COVID-19で半年行けていなかったお店。
久しぶりに行ってきました。
今回は一人で。
またみんなと飲み会できる状況ではないですしね。
良い息抜きになりました。
職場の後輩から頂いたお酒です。
後輩のお宅のお子さんが、1歳になって立ってつかまり歩きするようになって、ベビーゲートって使ってますか?と質問してきました。
我が家ではベビーゲートは子供に入ってほしくない場所に使っていたのですが、下の子も4歳になり、ベビーゲートは乗り越えられるし、場所も取るので撤去を考えていたので、じゃああげるよ~、ということで差し上げまして、その御礼ということで。
後輩の出身地広島県のお酒です。龍勢は何度か飲んだことがありますが、こちらは「番外品 其ノ壱」という、蔵元曰く
「純米吟醸、純米大吟醸の責めの部分をブレンドしたマニアックなお酒。
http://www.fujiishuzou.com/product/13
蔵元が毎年の出来に合わせて独自の配合でブレンドをするため配合比率は毎年変動する」
だそうで、協会9号酵母を使用した日本酒をメインにブレンドしたそうです。ブレンドの比率は毎年変わり、内容は非公開ということで、酒米も精米歩合も表記されません。
ということで、先入観なく(笑)飲めますね。
吟香はそこそこ、酒の色はやや黄色かかっています。冷えた状態で飲み始めましたが、まず濃厚なマンゴーのようなとろりとした甘さ、酸味は穏やかですが、その後どっしりと辛さが来ます。重ためです。
したがって、濃いめの味付けの食事と合いそうです。
この日は、角上魚類で買ってきた鯛の半身。お店でお刺身用のブロックとアラに切ってもらい、お家でブロックは刺し身に、アラは焼いていただきました。刺身は脂が乗っていて、その辺のスーパーマーケットではお目にかかれない、良質な鯛でした。焼いても美味しいですね。
鯛とよく合う龍勢の番外品でした。
とにかく扱っている種類が多い練馬区の酒屋「うえも商店」に行ってきました。ここは、私の大好きな「作(ZAKU)」も扱っていますが、それは次回に。今回は、やはりここのお店のラインアップで得意とする「風の森」を2本買ってきました。最初の1本がこちら。
細身のおしゃれな瓶です。Petitと書かれているように、量も375mlと少なめ。お値段も800円と、量相応にお安く。いや、瓶代や手間を考えると、ここまで安く提供できることが、逆にすごい。
なのに純米大吟醸、元々風の森は、基本的に無濾過無加水の生原酒のみを提供していますが(一部TYPE 3のように海外販売のため火入れをしたものもあります)、ここまで削りながらもリーズナブルなお値段、中々やりますな。
開戦して注ぐと、フレッシュなプチプチに、さわやかな吟香が立ちます。そして大吟醸でありながらも濃厚なタッチ。甘さも引き立っていますが、その後しっかりと酸味と辛さが出ていて、軽く爽やかな飲み口を想像していたら、割としっかりとした味です。
様々な手法で製造した日本酒を提供する油長酒造ですが、決して高級ブランドを目指していないのも好感が持てます。そして種類が多くて、常に新しいものに挑戦しているのも、酒好きにはたまらなないですね。
このPetitは、中身は同じながら、ラベルは10種類あるそうです。凄いね。
COVID-19の影響で、半年行けていない行きつけの居酒屋さんでは必ず置いている「おくのかみ」。いつでも飲めるだけに、ここ最近行けないため、飲んでいませんでした。
ということで、久しぶりに買いました、おくのかみ。
おくのかみは、個人的には間違いがないお酒の1つ。まさか東京都のお酒でこんなに美味しい物があるなんて!
