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フレッツ光クロス(10Gbps)開通しました。で、速度は?

フレッツ光クロス(10Gbps)が先月末開通しました。

XG-100NE稼働中


この12年程、フレッツ光の1Gbpsを使ってきましたが、10Gbpのフレッツ光クロスがスタートし、2023年5月にはひかり電話に対応、ぶら下がるネットワーク機器も増える一方なので、回線増強で切り替えることとし、10G BASE-Tや2.5G BASE-Tの有線LAN環境の準備は進めてきました。

実は先先週の帰省中に切替工事があり、既に開通していたのですが、帰省中に祖母が亡くなり、葬儀のためしばらく実家に留まったこともあって、実際に使ったのは先週の金曜日からです。
帰宅後すぐに、ONU&ルータを交換し、セットアップを行いました。

ONUに光ケーブルを接続、ONUから付属のLANケーブルでひかり電話対応レンタルルータ、XG-100NEのWAN端子に接続します。
電源を投入し、有線接続で、ルータにログインします。デフォルトのIPアドレスは192.168.1.1とこれまでのルータと変わりなし。まずはログインしてルータのパスワードの設定を行います。
プロバイダの設定については、使っているASAHIネットはIPoE方式のIPv4 over IPv6接続が基本となり、接続設定情報はプロバイダから自動的に配信されるため、ルータへのプロバイダのIDやパスワードの設定は不要です。
ただ、開通日から時間がたっていたせいか、この設定情報配信がされないため、プロバイダに再度設定情報を送るように、スマホの回線からアクセスして設定しました。
ASAHIネットの場合は、この設定を「IPv6接続機能 契約確認」のページから行えます。

IPv6接続機能 契約確認のページから再配信をクリック


待つこと15分後に、気が付いたらネットが使えるようになっていました。このあたり、特に何の前触れもないため、設定がうまくいっているのか否かが判断しづらいです。とりあえずネットが使えるようになりましたが、細かい設定をしていきます。

まずIPアドレスですが、我が家ではデスクトップPCとNAS(Network Attached Storage)、無線LAN AP(中継器含む)、テレビやレコーダーはIPアドレスを固定し、それ以外のノートPCやタブレット端末、スマホはDHCPによる自動IP割当としています。
DHCPが割り当てるアドレスを、便宜上192.168.1.xxスタートで、割当個数を指定しています。

また、XG-100NEの無線LANは11ax Draft版(Wifi6の先行版)搭載はしていますが、既に無線LAN APとしてWifi6対応のBuffaloのWXR-5950AX12を使用しており、同じリビング内で電波干渉を避けるため、設定をOFFにしておきました。
ところが、当初使えた無線LAN機能は、後日無線LANサービスを契約していないためエラー表示になりました。

無線LANのオプション契約しないと使えなくなるようです

プラスいくらか払えば無線LANは使えますが…、まあこのルータの無線LANも別に悪いものではないと思うので、市販の無線LANルータを持っていなければ、お金を払って無線LAN機能を使うのもありかなとは思います。

回線速度を測ってみる

メインPCから回線速度を測ってみました。現状、メインPCは2.5G BASE-Tの有線LAN接続で、10G回線をフルで使えるわけではありませんが、フレッツ光クロスの実際のスループットは2Gbps程度のようなので、今無理に10G BASE-TのLANカードを入れる必要もないかなと思いました。その為に高価なHubも追加したくないですし。

早朝で2Gbps前後のダウンロード速度が出ました。これはほぼ2.5G BASE-Tのスループットに近い値が出ています。

実際は、ネットの接続先の速度に依存するので、この数値が必ずしも出るわけではありませんが、Amazon Primeで動画を見つつ、複数の機器でインターネットにつないでも速度が落ちないという点で、回線増強にはなっていると思われます。

ちょっと月々の料金は上がりますが、ネット依存の時代なので、回線速度は速いに越したことはなく。
それにしても、ISDNの64Kbpsからネット回線スタートした身としては、夢みたいな数値ですね。

