Carrozzeria HDD楽ナビ AVIC-HRV002

Carrozzeria HDD楽ナビ AVIC-HRV002 

2008年6月作成 7月加筆


オンダッシュナビに買い替え

5年近く使用してきたパナソニックのストラーダ、インダッシュモニタが正常に開かなくなることが多く、そろそろ買い替えを検討していたとき、某カー用品店の閉店セールでかなり値切れたので思わず買ってしまいました。
以前から狙っていたHDD楽ナビです。HDD化し、DVDドライブも付いていてそこそこのお値段、あえて高価なサイバーナビである必要もないので(内臓アンプもいらないし)、まさに理想の1台。
本機はTVチューナレスモデルで、あとから別売りの地デジ・ワンセグ・アナログチューナーの追加が可能です。TVははっきり言って見ないので必要なし。そのうちワンセグケータイ入れたらそれをつなげるようVTRコードは準備してあります。
モニタ取り付け位置もずいぶん自由度があり、懸念していた前方視界遮ると言うこともなく、かなり快適です。
ディスプレイのハーネスは外に出すのはスマートではないので、パネルに穴を開けてそこに通しています。なぜかCF4の運転席とエンジンルームをふさいでいたグロメットが出てきたので、それで穴をふさいでいます。
GPSアンテナもスマートに、パネルの中に設置しています。プラスチック1枚挟んでもきちんとGPSは受信できます。
VICS用のアンテナは、ストラーダ時代の日立モバイル製のフィルムレスアンテナをそのまま流用し、きちんとVICSは受信可能でした。

 オールカロッツェリアになりましたよヽ(´ー`)ノ


インプレッション

●ナビとしての使い勝手
従来のDVDストラーダと比較して、まず画面は圧倒的に見やすいですね。ストラーダDV250Dは当初6.5型の画面を想定した地図だったため、製品段階で7型となった画面では解像度が足りませんでしたが、さすがに本機はそういうことはありません。
ただ、ナビとしての使いやすさはストラーダに軍配が上がります。
例えばコンビニ→近い順から検索、と言ったことがストラーダでは簡単にできて便利だったのですが、楽ナビは一部の検索方法でしかできません。
ジャンルリストも少なく、キーワード検索も説明書を読まなくても比較的簡単に分かりやすいのはストラーダです。このあたり、上位のサイバーナビと差をつけているのかもしれませんが、ちょっと残念です。
ただ、HDDナビだけあって、検索は非常に速く、リルートも一瞬なのは良いですね。DVDナビだとどうしても読み込みに時間がかかりました。
地図の精度やルート検索の賢さは楽ナビのほうが良い感じですね。


●スマートループ
本機の目玉であるスマートループですが、走行履歴と走行速度データ(プローブ情報)を発信したり、渋滞データを読み込めるようです。
このあたりは、遠出して都市部に行ったときに改めて評価してみましょう。地方都市で使う分には必要性は感じません。
ただし、スマートループを最大限に活用するためには、別売りのVICSビーコンユニットが必要です。というのも説明書には

 VICS用ビーコンユニットを接続しているときは、ビーコンおよびFM多重放送、オンデマンドVICSやスマートループの渋滞情報が考慮されます。
 VICS用ビーコンユニットが接続されていないときは、FM多重放送およびオンデマンドVICS、スマートループによる規制情報のみが考慮されます。

となっていまして、VICSビーコンユニットがないとスマートループの意味がないわけで…。パイオニアさんも商売上手だね、なんて思ったり。
と言うわけでオークションで購入。現時点で最新のVICSビーコンユニットはND-B6ですが、カロッツェリアのサイトによれば、ND-B4以降であれば対応するようです。
一番安いという理由でND-B4を落札しました。一応新品未使用品です。

左からFM VICS、ビーコン情報、スマートループ情報取得時の時刻表示。
スマートループは携帯からプロバイダ経由で取得します。
ナビにプロバイダの番号やID、パスワードを入れるところが時代を感じますね。
VICSビーコンユニットND-B4。
現時点で最新のND-B6と比較してややサイズが大きめ。
性能的には変わらないようです。
これを付ける事で、街中を走行中も情報を拾うとナビに図形情報が表示されます。

ちなみに、携帯との接続は別売りケーブルですが、携帯をマスストレージモードで接続することでUSBメモリと同様に携帯を使うことができます。後述するNAVI*STUDIOで編集したデータを携帯に入れれば、別途USBメモリアダプタとUSBメモリは必要ありません。
通信モードでつなげれば、スマートループなどの通信が行えます。ただ接続は結構面倒で、なぜかコードを抜くかエンジンを切ると携帯の電源もOFFになってしまいます。
ちょっと高いですがBluetoothアダプタもあり、最近のBluetooth対応携帯であれば、それを活用しない手はありません。


●NAVI*STUDIO

  NAVI*STUDIOのHPはこちら 

サイバーナビのものよりは簡易なものとなりますが、MapFan.netと連携して、ネットのMapFanで設定した地点をナビデータとして保存し、CD-RかUSBメモリで楽ナビにデータを送ることができます。
あらかじめ分かっている場所であれば、この機能を使うとナビ上で検索する必要がないので楽ですよ。とくに私みたいに特定ジャンルの写真を撮るために移動したい場合など、PC上で調べてから行けるので便利です。
ただし、MapFan.netは有料サービスで、年2000円以上かかるのが難点です。無料期間が終わっても登録はしないでしょうねぇ。ちょっと高すぎます。Google Mapより精度も劣るし。
またアルバム画像、スタートアップが増の編集登録が可能ですが、スタートアップ画面をこのソフトで編集すると、画像縮小時の処理が悪くギザギザな画像になってしまいます。あらかじめ画像ソフトで480*324に編集したほうがマシです。なぜパネル解像度よりはるかに低い画像しか扱えないのか、理解に苦しみます。

スタートアップはストラーダから引き続きコレ


●DVDビデオ再生・DivX再生
普段はナビ機能よりAV機能を良く使います。ストラーダのときもDVDビデオとMP3再生ができるため買ったようなものです。
DVD再生はストラーダよりも大幅に画質がアップしています。ストラーダではややぼやけた解像度を生かしていないような絵でしたが、本機はハイライトがやや白飛びする以外、ナビとしては良好な再生画質だと思います。また音質もよく、ストラーダではなぜか音割れしていたピーク時の音ももちろん問題ありません。音の良いDVDを再生すると良さがわかります。


●ミュージックサーバー (HDDオーディオ)
今回一番欲しかった機能です。圧縮音声にはなりますが、どのような形式で保存しているのかは分かりませんが悪くない音質だと思います。
目下、手持ちのCDをコピー中です。あえてCDを持ち出すまでもないソースであれば十分ですね。


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