特徴は、ジューシーかつ日本酒らしいどっしりさも兼ね備えていますが、こちらも通年酒だけに、安定してジューシー。1回火入れですが、まるで生酒かのように、プチプチとした微発泡と甘み、酸味が、苦味が絶妙にバランスしています。それでいて、このお酒の場合は後味はややどっしりとしていて、日本酒らしさも兼ね備えています。
酒米は八反錦を使用して、精米歩合は麹米55%、掛米50%で吟醸酒レベルですが、あえて吟醸は名乗っていません。よくある純米吟醸にあるすっきりさっぱりというよりは、バナナのような濃厚ジューシー、そしてどっしり後味です。無調整で加水していないのもあって、濃厚さが出ていますね。それでいて飽きの来ない味です。
日本酒度も+1.0で、中庸ですが、実際甘すぎず、かと言ってから過ぎず、とにかくバランスがいいです。
酒屋はいつもの行きつけですが、今回は特に迷いました。色々飲んでみたいものがあって…。だけど、たまには定番のお酒もいいですね。
千葉の木更津で買ってきたお酒です。聞いたことがないブランドだったのと、濁酒ということで、思わず買ってしまいました。
まずブランドの成り立ちを調べてみると、株式会社ドレイコという千葉県茂原市の会社で、Tシャツやバッグなどにプリント加工を行う会社らしいです。会社名でのHPはなく、とらこねっとという、オリジナルTシャツを作れるショップのHPがありました。
よく見ると、会社概要の会社の写真に「どぶろく」ののぼりが立っているのが確認できます。
カヤマ醸造所は、このドレイコが運営する、茂原市初の酒蔵だそうで、現時点で扱っている商品は、写真のお酒と甘酒の2種類です。
品目に書かれているように、このお酒は濁酒、つまりどぶろくなので、その他の醸造酒です。清酒、いわゆる日本酒を作っていないのは、以前取り上げた都内のどぶろくを作る醸造所でもそうですが、清酒製造免許は新規発行が事実上出来ないためで、実際に清酒を販売する新規ブランドは、実は廃業する酒蔵から免許を譲渡されているのです。
こうした実情は賛否両論あるようですが、そういった事情があり、まずは比較的製造しやすく、清酒製造免許が要らない(もちろん酒蔵としての免許は必要ですが)どぶろくを製造する企業が最近ポツポツと見かける感じです。
カヤマ醸造所も2015年醸造開始と、若い酒蔵です。
さて、発泡性とのことで、よく冷やして慎重に開栓。かなりシュワシュワしていて、吹き出しまでは行かないものの、炭酸清涼飲料水に近いシュワシュワ具合です。そして、粘度がそこそこあるのか、気泡が中々消えないのも特徴。
口に含むと、程よいシュワシュワに、これまた程よい甘み。甘みはそこそこ強いと思うけど、それ以上に日本酒のようなどっしり感もあり、甘くてスイスイ飲みやすいどぶろくというよりは、日本酒の濁り酒に近い感触。酸味と苦味もそこそこあります。
米は酒米ではなく、千葉県産コシヒカリだそうで、どぶろくの王道ですね。飯米なのでもっと甘みが強いかと思ったら、案外どっしりさや苦さが出て面白いです。
こうした、新たな酒蔵の試みは、今後の日本の酒造りを支えていくと思いますので、ぜひ清酒製造免許を手に入れて、日本酒製造にもチャレンジして欲しいなと思います。免許を手に入れるのは譲渡しかないため、簡単ではないですが…
前から気になっていた飲み物ですが、その辺のお店では売っていないし、通販で買うのも何か違う気がして、折角の夏休みなので、浅草に行ってきました。
早目の時間に行きたかったのですが、昨日はRAW現像で時間がかかって、家を出たのが15時半過ぎ、夕立の雲が迫っていて、雷で電車が遅れ、大雨が降りましたが、何とか浅草へ。浅草はアーケードもあるので、濡れなくて済みました。
地下鉄駅から降りてすぐの神谷バー。明治13年、1880年創業の、日本で最も古いバーとして知られています。
神谷バーと言えば「電気ブラン」ですね。
電気ブランとは何か? 神谷バーのHPにはこう書かれています。
電気がめずらしい明治の頃、目新しいものというと”電気○○○”などと呼ばれ、舶来のハイカラ品と人々の関心を集めていました。
さらにデンキブランはたいそう強いお酒で、当時はアルコール45度。
それがまた電気とイメージがダブって、この名がぴったりだったのです。
デンキブランのブランはカクテルのベースになっているブランデーのブラン。そのほかジン、ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされています。しかしその分量だけは未だもって秘伝になっています。
http://www.kamiya-bar.com/denkibran.html
そう言えば、Yamaroの地元函館では、明治時代に青函連絡船が初めてできた時、連絡船の機関が「蒸気タービン」を採用、当時はまだ蒸気レシプロエンジンが主流で、高速機関である最新の「蒸気タービン」搭載の船は珍しく真新しかったことから、お店の名前に「タービン●●」と名付けるお店もあったとか。例えば「タービン理髪店」みたいに、迅速に散髪しますよ、と言う意味でつけられたようですが、日本人は昔からミーハーだったことが伺い知れます。