NIKKOR Z 180-600mmのレンズフードに溝ゴムを取り付けてみた

NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRでこれはないだろうという欠点の1つ、レンズフードのゴム縁が付いていなこと。

これ、ないが問題かというと、元々全長が長い望遠レンズ、フードをぶつけやすいのと、レンズを縦の状態で置く機会が多いこと。そのために、フードにゴム縁があると、フードを傷から守ることが出来ます。

望遠レンズはこんな感じで縦で一時的に置くことが多い

縦にして置くのは一時的ではありますが、重いレンズを一時的に足元に立てて置くことは、撮影現場でよくあることです。なので、全長の長い望遠レンズのフードには、ゴム斑がついている件が多いです。

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSのレンズフードALC-SH157にはちゃんとゴム縁がついていますよ!

ライバルのSONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSのレンズフードALC-SH157にはちゃんとゴム縁がついています。フードも立派です。
対して、なんでNikonはそれが出来ないんですかね? これはAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRでも指摘していたことです。

溝ゴムをフードに取り付ける

ということで、自分でゴム縁を取り付けることにしました。調べると、やはり同じことを考えてDIYされている方がいるんですね。

これはナイスアイディア、ということで真似てみました。
まずはホームセンターで「溝ゴム」を買ってきました。

Hikariの溝ゴム KGV1-2がぴったりでした

このサイズの溝ゴムを買ってきました。サイズ的にもぴったりです。
これを動画にあるように、少し長めにカットして、レンズフードの縁にはめて最終的に長さを調整します。

薄手の両面テープは全種に巻かず部分部分にしました

両面テープを使わなくても、ゴムの力だけで結構しっかり着きますが、部分部分に薄手の両面テープを貼り付けました。きれいにやりたいなら全周着けたほうが凹凸がなくなります。

継ぎ目は仕方ないけど、まあまあきれいに仕上がりました

実際にレンズを立ててみました。

これこれ、これですわ。これが出来ないと。Nikon、何でこれをケチるかな? 当然中の人は分かっているはずなんですよ、こういう使い方をすることは。
単にコストダウンなんでしょうけど、これがSONYとの差ですよ。あちらはフード自体もしっかりしています。
HB-109も、ロックスイッチがついて外れにくくなったのは良いことなので、もう少ししっかりしたレンズフードにしてくださいよ~。
といことで、簡単でオススメの施工です。Z 180-600mmユーザーは是非この加工を行ってみてください。

フレッツ光クロス(10Gbps)導入に向けた準備 その2

NTT東日本より、フレッツ光クロス対応のONU(光回線終端装置)とレンタルルータXG-100NEが先行で届きました。2組も!

ルータとONU、2組届く…驚きのあまりブレてます(笑

どうやら、NTTが自己都合で工事日を変更した際に消し忘れた最初の工事日の契約のルータと、新しい工事日のルータが届いたようです。
こちらはNTTに1組回収依頼をかけましたが、改修するための梱包は未だ届きません…。どうなってるのNTT?

10Gbps対応ONUとレンタルルータ

フレッツ光クロスは10Gbps回線となるため、その進化を発揮するため、レンタルルータXG-100NEのLANも10Gbps 対応の10G BASE-Tを搭載しています。ただし、10G BASE-Tはまだチップが高価なため1ポートのみとなっていて、残り3ポートは1000BASE-T/100BASE-TXです。
また無線LANも内蔵しまして(昔と違ってオプションではない)、NTTの中の人は無線LANを使いたい人はプラスいくら…みたいに言っていましたが、それってこのルータには当てはまらんでしょ、と思いましたが、まさか、お金払わないと無線LAN機能をオミットしている!?
まあどちらにしろ、Buffalo WXR-5950AX12を無線LAN APとして使うため、XG-100NEの無線LANは干渉を防ぐため切っておきます。

