「お酒」カテゴリーアーカイブ

桜+スパークリングワイン? SANDARA Chardonnay & Sake

めずらしくYamaroにしてはスパークリングワイン?と思うかもですが、日本酒も入っているとかいうスパークリングワインです。

SANDARA CHARDONNAY & SAKE

ベースはスペイン産のスパークリングワインです。そこに、サクラ香料が入っているようですが、ラベル自体には日本酒が入っているような事は特に書いていないのです。

微発泡で甘口ということで、妻も好きそうなので、KALDIで買ってきました。手作りピザも作ってくれたしね。

SAKEはどこに?

輸入業者の川商フーズとのコラボ商品と思われますが、分類上はスパークリングワインでも清酒でもなく、リキュールとなるのは、両者を混ぜているからでしょう。

お味ですが、まんま甘口スパークリングワインでした。サクラの香料が入っていて、よくあるサクラ香料のような独特の甘さや塩漬け感はあまりなく、香り豊かにしている程度で、押し付けがましくないのが良いです。

では酒感はあるかというと…わかりませんね。後味がなんとなく日本酒感があると言えばあるような…。言われなければわかりませんし、言われてもわかりません(笑

スパークリングワインとしてもかなり軽めなので、食前酒として、最初の乾杯とかに良さそうな印象でした。

瓶がラベルではなくプリントされた桜になっていて、きれいないのもまた良い感じですね。

【笑四季酒造】笑四季 Sakederia2092 #1 ピンクのバラ

行きつけの酒屋さんオススメのお酒ということで、買ってみた笑四季酒造のお酒。ここのお酒は初めての購入です。

【笑四季酒造】笑四季 SAKEDERIA2092 #1 ピンクのバラ

名前も不思議ですが、2092年の都市「Sakederia」をお酒で表現した、ということだそうです。

「ピンクのバラ」の副題は、使用している酵母「花酵母ピンクのバラ」に由来しますが、酒の色自体は、最近良く見かけるピンクではなく、一般的な日本酒の色とでもいいましょうか。
よくある協会系酵母ではなく、野生のバラから採取した酵母を使用、というのもなんだかどんな味になるか想像がつきません。

酒米は吟吹雪、精米歩合50%、酒屋さんの店主曰く「華やかなお酒です」ということです。では実際はどうでしょう?

火入れ酒ということで、生酒のようなフレッシュさというよりは、結構しっかりとした甘さがまず引き立ちます。香りはたしかに華やかで、口に含むととろっと甘口ですが、余韻には辛さも残りますね。

甘さに特徴があり、米の甘みが存分に出ていて、香りも豊かなお酒、飲みやすいけど、決して軽いわけではないです。

中々個性的なお酒ですよ。

【酒井酒造】五橋 純米大吟醸桃色にごり 騎乗ride?

行きつけの酒屋さんに、面白そうなお酒があったので買ってみました。

【酒井酒造】五橋 純米大吟醸桃色にごり 騎乗RIDE?
【酒井酒造】五橋 純米大吟醸桃色にごり 騎乗ride?

今年のは特にガスが強くて、一度販売中止になったとのことです。開栓注意の札が付いていますが、瓶をボウルに入れて、万一の吹きこぼれにも対応できるようにし、栓を少しずつ回してガスを抜いていきました。

僅かな開栓でシュワシュワとガスが上がる

写真だと、そんなにガス出ていない感じに見えますが、栓の状態を見て下さい。これ、ほとんど開けていないんです。本当にごく僅かに開栓させて、しばらく置いておきます。

五橋のYouTubeチャンネルに、開栓の動画が上がっていたので、リンクしておきます。

清酒五橋チャンネルより

かなりの発泡具合です。我が家では慎重にガスを抜いた結果、吹きこぼれずに開戦できました。

注いでしばらくしてもプチプチは続く

注いだ瞬間は、コーラを注いだかのごとく、シュワシュワと泡がでます。しばらく置いても、写真のようにプチプチ感は続きます。

さてお味、純米大吟醸で精米歩合50%、ですが味はしっかり出ていますよ。ピンクの見た目で、飲みやすいですが甘さはほどほど、そして何より酸味系です。甘酸っぱい苺? ですが甘すぎず、そしてアルコール度数は11度と日本酒としてやや低めなので、飲みやすいです。したがってスイスイ飲めちゃうので、飲みすぎ注意です。