COVID-19でなければ、バーで一杯やりたかったのですが、時間もなかったので、バーに併設される売店で購入しました。
大きく分けけて2種類の電気ブランがあり、アルコール度数が40%の「電氣ブラン」は、「電気ブランオールド」とも呼ばれているようです。度数を少し低めた30%の「電気ブラン」、そして40%の電気ブランの360mlの復刻ボトルも買ってみました。
見た目はブランデーですね。お店の人には、冷やした上でストレートで飲むのがオススメと言われましたが、今回は冷やす時間がなかったため、40%のボトルをストレートでまず飲んでみることに。
香りはブランデー主体で華やか、しかし薬草も配合されているからか、ややスパイシーでミントのような香りもまじります。
口に含むと、さすがアルコール度数40度(40%)だけあって、くーっときますが、甘みも結構あって、度数の割には飲みやすい。もちろん、ウイスキーと変わらない度数なので、少しずつ口に含むのがベスト。がぶ飲みは危険。
ブランデーの甘さの中に、スパイシーさとミントのようなさっぱりさもあり不思議な感じです。
通はビールをピッチャーに飲むとのことで、それも試してみたら、ビールが確かにピッチャーとして合いますね。
分類上は「リキュール」、つまり蒸留酒に混ぜものをした混成酒なので、そのまま飲んでも良いし、ロックでも、炭酸水で割るのも良さそう。コーラなどと割って飲むのも相性が良さそうです。
デンキブランは、明治時代から庶民の味として親しまれたと書かれていて、今でも1杯280円とリーズナブル、720mlボトルも1000円前後とリーズナブルで、独特の味ですから、今でも庶民的でオンリーワンな飲み物というのもうなずけます。
今回はストレートとロックで試しましたが、次は炭酸で割る、というのもやってみたいですね。
https://www.oenon.jp/company/group/godo.htmlところで、製造しているのは合同酒精と言う会社なんですね。この電気ブランは千葉の工場での生産のようです。合同酒精は2003年創業なので、それ以前はどこで作っていたのかな?
いつも日本酒ばかりあげていますが、たまにはビールでしょう。ということで、先日木更津で買ってきた九十九里オーシャンビールを開けてみました。
いわゆる地ビールです。一時期地ビールが盛り上がり、各地で作成されましたが、値段の高さからか、下火になってしまいました。ただ、最近はまた盛り返しているような印象もあります。
熟成されて定着してきた感じでしょうね? ビールはよく飲み界では一杯目で飲まれますし、質より量的な感じもありますが、質にこだわったビールは高いけど美味しい、グビグビ飲むのではなく、味わって飲むものですね。
さて、九十九里オーシャンビールは5種類ありますが、全種類買うのはお金が…ということで、選んだのがバイツェンです。
軽めでスイート寄り、だそうです。ところで瓶には「バイツェン」と書かれているのに、HPには「ヴァイツェン」となっていて、そこは表記統一して欲しいところです。
濁り系で、注いでみると、一般的なビールのような透明感はなく、やや濃い目の色で濁っています。飲んだ感じは、濁りらしい酵母感もありつつ、でもしつこくなくサラッと飲める感じです。甘さも適度にあり、飲みやすいビールですね。
アルコール度数は5%で少しだけ低め、口当たりは爽やかで、個人的にはもう1本飲みたいなーと思わせる感じですね。
怒涛の3連チャンの日本酒記事であります(笑
さて今日から私は夏休みですが、昨日の仕事帰りに買ってきたお酒を紹介しましょう。
COVID-19の影響で、電車通勤から自転車通勤に切り替えた結果、通勤ルートに酒屋があるという…なんということでしょう(笑
さてその酒屋さんですが、中々通なラインナップでして、行くたびに何を買おうか迷ってしまいます。
今回は、前から気になっていた「天遊琳」の夏酒を買ってみました。三重県のお酒ですが、四日市の酒造です。三重のお酒は、「作(ざく)」を筆頭に中々侮れないのです。
精米歩合は60%で、酒米や使用酵母などは非公開、購入時に最彩の店主より、「冷酒では生姜やミョウガとよく合います。ぬる燗で、冷製パスタにも合いますよ」というアドバイスを頂きました。
まず注いだ時の吟醸香、これは非常に爽やか。強い香りではなく、ほんのりきれいに香っています。
夏酒だけに、口に含んだ第一印象は、さっぱりした中に、米の控えめな甘み日本酒らしい辛さとが、どちらも押し付けがましくない爽やかさを演出。
精米歩合60%ですが、雑味感がなくクリアでさっぱりとしていて、スーッと引いていく印象。
夏酒の王道を行く感じですね。
今回買った酒屋は、「神亀」「与右衛門」「るみ子の酒」「生酛のどぶ」など、埼玉の「神亀」以外はどれも関東での流通が少ないですね。どのお酒も甘すぎない、食事の味を邪魔しないお酒です。
休み中は、この酒で過ごしたいと思います。一升瓶だけど、休み明けまで持つかな?