明日日曜日に光クロスが開通する予定ですが、あいにく本日より函館の実家に帰省のため、ONUとルータを設置のみしておいて、詳細設定は帰ってきてからになりそうです。
ただ、プロバイダの設定も回線から送られてくるので必要ないというのは便利ですね。

レビューは来週以降に。それよりも、ちゃんと開通してくれるかが不安。NTTの対応が今回イマイチだったからね…。ちなみに、自分の住んでいるマンションでは、フレッツ光クロスは契約第1号になったらしく、それで局内工事も入るみたいですね。次から入る人は工事は簡素になるようです。


ひかり電話が必要なければ、市販ルータという選択肢もあります。

 

まだまだ10Gbps(10G BASE-T)搭載のルータは高いですね。IO DATA製は比較的安価ですが。
安定性という点では、何だかんだでNTTが貸し出すだけあって、レンタルルータがベストなんですよね。10年使ってレンタル代6万円なら悪くはないですが、無線LAN規格が日進月歩なので、市販ルータを早めにリプレースするという手もあります。うちは結局両方を取っているという…

【KIRIN/BROOKLYN BREWERY】BROOKLYN LAGAR and SORACHI ACE

麒麟麦酒株式会社(キリンビールと書いたほうが通りが良いですね)が、アメリカのBROOKLYN BREWERYと提携して、ライセンス生産しているビール、たまたま割引クーポンがあったので、取寄せ購入してみました。

今回は2種類ご紹介。

1本目はBROOKLYN LAGAR。まずは定番ラガービール。

ライセンス生産は飲料水の世界では割とよくありますが、ビールの世界でも割とよくあるみたいですね。
さすが王道、ビールの見本みたいな感じです。しっかりとしたホップの香りと甘み、苦味のあとに続く甘み。日本人にもラガービールは馴染み深いので、多分一番万人受けする味ですね。
ちょっと良いビールを飲みたいときに、ピッタリの1本。

2本目はSORACHI ACE

濁り系で泡は白い

北海道オリジンのホップ「SORACHI ACE」を使っているそうです。本家にはラインアップになかったので、日本向け製品かな?
スパイシーな料理に合うみたいです。
まず香りがスパイシー? 柑橘系? でも飲んでみると酸味はそれほどなくて、さっぱりした味わい…いや後から苦味は割りときますね。爽やかな感じながら、苦味は強め、苦味は独特ですね。でも全体として爽やかな味わいなので、その苦味は爽快な感じがします。アルコール度数はやや高めの7%なので、それなりにガツンときます。
確かに味が強いスパイシーな料理に負けない味わいかもしれませんね。


ビールって奥が深いですね。ただちょっとお高めなのが難点です。グイグイ飲めちゃうのに(笑

【廣瀬商店】白菊 特別純米

夏休みも終了し、今日から平常運転です。
しばらく保管していましたが、夏休みに開けようと思った廣瀬商店の白菊。百里基地に行く途中にある酒造です。

【廣瀬商店】白菊 特別純米

ザ・日本酒的なラベルですね。こうした日本酒は、地元での消費がメインで、あまり外に流通しません。今は通販があるから買おうと思えば買えるのですが、中々そういう漢字になりづらいのがネックです。
だからこそ、自分は出先で買えるお酒を買って楽しみたくなります。

【廣瀬商店】白菊 特別純米

酒米はラベルには書かれていませんが、廣瀬酒造のHPでは茨城県産「ひたち錦」とのことです。アルコール度数はほんの僅かに低い15度以上16度未満、純米酒です。

少し琥珀色がかっています

冷やして美味しいとのことで、火入れ酒ですが冷やしていただきました。
上立ち香は仄かな吟醸香。口に含むと、割と芳醇だけど、酸味と辛さのバランスもよく、正統派純米酒。やや濃い目の琥珀色なので、もっと分厚い味を想像していましたが、後味は割とさっぱりしていてすっと切れますね。やや温度が上がると、より甘みが膨らみますが、個人的には冷えているときのほうがバランスは良い気はします。が、ここは好みかな、常温近くでもバランスの良さは健在です。


ということで、こうした地元のお酒を掘り起こすのもまた楽しみの1つですが、なにせ年に何度も行けない百里基地、おまけに廣瀬酒造さんの売店は17時で閉まるので、時間的に微妙なんです。撮影を終えて帰る時間だと微妙に過ぎてしまうので。行きは朝早いし。後は地元のスーパーかな?

