ACCORD Euro R (CL7)
納車翌日(2004/10)
2004年11月作成
STORY
CF4アコードSiRの3回目の車検が迫ってきました。10万キロを超えたものの、Tベルトは交換済みで、そんなにかからないかなぁとは考えていたのですが。タイヤを見ました。溝がありません(泣) 去年買ったタイヤはすでにスリップサインが…。車検前に交換しなくてはなりません。さらにスタッドレスも溝が少ない。結構出費がかさむ事がわかりました。その他、無限サスに交換した時に指摘された、リアのトー調整部分の固着によるアライメントの狂い…。これも修理は数万と言われ、ハンドルも取られるわけじゃないので放置していました。
車は至って快調だったのですが、こうなると買い替えも視野に入れなくてはなぁと。そんな時、ちょうどインテがマイナーチェンジを受けたのでディーラーに行ってみたのですが…
試乗車がない!!
これでは話にならないので、カタログだけもらったのですが、後でセールスマンから電話があり、「お客さんの車を借りて試乗していただけますがどうでしょう?」 ってな感じで話が進んで、引くに引けず試乗することに。
30歳くらいの感じのよいオーナーさんの車を借りて運転させてもらいました。これがすごいんです! パワーが! なんといっても驚いたのがトルクの太さです。従来、ホンダのエンジンはよく回るけど低速トルクが細い、と言われました。特に2000cc以下のエンジンではその傾向があって、CF4アコードのF20Bも例外ではありません。ATなのに渋滞とかなかなか大変なんですね。ところがインテのK20Aエンジンは、トルクの塊で、同じ2000ccでもF20Bとはまったく別物のトルクです。市販NAの2000ccではトップクラスのトルクといってもいいですね。MTが久々で慣れなかったけど、昔のホンダよりつなぎやすかったです。
さて試乗も終わり、見積もりを取ってもらうと… うーん、ちょっと新車じゃ厳しいなぁって値段でした。社会人3年目の自分にはちとつらいなぁ。
しかし、10万キロを超えて下取りが付かないと思われていたCFアコードSiRにそこそこの下取り価格が付くことがわかり、一気に買い替えモードとなりました。
返事は保留してその日は帰りました。
しかしながら、こうして見積もりとローンのシミュレーションをしてみると、新車は無理にしても、1,2年落ちの中古なら買えることが判明。そうなるとインテのみならず、ユーロRやレガシィなんかも選択肢に入ってきます。どんどん車を買う妄想が頭の中でふくらみ、結局止められなくなりました(汗)
選択肢は以下の通りでした。
まずレガシィB4ですが、現行ターボはまだ中古では非常に高価。しかもあのターボのトルクの出方は嫌いなので却下。2.0Rはフラットトルクのよいエンジンでベストだが、メーターが自発光式じゃなく、装備が省かれているのが難(その後、自発光式も選択可能に)。インテはあんまり中古で買いたくないから却下。こうして結局またアコードに落ち着きました。
アコードでもユーロRはレカロにモモステが標準装備、アルミペダルなど、後からいじらなくても最初からついててよい。欠点は社外オーディオやナビが入れづらいってこと。純正オーディオが外せないのが難点。しかし、付かないわけではないので、これは何とかなる。
さてネットでユーロRを検索。すると新車のインテよりは手頃な価格で買えそう。山梨県内にはなかったので、東京(正確には1件は千葉)の2店舗に的を絞りました。
1店目。ディーラー系ではない、個人の店です。16年式のユーロR、走行3000km。プレミアムサウンドシステム付。年式、走行距離からは考えられない安さ。聞くと、フロアが水没して内装全交換したらしい(汗) エンジンチェックランプが点いてるし。試乗して特に変なところはないが、ちょっと不安。ディーラー系じゃないし。
2店目。ホンダオートテラス。こちらは2年落ち。つまり現行の初期生産型となる。車番も若い(1000台目以下) ディーラー車だったらしい。ちょっと傷が多いが、すべて板金するとの事。走行距離は9000km。セールスマンに説得され、結局これを購入することに。やはり1店目の車はちょっと不安がありました。CFの下取りもそこそこの値が付きました。これがなかったら買い替えはなかったと思います。話では、CFアコードのSiRはATながらスポーツグレードなので、中古では結構人気があるとか。ATスポーツの需要は結構多いようです。
特徴
納車は東京のディーラまでとりに行くのもしんどいので、勤務先まで乗ってきてもらいました。はるばる遠くまでご苦労様です。引き取られていくCFの最後の姿を見届けました。次のオーナーの下でもがんばってもらいたいものです。
さて、スペックなどはホンダのページに書いてますので、ここでは自分のインプレッションを。
良い点は
ちょっといただけない部分
CFよりさらに売れていないとの噂もあるCL/CM系アコードですが、車としての作りを見ると、CFのシャシーを熟成させて完成度を上げている感じです。最大の不満は純正オーディオが外せない事ですが、すばらしいエンジンと足回り、静寂性と剛性の向上など、このクラスではレガシィにも負けていないと思います。
燃費ですが、カタログ値11.8km/L(10・15モード)と、CF4のSiRと同じ値です。世代が新しいものの、高出力エンジンゆえ、燃費向上は相殺されているようです。このため実燃費もほぼ同じと考えていいでしょう。実際、通勤と週末の外出に使う限り、ほぼカタログ値の11km/L前後です。ただ、MTなので長距離走行ではCFより燃費がいい傾向です。この辺はもう少し乗ってみて判断したいと思います。