Nikon COOLPIX5400

Nikon COOLPIX5400 Zoom Nikkor ED 5.8-24mm f2.8-4.6 


2005年2月作成 2008年1月更新

本格デジカメに更新

時は2005年1月…。COOLPIX2500を2年強使用してきましたが、画質はそこそこ良いのですが、コンパクトデジカメゆえマニュアル操作できる部分がほとんどないのが不満でした。そんな中、ぶらりと寄ったカメラのキタムラで、またしても掘り出し物発見。型落ちデジカメの展示機だったやつが安く売られてました。いくつかあったけど、その中で目に入ったのが、パナソニックのFZ10とニコンのCOOLPIX5400でした。今年は友人の結婚式もあるし、そろそろ2Mピクセルでは物足りなさも感じてたので、購入を決意。さてどっちにするか…

FZ10 vs COOLPIX5400

さて両者の特徴ですが、共通点はマニュアルモードを備えた本格派のデジカメである事、それぞれこだわりのレンズ(ライカ・EDニッコール)を装備、外部ストロボが使用可能なところです。FZ10は、パナソニックの特徴でもある手振れ補正機能が付いており、10倍望遠ズームレンズと共に威力を発揮します。COOLPIX5400は広角側が35mm版換算で28mmという、デジカメでは広角寄りで、色収差を抑えるEDレンズを使用しています。また、同社の一眼レフ用ストロボによるTTL調光が可能です。かなり悩みましたが、FZ10の4Mピクセルに対しCOLLPIXは5Mピクセルである事、スナップには望遠より広角が欲しかった事、FZ10はレンズが出っ張っていて鞄への収まりが悪そう、といった理由で、結局COOLPIX5400に落ち着きました。でも手振れ防止も捨てがたかったなぁ。うむむ…

ニコンのスピードライト(ストロボ)SB-28との組合せ。
COOLPIX5400はi-TTL非対応なので、従来のニコン一眼レフストロボでスタンダードなTTL調光が可能。
ストロボワークの幅が広がります。
COOLPIX5400の内臓ストロボは光量が不足気味なので、外部ストロボは重宝します。
液晶は1.5型と小さめ。最近はコンパクトデジカメも大型液晶を搭載しているのでちょっと不満。
でも写真のように角度が自在に変えられるので使い勝手は良好。
パソコン上で見るよりも若干明るめに表示されるので、露出調整は要注意です。
1.5型液晶。5点AF(マニュアル選択モード)で使ってます。
マニュアル操作できる部分が多く、なかなか楽しませてくれます。
画面はもうちょっと大きいほうがいいなぁ。
ブツ撮りの様子。外部ストロボは重宝します。
ただしSB-28はオートズームや絞り、ISO感度は連動しないのが難点。
2008年になって格安で手に入れたケンコーのワイドコンバーターLHG-065。
レンズよりE5400取り付け用アダプタのほうが高かったり(笑
周辺が流れるのとケラレがあるけど、遊び用としては良いかな。
でかいのが難点。


インプレッション

画質は文句なく素晴らしいです。偽色もほとんどなく、ノイズも少なめです。前作E5000よりCCDサイズが小さくなってしまってるようですが、処理エンジンの向上で性能的には上回ってるようです。ただ、レスポンスに関してはCOOLPIX2500より少し良いかな、程度であまり良いとはいえません。速写には向いていないですね。40倍速CFメディアを使っても、カードの性能は生かしきれていないようです。この点はこのクラスではちょっと不満が残るとこです。発色はあっさり目で、レタッチ向きの絵作りです。
なお、当初はRAWモードには対応していませんでしたが、ファームウェアのver1.4でRAWモードに対応できるようになりました。非圧縮のTIFFよりもデータ使用量が少ない上に、RAWモードならではの12bit記録と露出、ホワイトバランスなどの調整が撮影後PC上で行えます。

作例はMモードBulbで3分開けた写真です。
ちょっと露出オーバー気味ですが、星なんかも撮れてるのがわかります。
奥に富士山が写ってますね。
ISO50で固定、ノイズリダクションONです。
長時間露光ながら、偽色もほとんどなくノイズも少なめです。
星の撮影にもチャレンジしたいです。


AFですが、5点AFで使い勝手は良好ですが、肝心の合焦がちょっと暗いと合わなくて困ります。かといってMFモードでも液晶が小さいため、焦点が合ってるのか合ってないのかわかりづらいのです。こんな感じなので、動きものの撮影にはあまり向いてないです。反面、スナップは広角寄りのレンズと相まってなかなか良い感じです。特に室内撮影では28mmは重宝します。

バッテリーはEN-EL1で、形状は市販の2CR5と同じです。したがって2CR5も使えますが、これは1つ800〜1000円もします。素直に予備のバッテリーを買ったほうが良いですね。バッテリーの持ちもあまり良くないので、予備バッテリーは必須アイテムでしょう。

そんなわけでマニュアルでいろいろいじれるのでなかなか楽しいですね。反面、ごついボディのため携帯性は難ありですが、FZ10よりは小さいのとレンズが沈胴式なので、なんとか鞄に入ります。
しかしながら、デジタル一眼レフもだいぶ安くなってきました。既に10万円を切ってますからね。次は多分デジタル一眼レフを導入すると思います。最低でも10Mピクセルは欲しいところですね。 やっとこさD300導入しました。


以下2008年1月加筆

何だかんだで3年以上使っていますが、これに変わる機種が見当たりません。ニコンでいえばP50は28mmから使えますが、レンズの性能がいまいち、全体的には惜しいなぁというカメラです。E5400の後継としてはちょっと足りないですね。P5100が28mmからの広角レンズであれば買いなんですけど。
リコーのGX100は24mmから使えるという点ではマニアックでいい機種なんです。ただ予算的にチト高いのが難点。
高画素時代でコンデジも10Mピクセル越えとなりましたが、画素に見合うレンズ性能を持っていない機種も見られ、高感度も設定は可能となったけどノイズが多いなど、数値競争で失ったものも多いですね。E5400はEDレンズ使用と1/1.8CCDと5Mピクセルのバランスのよさで今も使いやすい機種です。ああ、まともな後継機が出ないかなぁ…



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