ソーラーマルチモバイルバッテリーシステム 富士倉BA-80を買ってみた

近年モバイルバッテリや、蓄電池レベルのものも非常に種類が多くなり、よりどりみどりですね。
先日富士山をタイムラプス撮影したときに感じていたのが、AC電源が取れない場所での長時間のタイムラプス/インターバル撮影用に、もう少し容量の大きなバッテリが欲しいと思いまして。

そんな中、ホームセンターのCAINSで安く売っていたタイトルの商品、富士倉のBA-80、ネット価格より大幅に安かったので買ってみました。

富士倉 BA-80

モバイルバッテリだけでなく、ソーラーパネルとセット。LED証明、最大120WまでですがACコンセント、USB Type AとType C端子付き。
バッテリ容量は22,500mAhで、手持ちのモバイルバッテリの倍ちょっとですが、半日程度のタイムラプス撮影なら十分でしょう。
ソーラーパネルはそれほど大きくないのでおまけみたいなものですが、ピーカン10時間でフル充電できるということで、災害時に有効かな。ギミックとして面白いですね。

さて実際に充電できるか、真夏の午後4時位のピーカン状態で充電してみました。

充電ランプが付いたので充電できているようです

お、ちゃんと充電できています。窓越しだと発電量が落ちるようなので、雨の心配がない日中の外が最適のようです。
一応、カメラ用とアウトドア、災害用ということで買ったので、タイムラプス撮影でどの程度持つか、今度試してみたいと思います。

楽天だと執筆時点でお高めですね。


Amazionも執筆時点でお高め。

やはりCAINSの店頭で買うのが安そう。通販では品切れですが、店舗ではまだそこそこ在庫があるようですよ。

【北西酒造】Bunraku Reborn Raindrop 特別純米無ろ過生原酒

ちょっと前に飲んでいたお酒ですが、色々忙しくて紹介できずに現在に至っていました。味を忘れぬうちに紹介です。

【北西酒造】Bunraku Reborn Raindrop 特別純米無ろ過生原酒

「文楽」ブランドの北西酒造は、1894年(明治27年)に埼玉県上尾市で創業の、老舗の酒蔵です。その文楽が若手の蔵人中心に立ち上げたブランドがBunraku Rebornとのことです。
文楽は飲食店では見かけますが、意外にも自分で買ったのは今回が初めてだったりします。まだまだ買っていないお酒は山ほどありますね。

【北西酒造】Bunraku Reborn Raindrop 特別純米無ろ過生原酒

吹き出し注意です。スペックは精米歩合55%ということ以外は非公開です。写真でもわかるように、かなり澱が絡んだお酒です。

そして今回肝心の注いだあとの写真を取り忘れていました。なんてこった(笑
ということで、上の写真の色でご想像願います。
幸い、冷やして慎重に開栓したところ、吹き出しはありませんでした。ほんと、この手のお酒の吹き出しは気まぐれです。

上立ち香は瑞々しい果実系、口に含むと、優しい甘みと共に、柑橘系の酸味。ただ柑橘系でも強い酸味ではなく、甘みとのバランスが良いですね。雑味感はなくきれいな味です。後味はやや苦味と辛さを伴うも、これも強くなくサーッと余韻とともに引いていく感じです。
澱がらみのお酒は、後味の苦味や雑味が出るお酒も多いですが、この酒は非常に爽やかな味わいに終止します。でもしっかり旨味もあるので、芳醇ではないけど、決して薄味ではないです。

