「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」タグアーカイブ

収穫の時期? アサガオの種が採れました

小学生は必ず育てるアサガオ、去年娘が育てていたアサガオの種を植えて、今年も少し遅咲きで咲きまして、11月にはピタッと枯れて種ができました。
しばらく乾燥させて、今月種を収穫。

今年も収穫の時期、アサガオの種

息子にお手伝いしてもらい、種を取り出しました。

これだけ種が採れました

奥に写っているのが、タイムラプスでカメラにAC電源を供給するためのアダプタです。外に出しっぱなしなので汚れまくっています…。
あ、種ですが、たった1本のアサガオの蔦から、これだけ採れました。実は種の収穫は2回目で、実際にはこの倍くらい種があります。
これで来年も植えられそうですね。って子供より自分が楽しんじゃってますねw

冬だけど五色唐辛子も実ができてきた

もう1つ、五色唐辛子も、種から増やして育てています。本来暑い場所を好む植物で、冬は越せないようですが、我が家では冬を越した実績あり。現在育てているのは、枯れた先代の種から育てた2世代目です。さてこの冬を越せるだろうか?

【西田酒造】田酒 特別純米酒

今回は、実家から林檎とともに送られてきたお酒です。

【西田酒造】田酒 特別純米酒

青森と言えば、林檎と田酒なんです(笑) というくらい、青森ではメジャーなお酒です。もちろん全国的にも田酒は有名ですけどね。
そんな田酒の特別純米酒、ラベルは至って普通っぽいですし、通年酒なのですが、割と手に入らないらしく、お一人様1本と掲げているお店も多いようです(そもそも一般家庭で要冷蔵酒を何本も抱えるのは困難です、マニアを除けば)。

【西田酒造】田酒 特別純米酒

油川にあるんだね…。実は両親の地元が青森だったので、住んだことななくても、なんとなく地名は分かります。今は両家とも実家がなくなってしまいましたが。正確には、母方の実家は、もう誰も住んでいないけど、存在するようですが、いわゆる空き家ってやつですね。

ま、それは置いておいて、田酒の特別純米酒、酒米は「華吹雪」、精米歩合55%と結構磨いていますね。2019年より1回火入れで出荷しているようですが、1回火入れなので要冷蔵となっています。

さて開栓して注ぐと(写真撮り忘れたw)、色味は割と黄色っぽいですね。吟香はほのかですが、冷えた状態でもふわっと膨らむ米の旨味と甘味。フレッシュと熟成の中庸を行く、まさに田酒の王道ですね。後から来る辛さとのバランスもよく、癖もないので飲みやすい。今回は冷酒でいただきましたが、この酒質は常温でも燗でも行けそうなバランスの良さです。今回は一升瓶なので、いろいろな飲み方を試してみたいと思います。


黒鯛の刺し身

この日の夕飯は、角上魚類で買ってきた黒鯛。1匹をお店で皮引きしてもらいました。お刺身も楽しめるし、骨と残りは素揚げにしても美味しいですね。1匹500円で楽しめます。
歳をとってきたせいか、だんだん魚が肉より美味しく感じられるようになってきました。もちろん、肉も歓迎ですけどね(笑
田酒によく合うお刺身でした。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米活性にごり酒

年末のこの時期から春先にかけて販売されるこのお酒、毎年お取り寄せで買っております。
福島県は大和川酒造店のお酒、関東だと、時々東武百貨店で販売することもありますが、近場で定常的に買えるお店がないので、通販を使っています。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米活性にごり酒

吹き出し注意の札が下がっている通り、吹き出し系です。数年前はそれほど吹かなかったのですが、ここ2,3年のは割と豪快に吹き出します。写真の栓が開封済みなのは、撮影中にもガス抜きしているからです。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米活性にごり酒 ガス抜き中

