米海軍空母「キティホーク」
2000年10月、北海道小樽市に、アメリカ海軍キティ・ホークKitty Hawk級空母のネームシップ、キティ・ホークが寄港した際に撮影したものです。これ以前に、既に退役した米海軍空母インディペンデンスが寄港した際は、まるでテーマパークのごとく人々が集まり、話題になったものですが、今回は空母2回目の寄港とあってか、それほどの混雑ではありませんでした。
とはいえ、入場にはずらりと人が並んでいて、乗り込むまでは20分くらいかかったと思います。
この撮影では、この当時新発売のフジカラーSUPERIA800を使っていますが、その粒状感は従来の高感度フィルムのイメージを覆します。比較して400に比べて若干ざらついてるかな、と感じるくらいです。若干コントラストが高い気はするけど。
米海軍空母「キティ・ホーク」(CV-63)諸元
就役…1961年4月29日(2002年5月現在、米海軍で最も古い現役艦艇)
全長…323.5m 幅…82.81m 喫水…10.92m(空荷時) 満載排水量…86000t
主機…蒸気タービン4基 4軸 260000馬力 速力…30kt(55km/h)以上
搭載機…F-14A・Bトムキャット(要撃機) F/A-18Cホーネット(戦闘攻撃機) EA-6Bプラウラー(電子戦機) E-2Cホークアイ(早期警戒機) C-2Aグレイハウンド(輸送機) S-3Bバイキング(対潜哨戒・多目的機) SH-60Fオーシャンホーク(救難・対潜哨戒ヘリ)
搭載機数…75機以上
兵装…シースパロー短SAM8連装発射機 3基 20mmバルカン砲CIWSファランクス 3基 M-50機関銃座 2門
乗員…2800人 医師…4人 牧師…3人 弁護士…2人(←アメリカらしいですね)
手術室…6 ベッド数…65 歯科医師…2人
電話機…約2400 コンピューター…約1500
艦内テレビ…12チャンネル(うち衛星放送8チャンネル)
小樽サティを背後に空母を見た様子。右側には石原裕次郎記念館。 AF35mm (f22AE)
全長320mもある船体は、堂々の風格ですね。 AF35mm (f16AE)
艦橋付近。各種レーダー・通信アンテナがずらりと並んでいます。 70-300mm・300mm付近 (f8AE)
シースパロー短SAM8連装発射機には星条旗が。右側の白いのが20mmCIWSファランクス。 70-300mm・200mm付近 (f8AE)
やっと入れた艦内。格納庫にはスペシャルマーキングのF/A-18戦闘機が。28mmレンズを忘れてきてしまったのが悔やまれます。 AF35mm (f11AE)
機体に簡単に触れるのも米軍ならでわなんでしょうねぇ。艦内はちょっとしたお祭り。 AF35mm (f5.6AE)
現代の航空戦の鍵、電子戦を支援するEA-6Bプラウラー電子戦機。上には増槽がたくさんぶら下がってます。 AF35mm (f4AE)
F-14戦闘機用のエンジンP&W TF30(と思われる)で、これが2基搭載されている。 AF35mm (f4AE)
わかりづらいですが、S-3Bバイキング対潜機です。現在は空中給油や電子戦、果ては爆撃任務まで何でもこなしてます。 AF35mm (f8AE)
入港拒否のため、沖に停泊中の米タイコンデロガ級イージス巡洋艦「ヴィンセンス」。乗員がボートで行き来してます。 70-300mm・300mm端 (f11AE)
F-14戦闘機は、自衛隊の主力F-15戦闘機よりさらに1回り大きく、こんな大型機を艦載機として運用するのは大変でしょうね。 AF35mm (f5.6)
格納庫の機体を甲板に持ち上げるエレベーター部分。明暗差が大きいため、ちょっとわかりにくいですね。 AF35mm (f22AE)
甲板に上がってみました。すっきり晴れてて気持ちがいいです。写真のS-3Bのほっぺたには×印が(^O^) AF35mm (f16AE)
マニアの方々が撮影中です。えっ、おまえもだって?(^-^;) AF35mm (f16AE)
ここまでの撮影データ: ニコンF90Xs AiAF Nikkor35mm f2D SIGMA APO70-300mm
f4-5.6D フジカラー SUPERIA800