そして2,3日経過しての味わいの変化も。特に後半になるほど甘みが増して、苦味は後退します。個人的に開栓2日目のバランスが好きでした。

こうした遅レポは、味を忘れてしまうという肝心のネタが消失してしまう危険はありますが(笑)、生酒ならではの味わいの変化もレポートできるのが良いですね。(言い訳)

Courrègesのスーツケースのキャスターを交換した

妻が20代の時に買ったCourrèges(クレージュ)のスーツケース、既に20年を超えていますが、今度娘の塾の夏季合宿で使うのに出したら、キャスターのゴムが劣化してボロボロになってしまっていたとのこと。

キャスターは車軸がカシメ(リベット)になっているタイプで、そのまま外すことができません。
このため、金鋸で車軸をゴリゴリ削ってカットしました。金鋸は100均で買いましたが、何相手が頑丈なので、今回の4本の車軸切断でグニャグニャになり廃棄です。まあ100円なので、1回使えればよいです。
スーツケース用の耐荷重の高いキャスターだけに、車軸も直径6mmのニッケル合金と思われ、切断は時間を要しました。

金鋸でシャフトを切断して取り外し

ドリルがあれば、ドリルでカシメのハット部分を削ってしまえば簡単なのですが、キャスターの取付部がプラスチック製なので、削って破損させるリスクもあるので、車軸カットが安全かと思います。時間がかかりますが。

キャスターはAmazonで購入。
元のキャスターは直径が40mm、幅17.5mm、シャフト(車軸)が直径6mmだったので(ノギスで測って概ねそのくらい)、それに合ったキャスターを探しました。

ところがPrimeのAmazon倉庫発送で、注文翌日に届いているはずが3日たっても届かず。ステータスは出荷済み。
Amazonよりメールで、出荷の問題で配送ができないとのこと。
合宿が迫った全日、注文したらその日に着くという別のキャスターを慌てて注文。これも届かなかったら、スーツケースを買いに走らなければ…と思いましたが、何とか届きました。

こちらは当然、カシメではなく(カシメは専用のプレスが必要)、ボルト留めなので、またキャスターがだめになっても、交換は容易になります。
色は合っていないけど、キャスターなので黒でも違和感はないですね。

多少シャフトの横幅は合わないのはご愛嬌。ガタはないので良しとします。
ボルトもネジロック剤が塗布されていますし、固めに締めておけばまず緩まないでしょう。

何とか娘の夏季合宿に間に合いました。娘はコロナ過もあって、年齢にしてはちょっと遅めの、入院以外では初めての家族とではないお泊りです。気を付けて行ってらっしゃい。

カメラを落とした! 原因推察と修理までの流れ

ちょっと前ですが、Nikon Z 9を落としてしまう(落ちてしまった、といったほうが良い)トラブルに見舞われました。

経緯としては、ちょうど百里基地に展開する米空軍のF-35A戦闘機撮影のため、撮影ポイントに移動でした。
レンズは、AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VR(以下ロクヨン)をマウントアダプタのFTZ II経由でNikon Z 9に取付けていました。
レンズは5kgを超える非常に重いものなので、レンズ側のストラップを肩から斜めがけにして、ボディはレンズに装着した状態です。
この状態で移動中、ゴンという音がすぐ後ろでなりまして、連れの方が「カメラが!」というので振り返ると、歩道脇の草むらにZ 9 + FTZ IIが転がっているではないですか!
慌てて拾い上げると、一見草むらがクッションになって大丈夫かなと思いましたが…

しっかり打痕が付いていました。
ただ、落としたにしては、液晶など表示画面やファインダも割れていないし、SmallrigのL字プレートも特段傷はなし。

そして一度カメラをレンズに取り付けて電源を入れるとファインダに何も表示されず、肩液晶(有機ELですが)にこんな表示…

Err”

