不具合情報

2005年10月作成  2006年3月更新

CL/CM系アコードもデビューから3年、うちのもそうですが、初期ロット車両はそろそろ1回目の車検を迎える時期です。同時に一般保障も切れます(特別保障は5年)。保障はホンダ系ディーラーでまもる君という保障延長プランに入ると延ばせますが、どうせなら車検のときにでも不具合は直しておきたいもの。自分のユーロRは初期ロットだけに、そこそこの不具合はあります。これまでの不具合をまとめておきました。


注意:この記事を読んで、アコードって不具合が多いのかなぁとは思わないでください。工業製品、特に車はかならず何らかの不具合はあります。ホンダ車に限らずトヨタだろうがメルセデスだろうが同じです。


2速ギアシンクロ
元ディーラー試乗車だったうちのCL7ユーロRですが、購入後から2速ギアの入りが渋くなっていました。季節が秋から冬へと気温が下がってくるにつれ、どんどん入りが悪くなっていき、最終的にはミッションが温まるまで、ダブルクラッチしないと2速が入らないってことも多くなって来ました。一応、購入した東京のディーラーにも相談したのですが、MTF交換で様子見ましょうということで、交換後は結構マシになったものの、根本的な解決には至らず。ダブルクラッチでごまかしていたんですが、さすがにこれでは乗りづらいため、地元ディーラーに入庫。するとあっさり「2速シンクロ交換しましょう」と言うことになりました。さすがにミッションを降ろさなければならないため、1週間ほど入庫することに。工場長も作業が大変だったよーとぼやいてました。さすがに交換後はちゃんとシフトが入るようになりましたが、どうもうちのミッションは若干渋い気がします。これは恐らく個体差で、自分の車ははずれだったのかも (雑誌記事や他のオーナーはギアがスコスコ入って気持ちいいって書いてますから)
ホンダ車は、どうもシンクロが弱いようで、もちろん改善はされているけど、これは先代CF4やCL1でも同様の話は出ていました。気になる方は早めに直したほうがいいでしょう。
またMTFもまめに交換したほうがよさそうです。パワーのあるLSD付きのFF車は、ミッションへの負担が大きいためか、交換後はずいぶんシフトフィールが違います。少なくとも1万キロ毎に交換したほうがよさそうです。幸い、MTF交換はディーラーで3千円かからない程度です。(と思ったら移転先のディーラーは4千円オーバー。工賃高すぎ) ホンダのMTFは粘度がやわらかめなので、普通に乗る分には純正MTFをお勧めします。社外品は一般的に粘度が固く、ホンダミッションに適さないそうです。社外のLSDへ交換してサーキット走る、というのでなければ、純正が一番よいですよ。


クラッチマスターシリンダー
ここも先代からわりとメジャーなトラブルらしいです。クラッチメダルを踏むと、キュッキュギシギシと異音が出るというもの。うちのも最初はキュッキュという音が出てたんで、シリンダーにグリスを注してそのときは良かったんですが、1ヵ月後にはギューだのギシギシだの派手な音が出るようになりました。さすがにこれは不快だったのでディーラーにいってみると、これもあっさり「マスターシリンダー交換させていただきます」となりました。部品は取り寄せになりますが(1週間くらい)、交換は3時間ほどで終了。交換後はもちろん音はなく至って快適です。気になっている方は早めに交換してもらうことをお勧めします。
このシリンダーにMTFとは別にクラッチオイルってのが使われているのを初めて知りました。MTFほどではないにしろ、力がかかる部分ですから、車検ごとに交換したほうがよさげです。


走行中のエンスト
現在調査中の不具合です。運悪くこの症状が、こともあろうに首都高のど真ん中で発生してしまい、JAFにドナドナされてしまいました。さすがにあせりましたよ。
詳しくは日記を見ていただくとして、以前から停車直前にクラッチを踏んだのにもかかわらず、ストンと回転が落ちてそのままエンスト、ってことが何度かありました。元々軽量なフライホイールが入ったユーロRだけに、こんなもんかなぁとは思っていましたが、エンスト後のエンジン始動は問題なく出来たので、特に不具合とは気づきませんでした。しかし、今回首都高で突然のエンスト、以降オイルランプが点灯して、セルは回れどエンジンかからずという非常事態に陥り、これは危険だなぁと判断し、調査を開始しました。日記に書いたとおり、インジェクション(燃料ポンプ?)のヒューズが飛んで燃料が供給されなくなったためにエンジンがかからなくなったわけですが、CL系のページをいろいろ調べてみると、今回ヒューズが飛んだ燃料ポンプの設計不良の疑いが強くなってきました。初期型のCL系に付いている燃料ポンプのみに起こる不具合で、車台番号1008711以降のアコードは、燃料ポンプが改良されていて不具合は起きないそうです。
ディーラーにこの件について相談し、電流を測ってもらいました。イグニッションON時5A、エンジン始動時6Aでした。ヒューズ容量は15Aなので問題ないということになります。
ただ、症状が発生したときは長距離走行だったので長距離走行、かつ渋滞に巻き込まれていたため、燃料ポンプに負荷がかかっていた可能性は大です。燃料ポンプの燃料供給ファンが想定外に膨張し、ファンが回らなくなることでモーターに負荷がかかり、過電流でヒューズが切れる、と言う線が濃厚です。
これについては燃料ポンプを交換してもらうことになりました。既に結構多くの事例が挙がってるだけに、リコールないし改善をしてもらいたいものです。

追加情報:2006年3月付けで、上記不具合に対するアコードへのリコールが発表されました。Webでの情報そのままです。



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