海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」
2008年8月撮影
2008年8月、広島県呉の「てつのくじら館」を見学してきました。
日本では初めてとなる自衛隊潜水艦の艦内展示を行っており、まだまだ艦齢の若い潜水艦だけに、興味深いものがあります。
ゆうしお型潜水艦「あきしお」は1986年の就役、2004年退役と、わずか18年間の生涯です。
多くの国は高価な潜水艦は30年前後運用し、国によっては半世紀以上前の艦が現役の中、法律により定数16隻と定められたわが国の潜水艦は、技術保持の点から毎年1隻建造されているため、練習艦などに転換されたとしても20年内には退役せざるを得ません。
2007年度末までは同型艦が在籍してました。世界的にもこのようにまだ古くない潜水艦の展示は、きわめて珍しいといえるでしょう。
本級は自衛隊の潜水艦では初めて水中発射型対艦ミサイル「ハープーンUSM」を搭載し、曳航アレイソナー(TASS)も後日装備された。各所のデジタル化が進み、NS80高張力鋼の採用で安全潜行深度が増したといわれている。
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Camera:Nikon
D300
Lens:AF-S Nikkor ED 18-70mm f3.5-4.5G
退役潜水艦「あきしお」(SS-579)諸元
就役…1986年3月5日 退役…2004年3月3日
全長…76.0m 幅…9.9m 吃水…10.4m 基準排水量…2250t
主機…ディーゼル2基 電動機1基 1軸 ディーゼルエレクトリック 7200馬力
水中速力…20kt(36km/h)以上
兵装…533mm魚雷発射管6門(72式/80式/89式魚雷・ハープーンUSM)
乗員…75人
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