よく冷やして、ゆっくり開栓。少し開栓してガスが上がってきたら、また封をして、を何度か繰り返します。

米の粒がそのまま残る

ガスが落ち着いたらゆっくりと注ぎます。この活性にごりは、米の粒が大きく残っているのも特徴。濾過せずに、直汲みしているのでしょうね。

【大和川酒造店】弥右衛門 純米活性にごり酒

今期の酒米は「夢の香」を使用、精米歩合65%と程よく削り、アルコール度数は17度。
活性だけあり、酵母が生きています。
今回の活性にごり酒はバランスがとても良い! 吟香もよく、なんと言っても爽快な口当たり、決して甘すぎず、辛さや苦味も適度にありますが、甘みがあとからついてきます。シャンパンのような味わいとはまさにこの事ですね。
これだけ若い、フレッシュなお酒でありながら、浮ついた味にならず、しっかりと米の旨味を残しつつ、決して軽くはないテイストに仕上げていて、なかなかよいです。
今回2本買っているので、少し置いてから、もう1本は開けようと思います。

【2021年11月27日】陸上自衛隊観閲式の要人輸送ヘリ

前回、2018年の観閲式の写真をアップしましたが、2021年の観閲式は、周知の通り、一般非公開でYoutubeによる配信のみとなりました。
観閲会場も、従来の朝霞訓練場は、オリンピック会場の射撃競技が行われていたために、現在も片付けの最中とのことで、別会場でした。

今回は、受閲部隊も航空機の参加はなかったわけですが、岸田内閣総理大臣は要人輸送ヘリのEC 225LPで観閲会場に向かいましたので、その姿を我家のベランダから捉えることが出来ました。

600mmレンズに1.4倍テレコンで更にDXフォーマットにクロップ、上の3枚はトリミングしてこのサイズです。
遠いよね…。そして気温は低くても、晴れているので、陽炎の影響で画像は鮮明ではないですね。2枚目の写真で、何とかシリアルナンバーが確認できました。

さらにもう1機飛来。基本的に、要人輸送ヘリは全部で3機存在しますが、そのうちの2機で運用します。1機は予備機です。このどちらに岸田内閣総理大臣が乗っていたかは、写真からは判別できません。
シリアルナンバーも…多分JG-1024かな? 陽炎の影響が大きくて、画質は良くないですね。

観閲式自体は、装備品は静態点時のみで機動展示もなかったので、非常にシンプルでした。
大規模な展示は、自衛隊側の訓練負担も大きく、コロナ禍を期に、そして自衛隊の任務も幅が広がっていることから、こういうシンプルな観閲式が通常になっていくのかな?

Velbonのワケあり品の自由雲台QHD-66ASを買ってみた

Twitterのカメクラ界隈で話題になっている、Velbonのマグネシウム製自由雲台QHD-66ASを買ってみました。

なんと送料税込¥3500でした! クラス的には、2万円台の雲台になるはずと思われます。試作品の放出としてのB級品とはいえ、破格です。理由として、

〇開封済み商品になります。
〇製品本体に多少の擦れや汚れ等があります。
〇保証は付きません。到着時の初期不良交換対応のみになります。
〇故障時の修理対応も受付できません。
〇本体のみで特に記載がない限り付属品はございません。
〇パッケージ無し、配送用の簡易梱包になります。
〇別倉庫での管理になりますので、他商品との同梱が出来ません。
〇個々の状態についてのお問い合わせにはお答えできませんので、あらかじめご了承ください。

【楽天市場】【B級品 訳あり特価 送料無料 同梱不可 返品・交換不可】Velbon(ベルボン) 中型自由雲台 QHD-66AS 4907990501004 マグネシウムボディ トルク調整 アルカスイス互換:ハクバストア 楽天市場店 (rakuten.co.jp)

だそうです。

仕様は以下の通りで、5kgまでの機材に対応できます。

■カメラ台 : 51×38mm
■高さ : 107mm
■底面径 : 38mm
■質量 : 300g
■推奨積載質量 : 5kg
■三脚取付ネジ穴 : UNC1/4、UNC3/8両対応
■タイプ : 自由雲台
■カメラネジ : UNC1/4(細ネジ)
■クイックシュー : QB-6AS N
■水準器 : 丸型水準器

