無限・5アジャスタブルサスペンション
無限サスペンション
2003年7月作成
ストリート用サスペンションの最高峰
無限の5アジャスタブルサスペンションです。ずっとインチアップしたいと思っていて、それにはまず車高を落とさないと… とは思っていたものの、さすがにサスとなるとそれなりに費用がかかってくるので、なかなか踏み切れずにいました。中古パーツ屋で、RS☆Rのダウンサスを買ったものの、純正ショックとの組み合わせではすぐショックが抜けるようで、カヤバのショック、NEW
SRスペシャルと組み合わせようと思ってたら、トルネオ乗りの零さんという方が既に実践されていて、しかもその時のダウン量が7cm…というのを知って二の足を踏んでいました。
個人的に純正サスも嫌いではなく、純正としてはなかなかいいサスだと思います。でもやっぱりコーナリングでよれる感じがするのと、若干抜け気味なのかふわふわする感じがあったのと、タイヤハウスの隙間が許せない(笑)とは思っていました。ただ車高を落とすと、冬会社に通えない可能性がある（山奥なので）ので、落とすのもどうかと…と葛藤。
そんなこんなで、車高調がいいよなぁと検討し始めました。これなら冬は上げて、夏は下げるという使い方できるし。候補に挙がったのが…
えっと思うかもしれませんが、この時点では無限は視野に入れてませんでした。というのも、無限は車高調整ができないタイプで、なおかつ高いからです。個人的に車高調が欲しかったので、上記の3つが比較的手頃な値段で買えそうでした。
TEINのTYPE FLEXは、新開発の遠隔ダンパー調整がオプションでつけられ、面白そう。つけた人の感想も、乗り心地は悪くないとのことで、第1候補です。ただ、ピロアッパーなので異音がするみたいです。TYPE
WAGONは低予算で買えるのが魅力ですが、ワゴン用だけあって、重量の違うセダンではリアがはねるようです。また、全長式車高調整ではないので、車高を変えると、バネのプリロードが変わってしまいます。タナベのS-0も比較的安いのですが、固くてこちらは乗り心地が悪いということ。
つまり、低価格の物だといまいち決めてに欠けるんですねぇ。
そんなこんなで買えずにいたのですが、あるとき、例によってヤフオクを見ていたら、無限サスが出品されていたのです。しかも格安… なのに誰も入札していない。もちろん理由があって、4本1組ではなく、リア2本、フロント1本、それぞれバラバラに出品されていたのです。恐らくフロントの1本は事故かなんかで使えなくなったのだと思います。しかし、3本でも1万数千円…。ちょっと考えて入札です。不足のフロント1本は事故補修部品であるだろうと考えたから。
ちょっと競ったものの、無事3本とも落札。サス自体はきれいで抜けもないようです。
不足のフロント1本はディーラーで発注してもらいました。1本4万5千円でした。装着もディーラで行いました。ショックの減衰量は5段階の柔らかい方から2番目にしています。
インプレ
ディーラーで装着し、まず最初に車を見たときの感想…「低い！」 公称3cmダウンのはずなんですが、どう見ても5cmは落ちてます。車検ギリギリと言った感じです。当然タイヤはネガキャンがついてます。
走ってみての感想は、なにより安定しています。純正サスは抜け気味だったんだなぁってのが解りました。と言うのも、舗装状態がよい路面では、ぴったり地面に接地する感じで、全く揺れないんです。地面と一体化して走っている印象です。また、多少のわだちでは純正よりはゴツゴツしますが、揺れの収束は早いです。しっかりタイヤが接地している感じです。コーナーでもしっかり踏ん張ってくれて、純正の時のように突然ロールし始めるようなことはありません。とにかく安定しています。タイヤの性能が負けているくらいです。（このときはまだ15インチでした） 段差はさすがに純正よりも突き上げが大きく、強化サス的な印象です。大きめの段差ではゴツゴツしますが、ごく一般的は舗装路面では乗り心地も良好で、助手席からの不満もありません。乗り心地とスポーツの両面がうまくバランスしています。やはり高いだけのことはありますね。
さて車高調じゃないだけに、万一会社にたどり着けない（山道なので擦る可能性あり）とどうしようか、と思ったのですが、問題なかったです。冬はどうなるか知りませんが…
車検の9cmは確保していると思うのですが、一般走行時も気をつければ擦ることはなさそう。ただ、急な坂道の出入り口は要注意。スピード出していると擦ります。2度ほどフロント下を擦ってしまいました。まあ車高落としている以上仕方ないです。車輪止めも要注意ですし。
そんなわけで、このサスキットはオススメです。高いだけあります。下手な車高調よりいいんじゃないかな。車高調はいらないって人にはいい選択だと思います。欠点としては、高価なのにもかかわらずオーバーホールができないって点でしょうね。