により画質低下は殆ど感じない

最短撮影距離は広角側で50cm。これだけ聞くと、あまり寄れないな、という印象かもですが、望遠端での最短撮影距離は70cmで、望遠にしては寄れます。撮影倍率は0.28倍で、実際にはこのスペックはNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S(最大撮影倍率0.22倍)より大きく、テーブルフォトのように被写体からあまり離れられない、という状況以外では、実用上はほぼ問題ないレベルです。実際使っていて、不便さは感じません。

f8に絞ればほぼ解像力はピークに

解像力は、絞り開放から結構よいね。私が好きな繊細な描写とは違う方向ですが(それをこのクラスのズームレンズに求めるのは酷)、被写体や光線状態によって、やや線が太い描写になることもあれど、どの焦点距離でも安定しています。
特にこの手の高倍率ズームの望遠は、コマ収差や非点収差が多めで、解像力低下とはまた違った画質低下がありますが、本レンズはそういったネガもほとんどないです。なので安心して200mmも使えますね。

望遠側も不満のない画質

そんなわけで、想像していたより遥かによく写るレンズで、日常スナップ用に常用決定です。
ここぞというときには、AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VRですが、通常撮影では、この1本で事足りますね。
便利と引き換えに画質のネガな部分があって、避けてきた高倍率ズームでしたが、、本レンズはごくごく一般の標準ズームのように使えるので、使用機会が増えそうです。これに明るい単焦点が1,2本あれば、もうそうそう不満なく撮影できてしまいそうですね。

手持ちのAF-S 200-500mm f/5.6E ED VRとこのレンズの2本で、広角から超望遠まで、2本で撮れてしまうのはかなりメリットが大きいです。
実は、この組み合わせで、先日のYOKOSUKA軍港めぐりで撮影しましたが、いやはや便利。Z 9とD850を使ったので、レンズ交換なしでこの2本で撮れるのは便利です。
良いレンズです。Zマウントの望遠も、200-600mmの開発が予告されていますが、それが発売されれば、幅広い焦点距離をカバーできて完璧ですね。

まとめると、

●良い点

・小型軽量
・全域絞り開放から高倍率ズームを意識させない、抜けの良い画質
・逆光耐性もそこそこ良い
・24mmからのズームレンズで唯一手振れ補正(VR)内蔵で望遠側の手振れに強い
・上級レンズほどではないにしろ、防塵防滴に配慮

●いまいちな点

・開放f5-6.3と暗いf値で、50mm辺りからf6.3なので、絞りのコントロール幅は狭い
・外観は値段なり
・AFは遅くはないが速くもない

と言ったところでしょうか。

あと、Z 9との組み合わせでは、ボディの方がオーバースペックな気もします。
せっかくレンズが小型なので、ボディもそれに見合ったものが欲しくなります。値段もこなれてきた初代のZ 6もよいし、クロップ耐性やZ 9と同じ画素数ということで、Z 7系も良いかななんて思います。
Z 6/7系はいろいろダメ出ししてきましたが、サブ機として使う分には問題ないかな。
ただ、やはりブラックアウトフリーのZ 9に慣れてしまうと、ちょっとそれ以外のミラーレスはもどかしい気もしますし。

というわけで、どちらかというと動画のために買ったレンズなのに、スチルも結構いけるぞ、となってうれしい誤算です。Zマウントユーザーなら1本持っておいて損はないレンズですね。