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【大利根酒造】左大臣 活性にごり酒 諸白 白貴(もろはく しろき)生詰原酒

群馬旅行で買ってきたお酒第2弾。左大臣ブランドの利根川酒造のにごり酒です。

【大利根酒造】左大臣 活性にごり酒 諸白 白貴(もろはく しろき)生詰原酒

吹き出し系のようですが、四合瓶にはガス抜き穴はないそうです(一升瓶にはある)。要冷蔵、横にしないでとの注意書き。

【大利根酒造】左大臣 活性にごり酒 諸白 白貴(もろはく しろき)生詰原酒

久しぶりの醸造アルコール添加。なので辛口系ですね。面白いのは「アルコール分 18.0%~up 日本酒度 +10~up」とあり、これは火入れしない生詰の原酒で、瓶内での熟成が進むことで、酵母が糖分をアルコールや炭酸ガスに分解します。結果、アルコール度数は上がっていき、糖分が減るために日本酒度も増すことになります。

ラベルにあるように、吹き出し系にあるいつものガス抜き手順が書かれています。では慎重に開栓しましょう。

今回はガス感はなく、良い感じ薄濁り(やや上澄み)

ちょっと回して、あ、これは大丈夫だなと判断して一気に開栓。ガス感は殆どなかったです。あるんですよね、吹き出し形と言いつつ、肩透かしの場合が。
ただ、これは熟成度合いや保管温度(要冷蔵です)、製造ロットで結構変わるので、今回はあくまで吹き出さなかったというだけのことです。

上立ち香はババナ系。口に含むと、発泡感はやはりあまりない。そしてバナナの甘みとともにアルコールのアタックがややあり、そして苦み、濁りのわりに切れは良いですね。
甘みはバナナ系とはいえやや控えめ、結構ドライな印象で、これも一般的な濁りとはちょっと違いますね。
このお酒はアル添が割と良い仕事をしているんじゃないかな? ややドライなのが返って良い印象。甘めにすると、全体として辛すぎて甘すぎてという感じで全体がボヤけてしまうにごり酒って結構多いんですわ。純米酒以外は日本酒じゃないという酒蔵もありますふが、私はそれはあくまで酒蔵のポリシーであって、やり方次第じゃないかと思ってます。
決して安酒のアル添ではないです。食中酒に最適ですねこのお酒。


毎年12月から出荷されるお酒ですが、ネットでの取扱店は少なめです。酒造の直販でも購入可能です。

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【大利根酒造】左大臣 純米酒 米(八十八) 無濾過生原酒

群馬旅行で仕入れたお酒、まずは大利根酒造で購入した生酒から開栓しました。

【大利根酒造】左大臣 純米酒 米(八十八) 無濾過生原酒

左大臣の「米」。ですがラベルは「八十八」となっています。これで「米」と読んでいるようですが、実はこの「八十八」はこのお酒の精米歩合88%を意味します。
このお酒の特徴である、扁平精米で米をほとんど削らずに作ったお酒です。

このお酒、最初に買ったのは、初めて群馬にスキー旅行に行った7年ほど前のこと。当時はまだ精米歩合88%を売りにする日本酒を買ったことがなくて、珍しがって買った思い出が。当時は「八十八」として紹介していました。「米」が正しいです。当時はこのブランドは出たばかりだったようですね。

【大利根酒造】左大臣 純米酒 米(八十八) 無濾過生原酒

最近は「風の森」の807シリーズや「シン・ツチダ」のように、あえて米をあまり磨かずに、その複雑味を売りにしたお酒も多く出ていますね。
通常、日本酒の酒米は精米して多く削れば吟醸(精米歩合60%以下)→大吟醸(精米歩合50%以下)といったようにスッキリした味わいになることが多い(実際の味は必ずしもそうではないけど)のですが、あえて削らないという大吟醸とは正反対のお酒も最近美味しいものが多いのは、米の品質が向上したのと、扁平精米のように精米技術の向上があるのでしょうね。

酒米は群馬県産「あさひの夢」、酵母は「ぐんまKAZE2号」、この組合せは「左大臣」で多く使われているようです。
アルコール度数は14度とやや低め、日本酒度は+10で辛口、酸度は1.3とほどほど。日本酒度は仕込みロットで結構変わるようで、甘口のときもあれば今回のようにかなり辛口でなときもあるようです。

一般的なほんのり薄黄色のお酒

生酒故に要冷蔵。まずは冷えた状態で。
上立ち香は芳醇な果実系。口に含むと、あ、バナナジューズだ。それもまだちょっと青みがかった若いバナナだね。芳醇な甘みもありますが、苦味もそこそこ多め。そして後味はやや辛めです。ただアルコール度数がやや低めなので、ガツンと強めのアタックがくる辛さではなく、程よい辛さ。日本酒度+10から想像するよりは辛くは感じませんね。

温度が上がると、芳醇な甘みと酸味が膨らみ、バランスが良くなりました。生酒で要冷蔵なので、冷酒がオススメ、というわけではなさそうです。断然、温度が上がったほうがバランスが良いですね。
燗で飲んでみるのも良いかも。次回試してみたいと思います。


今どき一升瓶で2千円台でちゃんとした日本酒はなかなかないです。四合瓶(720ml)もありますが、ぜひ一升瓶で。

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