ああ、あっぱり壊れたか…
しかし、気を取り直して、一度レンズを外し、FTZ IIの接点に水滴がついていたのでふき取って再度装着、電源を入れると…電源入った。
ファインダも液晶面も表示できている。
さすがフラッグシップ機。頑丈だな!なんて思っている余裕はないけど、とりあえず撮影続行。もしダメだったら、サブ機のZ 8に切り替える予定でしたが、重量級レンズのロクヨンで撮る場合、Z 8より重く大きいZ 9のほうがバランスが取れるので、Z 9で撮りました。
撮影データ自体も…問題なさそう。ピントもちゃんと出ている。特段不具合はなさそうです。

Nikon Z 9落下後の撮影。ちゃんと撮れて、ピント精度も問題なかった


とは言えカメラは精密機器、分からない程度のゆがみや割れはあるかもしれません。特にマグネシウム外装はきわめて変形しにくい頑丈な材質ですが、強い衝撃が入ると割れることもあり、その割れはぱっと見てもわからない場合があります。
目に見えない細かな割れに対しては、探傷浸透剤やX線検査をしないと分からないため、やはり精密検査は必要です。

結局その日は1日問題なく撮影出来ましたが、落下品として数理に出すことにしました。

ちなみに落下原因は推測ですが、移動中にマウントアダプタFTZ IIのリリースレバーと体が触れてスライドして、外れてしまったのだと思います。それ以外考えられないので。
これがネイティブなZマウントレンズなら、まず体がカメラボディのレンズリリースボタンに触れて落としてしまう事故は発生しないはずで、このあたり、マウントアダプタという中継が悪さをした典型です。もうレンズストラップを使って移動するのはやめて、レンズの三脚座を持って移動することにします。
FTZ IIのリリースレバーも、体が触れてスライドしないよう、改修したいと思います。

クレジットカードの携行品補償で修理する

ちょうど今年の初めに、クレジットカードの携行品補償に加入しました。
クレカで買ったものでなくても、持ち物を使用中に破損させたり、盗難にあった場合など、10万円までの補償が出る仕組みです。(免責は1000円)
カードの保険会社に確認した所、補償が使えるようなので、ありがたく使用することに。入っていてよかった!
修理見積金額の分かるものと、破損状況の写真、購入時の金額が分かるもの後日提出する必要あり、こちらは申込用紙と共にカード会社に提出しました。

カメラはNikonのサイトからネットで修理依頼をかけ、落下品修理の場合、状態に関係なく初期見積ではNikon Z 9は94,000円の見積金額となっていて、この金額をカードの保険会社には提示しています。

Nikonのカメラの場合は、こちらから修理見積もりの確認ができます

「ショック・落下の修理品」を選択
Nikon Z 9のショック・落下の修理品の金額は見積もり時点で¥94,281

この見積金額を保険会社に提示しています。
実際の金額は、修理進行とともに不具合個所を洗い出して確定します。
マグネシウム外装は欠けが発生したため、交換をお願いしています。ここは前述の通り、目視で分からない割れなどが発生している可能性もあり、また微妙な変形も考えられます。

なお、保険会社からは、実際にかかった修理金額ではなく、見積時点での金額から支払額を決めるとのことです
これは一般的な保険もそうで、車なんかも修理するしないはユーザーに託され、見積金額から支払額が決定されますね。

そして保険の方ですが、支払い申込書と破損状況の写真、見積もりを送付してから1週間後、平日昼に何度か電話がかかってきて(機密の関係で勤務中は個人携帯持ち込めないので出られない)、留守電に「保険金の支払いの件でお電話いたしました。また改めさせていただきます」と何度も同じ留守電が。
これが2週間続いて埒が明かないので折り返し電話したら「お支払いします」とのこと。だったら留守電にその旨入れるよと!
このあたり、保険屋さんによってDX化が進んでいないなと思いました。ネット上でやり取りできる保険屋とそうでない保険屋、この違いは今の時代大きいですよ!
今回は、見積金額から免責の1000円を引いた、93,281円が支払われることになりました。最大10万円までの保険なので、助かりました。