マグネシウム製のため、比較的軽量ですね。

Velbonブランドのベルボン株式会社は、2020年8月に、三脚と用品類の開発・販売・修理事業を、同じく写真用品の会社であるハクバ写真産業株式会社に事業移管しました。
これに伴い、山梨県の北杜市明野町にあった工場は閉鎖となりました。Yamaroもかつて北杜市に住んでいたことがあり、ドライブしていて発見したVelbonの工場、こんなところにあるんだ!と思ったものです。昔は明野村だった場所です。

この製品を開発途中で、Velbonの事業がハクバに移管されたため、製品としては開発に至らなかった商品です。
近年、三脚や雲台などは、中華ブランドの勢力が増しており、日本のVelbonは開発力の点で遅れを取っているように感じていましたが、負けじと奮闘していたが叶わず…といったところでしょうか。
個人的に、初めて買った三脚はVelbonだったので、中華ブランドに負けず、頑張っていただきたいところです。

B級品とは思えないパッケージ

Velbon QHD-66ASと昔買ったPH-253

配送用の簡易梱包、と書かれていましたが、箱にはきちんと製品シールが貼ってあって、ごく普通の製品梱包と変わらない印象。説明書と付属品もあり、このまま売っても問題のない感じです。中華ブランドなら当たり前の簡易梱包よりむしろちゃんとしています。
ボール部にグリスがべったりなので、ここはもう少し拭き取ったほうが良いかもです。

小さめながら、アルカスイス互換プレート付き。QB-6AS Nとあり、QB-6ASのマイナーチェンジ版でしょうか。近年、アルカスイス互換クイックシューが増えてきたため、特定の雲台専用のクイックシューは少なくなってきています。このクラスなら、今はアルカスイス互換のほうがメリットが大きいかな?
クイックシューは360度回転させることも可能で便利です。

トルク調整リング付き


ボール部の締め付けの部と同軸上に、ローレット加工のトルク調整リング付き。微妙な締め付けにより、滑らかに運ダウを動かすことが可能…ですが、重い機材を載せると、調整幅が少なく、動きもそれほど滑らかではありませんでした。この辺りは価格なりでしょうか。ねっとりとした滑らかさがあると良いのですが。
あと、ボール部をよく見てもらうと、動かしていくうちに黒い塗装が剥がれて、下地が見えてきています。恐らくこれが商品化までたどり着けなかった理由の一つでしょうね。
構造的には、一昔前の雲台という印象。最近はグリスに頼らない、テフロンコートされたのボール自由雲台が主流になりつつありますから。

ミドルクラスの一眼カメラまでに最適

 Nikon D3400 + 標準ズームとの相性はピッタリ

推奨積載重量5kgですが、1~2kgまでの機材に適している感じです。ボディとレンズで1kgに満たないD3400 + AF-P DX 18-55mmはがっちり固定できます。剛性感もまずまずです。

D850(MB-D18付き) + AF-S 24-70mm f/2.8E VRは辛い

さすがにD850(MB-D18付き)にAF-S 24-70mm f/2.8E VRとの組み合わせはきついです。固定は可能ですが、フリクション調整は、重量があるため調整幅が少ないです。単純に固定して、動かすときはカメラをしっかり持てば問題はありませんが、やや心もとない感じです。やはりこのクラスになると、もう一回り大きく剛性感の高い自由雲台が必要です。


今回試していませんが、この自由雲台とBRONICA S2の組み合わせも良さげですね。
もともと写真の三脚(SLIKの初代カーボンのPRO 803 CF)には3ウェイ雲台が付いていますが、あまり使い勝手が良くないので、この自由雲台で使ってみたいと思います。