ピンクのお酒は、見た目に違わずスイスイ飲める系が多いですね。

私が行ったお店には四合瓶しかなかったですが、一升瓶もあるようで、一升瓶で味の変化を楽しむのも良さそうです。

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米無調整生 おりがらみ

新規開拓もいいけど、定番もたまには飲みたくなる。

ということで、今回はアサブロ時代から度々紹介しています、東京は東村山の豊島屋酒造、屋守(おくのかみ)の純米無調整生 おりがらみを。

【豊島屋酒造】屋守(おくのかみ) 純米無調整生 おりがらみ

自分がよく言う、うすにごり系は「飲む前から美味い」。このおりがらみもまさにそうで、透明な瓶越しに見えるうっすらとした米の澱を見ながら飲めます(飲めていないw)。

とまあ冗談はさておき、屋守の定常酒として、普通に買えますし、爽やかな吟醸香で、飲み口も甘みも辛さも強すぎずバランスが良い。日本酒入門にピッタリのお酒なんです。

酒米は八反錦

広島県産の八反錦を使用し、精米歩合は麹米50%、掛米55%と純米吟醸と言っても良いのですが、あえて吟醸とは呼んでいないようですね。お値段も高くなく、いつでも買えて美味しい。最高じゃないですか。

なかなか手に入りづらい日本酒も、手に入れた時の喜びは大きいですが、結局は味ですからね。普段から買えるなら、それに越したことはないわけです。

サザエと生酛のどぶ

ここのところ、飲み会続きです。

最近ちょこちょこ行く近所の居酒屋さんです。

サザエ

サザエ、んマイですねぇ。ちょこっとしたものを食べながら酒を飲む、最近はこういう飲み方がいいです。おっさんになりましたね~。

この撮影はLEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7で、絞りはf2ですが、ボケ味がなかなか良い。自然な立体感が出ますね。ただ、やっぱり画角的にはもう少し狭い(焦点距離が長い)ほうが好きかもです。

【久保本家酒造】生酛のどぶ

久保本家酒造の生酛のどぶ 、このお店には大体いつも置いてある定常酒ですが、どぶろくらしい甘さより、辛さと苦味が主体です。なので、1杯目は冷酒でいただきましたが、これは燗にするともっと良いだろうなぁと思い、次は燗でいただきました。

はい!正解です! これは燗で飲むとよいです。というより、冷酒だと甘みが少ないので、やや苦味が付く感じでした。燗にすることで、甘みが出てくるので、バランスも良くなりまして。このいお店は燗酒も得意なので、燗を飲みたければここかなぁと最近思うとります。

【利守酒造】酒一筋 赤磐雄町 純米大吟醸

職場の派遣さんから頂いたお酒です。ありがとうございます。

【利守酒造】酒一筋 赤磐雄町 純米大吟醸

岡山県のお酒です。関東では見かけない、地元流通がメインなのかな?

名前の通り、酒米は雄町、精米歩合40%の純米大吟醸です。火入れ酒です。

爽やかな香りが広がります。純米大吟醸にありがちな、スッキリし過ぎな感じはなく、割とどっしり系。米感が強く、辛さが先に来て、後から甘みがついてくる感じです。最近のお酒によくあるフルーティな華やかさではなく、あくまで正攻法で作るお酒、といった印象です。

【利守酒造】酒一筋 赤磐雄町 純米大吟醸

お値段見たら、四合瓶で三千円…。かなりお高いお酒です。恐縮です。今度奢ってあげないとですね。

【新政酒造】新政 Colors 生成(エクリュ)2018 別誂中取り

昨年末買ってきたお酒。新政の生成(エクリュ)は、新政では火入れをしない、また酒米非公表の生酒のNo.6シリーズと違い、火入れをするColorsシリーズのボトムラインとなっています。