実際の修理金額は…

今回、Nikonに火曜日に修理品が到着、金曜日には修理完了のお知らせが来ました。早い! 最初の段階では修理は3週間程度かかるとされていましたが、修理箇所が少なかったようです。

実際の修理金額は見積もりの半額以下となりました

修理金額は¥42,049と見積もりの半額以下で済みました! 思ったより安いです。つまり、あまり修理する箇所はなかったようですね。
土曜日には修理完了となったZ 9が納品されました。ただNikonの場合(他メーカーもそうらしい)、修理代金は代金引換で現金払いのみなんですよ。せめてカード払いできて欲しいですね。

修理箇所は

  • 背面カバー部組(傷の付いたマグネシウム外装)…¥8,118
  • 銅箔テープ…¥36(2点)
  • 視度調整ノブカバー…¥162

プラス交換工賃(関連系統の点検と調整、動作点検)、¥28,710に消費税と送料でした。
マグネシウム外装、もっと部品代も高いと思っていたら、1万円しないのですね。私、仕事でマグネシウム部品を扱っていて、それらはもっと単価が高い(最も特注品というのもありますが…)ので、さすが量産品は部品代が安いな、と思った次第。

この金額なら、現行品ならちゃんと修理したほうがいいと思いました。

きれいな姿で帰ってきました。
それにしても、落としたのに外装修理だけで済んだのが良かったです。ファインダや液晶が割れなかったのも幸いですし、イメージセンサがズレてしまうこともない(手ぶれ補正内蔵なので、強いショックでセンサがズレてしまう不具合は、わりとSONYなんかではあるみたいなので)のも良かった。
ここはフラッグシップ機の面目を保った感じでしょうか。

今回、人生で2回目のカメラ落下でしたが、いずれもNikonで、撮影の致命傷にならずに済んだのが幸いでした。SmallRigのL字プレートを装着していたのも、ショックの分散に繋がったかもしれません。
ほんと、落下には気をつけないとですね。機材が高価なだけに。そして使わなかったけど、サブボディとしてZ 8も持って行っていたので、本当に万が一のときでも撮影は継続可能。別にプロではないので、撮れなくても食いっぱぐれないけど、時間をかけて行った遠征先で撮れないと悲しいですからね。

【魚津酒造】帆波 純米吟醸 無濾過原酒 秋田酒こまち

いつもの酒屋さんが今月のイチオシということで売り出していたお酒です。

【魚津酒造】帆波 純米吟醸 無濾過原酒 秋田酒こまち

自宅用としては初めて購入した「帆波」、シンプルなラベルです。富山県の酒造、魚津酒造のお酒。
「北洋」ブランドが定常販売品のようですが、「帆波」は特約店限定品、無濾過原酒にこだわったブランドとして売出中のようです。

【魚津酒造】帆波 純米吟醸 無濾過原酒 秋田酒こまち

酒米は秋田県産の秋田酒こまち、ラベルにはありませんが、酵母は協会9号とのこと。原酒ですが、アルコール度数はわずかに低めな15度です。
このブランドでは火入れ酒もあるようですが、こちらは生酒となっています。

わずかにプチプチする酵母が生きた生酒

開栓すると、わずかにガス感あり。上立ち香は上品な吟醸香です。
口に含むと・・・透き通った甘み、少し甘みの薄い洋梨系。その後に酸味、苦味が来ますが、全体としてスーッと透き通った味わい。水だ(笑
そして飲み進めていくと…、おや、味わいが変化しつつある。甘みは膨らみ、酸味も膨らんできたぞ。透き通った味わいから少し広がりと米の旨味、芳醇さも出てきました。
アタックは弱め、がつんとは来ないです。後味も爽やかにスーッと引く印象。食中酒に最適です。

全体としてきれいな味わいな上に、わりと温度により味の変化も大きいかも。一升瓶で買って正解でした。味わいの変化を楽しめそう。
酒屋イチオシだけあって、今後の展開も期待できそうなブランドです。スパークリングもあるようなので、今度出会ったら買ってみたいですね。