【府中誉】渡舟 “テロワール” 太田ノ谷 2020

ここ最近、茨城の百里基地に撮影に行く→帰りに焼鳥を買う→焼鳥屋近くの酒屋で酒を買う、がルーチンワーク化しております。だからなのか、撮影結果が乏しくなくても、あまりガッカリ感がなくなりました。
そんな日もあるさ~って流せるようになってきたので、歳をとったなぁと思います。

というわけで、撮影結果は乏しくなかったけど、前から気になっていたお酒を買ってみました。

【府中誉】渡舟 “テロワール” 太田ノ谷 2020

ここ最近お気に入りの、「渡舟」の秋限定出荷品、テロワールです。
曰く、

使用米「渡舟(短稈)」を「太田ノ谷」の南向き斜面の田んぼ 約1ヘクタールで収穫された酒米だけに限定して醸造されたのが〈渡舟 “テロワール” 太田ノ谷〉です

だそうです。酒米「渡舟」でも最も評価の高い物を使用、その他スペックは、アルコール度数が15度である以外、一切非公開。

豊かで爽やかな吟醸香。口に含むと、ことさら主張せず上品な味わい。ガス感や酸味はあるけど、何かこれと言った主張はせず、しかし全体のバランスがよい。この味わいは初めてです。うまく言い表せませんが、上品なのに決して薄味とか特徴がないわけではないです。
酸味と甘味が絶妙、雑味も少し顔を出すけど、決して嫌な雑味ではなく、ミネラルを豊富に含んだ心地よさを感じます。
これは面白いお酒です。値段が四合瓶でも2千円代後半とやや高いのですが、他では早々味わえないこの上品な味はかなりの魅力です。

これはグラスで飲みたいお酒かな

渡舟は、初めて飲んだときの印象がとても良かったのだけど、この酒は更に上質さを持っていて、かつ変な主張がなく、奥に秘めた旨味がじわじわ出てくる、他では体験できないお酒でした。
これは面白いです。
温度が上がると甘みは増して少し華やかな印象が出てきますが、上品さは変わらず。

これは一升瓶で買ってもよかったな~。ちょっと高価なので、手が出しづらいですが、十四代あたりと比較しても引けを取らないように思います。
渡舟、もっっといろいろ試してみたくなります。また買いに行こう。

昔お父さんは必ず飲んでいた ダルマ瓶【サントリー・オールド】

自分の親世代が今の自分と同じくらいの年齢だった頃、どこのお家に必ず置いてあったダルマ瓶のウイスキー、サントリー・オールド
角瓶とともに、よくお家の立派なサイドボード(もはや死語)に、グラスや水割りセットと共に入っていました。

ところが、角瓶は今でも市民権を得ていて、居酒屋ではハイボールのベースとして、そしてハイボールブームで缶の飲み物として、今も健在です。

そして1980年代にあれだけ市民権を得ていた「オールド」は、逆に最近それほど見かけなくなりました。いや、今でも飲み屋さんでは見かけるけど、昔ほどのイメージはないですね。

80年代のウイスキーと言えばオールドでしたが、90年代になり洋酒も安くなってきて、お酒の種類も飲み方も多様化し、猫も杓子もオールド、という時代は終わったのでしょう。
そういう意味では、まさに昭和の酒の代名詞であり、平成になって下火にはなったけど、それでも今でもサントリーの代表的なウイスキーとして、令和に生きるウイスキーなのでしょうね。

そして気がつけば自分も、あの頃のお父さんと同じ年齢。前置きが長くなりましたが、機が熟した、ということで、オールドを買ってみました。

サントリーオールド

水割りでいいただきました。
あ、飲みやすい。スモーキーさは殆ど感じませんが、甘みがあってカドがない。レーズンのような甘みを感じます。
万人受けする味であり、角瓶よりは上質さを感じます。かと言って高級な感じがするかと言えばそうではなく、程よいバランスを保っています。
確かに、定番ウイスキーになるな~という印象です。
芋焼酎と言えば黒霧島、麦焼酎と言えば二階堂といったように、どこでも見かける定量消費されるお酒の定番という印象ですね。