秋田産の酒米「酒こまち」を使用しています。今回のものは、生産量の少ない中取りです。

精米歩合65%ですが、はっきり言って新政については、スペックを気にせず飲んだほうがよいなと思います。

【新政酒造】新政 COLORS 生成(エクリュ)2018 別誂中取り

Micro 60mm f/2.8Dは寒色系の写りですね…。娘が見切れていますがお気になさらずw

生酛造りの新政、前回飲んだNo.6のR-Typeと比べると、木桶の香りは少なめ。そして米の香りが押し付けがましくないくらいにきれいに香ります。

冷えた状態では、非常に複雑な味です。

百合 S/N:228/516

数年の熟成がより高い完成度へと導くだろう。

無理~! 既に新政は 陽乃鳥(ひのとり) を我が家の冷蔵庫で貯蔵中なので、これ以上は無理です。

中取りは、熟成させることでより味の深みが増すそうですが、難しいですね。

それはともかく、タグにあるようにミネラリーな香りとありますが、実際に苦味は感じられますが、それがただ苦いのではなく、柑橘系の酸味、そして甘みと複雑に絡み合います。とにかく形容し難いです。もちろん美味しいです。

温度が上がると、甘みも増しますが、酒らしいどっしりさも増す印象。より濃厚差を感じさせます。

なるほど、これは寝かせてみるのも面白そうですが、もうこのロットは手に入らないでしょうから、私は飲んじゃいますけどね(笑

【冨士酒造】榮光冨士 森のくまさん おりがらみ

すっかり酒ブログと化していますが、書きたいことを書きたいときにがコンセプトなのは、アサブロ時代から変わっておりませんので、お付き合いいただければと思います。

山形の老舗酒造、冨士酒造の榮光冨士(えいこうふじ)、こちらも日本酒好きには人気のブランドですが、「森のくまさん」はすごかった!

【冨士酒造】榮光冨士 森のくまさん おりがらみ 純米大吟醸 無濾過生原酒

使用米が「森のくまさん」。これ、いわゆる「山田錦」とか「美山錦」など、お酒専用のお目(いわゆる酒米)ではなく、飯米、つまり食卓に出回るお米を使用しています。

飯米を使った酒は、一般的に糖分が酒米より多いため、甘口の酒になる傾向ですが、このお酒もやはり日本酒度-5.0と甘口。

でもただ甘いだけではありません。

まず開栓時はポンという音ともに、ガスが開放されます。かなりの発酵具合です。

注ぐと、もうおりがらみの薄濁、おちょこの底は見えなくなります。

飲み口は、プチプチ系で、開栓初日はメロンジュースw それでいて酸味と辛さも適度にあるので、決して甘いだけのジュースではないですが、純米大吟醸らしくすっと後味は引いていきます。したがって、スイスイ飲めるお酒で、初日で4割消費してしまいました…

数日後も、ガス感はかなりあります。横置き厳禁ですが、我が家では冷蔵庫の関係上、横置きせざるを得ないです。

熊本城復興のため、熊本の米を使い、売上の一部を寄付

熊本城復興のため、熊本産の飯米を使用し、売上金の一部を寄付するということです。

福島県の復興もそうですが、熊本も相当被害がありましたので、酒を買って貢献したいと思います!

【酔鯨酒造】酔鯨 特別純米酒

一昨日になりますが、職場の仲間と新規開拓したお店。

一見、普通の居酒屋で、飲み放題プランもある中、日本酒も壁一面にメニューが貼ってありまして、数種類いただきました。一合で一律700円、半合で350円と、半合は半額というのが良いですね。いろいろな種類を少しづつ飲めます。