醸し人九平次で日本酒界では有名な萬乗醸造。COVID-19でお店で飲むというのがまだ難しい情勢、家飲みのためのお酒、だそうです。La Maisonは仏語で家、ということで、まさに家飲みようということです。
この前の甲子林檎の写真は、D3400にキットレンズのAF-P 18-55mmで撮っていますが、今回はD850にMicro 60mm、やっぱりボケ方が違いますね。
それはさておき、蔵元のコメントには…
雄町特有のボタニカルな香りに加え、ハッサクのような和の実が大ぶりな柑橘を連想する香り。味わいも香りと同じように和の柑橘を口にしたような旨味・酸味・苦味をを連想します。特徴的なのは旨味のアタック、そして心地よい苦さ。味わいのバランスが整っており、穏やかかつ、落ち着いた印象を受けます。気軽にゆっくりと楽しんで頂けたら幸いです
だそうですが、開栓初日のYamaroが飲んだ最初の印象は
「うん、水だねこれは」
これは決して味がないと言っているのではありません。もう、スーッと入っていくんですよ、水を飲むかのように。
通常、日本酒でもなんでも、アルコール類は酒を飲んでいる感覚、つまりアルコールそのものを明確に感じるものです。が、La Maisonはそういう、アルコールを飲んでいるぞ、という感じではなく、水のごとくスーッと入ってくるのです。この感覚は、めったにあるものではないです。
そして、ハッサクかと言うと…そこまでの酸味は感じませんね
いや、美味いんですよ。食事の味は邪魔しないし、酸味も甘みも辛さも、レベルの高い次元で調和して、辛いだ甘いだなんて単純に表せないですね。なので、「水」と言う表現にしかなりません。
面白いことに気付きまして、チーズと一緒に食べたところ、酒がぐっと甘みと旨味が増しました。ワインでもなかなかない感覚です。
酒米は雄町、精米歩合は非公開ですが、とあるサイトには50%とあり、確かにそのくらいのスッキリさではあります。
COVID-19が落ち着くまでの限定酒となりますが、これ、低城主にしてもらえないかなぁと思うくらい、久しぶりに気に入ったお酒です。今回は買ってきてもらいましたが、自分で手に入れるのは難しそうです。
醸し人九平次は、以前別誂(べつあつらえ)も結構好きだったんですよね。こことの相性が良いのかな。
また飲みたいなぁ。
ブログで書きたいことが色々あって、掲載が遅れてしまったお酒。撮影は先月末。当然もう飲みきってしまっています。
白ワインに多く含まれるリンゴ酸を多産する、協会77号酵母を使用したお酒、酒米は五百万石(らしいです)、日本酒度は-18と甘めのお酒になりますが、リンゴ酸酵母ということでさっぱりとした酸味があり、よくある日本酒度の低い甘口のお酒とは印象が異なります。
林檎シードル?とまでは行かないものの、それに近いスッキリサッパリさがあり、甘すぎないため、割と食事の味を邪魔しない感じです。
さっぱりとした酸味を基調として、すっきり系な甘さ、爽やかな微発泡感もごく僅かですが感じられます。
まさに夏にぴったりなお酒です。
裏はラベルではなく白文字の印刷となっていて、残念ながら写真だとちょっと分かりづらいですね。
アルコール度数は、少し低めの15度、白ワインに多く含まれるリンゴ酸のおかげで、確かにいわゆる日本酒っぽさよりもワインやシードル形に似た味となっていて、女性好みしそうな感じです。
あっという間に開けてしまいました…