サントリーオールド

ストレートで飲むと、より濃厚に甘みを感じますが、当然アルコールも強くなるので、少しビターな感じも入ります。
個人的には、水割りで飲むのがバランスが良いと感じました。そういや親父も水割りで飲んでたな。


定番のお酒は、定番になるだけのなにかがありますね。定番過ぎて逆に飲まないことの多いお酒、あえて飲むと、意外な発見があるかもしれません。
ま、角瓶くらいになると、ハイボールが最適で、さすがにそのまま飲もう、という感じではなくなってきますが、オールドくらいの値段のウイスキーが、一番コスパが良いのかもしれませんね。

【梅津酒造】笊(ざる) 梅津の生酛 玉栄80%

こちらは、写研埼玉工場改めヤオコー和光丸山台店のすぐ近くにある、牧島酒店で購入させていただきました。

【梅津酒造】笊(ざる) 梅津の生酛 玉栄80%

ふと目に留まったのです。冷蔵庫のお酒を一巡して、冷蔵ではないお酒コーナーを見ていて、手にとって眺めていたら、ご主人が丁寧に説明してくれました。
寒くなってきたので、燗で飲みたいよねと思っていたところです。
笊(ざる)という銘柄、お店で飲んだことがあったように思うけど、買ったことはなかったので、初購入です。

【梅津酒造】笊(ざる) 梅津の生酛 玉栄80%

生酛造りのお酒、好きです。天然の乳酸菌がもたらす酸味が好き。
そしてこの酒、すごいのがアルコール度数20%! 一般的に日本酒は、16~17%のアルコール度数が多く、最近は軽めの8~12%のお酒もよく出回りますが、ここまで高いのはめったに見かけません。もちろん無加水の原酒です。
なかなかこだわっている酒蔵のようで、昔ながらの日本酒づくりを基本としているようです。購入時にこの酒蔵の蔵元が書いた「酒のはなし」という冊子をいただきましたが(一番上の写真の瓶の左側にあるのがそれ)、醸造アルコールのはなし、酒の色の話、お酒の温度のはなし、生酛造りのはなしなど、興味深く読ませていただきました。
現在は醸造アルコール添加のお酒は辞めて、純米酒のみを作っているようです。

アルコール度数が高く、かなり濃いため、日本酒では珍しく、加水して割って飲む、炭酸水で割って飲むこともおすすめされています。
酒米は「玉栄」(たまさかえ)、精米歩合は80%と削りは最小限です。

【梅津酒造】笊(ざる) 梅津の生酛 玉栄80% かなり濃い目の濁り

まずは常温(ひや)でいただきます。香りは、吟香は殆ど感じません。最近多い華やかな香りのお酒とは真逆を行きます。口に含むと、濃い! アルコール分を感じます。ちょっとした焼酎のよう。ですがその後濃厚な米の旨味がどっと押し寄せます。複雑な酸味と苦味が力強い、そして仄かに甘みが来ます。

ああ、これは燗に向いているな、と思ってまずはそのまま温めました。うん、俄然米の甘みが出てきます。感にしてバランスが良くなるお酒ですね。

2日目には、開栓初日に感じたアルコール感はさっと消えました。口開けだと少しアルコールの高さを感じますね。
さて加水して燗にするのがおすすめなので、そうしてみました。俄然飲みやすくなった! そして元々が濃いので、加水してバランスも良くなりますね。個人的には、3,4割の加水ではなく、2割程度の加水で燗で飲むのが好みです。燗にすることで、甘みがぐっと出てきます。もちろん甘すぎず、基本は濃厚さは保っています。

これ、結構ハマりますね。一升瓶で買えばよかったな。他のシリーズも置いてあったので、今度買ってみよう。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 おりがらみ生 玉栄

おりがらみの日本酒が大好きです。薄く濁ったお酒って、見た目からして好きなんですよね~。

ってことで、お気に入りの銘柄の一つ、群馬県の松屋酒造の流輝(るか)のおりがらみ生、今回は、酒米に滋賀県産の酒米「玉栄」を使用したいお酒を買ってみました。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 おりがらみ生 玉栄