いくつか飲んだ中で、最後に注文し印象的だったのが、表題のお酒になります。

燗酒で飲む、「酔鯨」

【酔鯨酒造】酔鯨 特別純米酒

酔鯨は、以前も燗酒で飲んだことがあったような…遠い記憶ですが、今回も燗酒でいただきました。

いや~、いい。もともと酸味がある日本酒は好きですが、燗酒にした酔鯨、酸味がまろやかなのです。まろやかなヨーグルトみたい。もちろんヨーグルトの味がするわけではないですが、酸味だけでいうと、そんな印象です。とにかくまろやかな酸味。甘さは控えめですが、まったく甘みのないドライな印象ではなく、あくまで控えめで、すっと引いていく感じです。

燗酒が盃で提供されるのがまた良い

盃です。燗酒をおちょこではなく盃で提供するお店は、出来ているお店です(笑)。

盃だと、ちびちび飲めて、かつ空気に触れる面積が広く、温度変化しやすい。温度変化による味の変化も楽しめます。

個人的には、少し冷めた温めが美味しいと思いました。いや新規開拓するものですね。

つみれも美味しかったよ

酒だけでなく、食事も良かったな。一見こだわっているふうには見えない若い店主でしたが、味はなかなか。このつみれ、焼いているのですがジューシーで、まるで蒸したかのよう(焼いている時スプレーで水分は吹いていました)。

また行ってもいいお店かな~。

【新政酒造】新政 No.6 R-type

新政酒造と言えば、日本酒業界では、今や一目置かれる存在となっている酒造です。

8代目の 佐藤祐輔氏は、東大卒で元ジャーナリストという、酒蔵業界では異色の経歴の持ち主ですが、一時は傾きかけていた酒蔵を、見事に復活させました。こだわりと試行錯誤で、良い製品を生み出す、というのはどの業界にも当てはまることですが、こと日本酒に関しては、元来伝統にとらわれがちで(それが悪いこととは一概には言えないですが)、時代に合わせた好みの変化について来れてない酒蔵も多い中、気鋭の酒造りをしているのが新政だと個人的には思っております。

新政では、今は販売をしていない、大学とコラボしたあのお酒は、私の好みでした。よく行きつけで飲んだなぁ…

ま、過去の話はおいておいて、No.6シリーズは、協会系6号酵母と秋田県産の酒米のみを使用するという方針のもと、作られている、現在の新政酒造の主力製品です。

【新政酒造】新政 NO.6 R-type

その中でも、R-typeは、RegularのRの頭文字で、つまりは最もレギュラーなもので、酒蔵の方針により4合瓶のみの販売となっています。

さてそのお味ですが、今年度のものは木桶の風味が強く感じられました。以前から新政は生酛仕込で木桶を使っているようですが、今回は特にそれを感じさせました。

アルコール度数は14度と、原酒でありながらやや低めですが、決して軽やかな感じではなく、しっかりとした日本酒感があります。精米歩合65%という、日本酒好きにはちょうどよい精米歩合で、米の旨味、膨らみを感じますし、マスカットらしい甘みも出ています(ただ以前飲んだものより甘みは少なめな感じも)。

それでいてフレッシュさもあるのだから不思議。微発泡感もあり、ただやや独特の苦味や、木桶の味が今回はやや強い感触もあり、その辺り好みが分かれそうな感じはしました。

【新政酒造】新政 NO.6 R-type

“当蔵作品は…”という注釈が書かれているように、製品ではなく”作品”なのだそうです。正規特約店でお買い求め下さい、とあるように、人気なお酒ですが、獺祭のようにどこでも買えるものではないため、定価より高値で販売しているお店は、正規特約店ではありませんのでご注意を。個人的には、ネット通販は避けたほうが無難だと思います。

酒米は銘柄は未公表で、秋田県産ということのみ公表されています。なので、仕込みの時期によって味も変わります。なので、一概にこの味と言えないのが、No.6の面白いところでもあります。

R-typeはNo.6の定常酒ですが、何だかんだでこれが一番コスパがよく、安心して飲めるお酒となっていると思います。

手に入りにくいとは言え、日本酒の得意なお店で、かつ銘柄を多く扱っている店では、地方でもそれなりに買いやすくもなってきています。ぜひ飲んでみてほしい1本ですね。