Carrozzeria DEH-P099
DEH-P099
2006年5月作成
MDデッキ→CDデッキへ改装
ドマーニの頃から愛用していたカロッツェリアのMDデッキMEH-P5000。DSPも何もない素のデッキですが、それが気に入っていて5年ほど使ってきました。割と壊れやすいイメージがMDにはあったんですが、幸いにも5年間故障なく動いてきました。
ただこの5年でずいぶん状況は変わっていて、まずMD自体の衰退。これはCD-Rの普及とMP3などの圧縮オーディオの普及でしょうね。メインで使いのはCDチェンジャーになってしまいました。次に外部アンプの導入。元々プリアウトもリア用のP5000では、調整などに限界が出てきました。なのでデッキを思い切って交換することにしました。
カロッツェリアのCDチェンジャーがあるので、デッキも必然的にカロッツェリアとなります。当初は安いわりに機能豊富なP070を考えたのですが、店で聴いてあまりの音の悪さに対象から外しました。外観の安っぽさもマイナスポイントです。外部のパワーアンプはあるので、デッキはアンプ内臓でなくともよく、中古でDEH-P01やP01Uも検討しました。ただ、これ単体ではタイムアライメントなど調整できない(デジタルプロセッサが必要)で、値が貼るのと使いこなせないので却下。やや古いけど上級オーディオへの入門機といわれるP099に決めました。
P099はアンプ内蔵デッキですが、簡易ネットワークモードを搭載し、外部アンプでサブウーファー、ミッド、ツィーターを別アンプで駆動できるようになっています。パワーアンプも2台あるし、スピーカーもV07なんで、その真価を発揮するにはぴったりですね。
お約束ですが、このコンテンツの内容に関する一切の責任は負えませんので、作業の参考にされる場合はあくまでも自己責任で行ってください。
今回は、今までのパッシブネットワークを撤去、それに伴いスピーカーケーブルは以前のが使えなくなるので、新たに配線しなおしました。デッキ側からのプリ出力が、ロー、ミッド、ハイの3系統になるため、新たに2系等分のピンケーブルを設置しました。
作業開始!
では、早速作業開始です。
インプレッション
リアスピーカーをウーファー扱いとし、フロントミッドとツィーターを鳴らします。この後は各ユニットにどの音域を担当させるか、クロスオーバー周波数の設定、減衰量の設定、位相の設定をします。当初はミッドとツィーターを5kHzでクロスさせましたが、しっくり来ない。いろいろやって今はミッドハイを5kHzで、ツィーターを6.3kHzでクロスさせてます。設定は今も追い込み中で、まだ固定ではないですね。リアのウーファーは100Hz以下を担当します。ミッドは今回スピーカー配線引きなおしと同時に、インナーバッフルボードも交換しました。(スピーカーのページ参照)
以上の状態でのインプレです。
上にも書いたけど、デッキ以外は、スピーカーもパワーアンプも基本的にはそのままです。なのにここまで違うの!? ってくらい変わりました。今まではパッシブでいろいろ調整してきたんですが、限界だったようで。デッキひとつでここまで変わるとは思いませんでした。これは正直びっくり。
まだネットワークの調整が完璧ではないのですが、出る音は明らかにワンランク上です。同時に、ソースの良し悪しが明確にわかるようになりました。デッキ換えただけなんですけどね。
現状、ネットワークの追い込み中で、タイムアライメントもちゃんと調整してません。ネットワークとタイムアライメントの調整は泥沼って言いますが、まさに泥沼に浸かっている感じです(笑)
いろいろいじれるのでいじりがいがありますね。CDの音質ですが、内臓とチェンジャーでは、やはりチェンジャーのほうが若干落ちます。それとチューナーの音が非常にいいです。携帯みたいに電波の強度も表示されます。デジタルプロセシングチューナーと言うことで、ノイズもうまく押さえられています。カセットデッキでデジタルNRを出していたパイオニアだけあり、そのあたりのノウハウが生かされているようですね。
調整が済んだら(済むのか?)、改めてインプレを追加します。