流輝で玉栄を使ったお酒は、多分初めての購入です。

アルコール度数は15度と少しだけ低め、精米歩合は60%、協会系10号酵母使用。

【松屋酒造】流輝 純米吟醸 おりがらみ生 玉栄

澱が絡んでいない状態では透明な酒質ですが、澱を絡めると瓶の向こうが見えないくらいに濁ります。
かと言って、澱の量が多いかと言ったら、そこまでではないのですけどね。

程よく濁ってうまそう

良い濁りだ! このくらいの澱が絡んだのが好きなんですよ。

よく冷えた状態でも、豊かな香り、そして口に含むと、爽やかなプチプチ系の微発泡感とともに、米の甘みが口いっぱいに広がります。芳醇なメロンを思わせる甘みです。酸味はほどほどですが、その後に割と辛さも出てきますね。芳醇な甘みは流輝そのものですが、その後に来る辛さは、今まで飲んだ流輝とは一味違う印象です。
妻は辛い~って言っていましたが、自分には程よいどっしり感のある苦味と渋みもあるので、一口での味の変化が面白いお酒だなと思いました。

スイスイと飲めてしまうのが流輝の真骨頂ですね。温度も上がると、発泡系の爽快感から、より芳醇な米の甘みを堪能できます。それでいて甘すぎず辛さもあるので、温度帯を選ばないお酒ですね。


群馬方面もそろそろ行きたいな、群馬のお酒もなかなか粒ぞろいなので、現地で買ってみたい、できれば酒蔵も行きたいな。

【松井酒造】神蔵「七曜」 純米大吟醸無濾過生原酒 中汲み

某所で購入したお酒です。多分もう在庫はないでしょう。
たまたまあったので買えたお酒。Yamaroは基本、予約して買うまではしないので、いわゆる限定ものは、入手できたらラッキーくらいのつもりで買っています。

京都の老舗酒蔵、松井酒造の神蔵、ここも老舗ながらなかなか攻めたお酒も出しています。過去に何度か飲みましたが、どれも個性が出ている感じですね。

この神蔵の「七曜」純米大吟醸 無濾過生原酒は、基本的に飲食店専用のお酒で、一般には入手できないのですが、これを買った酒屋さんの専売の「中汲み」を買うことが出来ました。こういうお酒を予約せず、ふらっと行って買うことが出来たのは、運が良かった!ということです。決してメルカリやらヤフオクやらで、法外な値段で買ってはなりません。

ということで、袋から出して、早速開栓してみましょう。

久しぶりの大吟醸。精米歩合は50%。香りはさすがに華やか。

口に含むと、華やかな香りとは裏腹に、まずはどっと押し寄せる芳醇な米の甘さと酸味、そして辛さもぐっと前に出ています。ぷちぷちしたガス感もあり、原酒だけに力強い。いやはや、純米大吟醸だからフルーティと想像していたら、これはなかなか強いアタックだ。
そして、辛さは早々に引いて、余韻は米のジューシーな甘味が広がりました。

酒米は五百万石、日本酒度は+2らしいですが、とにかく辛さとともに甘みが後半増すという不思議な感覚です。

開栓2日目になると、ややアタックが弱くなります。辛さが落ち着き、しっとりとした甘みです。逆に後から少し辛さを感じますね。
バランス的には、2日目のほうが好みです。

中汲みだけあり、飲食店流通のものと比較して、バランスが取れているのかなと思いきや、初日のアタックには少し驚きました。
ただ、飲食店の場合、一升瓶で比較的開栓回数が多く、日数など経過するため、2日目の味が、飲食店で飲まれる味を目指している(口開けを除けん)ようにバランスされているのかもしれませんね。

これを買ったお店は、ちょくちょく当ブログに出てきますが、扱っている種類も多く、こういうお酒もちょくちょくあったりします。一期一会で買うのもまた良しです。